航空警察官である主人公は、離婚済みの元パートナーと事故で視力を失った娘が乗るジャンボジェットに同乗するが、ほどなくハイジャック犯によって飛行機は占拠され…
KILL超覚醒と似た限定シチュエーション…KILLと同様に「脚本の都合で家族がたまたま同乗している」のが強引な手段に見えてしまう。おまえに航空会社の社長も乗ってるから結構グダグダ。
しかも今作の主人公は飛行機に乗ってる事や人質がいる事を忘れたみたく独断でテロリストと戦うものだから普通に被害者が出てしまう。犯人を速やかに逃すべきだったのでは…?🤔
航空警察官である主人公は、離婚済みの元パートナーと事故で視力を失った娘が乗るジャンボジェットに同乗するが、ほどなくハイジャック犯によって飛行機は占拠され…
KILL超覚醒と似た限定シチュエーション…KILLと同様に「脚本の都合で家族がたまたま同乗している」のが強引な手段に見えてしまう。おまえに航空会社の社長も乗ってるから結構グダグダ。
しかも今作の主人公は飛行機に乗ってる事や人質がいる事を忘れたみたく独断でテロリストと戦うものだから普通に被害者が出てしまう。犯人を速やかに逃すべきだったのでは…?🤔
同じ高校に通う2人の男女の魂が入れ替わり、そのまま15年の月日を重ねたスコシフシギSF。
静かなトーンでゆったり展開なところは惜しい気もするが、緊張感をドンドン高めていかなくとも興味を持続させる力は十二分に感じられる。
キャッチーな設定でありながら、今作で描かれるのは性同不合/違和の苦しみであり、物語終盤には神(脚本)がもたらした呪いにしか見えなくなる。
芳根京子と髙橋海人、さらには高校生時代を演じた2人の繊細な演技は見事で、何気ない会話演出が上手い監督だなと。
言葉を必要としないラストカットは、これぞ映画の醍醐味!と膝を打った…
同じ高校に通う2人の男女の魂が入れ替わり、そのまま15年の月日を重ねたスコシフシギSF。
静かなトーンでゆったり展開なところは惜しい気もするが、緊張感をドンドン高めていかなくとも興味を持続させる力は十二分に感じられる。
キャッチーな設定でありながら、今作で描かれるのは性同不合/違和の苦しみであり、物語終盤には神(脚本)がもたらした呪いにしか見えなくなる。
芳根京子と髙橋海人、さらには高校生時代を演じた2人の繊細な演技は見事で、何気ない会話演出が上手い監督だなと。
言葉を必要としないラストカットは、これぞ映画の醍醐味!と膝を打った…
インドらしからぬシンプルなプロットと格闘技/体術を強調したアクションが印象的で、特に人体破壊表現はなかなかの踏み込みで感心。
しかし…脚本としては結構アラが目立つ仕上がり。ある意味、不安要素として想定していたのがそのまま露呈していた感じ。
主人公とヒロインとヒロインの家族が同じ列車に同乗する事で起こるドラマはまずまずだけど、対する強盗団側がかなーりテキトーな描き方になっていて見てられない。
親子二世代で現役強盗してるのが嘘っぽい上に変なドラマを生んでて、かなりのノイズでした…
インドらしからぬシンプルなプロットと格闘技/体術を強調したアクションが印象的で、特に人体破壊表現はなかなかの踏み込みで感心。
しかし…脚本としては結構アラが目立つ仕上がり。ある意味、不安要素として想定していたのがそのまま露呈していた感じ。
主人公とヒロインとヒロインの家族が同じ列車に同乗する事で起こるドラマはまずまずだけど、対する強盗団側がかなーりテキトーな描き方になっていて見てられない。
親子二世代で現役強盗してるのが嘘っぽい上に変なドラマを生んでて、かなりのノイズでした…
アクション映画として非常に完成度が高く、予告編や事前情報では予測できなかった激おもろ映画に出会えて感服いたしました。
人間離れした身体能力がゆえの立体的かつダイナミックなアクションシーンが豊富で、なおかつ主人公と脇役の関係性が変化成長ドラマを促進する作劇の技巧にも溢れていて、長い人気シリーズに素晴らしいアレンジを加えていると思う。
プレデターは本質的にホラー映画であるべきとかそういう意見も予想されるが、個人的には最高のアクション映画だった。脚本が良い!
