そして、三宅唱のサラッとした押しつけがましくない、包み込むような「映画」の語り口もホント絶妙で心地良くて見事。
邦画特有のこちらを興醒めさせるダメなエモーショナルな演出、感動させようとくどくどとしたウェットな演出が全くなく、日本のこの世代の映画監督の中で頭一つ抜けたなという印象。
あと、SIMI LABのHi'Specによる音楽も良かったです。
傑作でした。
そして、三宅唱のサラッとした押しつけがましくない、包み込むような「映画」の語り口もホント絶妙で心地良くて見事。
邦画特有のこちらを興醒めさせるダメなエモーショナルな演出、感動させようとくどくどとしたウェットな演出が全くなく、日本のこの世代の映画監督の中で頭一つ抜けたなという印象。
あと、SIMI LABのHi'Specによる音楽も良かったです。
傑作でした。
それにしても、85歳にして、このような前衛的表現と語り口、キレキレの演出…
本作のような「映画」を体験させてくれる作品はホント貴重だと思います。
素晴らしかったです。
それにしても、85歳にして、このような前衛的表現と語り口、キレキレの演出…
本作のような「映画」を体験させてくれる作品はホント貴重だと思います。
素晴らしかったです。
台詞を排した「映画」の語り口、ポーランドからイタリアへと至る雄大な大自然の撮影、臨場感あふれるカメラワークと独自のセンス溢れる鮮烈な映像美(ロバ主観の映像表現、森へ迷い込みハンターのポイントレーザーのシーンからの画面が赤で支配される死を感じさせる映像表現、四足歩行ロボットのシーンが印象的でした。)、パヴェウ・ミキェティンによる印象的な音楽、主観と客観が混交する中で、展開される物語。
台詞を排した「映画」の語り口、ポーランドからイタリアへと至る雄大な大自然の撮影、臨場感あふれるカメラワークと独自のセンス溢れる鮮烈な映像美(ロバ主観の映像表現、森へ迷い込みハンターのポイントレーザーのシーンからの画面が赤で支配される死を感じさせる映像表現、四足歩行ロボットのシーンが印象的でした。)、パヴェウ・ミキェティンによる印象的な音楽、主観と客観が混交する中で、展開される物語。
もう、冒頭の生徒の子供にさせる行動からクズ過ぎるのですが、作品の掴みとしては非常に上手く、臨場感あるワンカット演出も脚本も役者陣の演技(よくこの役をワンカットで乗り切ったなぁ…)も良く出来ている作品かなと。
ホント胸糞映画なので、全くオススメ出来ませんが、ここまで胸糞にさせ、ある種考えさせられる凄い映画だと思う…
いやぁ、ブラムハウス恐るべしな一作。
もう、冒頭の生徒の子供にさせる行動からクズ過ぎるのですが、作品の掴みとしては非常に上手く、臨場感あるワンカット演出も脚本も役者陣の演技(よくこの役をワンカットで乗り切ったなぁ…)も良く出来ている作品かなと。
ホント胸糞映画なので、全くオススメ出来ませんが、ここまで胸糞にさせ、ある種考えさせられる凄い映画だと思う…
いやぁ、ブラムハウス恐るべしな一作。
- トマーシュ・ヴァインレプ、ペトル・カズダ -
- トマーシュ・ヴァインレプ、ペトル・カズダ -
面白かったです。
髪型も相まって狂ったナタリー・ポートマンのようなミハリナ・オルシャニスカの演技、存在が見事で、人とうまくコミュケーションができないという人物像が一発でわかる立ち姿、神経質そうな目、無骨な歩き方、画になるタバコの吸い方、など、ある種のファム・ファタールのような存在感が「映画」の推進力となっていて、女優としてホント素晴らしかったです。
面白かったです。
髪型も相まって狂ったナタリー・ポートマンのようなミハリナ・オルシャニスカの演技、存在が見事で、人とうまくコミュケーションができないという人物像が一発でわかる立ち姿、神経質そうな目、無骨な歩き方、画になるタバコの吸い方、など、ある種のファム・ファタールのような存在感が「映画」の推進力となっていて、女優としてホント素晴らしかったです。
