危ういところのある方だなぁと思っていたけど、ここまでぶっ壊れちゃうとはなぁ。

マイナー領域に発生しがちなスノビズムや権威主義を破壊し、都市と田舎の格差をも解消しようとする意欲が、メジャーなポップカルチャーにこそ賭けようとする態度のなかにはあった。たぶん。
しかしいま現在、ポップカルチャー表現を圧倒的に凌駕するスピードで、ビッグテックのウェブサービスが世界のあらゆる領域を破壊・均一化し、そしてそのことから利益を得ている。

ゼロ年代に一部で称揚された、メジャーなポップカルチャーこそを評価する＝マイナー領域に引きこもるのではなく、領域横断的な可能性にこそ賭ける、という態度の行き着く果てがここだった、とも言える。

たくさんの人に認められた人間だけが救われるような世界、イヤなんだよな。

痛くはないです！