アクション映画として非常に完成度が高く、予告編や事前情報では予測できなかった激おもろ映画に出会えて感服いたしました。
人間離れした身体能力がゆえの立体的かつダイナミックなアクションシーンが豊富で、なおかつ主人公と脇役の関係性が変化成長ドラマを促進する作劇の技巧にも溢れていて、長い人気シリーズに素晴らしいアレンジを加えていると思う。
プレデターは本質的にホラー映画であるべきとかそういう意見も予想されるが、個人的には最高のアクション映画だった。脚本が良い!
主人公・小愛は昼学と夜学で教室を分け合う優秀な進学校に合格するも、夜学である事を恥に感じ、後ろ向き。
しかし自分と同じ机を共有する昼学生徒・敏敏との交流を経て高校生生活を満喫するようになるのだが…
恋愛要素はあれど、今作の本質は社会的格差や台湾社会の発展途上的側面をしっかり描くところにあるのだが、脇役も含めて各キャラクターが自然に生きて存在している。
展開とキャラクター、演技の融合が高レベルで実現しているのでクライマックスも素直に感動できたし、眼球ビチョビチョになりました。小愛と敏敏のキャスティングが的確で、凄く魅力的だった😇
主人公・小愛は昼学と夜学で教室を分け合う優秀な進学校に合格するも、夜学である事を恥に感じ、後ろ向き。
しかし自分と同じ机を共有する昼学生徒・敏敏との交流を経て高校生生活を満喫するようになるのだが…
恋愛要素はあれど、今作の本質は社会的格差や台湾社会の発展途上的側面をしっかり描くところにあるのだが、脇役も含めて各キャラクターが自然に生きて存在している。
展開とキャラクター、演技の融合が高レベルで実現しているのでクライマックスも素直に感動できたし、眼球ビチョビチョになりました。小愛と敏敏のキャスティングが的確で、凄く魅力的だった😇
役者の魅力を存分に味わえるのは、限定的なシチュエーションでバチバチやり合うような構造が功を奏しているのだろう。
しかし爆弾サスペンスならではのデメリットが映画『爆弾』からは払拭できていない。いくつもの爆弾を設置した上で逮捕された"犯人"の意図を、最初から最後まで延々と解説するための映画になっている。
爆弾テロを仕掛ける事で刑事に長々と自論を展開する佐藤は、映画館にやってきた観客に自論を展開する監督と重なるが、その自論/テーマ/テーゼは大部分が小説から引用されたもの。白ける。
終盤は結局「実はこうでした!」の連発で辟易させられた。しつこい。
役者の魅力を存分に味わえるのは、限定的なシチュエーションでバチバチやり合うような構造が功を奏しているのだろう。
しかし爆弾サスペンスならではのデメリットが映画『爆弾』からは払拭できていない。いくつもの爆弾を設置した上で逮捕された"犯人"の意図を、最初から最後まで延々と解説するための映画になっている。
爆弾テロを仕掛ける事で刑事に長々と自論を展開する佐藤は、映画館にやってきた観客に自論を展開する監督と重なるが、その自論/テーマ/テーゼは大部分が小説から引用されたもの。白ける。
終盤は結局「実はこうでした!」の連発で辟易させられた。しつこい。
主人公男性は中高生の頃に親密だった友人への思いに囚われ続けており、人生の節目で彼との記憶を反芻する。
率直に言って映画としては下手だと思うしマルチバース要素で余計に複雑になってるしで、見ていて不快感の方が大きかった。
多様性に対する繊細な表現とスタンスに関しては賞賛したいものの、表現手法としてはモノローグが多すぎるしセリフも多すぎて結構うんざり。アメリカの小説がベースになってるっぽいけどハッキリしなくてそれもモヤる。
クライマックスは好感持てるのに、そこに至る過程が映画的じゃないと思います…
主人公男性は中高生の頃に親密だった友人への思いに囚われ続けており、人生の節目で彼との記憶を反芻する。
率直に言って映画としては下手だと思うしマルチバース要素で余計に複雑になってるしで、見ていて不快感の方が大きかった。
多様性に対する繊細な表現とスタンスに関しては賞賛したいものの、表現手法としてはモノローグが多すぎるしセリフも多すぎて結構うんざり。アメリカの小説がベースになってるっぽいけどハッキリしなくてそれもモヤる。
クライマックスは好感持てるのに、そこに至る過程が映画的じゃないと思います…
ヤクザ/半グレがらみのクライムものとしてトーンが徹底されており、常に緊張感が維持されている。芝居もキャラクターも一定以上のリアリティを保っていて、製作陣の意思疎通が確固たるものであることが伝わってくる。
