松岡禎丞さんの声を聴くと腰くだけになります
その時々で好きなものを騒ぎ倒します
とっくに成人済み
家族と縁が薄い伊之助とアオイにとって『嘴平家の味』は胸がほわほわではち切れそうになるくらい甘美な言葉だった。
「というわけで、よろしくお願いしますね、旦那さま」
「おっ?おう!よろしく頼むぜ、俺のかみさん」
この日、食べ過ぎた伊アオ夫妻は初夜はお預けでした
家族と縁が薄い伊之助とアオイにとって『嘴平家の味』は胸がほわほわではち切れそうになるくらい甘美な言葉だった。
「というわけで、よろしくお願いしますね、旦那さま」
「おっ?おう!よろしく頼むぜ、俺のかみさん」
この日、食べ過ぎた伊アオ夫妻は初夜はお預けでした
「美味しい!」
「だろっ!!」
次の天ぷらを頬張りながら伊之助がニカッと笑う
「伊之助さん、私、天ぷらだけでなく煮物も汁物も漬物も美味しく作れるよう頑張ります。そして『嘴平家の味』を創っていきたいです」
「美味しい!」
「だろっ!!」
次の天ぷらを頬張りながら伊之助がニカッと笑う
「伊之助さん、私、天ぷらだけでなく煮物も汁物も漬物も美味しく作れるよう頑張ります。そして『嘴平家の味』を創っていきたいです」
噛みしめる毎にババアの顔とアオイの笑顔が浮かんできて胸がほわほわする
「ほらっアオイも食ってみろよ」
差し出された天ぷらを
噛みしめる毎にババアの顔とアオイの笑顔が浮かんできて胸がほわほわする
「ほらっアオイも食ってみろよ」
差し出された天ぷらを
「だから私、あの天ぷらの味を受け継ぎたくて。もちろんお婆さまの天ぷらには足元にも及びませんけど」
「だから私、あの天ぷらの味を受け継ぎたくて。もちろんお婆さまの天ぷらには足元にも及びませんけど」
「うふふ、やっぱりわかっちゃいましたか。実はこれ、藤の花の家紋の家のお婆さまに教えていただいて作ったんですよ」
「ハバアに?」
「はい、伊之助さんにとって天ぷらの原点はあのお婆さまの味だと思うので」
「うふふ、やっぱりわかっちゃいましたか。実はこれ、藤の花の家紋の家のお婆さまに教えていただいて作ったんですよ」
「ハバアに?」
「はい、伊之助さんにとって天ぷらの原点はあのお婆さまの味だと思うので」