館野浩美
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館野浩美
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ファンタジー好き翻訳者。『ダフォディルの花 ケネス・モリス幻想小説集』国書刊行会より発売中。一度しか行ってないけどアイルランド贔屓。ケルト文芸復興期の小説の翻訳を Web サイト「影青書房」に載せています。
ブンゲイデリバリ第三回配信・久野庭子「指輪」読んだ。「指輪」という言葉ひとつから紡がれた世界。言葉の意味が変われば魔法のように世界も変わる。

「誰かが私に言ったのだ/世界は言葉でできていると」とは山尾悠子「夢の遠近法」だけれど、私にとっての小説の魅力がここにあるのかも。

ブンゲイデリバリ、仕事やら家事やら終わった後の金曜の夜に、読むものが届いているというのが、思った以上に楽しみでよいものだな。
October 17, 2025 at 2:26 PM
六月と七月の変わり目に『6月の本』と『7月の本』を買ったけれど、読んでいるのはまだ『5月の本』
July 1, 2025 at 12:45 PM
三菱一号館美術館で 「異端の奇才――ビアズリー」展見てきた。何の気なくチェック柄の服を着て行ったら、「英国チェックコーデ割」とのことで窓口でチケットが100円引きに。

ビアズリーの短い生涯ながら旺盛な創作活動の変遷がわかる展覧会だった。「サロメ」の挿絵くらいしか知らず、バーン・ジョーンズやワーグナーからの影響などについても初めて知った。
March 21, 2025 at 7:00 AM
【試し読み】大澤麻衣『メイ・モリス ―父ウィリアム・モリスを支え、ヴィクトリア朝を生きた女性芸術家』より(プロローグ)|書肆侃侃房 web侃づめ @kankanbou_e #note
March 10, 2025 at 3:28 AM
名前からそうかなと思ったら、やはりポードリック・コラムの奥さんなのか。作家だったの知らなかった。回想録とな……
February 14, 2025 at 10:33 AM
Reposted by 館野浩美
メアリー・コラム『人生と夢と』
A5判720ページで、多田稔 、三神弘子、小林広直 の訳業を刊行します。
genkishobo.exblog.jp/30601150/
3月の新刊3 イェイツやT.S.エリオットやジェイムズ・ジョイスらと交流したメアリー・コラム『人生と夢と』を刊行します。 | 幻戯書房NEWS
メアリー・コラム多田稔=監訳三神弘子・小林広直=訳人生と夢と 予価:本体価格7,600円+税予定ページ数:720頁A5・上製ISBN978-4-86488...
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February 14, 2025 at 12:52 AM
「上級主任宮廷儀式官」マンフレート・キューバー|館野浩美 @far_blue #note

翻訳童話。臣民が3.5人しかいない虹の彼方のおとぎ話の国で持ち上がった、姫の結婚と前代未聞の「外交案件」を巡る騒動。
December 15, 2024 at 4:15 AM
ちまちまと翻訳しているアイルランド民話を元にした児童文学、パードリック・コラムの”The King of Ireland’s Son”、第五章「霧の国の王」一次訳完了。
アイルランド王の息子はさらわれた許婚フェデルマを取り戻すため霧の国へ。

川の渡守で馬の耳と脚を持つ怪物グラシャンによれば、霧の国の城には七つの門があり、それぞれに門番がいるが、四つ目と五つ目と六つ目の門は霧の国の王がじきじきに守護している。というのは、王は頭を胴から切り離さないかぎり何度でも生き返るからだった。
October 27, 2024 at 6:51 AM
ちまちまと翻訳しているアイルランド民話を元にした児童文学、パードリック・コラムの”The King of Ireland’s Son”、第四章「赤い城の町」一次訳完了。
ベアラの老婆からフランという名前をもらったヤギ皮のギリーは、アイルランド王の息子とともに赤い城の町へ〈またとない話〉の探索に向かう。
August 13, 2024 at 3:13 AM
同人誌作ろうと思っているのも、中身は用意できているが、印刷用のデータと表紙などを作るところで止まっている…これも今年中には。
July 17, 2024 at 11:12 AM
翻訳書の企画を持ち込みしようと思い、概要とあらすじと試訳を用意して、あとは体裁整えて送るだけ、というところで止まっている。最近、私用でPC立ち上げるのが億劫で…。
出して企画が実現するかといえば、なかなか難しいだろうとは思うけれど、やりかけたことなので最後までやる(と宣言しておく)。
July 17, 2024 at 11:11 AM
加納朋子『1(ONE)』読んだ。駒子シリーズの続編てそういうことか……作中と現実で流れた時間を思って遠い目になってしまった。
新たなステージということは、この続きもあるのかな。
June 28, 2024 at 10:42 AM
携帯のメモを整理していたら、以前に見た夢を書き留めたのが出てきたので放流。

