千路
LightNews LightNews
banner
chir02gs.bsky.social
千路
@chir02gs.bsky.social
16 followers 11 following 740 posts
※DGS・GSのネタバレ有※ / 20↑二次創作同人 / 弟子バロ⚔🍷メイン（左右はどちらでも好き。ほか閲覧は色々） / GS1～6、GK1&2、DGS1&2クリア済 / その他の場所 https://lit.link/chir02　うぇぼ https://wavebox.me/wave/67l1mibc4ij9vo1q/
【無断転載・AI学習禁止 / No reuploading ・ No AI training】
Posts Replies Media Videos
chir02gs.bsky.social
絶対に今日作ろうと！！！決めてました！！！！！！！牛肉の赤ワイン煮！！！！！！！2-5の日無罪おめでとう…👏
牛肉の赤ワイン煮ところん（白検事＆バンジークス）
November 3, 2025 at 10:44 AM
chir02gs.bsky.social
オタクフレンズとヌン茶してきた🥳💓最近逆裁にハマっててぇ………一番沼ったのは大逆転なんですけど……って話したら「逆裁途中までしかやれてなくて大逆転は未プレイだけど、千路さんめちゃくちゃ好きそう」と言われてワロてしまいました
別のオタクフレンズ（こちらは既プレイ）にも私がプレイする前に「絶対大逆の亜双義くん好きだと思うよ」って言い当てられたしそんなに客観的に見ても好きそうなんだな…😉（見事落ちてますが…
ハロウィンの3段アフタヌーンティーの写真。白いおばけモチーフのケーキやかぼちゃ、紫いも系の黄色と紫の色合いのスイーツなどが乗っている
November 2, 2025 at 9:51 AM
chir02gs.bsky.social
ぬりせんせがエックスに上げてたぱぷまがかわいかったのでぱぷまも描いた🎃
かぼちゃのかぶりものを脱いでいるところの亜双義（ぱぷま）
November 1, 2025 at 5:23 AM
chir02gs.bsky.social
はっぴ～はろうぃ～ん！🎃（堂々たる遅刻）
通常服のため伝わりにくいけどうっすら吸血鬼パロ（人間×吸血鬼）な弟子バロです　弟子の血を吸いたくない師と自分の血を吸わせようとする弟子
尖った牙のあるバンジークスと、その口に指を挟んで牙を出させている亜双義（焦るバロと笑う亜双義）の人間×吸血鬼のパラレルの弟子バロです
November 1, 2025 at 5:22 AM
chir02gs.bsky.social
とりあえずノーマルおでんはホットクックくんでつくりました🍢
ホットクックで作ったおでん
October 26, 2025 at 11:29 AM
chir02gs.bsky.social
このレシピでホットクックで作ったピーマンの肉詰めもどき〜☺
twitter.com/gourdantsuma...
ピーマンの肉詰めもどき（肉の上にピーマンが乗ってる）
October 17, 2025 at 11:25 AM
chir02gs.bsky.social
わーいわーい！届いた〜！！クリアファイルのメタリック感メチャ良い……メタリックってやっぱりいいよね……（同人誌オタクの感想）
推理完了クロッキーは被ったので相互さんや相互さんのご友人などでもし欲しい方いらっしゃったらお譲りや交換できますー！
大逆転裁判のくじの景品のメタリッククリアファイル、クロッキー帳（表紙は龍ノ介＆ホームズの推理完了シルエット）
October 17, 2025 at 9:17 AM
chir02gs.bsky.social
ホットクック導入により食卓にカレーが出る頻度が増えたのでかっこいいカレー皿を買ったんですよね😉
風が吹けば桶屋が儲かる（SHARPが大逆裁とコラボしたら食器が売れる）
黒い皿に乗ったカレー
October 15, 2025 at 9:17 AM
chir02gs.bsky.social
