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ほかほか
某所を当然ながらガワだけ。電線鉄塔、ジャンクションが走るまわりの景色とは遠目だとマッチしてなくもない。なんで95mタワー(川●重工)なのかはいまいちわからんが。それから、隣接する住宅地や公園との境界部分が緑道小径になってて、ひっそりながら味はあった
September 17, 2025 at 11:42 AM
メモパッド片手にエアポートに間に合ったヨシ!
September 17, 2025 at 1:12 AM
恋に気を病んだ主人公(中央)が理科の実験で調合をまちがえ爆発させみんな顔面すすだらけとなり友人(下)もぶっ倒れ大惨事に...を一コマで流す陸奥先生がコワい!(「たそがれ時に見つけたの」)
August 25, 2025 at 11:38 AM
「ドラえもん」の連載がスタートしたのと同じ頃、植田実が編集長をつとめていた『都市住宅』(1969年12月号)にはアメコミのスーパーヒーローたちをあしらった表紙画が掲載。これは磯崎新と杉浦康平による、毎回異なるエンサイクロペディアをつくる表紙シリーズ「人間・機械・共生系」の第8回にあたるもので、図版提供と解説は小野耕世が担当。なお同号の特集「古いコミュニティの新しい生活」とは関係なし。イギリスのアーキグラムがマンガを自らの新たな建築像の伝達手段として拝借したのとはやや異なり、独自にデザインされた事典形式によってあらゆるものを情報として操作する手つきに、建築を拡張せんとする意志があらわれている。
July 24, 2025 at 7:30 AM
漫画原作ドラマ「おそるべしっ!!!音無可憐さん」(1998)は周囲から浮いたブリッ子コスプレキャラが主人公のコメディ。その父親は建築士でお堅い現実主義を体現する対照的な属性。だが話中、娘の趣味の影響をうけ設計された天使型のビルの模型が登場したり、主人公が父親の製図版でバレンタインのお菓子の家を設計する場面が出てきたりする。メルヘンな意匠が公共空間に浸透するディズニーランダゼイションの寓話といえばそれまでだが、80年代的な人格をいかに90年代の郊外化が進む現実社会と共存させるかというドラマのテーマに応えた演出とも読める。なお制作クレジットには隈研吾らによるグルッポスペッキオにいた方の会社名が記載
July 19, 2025 at 6:19 AM
漫画のなかの奇妙な家のなかでも、永井豪「キッカイくん」(1969-)の自邸は早い例ではないか。デコンをも思わせるかたちだが、ただ背景要素としてのみ登場するのではなく、(整合性はもちろんとれていないものの)出入口の通行や内部空間もきちんと描かれている。一部のキャラクター造形からも「カリガリ博士」からの影響はありそう。機械化された生活ぶりをギャグとして描く作劇をみると、ジャック・タチの参照も思わせる。劇中、一度破壊され(破壊後の生活は震災や空襲を思わせる)、宇宙船のような形の家に建て替えられたあと、なぜかまた元の姿に戻り、水没で島(ないしは船)のようなものになります。
July 2, 2025 at 11:03 AM
『COMICA1 REPORT』(1978)。地方創作系同人即売会第一回報告書。表2から始まるイベントふりかえり座談会が他会との違いなどを議論していてマニフェスト的な役割も果たしている(わりとコミュニケーション志向なのは近年のメガイベント化への問題意識にも通じる)。発話者をあえて明記せずセリフだけがつづくポリフォニー形式は後のファウスト系の「会話劇」の源泉のひとつといえそう。評論だと次世代との連続性に意識が向かうためかキャラ萌えのほうに位置付けられがちだけど、ちょっと比重は別のとこにあったのではと。
June 13, 2025 at 6:27 PM
平成初期の「24時間戦えますか」でおなじみの栄養ドリンクのCMに出てくる建築模型、『メトロポリス』を下地にしたような、若林広幸、毛綱毅曠、高松伸あたりのデザインに似ているような。何事?