顔と名前が一致するキャストは2人、しかし脇役の佇まいと演技は映画世界の嘘っぽさを排除する事に成功している。
「そんな甘い判断しますかね?」と言いたくなる展開はいくつか見られるものの、苦くて渋いけど一筋の光が差しこむような邦画として満足できる一本。割とキャリアの長い女性監督が撮ってる…
ヤクザ/半グレがらみのクライムものとしてトーンが徹底されており、常に緊張感が維持されている。芝居もキャラクターも一定以上のリアリティを保っていて、製作陣の意思疎通が確固たるものであることが伝わってくる。
顔と名前が一致するキャストは2人、しかし脇役の佇まいと演技は映画世界の嘘っぽさを排除する事に成功している。
「そんな甘い判断しますかね?」と言いたくなる展開はいくつか見られるものの、苦くて渋いけど一筋の光が差しこむような邦画として満足できる一本。割とキャリアの長い女性監督が撮ってる…
構成の妙とか主人公の強さ表現などは全体的に薄まった感はあるけど、ただのおっさんだと舐めてる奴らが返り討ちにされる…という構造はまだまだ新鮮。
薄まったという意味ではゴア/人体破壊表現も同じくな気がしていて。今作の監督がインドネシアのゴア野郎ティモ・ジャヤントになったと知って期待していた分、若干の肩透かしを食らった感は否めず。
ゴアのためのアクションになっていないだけで、総合的な楽しさはキープ出来ている。ストーリー展開的にはクライマックスも含めて好き。女性を起用したラスボスはインパクトに欠けたかなあ…
構成の妙とか主人公の強さ表現などは全体的に薄まった感はあるけど、ただのおっさんだと舐めてる奴らが返り討ちにされる…という構造はまだまだ新鮮。
薄まったという意味ではゴア/人体破壊表現も同じくな気がしていて。今作の監督がインドネシアのゴア野郎ティモ・ジャヤントになったと知って期待していた分、若干の肩透かしを食らった感は否めず。
ゴアのためのアクションになっていないだけで、総合的な楽しさはキープ出来ている。ストーリー展開的にはクライマックスも含めて好き。女性を起用したラスボスはインパクトに欠けたかなあ…
フランスに近い人種構成と町並みで、緊迫感を着実に加算する巻き込まれ型クライムスリラーが展開されていく。この監督、早々に世界進出するだろうなあ。
個人営業の鍵師がヤクザ者の現金強奪の罪を着せられ、身の潔白を証明する。というより金を取り戻せと脅される。撮り方も上手いしテンポ良く状況が変化する。
アクションもところどころ斬新でセンスが光る。主人公は戦闘スキルを持っている訳ではないが、リアリティのある範囲でキビキビ動く。
終盤に「"ホステル"シチュエーション」になり、主人公は行動を起こすが、彼に出来る事はささやかな抵抗。良い後味🙆
フランスに近い人種構成と町並みで、緊迫感を着実に加算する巻き込まれ型クライムスリラーが展開されていく。この監督、早々に世界進出するだろうなあ。
個人営業の鍵師がヤクザ者の現金強奪の罪を着せられ、身の潔白を証明する。というより金を取り戻せと脅される。撮り方も上手いしテンポ良く状況が変化する。
アクションもところどころ斬新でセンスが光る。主人公は戦闘スキルを持っている訳ではないが、リアリティのある範囲でキビキビ動く。
終盤に「"ホステル"シチュエーション」になり、主人公は行動を起こすが、彼に出来る事はささやかな抵抗。良い後味🙆
国岡、真中、阪元の3人が熱海を堪能していたら浜辺でペットボトルに突き刺さった宝の地図を発見、宝の有無と争奪戦が物語の軸に。
リアリティラインが急にブレて国岡がボケに回、ツッコミがいない点は残念。風呂敷を広げられるだけ広げてみよう、という感じは好みから外れる。結果的に凄いところに到達しているとはいえ。
警殺官はいいアイディアで、ホラー演出からのハードアクションになる流れも好き。アクションデザインも相変わらずのフレッシュさで満足度高い。
埼玉編の方が好きかなー。
国岡、真中、阪元の3人が熱海を堪能していたら浜辺でペットボトルに突き刺さった宝の地図を発見、宝の有無と争奪戦が物語の軸に。
リアリティラインが急にブレて国岡がボケに回、ツッコミがいない点は残念。風呂敷を広げられるだけ広げてみよう、という感じは好みから外れる。結果的に凄いところに到達しているとはいえ。
警殺官はいいアイディアで、ホラー演出からのハードアクションになる流れも好き。アクションデザインも相変わらずのフレッシュさで満足度高い。
埼玉編の方が好きかなー。
マンショントラブル系ホラーはNetflix『84㎡』も記憶に新しいが、怖さ/完成度ともに今作の方が数段上。ひょっとすると今年ナンバーワンホラーかも?