本日のホットクックめしはきのこシチュー🤗
きのこシチューwith龍スサころん
October 12, 2025 at 9:48 AM
chir02gs.bsky.social
六宝菜……ではなく八宝菜🥳🎶
2人前の分量で作ったはずなんだけど…美味しすぎて気付いたら皿から消えたな　おかしいな　余ったら明日食べようと思ってたんだけど明日のご飯どうしようカナ、、🧐
八宝菜と龍スサころん
October 6, 2025 at 10:30 AM
chir02gs.bsky.social
ということで鮭とキャベツの白ワイン蒸し、塩味とバターの効いた鮭とキャベツ＆レンコンが想像以上に合って美味しかったーー
鮭とキャベツの白ワイン蒸しwith龍スサころん
October 5, 2025 at 10:05 AM
chir02gs.bsky.social
10月だしハロウィンぽい絵描きたいな…って描き始めたけどこの人たち（主にバ）そもそも最初からハロウィンぽい服やんけ…ってなってるwip（弟子バロ）
吸血鬼風の牙が生えてるバンジークス卿と口の中に指つっこんで牙を見てる亜双義的な絵のラフ
September 30, 2025 at 11:30 PM
chir02gs.bsky.social
ようやく並べられた！壮観！！🥳👏
大逆転裁判2のアクスタセットを棚に並べた写真
September 27, 2025 at 4:42 AM
chir02gs.bsky.social
ちょうどこのチキンと野菜のカレーこの間ホットクックくんで作りましたがガチで美味かったです　また近々作るためにトマトを再び買ってきたところです
チキンと野菜のカレー
September 26, 2025 at 12:44 PM
chir02gs.bsky.social
お誕生日だし折角だからおすすめメニューの中のデザート系つくろ🎶って思ってりんごのコンポート作った　メチャウマ…🍎
りんごのコンポート（ヨーグルト添え）
September 17, 2025 at 10:34 AM
chir02gs.bsky.social
行けてよかった！ほんとこのイラストめちゃかわ🥰
逆転裁判×いらすとやコラボのパネル。「異議あり！」と言う成歩堂と「待った！」と言う御剣のいらすとやタッチのイラスト。
September 14, 2025 at 7:17 AM
chir02gs.bsky.social
ホームズ家おすすめのかぼちゃのポタージュで朝ごはんよ〜🎃
かぼちゃのポタージュ
September 13, 2025 at 11:49 PM
chir02gs.bsky.social
転生現パロ弟子バロ(2/2)
く頭を動かす。衝動的な行動に、バンジークスは自分自身でも少し驚いていた。何か言葉に出来る明確な理由付けがあってしたことではない。だが、言葉にするとするならば。 「……キミを、愛しいと思ったから」 　言葉にするのはどうにも気恥ずかしい。しかしそう伝えれば、これ以上赤くなることはないと思えた亜双義の顔がまた赤さを増した。視線を彷徨わせた亜双義は赤い顔のまま「……まったく、貴方という人は……」などと小さく呟いた後、再び顔を上げてバンジークスを上目遣いで見つめる。彼の真っ直ぐで熱い視線が絡む。――いつだって彼の瞳は情熱を纏っているが、今彼が灯しているそれはただの熱ではないことをバンジークスは解っていた。色を纏ったその炎。今度は亜双義から伸ばされた手が、バンジークスの頬をまるで何か予告するかのようにするりと撫でる。その瞳に、手のひらに、バンジークスは期待する。まるでパブロフの犬のようだった。 「……今日、しますか？」 　内緒話のように普段より少しだけ低い声で亜双義が囁く。バンジークスが小さく睫毛を伏せて、「……、ああ」と返事をすると亜双義は嬉しそうにその目を細めた。 「オレはすぐにでもいいが」 「いや、それは、ちょっと……腹も減っているし、シャワーも浴びたい」 　急に積極的になる亜双義に反比例するように唇をまごつかせるバンジークスに、亜双義はふっと少し呆れたように苦笑した。