成人済み腐 高確率で主人公と推しが右
妄想日常なんでも好き勝手に呟いています
よく呟くもの:シャンフロ、メギド、エムマス
夫人は転校手続きのための書類をビリビリに破り捨てた。風に舞う白い紙吹雪は、2人の道が別たれたことを示す桜の花びらのようであった。
さよなら。君の声を、抱いて歩いて行く。軽音部が練習でもしているのだろう。微かに聴こえるスピッツの楓が、涙を流し続ける夫人に優しく寄り添っていた……。
夫人は転校手続きのための書類をビリビリに破り捨てた。風に舞う白い紙吹雪は、2人の道が別たれたことを示す桜の花びらのようであった。
さよなら。君の声を、抱いて歩いて行く。軽音部が練習でもしているのだろう。微かに聴こえるスピッツの楓が、涙を流し続ける夫人に優しく寄り添っていた……。
「『お前が言ってくれたように、俺もお前のことを最高のキャッチャーだと思っている。俺のバッテリーが、お前でよかった』……ッ、き、桐ッ……!!」
手紙を抱きしめて夫人は泣いた。本音をいえば、そんなこと知るかと後を追いかけたかった。しかし、それは『イップスのせいで諦めることになったが、後にも先にも俺のバッテリーはお前だけ。お前以外とは決して野球をしない』と言ってくれた(※言ってない)桐くんの気持ちを裏切ることになる。
「『お前が言ってくれたように、俺もお前のことを最高のキャッチャーだと思っている。俺のバッテリーが、お前でよかった』……ッ、き、桐ッ……!!」
手紙を抱きしめて夫人は泣いた。本音をいえば、そんなこと知るかと後を追いかけたかった。しかし、それは『イップスのせいで諦めることになったが、後にも先にも俺のバッテリーはお前だけ。お前以外とは決して野球をしない』と言ってくれた(※言ってない)桐くんの気持ちを裏切ることになる。
いくら諭しても聞く耳をもたない夫人に対して、もう強引な手段を取って諦めてもらうしかないと夫人に黙って転校を決める。勝手に離れた桐くんに怒った夫人は、当然転校先を調べあげて追いかけようとしたけど、放課後、教室の机の中から夫人に宛てられた桐くんからの手紙を見つける。
いくら諭しても聞く耳をもたない夫人に対して、もう強引な手段を取って諦めてもらうしかないと夫人に黙って転校を決める。勝手に離れた桐くんに怒った夫人は、当然転校先を調べあげて追いかけようとしたけど、放課後、教室の机の中から夫人に宛てられた桐くんからの手紙を見つける。