「ヘラヘーネス」という都市の名前が記憶に残っている。古くからある地名ではなく新しく作られた名前らしい。

水族館の大きなプールのそばにいて、待ってると「クジラ」が寄ってきて触れ合えるのだが、そのクジラというのが映画ネバーエンディングストーリーのファルコンみたいな生き物だった。

捕虜か何かの逃亡を防止するのに五体くらい並んだ人形があって、普段は自由にさせているが、ひとつの人形を打ち壊すと捕虜はその場で体が麻痺して動けなくなる。全部の人形を壊すとどうなるのかはわからない。
May 26, 2024 at 6:19 AM
マリー・ルイーゼ・カシュニッツ『ある晴れたXデイに』(酒寄進一編訳、東京創元社)読んだ。同じ場所にいても別々の世界に住んでいる人たち、ひとときの交錯と別れ、あり得たかもしれない選択されなかった人生よりも現実味に乏しい現実。そういったものが淡々と書かれていて、しみじみと孤独、淋しさ、分かり合えなさを感じた。

「結婚式の客」の「結婚式に招待されたある若い男」の詩というのは、コールリッジの「老水夫行」のことだろうか。そんなふうに読んだことなかったけど、たしかに聞き手からすると、聞きたくもない長い話を聞かされて不本意に心変わりしてしまった物語ということになるのかも。
May 17, 2024 at 1:39 PM
SOMPO美術館の北欧の神秘展に行ってきた。規模は大きくないものの、いろいろ初めて知った作家の作品が。
自然や都市を描いた風景画が多い中で、装飾芸術家だったガーラル・ムンテの作品は、ヴァイキングの石碑の彫刻を絵にしたような異色の作風で面白かった。枠飾りのようなところにいるヤギ(?)やら、さりげなくいる猫やら、オーディン神を織り出したタペストリーのフギンとムニンらしきカラスやらの動物たちがかわいい。
ほかに印象的だったのは、サガを題材に暗い森の中の場面を描いたアウグスト・マルムストゥルム「フリチョフの誘惑」等。
May 2, 2024 at 5:37 AM
ちまちまと翻訳しているアイルランド民話を元にした児童文学、パードリック・コラムの”The King of Ireland’s Son”、第三章「光のつるぎと〈またとない話〉、ならびに『ツル皮の本』に書かれたヤギ皮のギリーのぼうけん」の途中〈またとない話〉の挿話まで一次訳完了。
April 29, 2024 at 4:49 AM
キングフィッシャー、一定水準以上の作品を次々出すので、作家買いでつい読んでしまう。「アッシャー家の崩壊」オマージュのWhat Moves the Dead、主人公と女性菌類学者の二人がいいキャラクターだなと思っていたら、いつの間にかシリーズ化して近く続編が出るらしいので、たぶんこれも読む。あとキングフィッシャーでは短編のOrigin Storyが恐ろしくも美しくて好き
February 9, 2024 at 11:44 PM
T.キングフィッシャーのNettle and Bone(仮題『いばらと骨』)が早川書房の今年の翻訳刊行予定に。胸糞悪いDV王子に嫁がされた姉を救うため、三十路の王女が修道院を出て、強力なdust-wife(死者の面倒を見るmidwifeという感じの墓守兼まじない婆)らの仲間を増やしながら隣国に向けて旅をする……という話
February 9, 2024 at 11:41 PM
子供が図書室の本で初めて『怪人二十面相』を読んだらしく「めっちゃ面白かった」と言っていた。令和の子供にもアピールするとはおそるべし江戸川乱歩。たぶん文はリライトされていて表紙も今風だったりするのだと思うが。
February 7, 2024 at 11:40 AM