基本はニューロティックホラーで、主人公の感覚が狂っていくような描写が多いが、信用できない証言者も多いし、幽霊の可能性も匂わせるしでどんどん恐怖度が増していく。
クライマックスもオチも稀に見る納得度で、ホラーセンスとサスペンス力の両方を感じさせる上質の作品でした。不慣れな人は相当怖いかも。韓国はホラーも金かかってるなぁ…
マンショントラブル系ホラーはNetflix『84㎡』も記憶に新しいが、怖さ/完成度ともに今作の方が数段上。ひょっとすると今年ナンバーワンホラーかも?
基本はニューロティックホラーで、主人公の感覚が狂っていくような描写が多いが、信用できない証言者も多いし、幽霊の可能性も匂わせるしでどんどん恐怖度が増していく。
クライマックスもオチも稀に見る納得度で、ホラーセンスとサスペンス力の両方を感じさせる上質の作品でした。不慣れな人は相当怖いかも。韓国はホラーも金かかってるなぁ…
太平洋を横断しながらアメリカ本土へ向かって長距離ミサイルが発射される。それにどう対処するか、アメリカ側の20分間を複数の視点で描く。
めちゃくちゃ面白かった…色んな部署で様々な人々が右往左往する姿を、徹底的にシリアスなトーンで見せる。ドキュメンタリー的なタッチもあってリサーチの綿密さが分かる。そこにキャラクターの人間性が加わり、緊張とドラマ性を増す。
個人的にジェイク役のガブリエル・バーンの奮闘に感動。最も若手っぽい彼がアメリカのために最善を尽くす姿には泣かされそうになった…
太平洋を横断しながらアメリカ本土へ向かって長距離ミサイルが発射される。それにどう対処するか、アメリカ側の20分間を複数の視点で描く。
めちゃくちゃ面白かった…色んな部署で様々な人々が右往左往する姿を、徹底的にシリアスなトーンで見せる。ドキュメンタリー的なタッチもあってリサーチの綿密さが分かる。そこにキャラクターの人間性が加わり、緊張とドラマ性を増す。
個人的にジェイク役のガブリエル・バーンの奮闘に感動。最も若手っぽい彼がアメリカのために最善を尽くす姿には泣かされそうになった…
大学を舞台にしたボーイミーツガールが、いつしかファンタジックな要素を含んでいく。展開も自然だし丁度良い心地よさ。
主人公を演じるD.O.は相変わらずのカッコ良さ。幼さや不安定さを感じさせるところは北村匠海を彷彿とさせる。
謎多きヒロイン役のウォン・ジナ、この方が圧倒的なヒロイン感に若干のレトロみを加えた絶妙さで魅力爆発!ビジュアルに反して声が低いところも良すぎる…
オチの付け方も納得感あるし、ピアノ曲の数々にも大満足!
大学を舞台にしたボーイミーツガールが、いつしかファンタジックな要素を含んでいく。展開も自然だし丁度良い心地よさ。
主人公を演じるD.O.は相変わらずのカッコ良さ。幼さや不安定さを感じさせるところは北村匠海を彷彿とさせる。
謎多きヒロイン役のウォン・ジナ、この方が圧倒的なヒロイン感に若干のレトロみを加えた絶妙さで魅力爆発!ビジュアルに反して声が低いところも良すぎる…
オチの付け方も納得感あるし、ピアノ曲の数々にも大満足!
