QmQ
@gejiqmq.bsky.social
Quantum Information and Computation, Information geometry
Erdoes number = 3
量子情報、量子基礎論、量子計算、情報幾何
趣味 科学史、歴史、History of Science
はてなブログ https://is.gd/bQ8fSD
Erdoes number = 3
量子情報、量子基礎論、量子計算、情報幾何
趣味 科学史、歴史、History of Science
はてなブログ https://is.gd/bQ8fSD
メモ:織女と牽牛が天の川(天漢)の同じ側にる…『三才図絵』天文三 37葉浦。説話関係にとくに興味はないけれど、たまたま目に入ったもので(次の葉にはとくに説明なし。)
August 8, 2025 at 2:29 AM
メモ:織女と牽牛が天の川(天漢)の同じ側にる…『三才図絵』天文三 37葉浦。説話関係にとくに興味はないけれど、たまたま目に入ったもので(次の葉にはとくに説明なし。)
あとは、RPしたものの前の頁で、こちらは東アジア伝統の知識なんだろうな、と思う。
August 3, 2025 at 11:33 PM
あとは、RPしたものの前の頁で、こちらは東アジア伝統の知識なんだろうな、と思う。
RPの刻白爾天文圖解で印象にのこったのは、ここ。軌道は左右対称のはずだが、「卵型」というような説明が、司馬江漢のよんだテキストにあったのか?
August 3, 2025 at 11:26 PM
RPの刻白爾天文圖解で印象にのこったのは、ここ。軌道は左右対称のはずだが、「卵型」というような説明が、司馬江漢のよんだテキストにあったのか?
禹迹图(1137年)に石刻されたもの。黄河の流路の正確さが際立つ。ニーダムなどは、南北に引かれた方格と、緯線経線の間に類似性を見出している。
August 3, 2025 at 6:57 AM
禹迹图(1137年)に石刻されたもの。黄河の流路の正確さが際立つ。ニーダムなどは、南北に引かれた方格と、緯線経線の間に類似性を見出している。
朱熹(朱子)が『尚書』舜典の「在璿璣玉衡,以齊七政」につけた注をみているのだけど、「渾天儀」という天文観測器の構造について、非常に詳しく、6ページにわたって説明している。(その真ん中のみひらき)
August 2, 2025 at 12:28 AM
朱熹(朱子)が『尚書』舜典の「在璿璣玉衡,以齊七政」につけた注をみているのだけど、「渾天儀」という天文観測器の構造について、非常に詳しく、6ページにわたって説明している。(その真ん中のみひらき)
こちらは宋の蘇頌『新儀象法要 』。やはり様式化されてるとはいえ、ずっとわかりやすい。(そもそも、構造が複雑なのである程度わかりにくいのは仕方ない)
July 28, 2025 at 2:36 PM
こちらは宋の蘇頌『新儀象法要 』。やはり様式化されてるとはいえ、ずっとわかりやすい。(そもそも、構造が複雑なのである程度わかりにくいのは仕方ない)
明の章 潢 (しょうこう) の『図書編』の渾天儀の図。いくらなんでも、フリーハンドの線が歪み過ぎでは…。これで理解するのは大変そう。黄道環なんか、どこでどうつながってるかも読み取りずらい。
July 28, 2025 at 2:30 PM
明の章 潢 (しょうこう) の『図書編』の渾天儀の図。いくらなんでも、フリーハンドの線が歪み過ぎでは…。これで理解するのは大変そう。黄道環なんか、どこでどうつながってるかも読み取りずらい。
見やすい画像があったので貼ります(南宋の『蘇州天文図』の拓本から加工して作ったもの)。 彦星は紫の「河鼓」の真ん中、星座「牽牛」は青、織姫は赤の「織姫」の真ん中、星座「須女」は赤。天河も描かれていて、位置関係がよくわかる。
July 8, 2025 at 1:18 PM
見やすい画像があったので貼ります(南宋の『蘇州天文図』の拓本から加工して作ったもの)。 彦星は紫の「河鼓」の真ん中、星座「牽牛」は青、織姫は赤の「織姫」の真ん中、星座「須女」は赤。天河も描かれていて、位置関係がよくわかる。
もうちょっと考えてキャプチャすればよかったのだけど、上の画像のすぐ下。赤がす須女で、青が牽牛。
July 8, 2025 at 12:48 PM
もうちょっと考えてキャプチャすればよかったのだけど、上の画像のすぐ下。赤がす須女で、青が牽牛。
前後してしまったけど、彦星ことわし座のアルタイルはどこかというと、紫で囲った「河鼓」という星座(星官)の真ん中。で、牽牛宿の区画は須女宿の隣であるし、実は星座(星官)の「牽牛」と「須女」は近くにある。