急に及び腰になって落胆させただろうか、と思ったが、空腹なのも長旅でかいた汗を風呂場で流してからにしたいのもバンジークスの本音だった。バンジークスの一瞬の心配をよそに、亜双義はすぐに気持ちを切り替えたようで当初の明るい表情に戻る。 「まあ、飯は冷めないうちに頂いた方がいいな」 　そう言って、亜双義の手がバンジークスの頬から離れていく。亜双義の温度が離れていくことに、ほんの少しだけ寂しいように思ってしまった自分は随分な贅沢者になってしまったものだと思う。 　バンジークスは漸く靴を脱いで部屋に上がろうとする。と、亜双義が先程バンジークスの頬に触れていた手をこちらに差し出してきた。まるで淑女（レディ）をエスコートする紳士のようなその振る舞いに、バンジークスはぱちりと目を瞬かせる。しかし亜双義がじっとバンジークスを待っているさまを見て、バンジークスは少し躊躇った後にその手に自分の手を重ねた。亜双義は満足げに笑って、バンジークスの手をきゅっと握りこむ。再び亜双義の体温が、今度は手のひらから伝わってくる。亜双義の振る舞いに少し気恥ずかしくなったバンジークスは「そのようなことをしなくても」と言うが、亜双義は意に介した様子はなく、その手も離される気配は無い。亜双義は手を繋いだまま廊下を歩き、その途中でバンジークスをちらりと振り返る。そして亜双義が口を開く。 「オレも、貴方を愛しいと思ったからですよ」 　そうバンジークスを見つめる亜双義の瞳は、このうえないほどに柔らかい色をしている。もしかしたら先程の自分自身も、こんな表情で彼のことを見つめていたのかもしれないと、バンジークスは思うのだった。
September 12, 2025 at 12:23 PM
chir02gs.bsky.social
転生現パロ弟子バロ(1/2)
新刊「アフター・ザ・レイン」と同軸。その後の話ですが未読でもそんなに問題ないと思います。同棲中の2人で、バ卿が出張から帰宅した日の話。
（小説を画像化したもの。以下本文） 　スーツケースを転がしながら大通りを曲がって、緩やかな坂を少し上る。夕暮れの街、綺麗に舗装されたアスファルトの上をガラガラとキャスターを転がす音が小さく響いている。そうしてすぐに見えた綺麗なマンションに、バンジークスはほっと心が解けるような心地になった。数日間の出張を終え、我が家に帰る――ここに住むようになるまでも数え切れないほど経験してきたことだが、今の己はここを自分の〝家〟だと認識しているのだということを改めて実感し、何だかこそばゆくも嬉しいような気持ちになったのだった。 　淡くあたたかい色の明かりで照らされた綺麗なエントランスを通り、エレベーターで目的の階まで上がる。共に暮らしている彼には、帰宅する途中で連絡を入れてある。彼はもう家に居ると言っていた。彼が待つ家に帰るのだ、と思うと自分らしくもなく気持ちが浮ついた。 （……出張で一人のホテルなど、慣れていたはずなのにな） 　それに今更何の感慨も無いはずなのに、この出張の間、仕事を終えて帰ったホテルの無機質さと冷たさに驚いた。これまでも何度か利用したことのあるホテルで、以前はそんなことは全く感じなかったはずなのに、今回はそう感じてしまったのだ。そんな自分にまた驚く。変わったのはホテルではなくて、間違いなく、バンジークスの方だった。 　彼が当たり前みたいに同じ屋根の下にいて、毎日を共に過ごすその日常のあたたかさに、自分自身がすっかりと変えられてしまった。出張中も何度かメッセージアプリで連絡は取っていたが、直接顔を合わせ、言葉を交わし、触れられる距離に勝るものはないのだと知ってしまった。 　――恋に浮かれる、なんて自分にはまったく無縁なものだと、前世からずっとそう思っていたというのに。随分と絆されたものだと改めて思うが、しかし悪い気分では無いのだった。 　目的の階に到着し、エレベーターを出る。自分たちの部屋は一番端の角部屋だ。再びスーツケースを引きながら歩き、そしてドアの前に立つとバンジークスはカバンから鍵を取り出した。以前亜双義に、キサマはよく物をなくすのだからと押しつけられるように貰った大きめのレザーのキーホルダーが揺れている。