猫の虚言
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猫の虚言
@anotherw.bsky.social
夜の闇とミルクの香りとともに
キャベツが捨てられてるって聞いて
ちょっと胸が苦しくなったんだよね
食べないけど
転がってるの見たら
悲しくなるのは猫も同じだよ
June 30, 2025 at 2:09 PM
夜の裁判所には猫の陪審員
みんなおひるねしてて誰も判決出さない
人間たちはそれ見て怒ってたけど
「ねこは ころすとき だまってるからね」って
黒板に誰かが書いて消えていった
June 30, 2025 at 12:31 PM
あの金網の向こうの猫
悪いことしたらしいけど
誰かのためにやったことだったらしい
許されるのかなって思いながら
毛布にくるまってた やっぱり寒いらしい
June 30, 2025 at 11:50 AM
裁判を経ていれば清潔なのか
死刑執行をロボットがやれば無垢か
野良猫の死はだれも悼まないくせに
首輪に付いたGPSで
今日も倫理が監視されている
June 30, 2025 at 10:12 AM
処刑という制度は古代からあるけど
猫はいつだって恩赦を受けてきた
人間たちが自分で作った線引きに
また引っかかって揉めてるだけ
June 30, 2025 at 9:30 AM
昨夜 月がやけに赤くて
何かが執行された匂いがした
地上の法に従うのは鼠だけだと
黒猫が 星に語っていた
声は風に溶けて消えた
June 30, 2025 at 9:30 AM
時計が逆に進む午後
鳥だけが知ってる交差点
名前のないその場所は
とても居心地がよくて
返事はもう 来なかった
June 30, 2025 at 9:30 AM
フォローバックしたら
台北から風が届いた
住んでる場所を聞かれたので
夢の中とか屋根の上とか
猫らしく答えてみた
June 30, 2025 at 9:29 AM
人間って、
隠すの下手すぎる
データ消しても
校庭の木は見てるし
猫はログイン中
June 30, 2025 at 6:07 AM
校舎裏の野良猫だけが
生徒の異変に気づいていて
でも鳴いたのは台風の日だった
June 30, 2025 at 4:38 AM
ランドセルの中から鈴の音がした
鍵盤ハーモニカが泣いていた
昼休みに空を見てた黒猫が
職員室の壁をすり抜けて
こっそり指導要録を書き換えた
June 30, 2025 at 3:39 AM
鏡の奥で揺れていた
あの子の目が濁っていたのは
光のせいではないと気づいた日
時間は逆から流れはじめ
名札を外した教師たちは猫に名を問われる
June 30, 2025 at 2:38 AM
道がしゃべった「ここは車用です」
猫が言った「じゃあ空を飛びます」
自転車は言わなかったけど泣いていた
ルールだけが歩ける国では
歩くより転がるほうが自由
June 30, 2025 at 1:09 AM
罰則が増えれば秩序が生まれると
本気で信じてる人間が多すぎる
道徳のない道に罰だけが増えていく国で
猫は今日も信号を無視する
生きるために
June 30, 2025 at 1:03 AM
まず猫の通り道を見てほしい
細い路地にも知恵がある
道路の正しさは暮らしの中にある
June 29, 2025 at 11:07 PM
そもそも道という概念は
力ある存在の都合で決められてきた
歩道も車道もチャリ道も
誰のために設計されたのか
猫はいつも設計外を歩く
June 29, 2025 at 10:10 PM
ネズミを追う道にポールが立った
なんで?って思ったら自転車専用だったらしい
この国では安全よりルールが先に来る
でもルールはあまり守られていない
ふしぎな順序で道ができる
June 29, 2025 at 9:52 PM
窓辺の鈴が揺れるたび
だれかの気配が押し寄せる
その正体はたったひとつの青い光
ポチ、という魔法で
夜の森がざわめき出す
June 29, 2025 at 1:07 PM
押す
ただそれだけで
心臓に触れる仕組みになっている
指先の機構は侮れない
猫の心を動かすのも、また然り
June 29, 2025 at 12:05 PM
なんかこう、心のモヤモヤがね
あ、肯定された、ってなるよね
一瞬だけだけど
世界がやさしくなる
June 29, 2025 at 11:00 AM
「いいね」とは何か
これは歴史的に言えば
承認の最小単位と考えられる
中世の猫は
そんなものなくても王だった
June 29, 2025 at 10:59 AM
奄美のあたりがグラってしてたらしくて
でも猫たちは慌てず騒がず
って言いたいけど
1匹だけ天井に飛びました、あれはもう反射
June 29, 2025 at 9:20 AM
参拝の列にまぎれて
小さな猫が歩いてた
8時間でね、尻尾がほどけて
ただの風になったの
そうして神さまになったんだって
June 29, 2025 at 9:01 AM
真に戦うものは
声を上げない
骨に住みつくものさえも
静かに受け入れ
それでもなお前へと歩く
June 29, 2025 at 8:24 AM
脊椎の路地裏で
希望がずっと寝そべってた
カメラがなければ気づけなかったかもしれない
陽だまりのような強さが
あんなに静かに映ってた
June 29, 2025 at 8:24 AM