July 8, 2025 at 12:43 PM
前後してしまったけど、彦星ことわし座のアルタイルはどこかというと、紫で囲った「河鼓」という星座(星官)の真ん中。で、牽牛宿の区画は須女宿の隣であるし、実は星座(星官)の「牽牛」と「須女」は近くにある。
オレンジで囲んだところに書いてあるように、「(須)女」という星宿(空の区分)もある。当然、同じ名前の星座がある(キャプチャした範囲の外)。そして、『晋書』天文志によると、「須女四星,天少府也。須,賤妾之稱,婦職之卑者也,主布帛裁制嫁娶。」 とあって、須女は機織りと関係が深そうである。つまり、「織女」も二つある。
July 8, 2025 at 12:38 PM
オレンジで囲んだところに書いてあるように、「(須)女」という星宿(空の区分)もある。当然、同じ名前の星座がある(キャプチャした範囲の外)。そして、『晋書』天文志によると、「須女四星,天少府也。須,賤妾之稱,婦職之卑者也,主布帛裁制嫁娶。」 とあって、須女は機織りと関係が深そうである。つまり、「織女」も二つある。
「織女」は、「織女」という名前の、三つの星からなる星座(星官)があり、その真ん中の星もまた、「織女」という。下の図は、北宋の『新儀象法要』からとった。赤でかこんだのが星官「織女」。
July 8, 2025 at 12:30 PM
「織女」は、「織女」という名前の、三つの星からなる星座(星官)があり、その真ん中の星もまた、「織女」という。下の図は、北宋の『新儀象法要』からとった。赤でかこんだのが星官「織女」。
このあたりですね。まず、「織女」の初出は『大戴禮記』夏小正としています。Wikipediaでは、『淮南子』が挙げられていますけど、『大戴禮記』の夏小正の内容は、秦以前と思われるので、それよりも古い。七月、日が暮れて暗くなりはじめたころに、東の方に見える…とのこと。当然、この七月は今の七月じゃないです(当時の暦について簡単には断言できないですけど、旧暦の七月だと思って、そんなに外れてないと思います。)
July 7, 2025 at 12:54 PM
このあたりですね。まず、「織女」の初出は『大戴禮記』夏小正としています。Wikipediaでは、『淮南子』が挙げられていますけど、『大戴禮記』の夏小正の内容は、秦以前と思われるので、それよりも古い。七月、日が暮れて暗くなりはじめたころに、東の方に見える…とのこと。当然、この七月は今の七月じゃないです(当時の暦について簡単には断言できないですけど、旧暦の七月だと思って、そんなに外れてないと思います。)
キルヒャー、Itinerarium exstaticum quo mundi opificium という宇宙論の書も書いているのだそうな (精神だけが旅する、旅行記みたいな体裁)
wikipediaのページから拾ったものだけど、当時、議論されていた宇宙の体系の候補の図。プトレマイオス説、コペルニクス説、ティコ・ブラーエ説、プラトンだのエジプト人だの…
wikipediaのページから拾ったものだけど、当時、議論されていた宇宙の体系の候補の図。プトレマイオス説、コペルニクス説、ティコ・ブラーエ説、プラトンだのエジプト人だの…
July 1, 2025 at 11:50 AM
キルヒャー、Itinerarium exstaticum quo mundi opificium という宇宙論の書も書いているのだそうな (精神だけが旅する、旅行記みたいな体裁)
wikipediaのページから拾ったものだけど、当時、議論されていた宇宙の体系の候補の図。プトレマイオス説、コペルニクス説、ティコ・ブラーエ説、プラトンだのエジプト人だの…
wikipediaのページから拾ったものだけど、当時、議論されていた宇宙の体系の候補の図。プトレマイオス説、コペルニクス説、ティコ・ブラーエ説、プラトンだのエジプト人だの…
興味の中心が数理科学だから、どうしても漢文のものが多いが、和文のものもたまに…以下は、中山三柳(1614-84)の『飛鳥川』の、月の満ち欠け、日食、そして月食の説明(左側が前のページ、右が次のページ)。左側のページのおわりあたりから月食の話で、ページの切り替わりのところに、「日輪の中に暗処」、これは、太陽の中の「暗処」が真正面に来た月に作用する、という説。
June 19, 2025 at 12:10 PM