January 22, 2025 at 3:31 AM
マンガにおける建築家の作品の登場例として真っ先に挙げたいのがジョージ秋山『ザ・ムーン』(1972)。巨大ロボをつくった魔魔男爵の自邸として丹下健三の国立代々木競技場(1964)を参照。当時、この建築は主に映画に登場していたのですが(たとえば『日本春歌考』(1967)や『略称・連続射殺魔』(1969)など)、実際のビルディング・タイプとは異なる存在として作品世界のなかに定位させることができるというのは、マンガならでは。作中における男爵の両義牲(富ゆえにロボットをつくれたが、心が汚いので本人はコントロールはできない)もふまえて建築を読解すると味わいが増すかもしれない。なお、物語自体はバッドエンド。
January 2, 2025 at 11:22 AM
まちはずれの古書店はお宝がいっぱい
December 28, 2024 at 3:44 AM
ラブコメの定番(?)パターンのひとつに「隣り合う家の二階の窓から男女が会話したり行き交ったりする」というものがあり、代表例としては原秀則「さよなら三角」(1981-)とか、最近のアニメだと「たまこラブストーリー」(2014)なんかがあります(90年代の進研ゼミの漫画にもあった記憶あり)。最近までそのオリジナルは石森章太郎「気ンなる奴ら」(1964-)だと思っていたのですが、もっと前の事例がありました。初出はわからないのですが、岡本一平の『愛の種々相』(1930)に掲載されている「戀文と鰹節」という絵物語(漫画漫文)です。物干し竿を掛け渡し、猫を使ってラブレター(女性→男性)を渡そうとしている。
December 23, 2024 at 2:32 PM
悪魔くんついでに、水木しげる「悪魔くん復活 千年王国」(『週刊少年ジャンプ』1970年)について。万博期間中なので大谷幸夫の「住友童話館」が出てきたり、悪魔くんの父が社長をしている会社のロビーのモデルが丹下健三の「旧東京都庁」(リメイク元の貸本版「悪魔くん」にも登場)だったり、同じく丹下の「静岡新聞東京支社ビル」のシルエットの夜景を描いたりしている。その意図するところは、同年に『週刊少年サンデー』で連載した「コケカキイキイ」の序盤、蝶ネクタイをした建築家にコケカが唐突にビンタをくらわす場面から察することができるだろう。一方で後年には、建築が主役といえる「二笑亭主人」(1996)を発表している。
December 14, 2024 at 3:15 AM
穂積和夫の訃報をニュースで知る。建築系だと『法隆寺』(1980)にはじまる草思社の「日本人はどのように建造物をつくってきたか」シリーズや『日本建築のかたち』(1983)の図解要素も兼ねる俯瞰的なイラストレーションのほか、それ以前に『建築文化』で発表していた数々の風刺画も見逃せない。例えば「日本建築意外史」(1963年6月号)には日本建築史への関心がすでにあらわれているし、1962年頃の目次のカット絵では都市化の問題をよく扱っていた(画像は1962年1月号のもの)。同時期に同誌でも活躍していた真鍋博のシャープかつ不条理な路線とは異なる、ヒューマンな風味でもって都市をわらう。おくやみもうしあげます
December 7, 2024 at 11:11 PM
コールハースの鈍器本『S,M,L,XL』収録の「日本語に学ぶ」と題する来日印象記(ネクサス香椎のプロジェクトについて)には日本のマンガ作品の画像が複数引用されていて(出典元記載なしである点にコロニアルな態度を感じなくもない)、調べたところこのうち2つのコマは『ビッグコミックスペリオール』1990年11月15日号掲載のものと判明。細野不二彦の「愛しのバットマン」(野球マンガ)と田宮幸一・しのはら勉「BOSS」(ラグビーマンガ)。ちなみに同号巻頭をかざる三山のぼる「RAT」(画商をめざす女性の話)の第1話冒頭部には東京ドーム内での巨大なモノリス・アートの展示風景が描かれていて少しビッグネス感がある
December 4, 2024 at 2:52 PM