イタリアオリジナル版未鑑賞。
「修羅場」映画。
豊胸外科医と精神科医の引っ越し祝いの新居を舞台に、パーティーが開かれる数時間だけというワンシチュエーションで展開する、"大人の裏事情”からくる困惑と本音のぶつかりあいをおかしみたっぷりに軽快なテンポで描いた作品。
いやぁ、オモシロかったです。傑作。
イタリア版も鑑賞したくなりました。
イタリアオリジナル版未鑑賞。
「修羅場」映画。
豊胸外科医と精神科医の引っ越し祝いの新居を舞台に、パーティーが開かれる数時間だけというワンシチュエーションで展開する、"大人の裏事情”からくる困惑と本音のぶつかりあいをおかしみたっぷりに軽快なテンポで描いた作品。
いやぁ、オモシロかったです。傑作。
イタリア版も鑑賞したくなりました。
セリーヌ・シアマ『水の中のつぼみ』と並ぶ映画的センス抜群のスポーツ選び。
セリーヌ・シアマ『水の中のつぼみ』と並ぶ映画的センス抜群のスポーツ選び。
子どもでも大人でもないティーンエイジャーの繊細な心情の移ろい、親密な友情の輝きと別れを、エデン・ダンブリンとグスタフ・ドゥ・ワエルが見事に演じて素晴らしかったですし、余計な説明セリフもなく、しっかり映像、色彩で儚さと残酷さを表現する視覚的かつ映画的な語り口はホント見事でした。カメラワーク演出も素晴らしかったです。
子どもでも大人でもないティーンエイジャーの繊細な心情の移ろい、親密な友情の輝きと別れを、エデン・ダンブリンとグスタフ・ドゥ・ワエルが見事に演じて素晴らしかったですし、余計な説明セリフもなく、しっかり映像、色彩で儚さと残酷さを表現する視覚的かつ映画的な語り口はホント見事でした。カメラワーク演出も素晴らしかったです。
アンジェラとジェシーの“相性”が抜群で楽しいし、ノリで生きてるような屈託のない空気感がホワイトトラッシュの劣悪な境遇を浮かび上がらせる演出も巧く、ただのおバカコメディではない奥行きのある一作。
「自分の人生をベースにした作品なので、主人公たちがどんな大変な状況になろうとも、絶対に若さゆえの楽しさ、そして友情を失わないことだけは大切にしながら映画にしました」
- オーガスティン・フリッゼル -
アンジェラとジェシーの“相性”が抜群で楽しいし、ノリで生きてるような屈託のない空気感がホワイトトラッシュの劣悪な境遇を浮かび上がらせる演出も巧く、ただのおバカコメディではない奥行きのある一作。
「自分の人生をベースにした作品なので、主人公たちがどんな大変な状況になろうとも、絶対に若さゆえの楽しさ、そして友情を失わないことだけは大切にしながら映画にしました」
- オーガスティン・フリッゼル -
レジーナ・ホール、ヘイリー・ルー・リチャードソン、シェイナ・マクヘイルの演技が素晴らしく、特にレジーナ・ホールは文句なしの名演。
ラストの全力で叫ぶ3人の姿がビターなんですが、明るく逞しく前を向く爽快さが胸を打つ素晴らしいシーンでした。
「私たちのほとんどは、生活費を稼ぐために狂った“コンセプト”を買ったり売ったりしなければならず、時に、ユーモアと尊厳を勤務時間の終わりまで持ち続けられるのか、わからなくなるのです」
- アンドリュー・ブジャルスキー -
レジーナ・ホール、ヘイリー・ルー・リチャードソン、シェイナ・マクヘイルの演技が素晴らしく、特にレジーナ・ホールは文句なしの名演。
ラストの全力で叫ぶ3人の姿がビターなんですが、明るく逞しく前を向く爽快さが胸を打つ素晴らしいシーンでした。
「私たちのほとんどは、生活費を稼ぐために狂った“コンセプト”を買ったり売ったりしなければならず、時に、ユーモアと尊厳を勤務時間の終わりまで持ち続けられるのか、わからなくなるのです」
- アンドリュー・ブジャルスキー -