田舎のおじいちゃん家へ遊びに行った幼少百君が裏山でバンと名乗る仮面の青年に出会う話。杜の中で偶然聴いたバンの歌に興味を持ち、その内バン自身に惹かれていく。最後の終わりは原作通りで。
田舎のおじいちゃん家へ遊びに行った幼少百君が裏山でバンと名乗る仮面の青年に出会う話。杜の中で偶然聴いたバンの歌に興味を持ち、その内バン自身に惹かれていく。最後の終わりは原作通りで。
shindanmaker.com/587150
特別になりたいと思う事、甘える事、嫉妬する事、ズルくなる事、愛おしいと思う事、まだまだガキだったオレにそれらを教えてくれたのはバンさんだった。
「百君はズルいなぁ」
困った様に、でも、しょうがないなと眉を下げるバンさんににこりと笑いかける。
「バンさんの所為なんですからね!」
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特別になりたいと思う事、甘える事、嫉妬する事、ズルくなる事、愛おしいと思う事、まだまだガキだったオレにそれらを教えてくれたのはバンさんだった。
「百君はズルいなぁ」
困った様に、でも、しょうがないなと眉を下げるバンさんににこりと笑いかける。
「バンさんの所為なんですからね!」
手帳を閉じようとした時、はらりと落ちた栞を慌てて拾い上げる。
栞に飾られているのはチョコレートコスモス。栞に鼻を近づけると未だわずかにチョコレートの香りがする。
五年前のバレンタイン、その瞳の様に赤く熟れた顔で一輪の花を差し出してきたあの子を思い出し、胸に宿る愛しさに小さく笑った。
お題:百万 /記憶 /愛しい/チョコレート
手帳を閉じようとした時、はらりと落ちた栞を慌てて拾い上げる。
栞に飾られているのはチョコレートコスモス。栞に鼻を近づけると未だわずかにチョコレートの香りがする。
五年前のバレンタイン、その瞳の様に赤く熟れた顔で一輪の花を差し出してきたあの子を思い出し、胸に宿る愛しさに小さく笑った。
お題:百万 /記憶 /愛しい/チョコレート
「ずっと一番の親友だ」
そう言って、額の傷跡にキスを1つ「憧れなんです。今も、昔も」
そう言って、伏せた瞼にキスを1つ
「「愛してる」」
そう言って、無防備な唇に触れるキスを1つ2つ
口付けるごとに君への思いが伝わるように
百と千が代わる代わる万さんへキスをしていくだけの7話+αの短編集
ネタはフランツの『接吻』作中:キスの格言から
いいねの数だけ出す予定のない同人誌考えるタグで書いたもの
「ずっと一番の親友だ」
そう言って、額の傷跡にキスを1つ「憧れなんです。今も、昔も」
そう言って、伏せた瞼にキスを1つ
「「愛してる」」
そう言って、無防備な唇に触れるキスを1つ2つ
口付けるごとに君への思いが伝わるように
百と千が代わる代わる万さんへキスをしていくだけの7話+αの短編集
ネタはフランツの『接吻』作中:キスの格言から
いいねの数だけ出す予定のない同人誌考えるタグで書いたもの
普段は電話なんか気付かず寝てる癖に、こんな時だけ分かったように電話に出て、その癖、どうしたとも、何があったとも聞かず、寝ぼけた千の甘い声で語られる何気ない日常の話に、切るタイミングを逃して、だんだんと張り詰めていたものが溶けていく。
気がつけば寝息を立てていて、深い眠りに落ちた彼は電話越しの『おやすみ、愛してるよ』と語りかける優しい声を知らないんだ。
普段は電話なんか気付かず寝てる癖に、こんな時だけ分かったように電話に出て、その癖、どうしたとも、何があったとも聞かず、寝ぼけた千の甘い声で語られる何気ない日常の話に、切るタイミングを逃して、だんだんと張り詰めていたものが溶けていく。
気がつけば寝息を立てていて、深い眠りに落ちた彼は電話越しの『おやすみ、愛してるよ』と語りかける優しい声を知らないんだ。
👔「好きだって言ったら殴る♡」
❄️「愛してるよ♡」
👔「こいつ」
👔「好きだって言ったら殴る♡」
❄️「愛してるよ♡」
👔「こいつ」
百は早々に脱落するんだけど、千と万お互い顔色変えずに『愛してるよ』と言い続ける。中々決着が付かないので、おかりんの入知恵でライブ顔で「愛してるよ♡」ってファンサした途端、万が顔面を覆って倒れるから色々解せない千のユキバン
因みに、「ファンサはズルいだろ…」って万のクレームに「分かります!!!」ってやってる百は万の「百くん、愛してるぜ☆」で一戦目敗退してる
百は早々に脱落するんだけど、千と万お互い顔色変えずに『愛してるよ』と言い続ける。中々決着が付かないので、おかりんの入知恵でライブ顔で「愛してるよ♡」ってファンサした途端、万が顔面を覆って倒れるから色々解せない千のユキバン
因みに、「ファンサはズルいだろ…」って万のクレームに「分かります!!!」ってやってる百は万の「百くん、愛してるぜ☆」で一戦目敗退してる
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好き。愛してる。お前だけだよ。離れないで。ずっとそばに居て。2人だけで生きていこう。ふわふわとした頭で2人思い付くままに言葉を重ねる。「酔ってる?」「お前こそ」
「そうかもしれない」酔って酔わして、前も後ろも、嘘も本当も分からない程、酔っ払いの戯言なのだと誤魔化さないと言えない言葉。
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好き。愛してる。お前だけだよ。離れないで。ずっとそばに居て。2人だけで生きていこう。ふわふわとした頭で2人思い付くままに言葉を重ねる。「酔ってる?」「お前こそ」
「そうかもしれない」酔って酔わして、前も後ろも、嘘も本当も分からない程、酔っ払いの戯言なのだと誤魔化さないと言えない言葉。
愛してると伝えたら相手の顔がぐしゃりと歪んだ。泣きそうな顔だった。失う、とぼんやり思う。どうしてだろう、どうして幸せになれないんだろうなあ。なにを間違えたのだろう。
shindanmaker.com/585979
愛してると伝えたら相手の顔がぐしゃりと歪んだ。泣きそうな顔だった。失う、とぼんやり思う。どうしてだろう、どうして幸せになれないんだろうなあ。なにを間違えたのだろう。