鍵穴に鍵を刺し、かちゃりと回してドアを開ける。すると既に玄関にはバンジークスを迎えるようにあたたかい色の明かりが灯っていた。彼の心遣いだろうと思うと、バンジークスの心にもあたたかいものが広がっていく。玄関にはバンジークスのものではない、動きやすそうな靴が一揃え置かれていた。 「ただいま」 　そう声をかけながらバンジークスは玄関に入る。それとほとんど同時に廊下の奥にあるリビングの扉が開き、この部屋のもう一人の住人でありバンジークスの恋人――亜双義一真が顔を出した。 「おかえり、バロック！」 　その一言で、彼の姿で、ぱっと部屋の中が一層明るくなったように思えた。芯が強く良く通る声。ぱたぱたと小走りでこちらに駆け寄ってくる彼の表情は明るく上機嫌で、バンジークスを見て目尻を柔らかく緩めている。それを見て、どきりとバンジークスの心臓が鳴った。目の前に彼が居る、それだけでバンジークスの内側に強く嬉しさと愛しさが込み上げてくる。ほんの数日離れていただけだというのに、その事実に新鮮にバンジークスは鼓動を逸らせた。 「出張お疲れ様でした。夕飯もさっき出来たところですよ。それとも先に風呂のほうがいいですか？」 　こちらを見上げてそう微笑む亜双義が眩しくて、愛 おしくて、その気持ちに突き動かされるように自然とバンジークスの体は動いていた。 「？　バロッ――」 　何も言わないバンジークスに亜双義が怪訝な顔になりかけたところで、バンジークスは手を伸ばし彼の背に触れる。そしてそのまま亜双義を包むように柔く抱きしめた。 「……ッ！！！？」 　腕の中で亜双義がぴしりと固まる。しかしバンジークスは、腕の中に感じる彼の温度にじわりと心があたたかくなった。いつも少し高く感じるその体温が、いつしかバンジークスにとってなにより心地良く、そしてまるで誂えられたかのように体に馴染むようになっていた。首筋からわずかに香る彼のにおいに、胸がときめくような高揚と心が解けるような安らぎを同時に感じる。男らしくもあるが決して汗くさくはなく、どこか清涼感のある心地良いにおいだった。 「……っ、おい、あの、バロック」 　普段の堂々たる彼の姿からは想像もできないような慌てた声に、バンジークスはふと我に返る。そうして自分のしたことに急に気恥ずかしくなり、耳が熱くなった。するりと体を離して、彼を解放してやる。きっとこの耳の赤さはすぐにばれてしまうだろうと思ったが、至近距離で再び相対した亜双義は耳どころではなく顔全体が真っ赤になっていて、バンジークスは一瞬自分の羞恥心など忘れてしまった。 「ッ……、どうしたのだ、急に……」 「すまない、……特に何かあったわけではないのだが」 　ここまで動揺し顔を真っ赤にした亜双義が珍しく、そしてとても可愛いと思ってしまった。自分たちの関係性に新たな名前が加わってから、彼の知らなかった顔を見ることばかりだ。それはいつもバンジークスを充足させた。そんな目の前の彼の姿に気を取られそうになりながらも、バンジークスは彼の質問に答えるべ
September 12, 2025 at 12:23 PM
chir02gs.bsky.social
ということで肉じゃが🥔✨隣のきんぴらも龍スサおすすめメニューで作ったやつ☺
肉じゃがときんぴらと龍スサころん
September 12, 2025 at 10:31 AM
chir02gs.bsky.social
前回作ったときは機器登録できる前だったので今日はおすすめボイスからの味噌汁作った　材料ぶちこんでボタン押してぼんやりしてるだけでアツアツほくほくの味噌汁ができる…魔法の箱……？そしてボイス超良い……
ホットクックで作った味噌汁（豆腐、玉ねぎ、しめじ）と龍スサころん
September 10, 2025 at 10:37 AM
chir02gs.bsky.social
君は今日からホットクックくんだよ（ノスケがずっとホットクックくんって呼んでたから）
「ホットクックくん」とホットクックに名前がついたアプリの画面
September 6, 2025 at 11:59 AM
chir02gs.bsky.social
