furuya-junichiのpoem的つぶやき
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furuya-junichiのpoem的つぶやき
@furuya-junichi.bsky.social
黒田三郎とか吉野弘とか昔活躍した詩人が好きです。自分の気持ちにあった言葉探しをしています。😀😃😄😁😆😅😂🙈🤖

夕暮れに
雪が降る 
しんしんと
降る雪に
大気は冷えて
人も車も
流れがとまる

そんな時だ
恐竜たちが
雪帽子をかぶり
倒れるのは

3月11日夕刻
東北の
震える大地にも
津波の爪痕にも
雪は
しんしんと降る

今日につながる
明滅が
雪に
つながり
白い結晶が
閉じ込める

雪が降る
雪は
しんしんと
降っている
March 5, 2024 at 5:12 PM

原子番号113番
ニホニウム
2004年に
存在を証明した
日本人が名付け親

元素の
周期表
113番のマスに
誇らかに
記される名前
ニホニウム

永遠の
記念碑のように
記される元素
ニホニウム

この世に
存在する時間は
1000分の2秒

儚い元素
ニホニウム
名前は
国名から
付けられた

記念碑だって
永遠はない
形あるものは
失われる

永遠のものに
名前は
付けられない
永遠の
ものなど
存在しないから

原子番号113番
元素の名前は
ニホニウム
人は
消滅するものに
名前をつける

人にも
住む地にも
住む星にも

失なわれる楽園を
ほんのしばらく
懐かしむために
March 4, 2024 at 4:12 PM

雲のない
青空が
不安になるのは
ラピスラズリの中に
封印された
蓮食いびとを
思い出すから

思い出したのは
他の誰でもない
自分が
当の蓮食いびと
だったから

さて 諸君
青空は
船底一枚同様
漆黒の宇宙の
天井板に
過ぎない

金角銀角を
閉じ込めた
徳利の栓のように

私は瞬時に了解する

棲み続けた地球も
天幕の青空も
いつでも
替えのきく
チープな模造品に
過ぎないことを
March 4, 2024 at 3:34 PM

光あるところ
影がつきまとう

いままで
僕の周りを
照らしていた
多くの人の
影を吸って
うばたまの
枕詞に転調した

漆黒の光の影は
本当は僕で
本当の僕は
光に
かき消された

影の僕からは
光の中の
僕は見えない

光ある限り
影の僕は
僕であり続ける

影は光の
存在証明

たとえ
影のパスポートを
携えて
異国の地に
旅立ったとしても
March 3, 2024 at 5:01 PM

うたうたいが
うたを
うたうとき

世界は
漆黒の闇に
つつまれる

うたうたいが
うたたねを
しているとき

世界は
虹色に
つつまれる

うたうたいが
うたを
うたわなく
なったとき

世界は
何事もなく
時を刻む

太陽を
風を
傷つけて
March 3, 2024 at 11:14 AM

高地に
登る

ひとしきり
休んだあと

谷間に向けて
声を張り上げる

間をあけて
やまびこが
声を返す

青空の下
いくたびも
いくたびも
反響する

次第に
やまびこは
小さく
小さく
反響して
消えた

ひとしきり
無音の時間

この世で
いちばん
こころが
寂しくなる
March 3, 2024 at 10:56 AM

タラレバは
いけないと
大人たちはいう

タラレバが
なくなっても
生きていけるから

タラレバが
なくなっても
あしたは
やってくる

何かが
足りない
あしたが

タラレバには
起こらなかった
もう一人の
自分がいる

タラレバが
なくなったら
もう一人の
自分はいなくなる

あしたを
ささやかに生きる
もう一人の
自分が
March 3, 2024 at 10:24 AM
坂の上の
夕日を見るために
夕日に
背を向けて
走って
家に帰る

眠りに就いたら
今日の夕日を
想像する

丘の上には
いつまでも
夕日に照らされる
顔がある

いつまでも
March 3, 2024 at 9:02 AM

作者不明の物語が
あるのは
砂に名前がないのと
同じです

名前が知りたくて
名付けても

名前は
鉄のように
錆びるので

海には
消えた
名前ばかりです
March 3, 2024 at 7:49 AM

浜辺にニンギョが
打ち上げられていたら
迷わず沖に返します

これ以上
悲しい話を
作りたくないから
March 3, 2024 at 7:28 AM
コトバは要らない

要らないコトバの
空間が
濁らない
コトバがほしい
March 3, 2024 at 7:20 AM