『玉山拓郎 FLOOR』豊田市立美術館
『茶碗』岡山県立博物館
『鴨治晃次』ワタリウム美術館
『舟と人類』国立民族学博物館
『あいち2025』芸術祭各会場
番外編
『田畑あきら子』新潟県立万代島美術館
『DIC川村記念美術館 1990–2025作品、建築、自然』DIC川村記念美術館
『玉山拓郎 FLOOR』豊田市立美術館
『茶碗』岡山県立博物館
『鴨治晃次』ワタリウム美術館
『舟と人類』国立民族学博物館
『あいち2025』芸術祭各会場
番外編
『田畑あきら子』新潟県立万代島美術館
『DIC川村記念美術館 1990–2025作品、建築、自然』DIC川村記念美術館
田畑あきら子展。広告と本を読んでいてもたってもいられなくなり新潟へ。数点しかない油絵は見れば見るほど白が濃くなって、何もかも消すような彼女の筆致に胸が痛んだ。デッサンの消し跡は特に明確で、どう捉えて良いか正直戸惑ったくらい。展覧会の構成がとても良くて、その時代とともに作家の息を感じられるのが本当に嬉しかった。わかりやすくて残酷で、とても良いと思う。
田畑あきら子展。広告と本を読んでいてもたってもいられなくなり新潟へ。数点しかない油絵は見れば見るほど白が濃くなって、何もかも消すような彼女の筆致に胸が痛んだ。デッサンの消し跡は特に明確で、どう捉えて良いか正直戸惑ったくらい。展覧会の構成がとても良くて、その時代とともに作家の息を感じられるのが本当に嬉しかった。わかりやすくて残酷で、とても良いと思う。
作品に身を重ねること、そして自分が浄化されていくような救われていくような気持ちになること。それを感じた素晴らしい作品だった。目を凝らしてもわからないくらいのスピードで糸は動いていく。土塊から静かに砂は露出し、血の涙を見ているようだった。
作品に身を重ねること、そして自分が浄化されていくような救われていくような気持ちになること。それを感じた素晴らしい作品だった。目を凝らしてもわからないくらいのスピードで糸は動いていく。土塊から静かに砂は露出し、血の涙を見ているようだった。
最後に動く楢重と、晩年の錚々たる裸婦一式で心身が裂けそうになった。眩暈がした。昨年芦屋市立美術博物館で観た信濃橋洋画研究所展の記憶も相まって、愛しい思い出となった。
最後に動く楢重と、晩年の錚々たる裸婦一式で心身が裂けそうになった。眩暈がした。昨年芦屋市立美術博物館で観た信濃橋洋画研究所展の記憶も相まって、愛しい思い出となった。