派手な展開もなく、なおかつ無理をしないスローテンポな作劇。見ながらかなり寝ました。
主人公2人が音楽を聴いている様をただただ見つめる時間帯が幾度もあり、早く物語の続きを見せて!というよりは睡眠欲に身を任せようという気持ちが勝った。
『冬のソナタ』監督最新作!と謳っているが、テンポ感はドラマよりもさらに遅く、なおかつ特別な因縁もないために恋愛感情が燃え上がる事もない。
ある種のリアリティは評価できるものの、映画館でこの作品を堪能する事は出来なかった…
派手な展開もなく、なおかつ無理をしないスローテンポな作劇。見ながらかなり寝ました。
主人公2人が音楽を聴いている様をただただ見つめる時間帯が幾度もあり、早く物語の続きを見せて!というよりは睡眠欲に身を任せようという気持ちが勝った。
『冬のソナタ』監督最新作!と謳っているが、テンポ感はドラマよりもさらに遅く、なおかつ特別な因縁もないために恋愛感情が燃え上がる事もない。
ある種のリアリティは評価できるものの、映画館でこの作品を堪能する事は出来なかった…
想像以上に面白かったし、ここまで新しい物語だとは思わなかった。なんだこれは…凄すぎ!
殺人犯に魅せられておかしくなっていく主人公を見ている恐怖という斬新さもさることながら、そこからのツイストが素晴らしく、恐ろしさをさらに深めてくる…
セリフの少ない主人公の心中を想像する余地のあるところも良いし、無言で展開するクライマックスは(こんなの見た事ない!)と大興奮。
終盤のたたみかけで(という事はつまり…)と見方を一変させられるようで…凄い映画を見た!
想像以上に面白かったし、ここまで新しい物語だとは思わなかった。なんだこれは…凄すぎ!
殺人犯に魅せられておかしくなっていく主人公を見ている恐怖という斬新さもさることながら、そこからのツイストが素晴らしく、恐ろしさをさらに深めてくる…
セリフの少ない主人公の心中を想像する余地のあるところも良いし、無言で展開するクライマックスは(こんなの見た事ない!)と大興奮。
終盤のたたみかけで(という事はつまり…)と見方を一変させられるようで…凄い映画を見た!
いやー、面白い。「こういう映画です」という枠組みを見せる前にフリとしてのシーンが続くが、その前フリが強烈に魅力的。
タランティーノ映画みたく、まどろっこしさと面白さの境界線上を漂うような濃厚さでキャラクターや状況を説明していく。決して停滞する時間が無くずっと楽しい。
なおかつ前フリでのバカバカしい下ネタが後半に重要な意味を持つ。それどころか軸となっていくので最後までジョークじみた展開が続いているのだが、真っ当な映画として成立させる。PTA映画の真骨頂なのかも。
これは語りがいあるぞ…
いやー、面白い。「こういう映画です」という枠組みを見せる前にフリとしてのシーンが続くが、その前フリが強烈に魅力的。
タランティーノ映画みたく、まどろっこしさと面白さの境界線上を漂うような濃厚さでキャラクターや状況を説明していく。決して停滞する時間が無くずっと楽しい。
なおかつ前フリでのバカバカしい下ネタが後半に重要な意味を持つ。それどころか軸となっていくので最後までジョークじみた展開が続いているのだが、真っ当な映画として成立させる。PTA映画の真骨頂なのかも。
これは語りがいあるぞ…
海底作業にまつわる様々な新情報に驚いているうち、やがて訪れる"事故"の瞬間。そこで描かれる恐怖はなかなか映画で見られない。
深刻なアクシデントに対してクルーが持ち得るたった1つの武器、それは知恵。様々な役割の人々が最悪の結末を避けるべく最善を尽くす!こんなの一番好きな展開でしょ。
序盤の何気ないセリフが、クライマックスの感動と作品を通じた確固たるテーマ性を強化しているように感じられ、これぞ素晴らしい回収だなと思いました。
結末を知らずに見て、最後までハラハラしっぱなし。凄かった…
海底作業にまつわる様々な新情報に驚いているうち、やがて訪れる"事故"の瞬間。そこで描かれる恐怖はなかなか映画で見られない。
深刻なアクシデントに対してクルーが持ち得るたった1つの武器、それは知恵。様々な役割の人々が最悪の結末を避けるべく最善を尽くす!こんなの一番好きな展開でしょ。
序盤の何気ないセリフが、クライマックスの感動と作品を通じた確固たるテーマ性を強化しているように感じられ、これぞ素晴らしい回収だなと思いました。
結末を知らずに見て、最後までハラハラしっぱなし。凄かった…
アクションのクオリティは当たり前のように世界トップレベルであり、見せ方撮り方、得物バリエーション、空間を駆使した立体的デザインなど、色んな質の高さを堪能できる。
今作の軸になる事件、その真相とそれに向き合う主人公のスタンスなど、脚本も素晴らしい。世界的スーパースターが演じる法の執行者が、声もあげられない一市民を見捨てまいとする姿に感動。
何のために戦うか、なぜ今作のドニーが強いのかにちゃんと答えがある。それはアクション映画が忘れるべきでない重要な核なのではないか。今年のベストアクション映画はこっちかもしれない。大満足!
