けれども望んで潔白を示したわけじゃない。

なので12月のオンリーに合わせて今調整中でございます……えぇん初開催の時に出たかった😭
現在絶賛こんな感じで編集中＆製本中です。向こうに上げてる小話を本にするだけのちょっとした詩集本です↓

《神薬》

軽く触れ合う唇から吐息が漏れる。
冷たい唇を受け止めながら片割れは気付いていた。
彼の胸の裡が、少しだけ澱んでいる事に。好きにさせておこうと思っていたが、思いのほか深刻なそれを見て内心溜め息を一つ。
「初めからそう言えばいいものを。甘え下手め」

片割れは彼の眦へ舌を伸ばすとベロりと舐めて溢れかけた涙を呑み込んだ。

こっちでも小話を初投げしておこう。
とある二人のお話だよ(分かる人には分かる)(あと私は感化されやすい)(ﾆｯｺﾘ)