ぼくらが出発しようとした時、道のはるか下からアセチレン・ランプをともした男たちが叫びながらのぼって来た。
――「見るまえに跳べ」、『大江健三郎全小説１』（341）

・アセチレン・ランプ

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新しいセーターは金色とチョコレート色で、胸の真ん中のあたり、ちょうどぼくの心臓の上に、濃い苔色の緑で岩面画の霊の頭が編み込まれていた。
—―『喜びの秘密』（164）

・岩面画［がんめんが］
岩面画とは、自然の岩面に描かれた絵、モチーフ、あるいは模様です。英語でRock Art（ロック・アート）、フランス語ではl'art rupestre（ラール・ルペストル）と言います。

ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%...

彼は第一番目の箱を開き、褐色の肩掛けを引っ張り出した。「何かね、ミンクかい」
「いいえ、ハドソン湾の黒テンですの」

・黒テン
fur-hermitage.jp/test/materia...

ウジェニーは薔薇色のタフタの裏をつけた麦藁帽子をかぶりに行った。
—―『ウジェニー・グランデ』（57-58頁）

・タフタ
trimpark-shimada.com/blog/taffeta/

グランデ夫人はひからびていて、やせこけていて、木瓜の実のように黄色くて、気のきかない、動作のにぶい女であった。
—―『ウジェニー・グランデ』（25頁）

・木瓜［ぼけ］
www.uekipedia.jp/%E8%90%BD%E8...

その次の土曜日、ヴィヨン先生は、タップクーが、修道院の梁桁ウマ――連中は、まだおぼこの牝馬をこう呼んでいたのだ――にまたがって、サン＝リゲール村にお布施を集めにでかけ、午後の二時ごろには戻るらしいという報告を受けたのだ。――『第四の書』（158頁）

・梁桁［はりげた］
www.yaneyasan.net/blog/51718.h...
・おぼこ
1. 世間知らず 2. 生娘