アクションのクオリティは当たり前のように世界トップレベルであり、見せ方撮り方、得物バリエーション、空間を駆使した立体的デザインなど、色んな質の高さを堪能できる。
今作の軸になる事件、その真相とそれに向き合う主人公のスタンスなど、脚本も素晴らしい。世界的スーパースターが演じる法の執行者が、声もあげられない一市民を見捨てまいとする姿に感動。
何のために戦うか、なぜ今作のドニーが強いのかにちゃんと答えがある。それはアクション映画が忘れるべきでない重要な核なのではないか。今年のベストアクション映画はこっちかもしれない。大満足!
映像センスは剥き出しで冒頭のリズミカルな編集含めてめちゃくちゃ面白そうに見えた。
しかし見ていくうちに期待感はどんどん喪われていき、ラストには口あんぐり。これはどういう事ですか…?
社会不適合者としての主人公に寄り添っているように見えて、彼に対してなんの救いも与えない結末。さらには物語の軸となっている架空のテレビ番組に対し、中年に成った主人公はかつての感動を得られず無価値なものとして唾棄する。
映像的にはクライマックスっぽい盛り上がりを見せても、物語としては停滞と後退を繰り返している。多様性ってこういう事か?
映像センスは剥き出しで冒頭のリズミカルな編集含めてめちゃくちゃ面白そうに見えた。
しかし見ていくうちに期待感はどんどん喪われていき、ラストには口あんぐり。これはどういう事ですか…?
社会不適合者としての主人公に寄り添っているように見えて、彼に対してなんの救いも与えない結末。さらには物語の軸となっている架空のテレビ番組に対し、中年に成った主人公はかつての感動を得られず無価値なものとして唾棄する。
映像的にはクライマックスっぽい盛り上がりを見せても、物語としては停滞と後退を繰り返している。多様性ってこういう事か?
特別に興奮した瞬間こそなかったけど、展開や編集などストーリーテリングの技巧的に見応えありまくりで笑いが何度も漏れたし、(ほほう、そう来たか)みたいなニヤつきポイントも多々あって、かなり満足度の高いデスコメだった。
主人公周りの関係性もしっかり描いてるし、「誰かがネジを巻くと周囲に理不尽な死をもたらす呪物」という猿の設定も納得度の高いものになっている。
猿の行く末と、猿に振り回される人間たちのドラマに最後まで集中できたので本当にケチの付けようがない。人の愚かさを上手くフィクションにしている。帝王キング(原作)あなどりがたし。
特別に興奮した瞬間こそなかったけど、展開や編集などストーリーテリングの技巧的に見応えありまくりで笑いが何度も漏れたし、(ほほう、そう来たか)みたいなニヤつきポイントも多々あって、かなり満足度の高いデスコメだった。
主人公周りの関係性もしっかり描いてるし、「誰かがネジを巻くと周囲に理不尽な死をもたらす呪物」という猿の設定も納得度の高いものになっている。
猿の行く末と、猿に振り回される人間たちのドラマに最後まで集中できたので本当にケチの付けようがない。人の愚かさを上手くフィクションにしている。帝王キング(原作)あなどりがたし。
兎にも角にも主人公が好きになれない。配信者としてかなり下品な事やってるし、事件を解決しようとする過程においても常に感情的で周囲を威圧、女性への暴力も当たり前に行うし、まともな会話ができない。頭も良いようには見えない。
こんなダメキャラだけど配信サイトに集まってる人間も全員下品で馬鹿だから馬鹿合戦になり、主人公補正で主人公が勝ち残る。
事件の真相もしょうもない。馬鹿主人公が解決できるレベルの事件なので程度が低い。別世界の出来事みたいでずっと引いてた。警察の存在感がゼロなのでとことん現実味のないアホ映画だった。
兎にも角にも主人公が好きになれない。配信者としてかなり下品な事やってるし、事件を解決しようとする過程においても常に感情的で周囲を威圧、女性への暴力も当たり前に行うし、まともな会話ができない。頭も良いようには見えない。