興味の中心が数理科学だから、どうしても漢文のものが多いが、和文のものもたまに…以下は、中山三柳(1614-84)の『飛鳥川』の、月の満ち欠け、日食、そして月食の説明(左側が前のページ、右が次のページ)。左側のページのおわりあたりから月食の話で、ページの切り替わりのところに、「日輪の中に暗処」、これは、太陽の中の「暗処」が真正面に来た月に作用する、という説。
... and, 『雪華図説』(The record of microscopic observation of snow crystals, the image is taken from Wikipedia)
June 2, 2025 at 9:26 AM
... and, 『雪華図説』(The record of microscopic observation of snow crystals, the image is taken from Wikipedia)
I also like this one; another snowflake design at around the same time (『雪華文七宝鐔』東京国立博物館https://webarchives.tnm.jp)
June 2, 2025 at 9:15 AM
I also like this one; another snowflake design at around the same time (『雪華文七宝鐔』東京国立博物館https://webarchives.tnm.jp)
ティコ・ブラーエはコペルニクスの地動説には懐疑的で、1584年の時点では、火星の観測(1582年ー1583年)によってコペルニクス説を論駁できると考えていた。以下は、1584年のHenry Brucaeus への手紙の一節:
May 26, 2025 at 1:45 PM
ティコ・ブラーエはコペルニクスの地動説には懐疑的で、1584年の時点では、火星の観測(1582年ー1583年)によってコペルニクス説を論駁できると考えていた。以下は、1584年のHenry Brucaeus への手紙の一節:
この、羅睺(ラーフ)、計都(ケトゥ)というのは、インド由来であって、南懐仁(フェルビースト)の主張の通り、前者が昇交点、後者が降交点で、楊光先の主張とは逆です(図は大橋由紀夫氏の解説より)
cir.nii.ac.jp/crid/1520290...
cir.nii.ac.jp/crid/1520290...
May 13, 2025 at 5:46 PM
この、羅睺(ラーフ)、計都(ケトゥ)というのは、インド由来であって、南懐仁(フェルビースト)の主張の通り、前者が昇交点、後者が降交点で、楊光先の主張とは逆です(図は大橋由紀夫氏の解説より)
cir.nii.ac.jp/crid/1520290...
cir.nii.ac.jp/crid/1520290...
「名前なんぞ、本質でない」と理系の自分などは思ってしまうけれど、そこに拘るのが文化なんでしょうね(「正名」といいますから)。
May 13, 2025 at 5:40 PM
「名前なんぞ、本質でない」と理系の自分などは思ってしまうけれど、そこに拘るのが文化なんでしょうね(「正名」といいますから)。
アダム・シャール(湯若望)『遠鏡説』。以前、Xで呟いたように、ガリレオの望遠鏡と、その成果の紹介。17世紀のはじめなので、本当に最新。イエズス会のコレジオ・ロマーノの天文学者らは、ガリレオの望遠鏡を当初から、活発に活用してた
x.com/gejiqmq/stat...
x.com/gejiqmq/stat...
x.com/gejiqmq/stat...
x.com/gejiqmq/stat...
May 8, 2025 at 2:31 PM
アダム・シャール(湯若望)『遠鏡説』。以前、Xで呟いたように、ガリレオの望遠鏡と、その成果の紹介。17世紀のはじめなので、本当に最新。イエズス会のコレジオ・ロマーノの天文学者らは、ガリレオの望遠鏡を当初から、活発に活用してた
x.com/gejiqmq/stat...
x.com/gejiqmq/stat...
x.com/gejiqmq/stat...
x.com/gejiqmq/stat...
Xでこのリツイに警告くらったんだけど、どこがまずいのかな。以前もアラビア語系のアカウントをリツイして警告くらっている(その時は異議申し立てで取り消してもらった)
April 26, 2025 at 8:15 AM
Xでこのリツイに警告くらったんだけど、どこがまずいのかな。以前もアラビア語系のアカウントをリツイして警告くらっている(その時は異議申し立てで取り消してもらった)