#拝啓ネビュラの君へ_LO
#藤至祀
#絵描き
サークル名_化ノ藤はペチュニアと共に
20↑獺シュツァを広めたい。
※セーフ
※ifSS
※逞しい飛乃衣が書きたかった
※強か飛乃衣
※好き
※あれ?集ってなくね?
※セーフ
※ifSS
※逞しい飛乃衣が書きたかった
※強か飛乃衣
※好き
※あれ?集ってなくね?
「やだっ、アンタ!大丈夫かい?もぅ、飲み過ぎだよ。」
生気を失い鼓動を失った男はソファに倒れ込む。アタシはいつもの様に心配した振りで黒服を呼び、休憩用の部屋へ通す様言ってやる。
「あのお客さん…急性アルですかね?一応119呼びます?」
「心配ないよ。暫くすりゃ『自分で歩いて還る』だろ。寝かせておいてやって。」
「はぁ。まぁ女将さんがいいなら…」
「今日は聖夜だからね、さぞ気分が良かったんだろうよ。」
「クリスマスなのにこんな店きてる時点で…」
「お客様の前でおよしよ。早く戻りな。」
「はぁ。」
新人黒服の背中を見ながらまた目を細める。
今夜は何人積めるやら。
「やだっ、アンタ!大丈夫かい?もぅ、飲み過ぎだよ。」
生気を失い鼓動を失った男はソファに倒れ込む。アタシはいつもの様に心配した振りで黒服を呼び、休憩用の部屋へ通す様言ってやる。
「あのお客さん…急性アルですかね?一応119呼びます?」
「心配ないよ。暫くすりゃ『自分で歩いて還る』だろ。寝かせておいてやって。」
「はぁ。まぁ女将さんがいいなら…」
「今日は聖夜だからね、さぞ気分が良かったんだろうよ。」
「クリスマスなのにこんな店きてる時点で…」
「お客様の前でおよしよ。早く戻りな。」
「はぁ。」
新人黒服の背中を見ながらまた目を細める。
今夜は何人積めるやら。
「女将、聖夜に黒と赤とは中々。白の方が余程似合うだろうに。」
「あらやだもう酔ったのかい?ワタシになら何でも似合うだろう?それに…」
ワタシの方からさらに近づき、男の胸に手をついて少し体重を掛けてやる。男はあからさまに溜飲を下げ、視線もワタシの胸元に落ちる。
「この白い肌には黒が一番映えるって…知ってるだろう?」
「な、なんだ誘ってるつもりか?」
「さぁ…どうかねぇ?確かめるかい?」
さらに顔を寄せる。案の定期待に充ちた卑しい男の顔。ワタシが心音を捕え掴んだ心音を無理やり引き寄せると、男の顔は我に返るがもう遅い。ワタシは男の生気を一気に吸い上げる。
「女将、聖夜に黒と赤とは中々。白の方が余程似合うだろうに。」
「あらやだもう酔ったのかい?ワタシになら何でも似合うだろう?それに…」
ワタシの方からさらに近づき、男の胸に手をついて少し体重を掛けてやる。男はあからさまに溜飲を下げ、視線もワタシの胸元に落ちる。
「この白い肌には黒が一番映えるって…知ってるだろう?」
「な、なんだ誘ってるつもりか?」
「さぁ…どうかねぇ?確かめるかい?」
さらに顔を寄せる。案の定期待に充ちた卑しい男の顔。ワタシが心音を捕え掴んだ心音を無理やり引き寄せると、男の顔は我に返るがもう遅い。ワタシは男の生気を一気に吸い上げる。
「さぁ、アンタの可愛い声をワタシに聞かせて、周りに見せつけてやろう。」
「はい…飛乃衣様。」
下の階へと████を連れて行くと、再び客の声と拍手が響く。しかし最早臆すことのない彼女は、その唄声を伸びやかに美しく轟かせる。会場の客は一瞬で引き込まれ、呑まれる。夜の街に似つかわしくない程の静かな響き。
この隙に、影を幾つか解き放ち心の隙を捕らえ置く。そうすればその客はこの店へ通うようになる。何の疑問も持たず、当たり前みたいに。
(今日の大獲物は政治家二人か。防人に繋がっていそうな人間はいない。)
ワタシが影達から情報を汲み上げていると、客の一人が無遠慮にも隣に腰掛けた。
「さぁ、アンタの可愛い声をワタシに聞かせて、周りに見せつけてやろう。」
「はい…飛乃衣様。」
下の階へと████を連れて行くと、再び客の声と拍手が響く。しかし最早臆すことのない彼女は、その唄声を伸びやかに美しく轟かせる。会場の客は一瞬で引き込まれ、呑まれる。夜の街に似つかわしくない程の静かな響き。
この隙に、影を幾つか解き放ち心の隙を捕らえ置く。そうすればその客はこの店へ通うようになる。何の疑問も持たず、当たり前みたいに。