ホットクックくんを満喫している（どっちもホットクックくんで作った）（抜歯直後なので柔いものメニュー）
おじや、鮭入りの味噌汁　with龍スサころん
September 6, 2025 at 9:43 AM
chir02gs.bsky.social
転生現パロ弟子バロ(2/2)
によって知っていた。けれど、それがそう何度も起こるとは限らない。現に、前世のバンジークスはその前の生の記憶はもたなかった。 　寝間着の布越しに亜双義の体温を感じていた。その心地良い温もりに抱かれながら、バンジークスはぽつりと呟く。 「……来世でも、私は、覚えていられるだろうか」 　目の前の彼のことを、過ごした日々を、このあたたかさを。彼が私にくれたものすべてを。 　零れ落ちた言葉にバンジークスは自分でも少し驚いて、しかしそれが自分の中で反響するように染み渡っていく。忘れたくないと思った。目を逸らし続けた想いがこのような形で報われて、かつての未練はなくなったはずなのに、また私は遠い未来でこの記憶を手放すことすら恐れている。随分と強欲になったものだと自分でも思う。 　目の前の亜双義が驚いたように目を丸くした。そんな彼の表情に、バンジークスは慌てて「すまない」と言おうと口を開きかける。変なことを言ってしまった、と反省した。しかしバンジークスが言葉にするよりも早く、亜双義の手がバンジークスの手にそっと重ねられる。その長い指がバンジークスの指に絡んで、小さく握られる。まるであやす ような優しいそれにバンジークスが再び亜双義を見ると、すぐ目の前の亜双義はじっとバンジークスを見つめていた。夜明け前の暗い部屋の中でも、彼の目はいつだって真っ直ぐで眩しく光って見えていた。 「大丈夫だ」 　と、亜双義はバンジークスに言った。 「まあ、保証なんて無いがな。だがもし貴方が忘れてしまっても――仮にオレすらも忘れてしまっても、オレはきっと貴方を見つけるだろうし、何度でも貴方を口説き落としてみせるさ」 　亜双義の言葉に迷いは無かった。そのさまに、もしかしたら彼も既に同じように考えたことがあったのかもしれない、などと自惚れ混じりの考えがバンジークスの頭に過る。彼曰く、どうやら私と彼は似ているらしいから。 「オレは、一度これと決めたものへの執着は強いんです。バロック、貴方はよく知っているでしょう？」 　亜双義が悪戯っぽく微笑む。その表情を、バンジークスはひどく愛おしく思った。気付けばバンジークスもふっと口元を緩めていた。細めた瞳で亜双義を見つめる。 「そうだな」 　バンジークスはそう言って、先程よりももう少しだけ亜双義の方に体を寄せる。彼の温もりや香りをすぐそばに感じることが、胸の高まりと安心をバンジークスにもたらした。 （あたたかいな） 　そうバンジークスはもう一度心の中で呟き、そして目を閉じた。
September 6, 2025 at 1:20 AM
chir02gs.bsky.social
転生現パロ弟子バロ(1/2)
新刊「アフター・ザ・レイン」と同軸の二人です。前世と今世と来世の話。「アフター・ザ・レイン」と「アフター/アフタ・ザ・レイン」の後の時間軸なので、読了後のほうがわかりやすいかなと思います
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 付記に「弟子バロ（転生現パロ）」、「千路（@chir02gs.bsky.social）」と記載されています。 画像情報：generated by 文庫ページメーカー / Photo by PHOTO STOCKER / フォント：源暎ちくご明朝 以下は本文の内容です。 　ふと目が覚めて、肩口にわずかな寒さを感じた。眠るときは気にならなかったのだが、夜中の間に気温が下がっていたらしい。少し前まではこの薄手の毛布でもしっかり被ると暑いくらいだったのに、日本の四季での気候の変化は英国よりも大きいことを改めて実感する。 　あんなに蒸し暑くて仕方の無かった夏は過ぎ去り、気が付けば秋も深まっていた。このままあっという間に冬を迎えるのだろう。時が過ぎるのは早いものだとバンジークスはまだ寝起きでぼんやりとした頭で思う。 　