こんなダメキャラだけど配信サイトに集まってる人間も全員下品で馬鹿だから馬鹿合戦になり、主人公補正で主人公が勝ち残る。
事件の真相もしょうもない。馬鹿主人公が解決できるレベルの事件なので程度が低い。別世界の出来事みたいでずっと引いてた。警察の存在感がゼロなのでとことん現実味のないアホ映画だった。
健常者男性がろう者の姉妹と出会い、恋心を育んでいく。その枠組みは予告編で理解していたけど、個人的に問題と思ったのが主人公がニート(たまに親の弁当配達を手伝い)なところ。
普通の社会人が社会的な活動をしている頃、主人公は余裕の時間配分でフラフラ出歩ける。その前提があるからこそヒロインとの恋愛が進展する。ヒロインがバイト、両親が弁当屋でギリギリの生活を送っているのに主人公は金銭面の心配なし…
それはそれとして、ラストにサプライズ的な情報開示があるんだけど、それあり!?と大困惑。倫理的に大丈夫…?
健常者男性がろう者の姉妹と出会い、恋心を育んでいく。その枠組みは予告編で理解していたけど、個人的に問題と思ったのが主人公がニート(たまに親の弁当配達を手伝い)なところ。
普通の社会人が社会的な活動をしている頃、主人公は余裕の時間配分でフラフラ出歩ける。その前提があるからこそヒロインとの恋愛が進展する。ヒロインがバイト、両親が弁当屋でギリギリの生活を送っているのに主人公は金銭面の心配なし…
それはそれとして、ラストにサプライズ的な情報開示があるんだけど、それあり!?と大困惑。倫理的に大丈夫…?
かつてのスタア霊、現状最高のイケイケ霊、センスも勇気もない新人霊の三者を軸にした超ハイテンポなコメディ。監督ほか、今作の製作陣が自分たちのやってる事に自信たっぷりなのが伝わってくる。
99パーセントが幽霊世界の話で、幽霊たちはなぜかアカデミー賞みたいな式典での栄誉を求めているし、それに熱狂する幽霊は普通の人間と何が違うのか分からないし。
でもそんな世界観で起こるギャグ連発展開をグイグイ見せつけてくれるので、自然と登場死者を愛してしまうし、エンドロールのおふざけも許せる。面白いよ!
かつてのスタア霊、現状最高のイケイケ霊、センスも勇気もない新人霊の三者を軸にした超ハイテンポなコメディ。監督ほか、今作の製作陣が自分たちのやってる事に自信たっぷりなのが伝わってくる。
99パーセントが幽霊世界の話で、幽霊たちはなぜかアカデミー賞みたいな式典での栄誉を求めているし、それに熱狂する幽霊は普通の人間と何が違うのか分からないし。
でもそんな世界観で起こるギャグ連発展開をグイグイ見せつけてくれるので、自然と登場死者を愛してしまうし、エンドロールのおふざけも許せる。面白いよ!
朝9時台の上映に飛びついたものの、寝不足がもろに祟ってスットーンと寝てしまいました。序盤は見たものの全体の6割が終わった頃に目覚めました。すみません。
映画のトーンはとてもクールで、ある意味でドキュメンタリーよりも客観的なカメラワークが特徴。滅びゆく町並みの荒涼感に相応しいと言えなくもないが、それはそれとしてドラマ部分が熱を帯びてこない。
半分寝た人間の目にはクライマックスらしきものも認識できず。何度も見たらどハマりするかもだけど、難しいかなあ。
朝9時台の上映に飛びついたものの、寝不足がもろに祟ってスットーンと寝てしまいました。序盤は見たものの全体の6割が終わった頃に目覚めました。すみません。
映画のトーンはとてもクールで、ある意味でドキュメンタリーよりも客観的なカメラワークが特徴。滅びゆく町並みの荒涼感に相応しいと言えなくもないが、それはそれとしてドラマ部分が熱を帯びてこない。
半分寝た人間の目にはクライマックスらしきものも認識できず。何度も見たらどハマりするかもだけど、難しいかなあ。