(今日の大獲物は政治家二人か。防人に繋がっていそうな人間はいない。)
ワタシが影達から情報を汲み上げていると、客の一人が無遠慮にも隣に腰掛けた。
彼女はその生まれを怨み、憎み、後悔してきた。だからこそ、人間の『中身の無い営み』が許せないのかもしれない。
「今日の客が、その中身のない営みをしに来てるって?」
「…そんな事、ありはしないって頭ではわかってるんです。ただ…身体が、思い出したみたいに震えが…止まらないんです…あの日々の事」
「じゃあ…今日はワタシの卓で歌おう。店を閉めたら共寝しよう。それなら、多少『今夜の唄に意味がある』と思えないかい?」
頬を赤らめる彼女に優しく微笑んで、軽く額に口付ける。彼女は嬉しそに目を細めてワタシの胸に頭を預けた。何故彼女がこんな事一つでこんなにも変われるのか、本当に解せない。
彼女はその生まれを怨み、憎み、後悔してきた。だからこそ、人間の『中身の無い営み』が許せないのかもしれない。
「今日の客が、その中身のない営みをしに来てるって?」
「…そんな事、ありはしないって頭ではわかってるんです。ただ…身体が、思い出したみたいに震えが…止まらないんです…あの日々の事」
「じゃあ…今日はワタシの卓で歌おう。店を閉めたら共寝しよう。それなら、多少『今夜の唄に意味がある』と思えないかい?」
頬を赤らめる彼女に優しく微笑んで、軽く額に口付ける。彼女は嬉しそに目を細めてワタシの胸に頭を預けた。何故彼女がこんな事一つでこんなにも変われるのか、本当に解せない。
ワタシは頷いて████の控えへと向かった。彼女は部屋窓を見つめて震えていた。
「寒さで震えてるわけじゃないんだろ?」
「飛乃衣様!?ど、どうして…」
「ワタシが此処へ来る理由になら心当たりがあるだろ?まぁ検討は付けて来たんだ。言いなよ、胸の内を。」
後ろから優しく引き寄せれば、彼女は素直に胸に身体を預けて来て、ポツポツと話し始めた。
「飛乃衣様、今日が当世では何の日かご存知ですか?」
「聖夜と言うやつかい?詳しくは無いが、名前くらい知ってるよ?」
「ふふ…。人間はいつもこの時期なると子供を作るんです。だから神無月には生まれが多んですって。ふふ、ふふふ。おっかしい。」
ワタシは頷いて████の控えへと向かった。彼女は部屋窓を見つめて震えていた。
「寒さで震えてるわけじゃないんだろ?」
「飛乃衣様!?ど、どうして…」
「ワタシが此処へ来る理由になら心当たりがあるだろ?まぁ検討は付けて来たんだ。言いなよ、胸の内を。」
後ろから優しく引き寄せれば、彼女は素直に胸に身体を預けて来て、ポツポツと話し始めた。
「飛乃衣様、今日が当世では何の日かご存知ですか?」
「聖夜と言うやつかい?詳しくは無いが、名前くらい知ってるよ?」
「ふふ…。人間はいつもこの時期なると子供を作るんです。だから神無月には生まれが多んですって。ふふ、ふふふ。おっかしい。」
煌びやかな西洋文化に似せたこの店が、ワタシの『戦場砦』だ。この店で金と情報、人脈を操っている。店の最奥、大階段からゆっくり降りて行くと、ワタシに気が付いた客が声を上げ自然と拍手が鳴り響く。
「おぉ!今日もまた一段と綺麗だな女将!」
「来たなぁ女将〜!今夜は何番目に席に着いてくれるんだ?」
「女将!こっちにきて酌してくれぇ!」
ワタシは獲物を品定めする獣の如く目を細め、ひと席ひと席巡っていく。必要な情報と金を引き出す為とは言え、中身の無い会話に付き合うのは中々に思う所がある。
それでも店内を余さず一巡して腰を上げた時、ろくろ首が目配せして上を指した。
煌びやかな西洋文化に似せたこの店が、ワタシの『戦場砦』だ。この店で金と情報、人脈を操っている。店の最奥、大階段からゆっくり降りて行くと、ワタシに気が付いた客が声を上げ自然と拍手が鳴り響く。
「おぉ!今日もまた一段と綺麗だな女将!」
「来たなぁ女将〜!今夜は何番目に席に着いてくれるんだ?」
「女将!こっちにきて酌してくれぇ!」
ワタシは獲物を品定めする獣の如く目を細め、ひと席ひと席巡っていく。必要な情報と金を引き出す為とは言え、中身の無い会話に付き合うのは中々に思う所がある。
それでも店内を余さず一巡して腰を上げた時、ろくろ首が目配せして上を指した。
