なんとなく坂バさんは好きそうな映画だと思います…！というか坂バさんにみてほしい…！！

スクリーンで観る『落下の王国』のロケ地の面で言えば、絵的な凄さよりも大きな画面で観ることで初見時の「すげ〜！」という単一レイヤー的な印象に加えて、光やディティールの加減がスクリーンではハッキリするからか「これ、あからさまに人がコツコツ作ったものなんですよね」というのが凄く伝わってきて、人間が想像力だけで生み出したモノ……て部分で映画の内容とそもそもガッチリとハマったモチーフだったんだ、単に「すげ〜〜〜」てだけで撮ったもんではないんだと今更思い至って「うお〜〜〜〜〜！！！」てなってしまった。

『落下の王国』、ロケ地やレイアウトの画作りの「すげえ〜！地球上にこんなとこが本当にあるんだ〜〜〜〜〜〜！」って感動は、ぶっちゃけ家でBlu-ray初めて観た時とそこまで印象が変わらなくて、それはレイアウトや色彩やディティールの抜き足しなど映像の表面上の凄さだったんだな、ということがよくわかった。スクリーンで観たら、むしろクライマックス後の「上映会」のシーンでホントどうかしたのか？くらい込み上げてくるものがあった。スクリーンでスクリーンに映ってるものを観るのが肝だったんだな、と。