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愛してると伝えたら相手は消えそうな声で何か呟いた。聞き取れず、なに、と聞くと、なんでもないと笑っていう。聞きたくなかった、は、こっちの台詞だと思いながらそっかと笑った。
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愛してると伝えたら相手は消えそうな声で何か呟いた。聞き取れず、なに、と聞くと、なんでもないと笑っていう。聞きたくなかった、は、こっちの台詞だと思いながらそっかと笑った。
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愛してると伝えたら相手は馬鹿じゃないのと言って笑った。信じてないの、と聞けばなんで信じると思ったの、と返ってくる。だから百回言ったら信じるかと問うたら、千回なら信じてあげると言われた。
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愛してると伝えた。身を焦がすような想いを何度もした事、今もしている事。とにかく想いの丈を全て話した。相手は涙を流して微笑んで、ありがとうと、そう言った。
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愛してると伝えたら相手は幸せそうに笑って小さく頷いた。その仕草がなんとも可愛くてまた愛してると言う。照れた顔はやはり頷き、自分もだと小さな声で答えてくれた。
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愛してると伝えたら相手は幸せそうに笑って小さく頷いた。その仕草がなんとも可愛くてまた愛してると言う。照れた顔はやはり頷き、自分もだと小さな声で答えてくれた。
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愛してると伝えたら相手は興味深そうにこちらを見やった。あまりにもその眼が輝いているのでたじろぐと、からりと笑われる。臆病者が勇気を出したと声は言った。嬉しそうな声だった。
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愛してると伝えたら相手は興味深そうにこちらを見やった。あまりにもその眼が輝いているのでたじろぐと、からりと笑われる。臆病者が勇気を出したと声は言った。嬉しそうな声だった。
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愛してると伝えたら相手は気まずそうな顔をした。どうして言ってしまったんだろうとすぐに後悔する。それでも伝えたかったと言えるほど強くないのに。
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愛してると伝えたら相手の顔がぐしゃりと歪んだ。泣きそうな顔だった。失う、とぼんやり思う。どうしてだろう、どうして幸せになれないんだろうなあ。なにを間違えたのだろう。
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愛してると伝えたら、相手は似合わないと言って笑った。そんなの充分わかっていると言い返せば楽しそうに笑う声。でも嬉しいよとはにかむ笑顔がそう言った。
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愛してると伝えたら、相手は似合わないと言って笑った。そんなの充分わかっていると言い返せば楽しそうに笑う声。でも嬉しいよとはにかむ笑顔がそう言った。
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t.co/m6T9xNFUOC
大掃除でもするかと開けた収納棚の奥、隠すように押し込まれたダンボールが目に入る。
中に入ってるものは知っている。
手作りのCD、ピックに楽譜、チューナー、メトロノーム、今の俺には必要のないはずのもの。
まるで俺の未練のように何時迄も捨てられないガラクタの山を俺はまた棚の奥に押しやった。
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大掃除でもするかと開けた収納棚の奥、隠すように押し込まれたダンボールが目に入る。
中に入ってるものは知っている。
手作りのCD、ピックに楽譜、チューナー、メトロノーム、今の俺には必要のないはずのもの。
まるで俺の未練のように何時迄も捨てられないガラクタの山を俺はまた棚の奥に押しやった。
shindanmaker.com/375517
「好きだよ」
そう言うと千はたっぷり1分程惚けた顔を晒した後、その白い肌を首まで赤く染め上げた。
「万!?今好きって」
慌てる千に気づかれない様小さく笑う。
貢物も色仕掛けにも顔色一つ変えない千が、俺の言葉一つでこんなにも表情を変えるのが内心気分がいいなんて、絶対本人には教えてやらないけれど。
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「好きだよ」
そう言うと千はたっぷり1分程惚けた顔を晒した後、その白い肌を首まで赤く染め上げた。
「万!?今好きって」
慌てる千に気づかれない様小さく笑う。
貢物も色仕掛けにも顔色一つ変えない千が、俺の言葉一つでこんなにも表情を変えるのが内心気分がいいなんて、絶対本人には教えてやらないけれど。
愛してると伝えたら相手はひどく困惑した顔になった。果たしてそれはどちらの意味を持つのだろうと考えあぐねていると、相手の頬がじわりと赤に染まるのに気づいて胸が高鳴った。
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愛してると伝えたら相手はひどく困惑した顔になった。果たしてそれはどちらの意味を持つのだろうと考えあぐねていると、相手の頬がじわりと赤に染まるのに気づいて胸が高鳴った。
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