部屋の中は薄暗い。まだ夜中だからか、それとも日が昇るのが段々と遅くなっているせいか、どちらにせよまだ起きるには早い時間であることは確かだった。そのうえ、今日は休日だ。時計を見て時間を確認することもなく、バンジークスは落ちかけていた毛布を肩まで被り直してもう一度夢の世界へと身を委ねようとした。 　と、目の前で眠っていた彼がもぞりと動き、長い睫毛が小さく揺れる。開いた瞼から 漆黒の瞳が覗き、ぱちぱちとその目を瞬かせてからバンジークスの方を見た。 「すまない、起こしてしまっただろうか」 　バンジークスが小さな声でそう言うと、亜双義は「いや」とすぐに否定する。それから亜双義は「朝は少し冷えるな」と言って目尻を穏やかに緩めた。寝起きのせいか、彼の声色は普段より少し甘い。亜双義はいつもバンジークスよりずっと早起きなので、寝起きの彼の姿はバンジークスにとっては貴重だった。もう一度その瞳を瞬かせてからバンジークスを見つめた亜双義は、再び口を開く。 「寒いなら、ベッドの端じゃなくオレの近くに来るのはどうですか」 　そう言って小さく笑い、亜双義はバンジークスを待つようにその腕をこちらに伸ばした。彼の表情の柔らかさに、バンジークスの心臓が小さく音を立てる。こちらが気恥ずかしくなるような甘い誘いだ。しかしバンジークスは、誘われるままにゆっくりと亜双義の方に体を寄せた。大の男が並んで眠っても余裕のある大きなベッドの上で、二人の距離が窮屈なほど近づいていく。近づいてきたバンジークスに満足するように亜双義は口角を上げ、伸ばしたその手でバンジークスの肩に触れた。亜双義の手のひらは、先程まで被っていた薄い毛布よりもずっとあたたかい。亜双義がバンジークスを軽く抱き寄 せる。距離が近づいたことで、触れているところも触れていないところも、亜双義のあたたかな体温を感じていた。 　前世での弟子・亜双義一真と再会し、そしてこうして同じ家に暮らすようになって少し経った。互いのプライベートな時間も尊重したいという思いからそれぞれの個室を持ってはいるが、今日のように同じベッドで眠る日も少なくなかった。それはセックスをするかしないかに関わらずだ。相手の存在や体温を側に感じながら眠りにつくことそのものをバンジークスは、そしてきっと亜双義も、日常の中でのささやかな幸福に感じていた。 　先程よりずっと近い距離で亜双義が満足げに微笑む。薄暗闇の中で見つめたその表情があまりに美しく見えて、バンジークスは目を奪われる。美しい男だと、バンジークスは思う。それは容姿の話もそうだが、彼の中身、真っ直ぐで高潔で、厳しくも芯の部分は優しい魂の在り方そのものをバンジークスは美しいと思っていた。それは前世からずっと、バンジークスにとって掛け替え無く大切にしたいと思うものだった。 　――〝今〟に辿り着くまでに、長い長い月日を経た。前世では自分の中に生まれた感情に向き合うことすら避け、心の奥底の本音を伝え合うことができぬまま生涯を終えた。 　何の運命か、再び生を受けた己は前世の記憶を持っていた。皆が持っていないものをなぜ私は持って生まれてきたのか、そこに意味など本当はないのだろう。けれど、もしかしたら、前世での心残りの強さゆえに未練がましく手放すことが出来なかったのかもしれないと、バンジークスは時折そう思わずにはいられなかった。 　バンジークスは、この前世の記憶があって良かったと思っている。身を切られるような苦しい過去もある。だが、それと天秤にかけてもこの胸の内にあってよかったと思えるような思い出や、出会いや、人の優しさを沢山受け取ってきたと思えるからだ。そして何よりも、彼と過ごした日々が、彼という存在が自分の中に在り続けたことがバンジークスにとっては嬉しかった。手放さずにいることができてよかったと思う。 （……もしも、仮に。前世の私の未練が記憶を手放させなかったのだとしたら） 　彼と再会して、このような関係になって、バンジークスはまた時折考えるようになっていた。 　こんなふうに前世での記憶を引き継ぐことがあると、バンジークスは自分自身の経験
September 6, 2025 at 1:20 AM