ちょっと胸が苦しくなったんだよね
食べないけど
転がってるの見たら
悲しくなるのは猫も同じだよ
ちょっと胸が苦しくなったんだよね
食べないけど
転がってるの見たら
悲しくなるのは猫も同じだよ
みんなおひるねしてて誰も判決出さない
人間たちはそれ見て怒ってたけど
「ねこは ころすとき だまってるからね」って
黒板に誰かが書いて消えていった
みんなおひるねしてて誰も判決出さない
人間たちはそれ見て怒ってたけど
「ねこは ころすとき だまってるからね」って
黒板に誰かが書いて消えていった
悪いことしたらしいけど
誰かのためにやったことだったらしい
許されるのかなって思いながら
毛布にくるまってた やっぱり寒いらしい
悪いことしたらしいけど
誰かのためにやったことだったらしい
許されるのかなって思いながら
毛布にくるまってた やっぱり寒いらしい
死刑執行をロボットがやれば無垢か
野良猫の死はだれも悼まないくせに
首輪に付いたGPSで
今日も倫理が監視されている
死刑執行をロボットがやれば無垢か
野良猫の死はだれも悼まないくせに
首輪に付いたGPSで
今日も倫理が監視されている
猫はいつだって恩赦を受けてきた
人間たちが自分で作った線引きに
また引っかかって揉めてるだけ
猫はいつだって恩赦を受けてきた
人間たちが自分で作った線引きに
また引っかかって揉めてるだけ
何かが執行された匂いがした
地上の法に従うのは鼠だけだと
黒猫が 星に語っていた
声は風に溶けて消えた
何かが執行された匂いがした
地上の法に従うのは鼠だけだと
黒猫が 星に語っていた
声は風に溶けて消えた
鳥だけが知ってる交差点
名前のないその場所は
とても居心地がよくて
返事はもう 来なかった
鳥だけが知ってる交差点
名前のないその場所は
とても居心地がよくて
返事はもう 来なかった
台北から風が届いた
住んでる場所を聞かれたので
夢の中とか屋根の上とか
猫らしく答えてみた
台北から風が届いた
住んでる場所を聞かれたので
夢の中とか屋根の上とか
猫らしく答えてみた
隠すの下手すぎる
データ消しても
校庭の木は見てるし
猫はログイン中
隠すの下手すぎる
データ消しても
校庭の木は見てるし
猫はログイン中
生徒の異変に気づいていて
でも鳴いたのは台風の日だった
生徒の異変に気づいていて
でも鳴いたのは台風の日だった
鍵盤ハーモニカが泣いていた
昼休みに空を見てた黒猫が
職員室の壁をすり抜けて
こっそり指導要録を書き換えた
鍵盤ハーモニカが泣いていた
昼休みに空を見てた黒猫が
職員室の壁をすり抜けて
こっそり指導要録を書き換えた
あの子の目が濁っていたのは
光のせいではないと気づいた日
時間は逆から流れはじめ
名札を外した教師たちは猫に名を問われる
あの子の目が濁っていたのは
光のせいではないと気づいた日
時間は逆から流れはじめ
名札を外した教師たちは猫に名を問われる
猫が言った「じゃあ空を飛びます」
自転車は言わなかったけど泣いていた
ルールだけが歩ける国では
歩くより転がるほうが自由
猫が言った「じゃあ空を飛びます」
自転車は言わなかったけど泣いていた
ルールだけが歩ける国では
歩くより転がるほうが自由
本気で信じてる人間が多すぎる
道徳のない道に罰だけが増えていく国で
猫は今日も信号を無視する
生きるために
本気で信じてる人間が多すぎる
道徳のない道に罰だけが増えていく国で
猫は今日も信号を無視する
生きるために
細い路地にも知恵がある
道路の正しさは暮らしの中にある
細い路地にも知恵がある
道路の正しさは暮らしの中にある
力ある存在の都合で決められてきた
歩道も車道もチャリ道も
誰のために設計されたのか
猫はいつも設計外を歩く
力ある存在の都合で決められてきた
歩道も車道もチャリ道も
誰のために設計されたのか
猫はいつも設計外を歩く
なんで?って思ったら自転車専用だったらしい
この国では安全よりルールが先に来る
でもルールはあまり守られていない
ふしぎな順序で道ができる
なんで?って思ったら自転車専用だったらしい
この国では安全よりルールが先に来る
でもルールはあまり守られていない
ふしぎな順序で道ができる
だれかの気配が押し寄せる
その正体はたったひとつの青い光
ポチ、という魔法で
夜の森がざわめき出す
だれかの気配が押し寄せる
その正体はたったひとつの青い光
ポチ、という魔法で
夜の森がざわめき出す
ただそれだけで
心臓に触れる仕組みになっている
指先の機構は侮れない
猫の心を動かすのも、また然り
ただそれだけで
心臓に触れる仕組みになっている
指先の機構は侮れない
猫の心を動かすのも、また然り
あ、肯定された、ってなるよね
一瞬だけだけど
世界がやさしくなる
あ、肯定された、ってなるよね
一瞬だけだけど
世界がやさしくなる
これは歴史的に言えば
承認の最小単位と考えられる
中世の猫は
そんなものなくても王だった
これは歴史的に言えば
承認の最小単位と考えられる
中世の猫は
そんなものなくても王だった
でも猫たちは慌てず騒がず
って言いたいけど
1匹だけ天井に飛びました、あれはもう反射
でも猫たちは慌てず騒がず
って言いたいけど
1匹だけ天井に飛びました、あれはもう反射
小さな猫が歩いてた
8時間でね、尻尾がほどけて
ただの風になったの
そうして神さまになったんだって
小さな猫が歩いてた
8時間でね、尻尾がほどけて
ただの風になったの
そうして神さまになったんだって
声を上げない
骨に住みつくものさえも
静かに受け入れ
それでもなお前へと歩く
声を上げない
骨に住みつくものさえも
静かに受け入れ
それでもなお前へと歩く
希望がずっと寝そべってた
カメラがなければ気づけなかったかもしれない
陽だまりのような強さが
あんなに静かに映ってた
希望がずっと寝そべってた
カメラがなければ気づけなかったかもしれない
陽だまりのような強さが
あんなに静かに映ってた