前に出ていた、はしもとみおさんの木彫シリーズで出したのと奇しくも被ってる。右端はセブン繋がりということで…。

アイ・アパエックだた

これの１、2枚目は解説によればアエ・アパエックという英雄の神話の場面からとられといるとのことで、まあ確かにそうでないとカニ人間とかシワシワお爺ちゃんの頭の陶器作る理由がなさすぎるけれども、病人とケガ人モチーフのものとかも作ってる文化だからなあ…。他のも理由があって欲しいよ……

だけども、ラルコ博物館から持ってきたブツをどれも面白い。特にモチェの陶器は何でもありというか、マジで？最近作ってない？と思うくらい自由で昔から好き。かっこいいのもあれば、おいおいおい！と突っ込みたくなるのもある。振り幅が凄い。

あと、解説がかなり明瞭で「これは何を表していて、こういう意味がある」とか、展示物から詳細に神話を語っているのだけど、どこまで素直に受け取っていいものか迷う。よく知らないのでわからないけど、今はそんなに学術的に詳細に判明しているものなのか？信じていいの？

スキが無さそうな作品にこういう生っぽいところ見つけると、ぐっとくるよね。（たぶん術中）

その他の作品も、多重な物理的レイヤーをもつ複層的な構造の絵で、デジタル・アナログ両方の技術を駆使して多様な素材を使っていてモノとしての存在感が強すぎる。

最後のステラーカイギュウ（狛江産！）が見たかったのもあって来たのだけど、こいつは大量絶滅枠じゃないから「6回目の大絶滅の原因は「人間」になるかもしれませんね……？」的な意味なのだろうか。