「誰かが私に言ったのだ/世界は言葉でできていると」とは山尾悠子「夢の遠近法」だけれど、私にとっての小説の魅力がここにあるのかも。
ブンゲイデリバリ、仕事やら家事やら終わった後の金曜の夜に、読むものが届いているというのが、思った以上に楽しみでよいものだな。
「誰かが私に言ったのだ/世界は言葉でできていると」とは山尾悠子「夢の遠近法」だけれど、私にとっての小説の魅力がここにあるのかも。
ブンゲイデリバリ、仕事やら家事やら終わった後の金曜の夜に、読むものが届いているというのが、思った以上に楽しみでよいものだな。
ビアズリーの短い生涯ながら旺盛な創作活動の変遷がわかる展覧会だった。「サロメ」の挿絵くらいしか知らず、バーン・ジョーンズやワーグナーからの影響などについても初めて知った。
ビアズリーの短い生涯ながら旺盛な創作活動の変遷がわかる展覧会だった。「サロメ」の挿絵くらいしか知らず、バーン・ジョーンズやワーグナーからの影響などについても初めて知った。
アイルランド王の息子はさらわれた許婚フェデルマを取り戻すため霧の国へ。
川の渡守で馬の耳と脚を持つ怪物グラシャンによれば、霧の国の城には七つの門があり、それぞれに門番がいるが、四つ目と五つ目と六つ目の門は霧の国の王がじきじきに守護している。というのは、王は頭を胴から切り離さないかぎり何度でも生き返るからだった。
アイルランド王の息子はさらわれた許婚フェデルマを取り戻すため霧の国へ。
川の渡守で馬の耳と脚を持つ怪物グラシャンによれば、霧の国の城には七つの門があり、それぞれに門番がいるが、四つ目と五つ目と六つ目の門は霧の国の王がじきじきに守護している。というのは、王は頭を胴から切り離さないかぎり何度でも生き返るからだった。
ベアラの老婆からフランという名前をもらったヤギ皮のギリーは、アイルランド王の息子とともに赤い城の町へ〈またとない話〉の探索に向かう。
ベアラの老婆からフランという名前をもらったヤギ皮のギリーは、アイルランド王の息子とともに赤い城の町へ〈またとない話〉の探索に向かう。
出して企画が実現するかといえば、なかなか難しいだろうとは思うけれど、やりかけたことなので最後までやる(と宣言しておく)。
出して企画が実現するかといえば、なかなか難しいだろうとは思うけれど、やりかけたことなので最後までやる(と宣言しておく)。
新たなステージということは、この続きもあるのかな。
新たなステージということは、この続きもあるのかな。
「ヘラヘーネス」という都市の名前が記憶に残っている。古くからある地名ではなく新しく作られた名前らしい。
水族館の大きなプールのそばにいて、待ってると「クジラ」が寄ってきて触れ合えるのだが、そのクジラというのが映画ネバーエンディングストーリーのファルコンみたいな生き物だった。
捕虜か何かの逃亡を防止するのに五体くらい並んだ人形があって、普段は自由にさせているが、ひとつの人形を打ち壊すと捕虜はその場で体が麻痺して動けなくなる。全部の人形を壊すとどうなるのかはわからない。
「ヘラヘーネス」という都市の名前が記憶に残っている。古くからある地名ではなく新しく作られた名前らしい。
水族館の大きなプールのそばにいて、待ってると「クジラ」が寄ってきて触れ合えるのだが、そのクジラというのが映画ネバーエンディングストーリーのファルコンみたいな生き物だった。
捕虜か何かの逃亡を防止するのに五体くらい並んだ人形があって、普段は自由にさせているが、ひとつの人形を打ち壊すと捕虜はその場で体が麻痺して動けなくなる。全部の人形を壊すとどうなるのかはわからない。
「結婚式の客」の「結婚式に招待されたある若い男」の詩というのは、コールリッジの「老水夫行」のことだろうか。そんなふうに読んだことなかったけど、たしかに聞き手からすると、聞きたくもない長い話を聞かされて不本意に心変わりしてしまった物語ということになるのかも。
「結婚式の客」の「結婚式に招待されたある若い男」の詩というのは、コールリッジの「老水夫行」のことだろうか。そんなふうに読んだことなかったけど、たしかに聞き手からすると、聞きたくもない長い話を聞かされて不本意に心変わりしてしまった物語ということになるのかも。
自然や都市を描いた風景画が多い中で、装飾芸術家だったガーラル・ムンテの作品は、ヴァイキングの石碑の彫刻を絵にしたような異色の作風で面白かった。枠飾りのようなところにいるヤギ(?)やら、さりげなくいる猫やら、オーディン神を織り出したタペストリーのフギンとムニンらしきカラスやらの動物たちがかわいい。
ほかに印象的だったのは、サガを題材に暗い森の中の場面を描いたアウグスト・マルムストゥルム「フリチョフの誘惑」等。
自然や都市を描いた風景画が多い中で、装飾芸術家だったガーラル・ムンテの作品は、ヴァイキングの石碑の彫刻を絵にしたような異色の作風で面白かった。枠飾りのようなところにいるヤギ(?)やら、さりげなくいる猫やら、オーディン神を織り出したタペストリーのフギンとムニンらしきカラスやらの動物たちがかわいい。
ほかに印象的だったのは、サガを題材に暗い森の中の場面を描いたアウグスト・マルムストゥルム「フリチョフの誘惑」等。