「飛乃衣様、御目見の時刻となりました。場は整っております。」
「客数はどうだい?」
「はい、想定通り現時点で満席。この後御予約が五件と順調で御座います。」
「女達の様子は?」
「今の所滞り無く。ただ、████様が歌唱を躊躇っておられる様子。調整が必要かと。」
「分かった。お前は先に戻って黒服共の査定に戻りな。」
「此度の査定は何人程?」
「残しは五。後は…皆で分けるからワタシの部屋へ通してから殺しな。魂の回収を忘れるんじゃないよ?」
「承知致しました。」
ワタシは丸窓のネオンに背を向けて今夜も歩き出す。丸窓の戸は独りでに閉じられた。
まるでワタシの退路を絶つ様に。
「飛乃衣様、御目見の時刻となりました。場は整っております。」
「客数はどうだい?」
「はい、想定通り現時点で満席。この後御予約が五件と順調で御座います。」
「女達の様子は?」
「今の所滞り無く。ただ、████様が歌唱を躊躇っておられる様子。調整が必要かと。」
「分かった。お前は先に戻って黒服共の査定に戻りな。」
「此度の査定は何人程?」
「残しは五。後は…皆で分けるからワタシの部屋へ通してから殺しな。魂の回収を忘れるんじゃないよ?」
「承知致しました。」
ワタシは丸窓のネオンに背を向けて今夜も歩き出す。丸窓の戸は独りでに閉じられた。
まるでワタシの退路を絶つ様に。
※全部妄想
※やっつけ文
※すまない
※皆幸せになってくれ
※頼む🙏
※全部妄想
※やっつけ文
※すまない
※皆幸せになってくれ
※頼む🙏
「なんだよ静愛ぇ、結局様子見に来てんじゃねぇか。」
「まだ部屋に通した様子がなかったから、まぁ…念の為と思ってな。様子はどうだ?」
「この、くそ寒い中玄関前で居るぜ?すげぇよなぁ…」
「何がだ?」
「親の愛だよ、愛。娘が心配だってのはそうだが、ここまで車飛ばして来るんだぜ?連絡ついたの昨日の夜だったってのに。で、この寒い中娘が泣き止むのをただ…受け止めて待ってる。こりゃ愛の為せる業だな。」
「…羨ましいのか?」
「そうだな…羨ましい…のかもな。俺も、お袋が生きてる内に…」
「…時間だ。」
「おぉ、サンキューな今回の事。」
「…それは、尊典殿に言うんだな。」
「なんだよ静愛ぇ、結局様子見に来てんじゃねぇか。」
「まだ部屋に通した様子がなかったから、まぁ…念の為と思ってな。様子はどうだ?」
「この、くそ寒い中玄関前で居るぜ?すげぇよなぁ…」
「何がだ?」
「親の愛だよ、愛。娘が心配だってのはそうだが、ここまで車飛ばして来るんだぜ?連絡ついたの昨日の夜だったってのに。で、この寒い中娘が泣き止むのをただ…受け止めて待ってる。こりゃ愛の為せる業だな。」
「…羨ましいのか?」
「そうだな…羨ましい…のかもな。俺も、お袋が生きてる内に…」
「…時間だ。」
「おぉ、サンキューな今回の事。」
「…それは、尊典殿に言うんだな。」
「いいの。いいのよ芽生。あなたが無事に元気でいるならそれで良いのよ。」
お母さんの言葉に、うちはもう泣くしか出来なくなっていた。お父さんもただ黙って、うちの頭や背中を撫でてくれていた。
泣きながら改めて思う。うちが戦ってるのは、二人を悲しませたくないからだ。だから、必ず、また、この二人の元に帰ってくる。そう心に改めて違うのだった。うちが必ず、平和な時間を取り戻してみせるよ。それまではごめん。きっと沢山心配させちゃうし、不安にさせちゃうだろうけど、でもうちはきっと帰ってくるから。だからお父さんとお母さんも無事で居てね。
寒さも忘れて、うちらは暫く抱き合ったままだった。
「いいの。いいのよ芽生。あなたが無事に元気でいるならそれで良いのよ。」
お母さんの言葉に、うちはもう泣くしか出来なくなっていた。お父さんもただ黙って、うちの頭や背中を撫でてくれていた。
泣きながら改めて思う。うちが戦ってるのは、二人を悲しませたくないからだ。だから、必ず、また、この二人の元に帰ってくる。そう心に改めて違うのだった。うちが必ず、平和な時間を取り戻してみせるよ。それまではごめん。きっと沢山心配させちゃうし、不安にさせちゃうだろうけど、でもうちはきっと帰ってくるから。だからお父さんとお母さんも無事で居てね。
寒さも忘れて、うちらは暫く抱き合ったままだった。