ハチミツ拾い
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ハチミツ拾い
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私も巷でのオーウェルの受容のされ方には分からなさを持っています。彼が持ち出したアイディアと非常に強大な批評的居住まいがあまりにも前景化してしまい、小説そのものを読むことが却って困難なのではないかと。

『1984年』にしたって、2人の男女のメロドラマにこそ彼の技術と物語の根幹が凝縮されていて、そここそ読ませるところじゃないかと私は思ってます。

『象を射つ』はコロニアリズムの視点で読む人が殆どでしょうし、その場合は正直そこまで強度が高い小説には思えません。

仰るとおりアニマルライツの問題として受取る方がむしろ素直かも、と感じます。
象の異様に精緻な描写、吉行淳之介を少し思い出したりしました。
December 10, 2025 at 11:55 AM
ありがとうございます、亡くなってから私はお名前を知ったのでこういうものを教えていただけるととても嬉しいです。
ゆっくり読んでみます
December 6, 2025 at 12:45 PM
又聞きですが、『死神とのインタヴュー』は古井由吉のお気に入りの本でもあるようです。 
試食会にリクエストを送ろうかなと考えるくらい、面白い小説なのでお時間ある時によければ。

かくいう私も、本を読み始めたのがここ1年半くらいなので全く問題ないですよ〜笑
December 6, 2025 at 9:16 AM
戦後ドイツの小説家ノサックの作品で、ドイツ人の視点から荒廃したドイツを寓話的に描いていて、大変面白かったのを思い出しました。

人種への感覚は一世代レベルではほぼ変化は起きないといっても良い、というのが私の肌感覚ですかね。同世代と接していてそう感じます。
December 5, 2025 at 1:49 PM
そうでしたか、当時の直接見た生の雰囲気は非常に貴重ですね。チャウシェスク体制の崩壊、という文字面を教科書で読んだ程度しか知らなかったので…。

実は昔、父の仕事の関係でドイツに1年弱ほど住んでいました。
日本でのイメージとは多少乖離があるようで、拙いドイツ語でも彼らは熱心に聞いてくれたりとすごく親切なんですよね。
ただ、私たち家族が中国人か日本人か?を凄く気にしていたので、そこには歴史の影があるのだとは思いますが。

旅行記、またお聞かせください。
December 5, 2025 at 11:57 AM
鷺娘なるほど…。地域性で括るのは気が引けますが、ポーランドと日本の幽明の捉え方、何か近しいものを感じる時もあります。
チェコに行かれたのも羨ましい!

たしかに、自己性の揺らぎを巧みに描ける映画は貴重かも。むしろ昨今は、自己性の確立とそれの容認、という方向に物語の力は働きがちですね。

ファスビンダーの『13回の新月のある年に』は裸形のアイデンティティの揺らぎ、を描いた点で素晴らしいです。
ただかなり暗く、映し出されるものも特大のインパクト、『ふたりのベロニカ』の柔らかな官能とは真逆のベクトルですが...。
でもこんな凄まじい映画はちょっと他にないなと、私はすごく大事に思ってます。
December 5, 2025 at 4:11 AM
ふたりのベロニカ!!
いい映画ですよねぇ笑
もしかして最初の雨が降ってくるシーンで流れていた曲に似てるのかな、ありがとうございます。
December 4, 2025 at 4:01 PM
ハネケの映画の劇伴に使われたりもしているのですね。沈潜的な音楽を聴くタイミングはあまりないのですが、来年はコンテンポラリークラシック、レパートリーに入れてみようかな。

そういえばイーサン・ホークがチェット役を演じた映画がありましたね。
暗い伝記映画でしたが今のお話で観返したくなりました。

ジャズベーシストのポール・チェンバースもとても好きです。
December 4, 2025 at 3:37 PM
いつの日かの、歯止めの効かなくなった伝説回を楽しみに待ってます
December 2, 2025 at 1:58 PM
初期の作品なんですね、古井由吉は読みはじめるのに勇気というか決意が必要だから数は読めてなくて…笑
見かけたら買ってみますね
December 2, 2025 at 1:50 PM
「おかあさんが好きなタイプの映画じゃないっすよ〜笑」ですかね笑?
でももし自分が逆の立場なら、そんな風に言われると余計観たくなると思います笑
November 30, 2025 at 3:41 PM
以前お付き合いしてた人のお母様に、
「映画好きなのよね?『時計仕掛けのオレンジ』気になるんだけど面白い?」と聞かれて、「えぇと、そうですねぇ…」とモゴモゴしたことを今急に思い出した。
November 30, 2025 at 1:49 PM
『旅と日々』、そうでしたか。
昨今の"深刻だと偉い"みたいな摩訶不思議な風潮が私はどうにも苦手なので、konkonさんのご感想にとても惹かれました。

三宅唱とても評価が高いですね。個人的には
2作前の作品が、そこまでかなぁ....?という感じでそれ以降特に触れていなかったのですが、観てみようかな。

旧作で少しマイナーですが『トルテュ島の遭難者たち』という作品が今年映画館で観た中では1番お気に入りでした。
November 30, 2025 at 2:02 AM
本日10年ぶりくらいに博物館に行って、やっぱ恐竜さんの骨はカッコいいよなぁ〜!と思っていたところ、ドンピシャの返信をいただけて嬉しかったですよ笑
どんな些細なことでも話しかけていただけたら大抵は喜びますので。

今のコメントをいただいて、みっしり詰まっている骨髄は赤黒い紫だな…とちょっとグロいイメージも湧きました。難しいけど楽しいですね。
November 29, 2025 at 3:10 PM
紫の水の波、との関連で私はもっと粘っこい印象を受けたのですが、確かに骨に掛かっていると考えるともう少し硬質な、パキッとした字面にも見えてきました。

かくいう私は小中高とスポーツをやっていたのに何故か骨折経験がないので、人のエピソードを聞くたびに震えています…笑
November 29, 2025 at 2:24 PM
いえいえ〜
全くお気になさらないでください、ゆるゆるでいきましょう😄
November 28, 2025 at 1:57 PM
ご友人のご家族が住んでいらしたんですね。
そうですよね、私も行ってみて住民の方が普通にそこで生活をされているのを目の当たりにして、あまり好奇心ばかりで見に行くのも良くなかったかなと少し反省しました。

詳しいお話を聞くことができてとても嬉しいです。ありがとうございます😊
November 25, 2025 at 3:29 PM
私もつい先日『1984年』を読み切りました、勝ったのは6年前くらいだったのに…。
イギリスでは読んだふりする小説ランキング1位みたいですね笑

『逃亡派』は全く知りませんでした、ノーベル文学賞の受賞者なのですね。
ポーランドの映画や本に最近興味があったので、本屋さんで見かけたら手に取ってみようと思います。
November 25, 2025 at 2:51 PM