こんなにつらく悲しいことが、つい最近、日本からほんのわずかな距離の国で起こっていた。
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最近某映画にはまり、個人的に熱い香港。
香港のイメージは何だろう。
初めて意識して調べたのは中学生のころ、何故か祖母との旅行先候補のひとつに挙がった。
小1の社会科で世界の国と首都を言ってみようという授業で、国にエジプト・首都にカイロと答えたほど、昔から地図やら地球儀やらを見るのが好きだった私である。
小学生にせよ、中学生にせよ、見ていた地図にはロシアではなくソ連があり、東西ドイツがあり、ミャンマーはビルマだった。
こんなにつらく悲しいことが、つい最近、日本からほんのわずかな距離の国で起こっていた。
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最近某映画にはまり、個人的に熱い香港。
香港のイメージは何だろう。
初めて意識して調べたのは中学生のころ、何故か祖母との旅行先候補のひとつに挙がった。
小1の社会科で世界の国と首都を言ってみようという授業で、国にエジプト・首都にカイロと答えたほど、昔から地図やら地球儀やらを見るのが好きだった私である。
小学生にせよ、中学生にせよ、見ていた地図にはロシアではなくソ連があり、東西ドイツがあり、ミャンマーはビルマだった。
1945年、アウシュビッツ収容所と壁一つ隔てた家で、その一家は幸せに暮らしていた。
エグい作品だった。いろいろな意味で。
描かれているのは収容所所長であるルドルフ・ヘス(副総統ではない)一家の風景。自然に囲まれた理想的なアーリア人の生活。
一見すると特に何かが起こるわけではない。ある裕福な一家の日常だ。
しかし、そんな日常の背景にある壁の向こう側からは黒煙が上がり、吠えかかるような犬の鳴き声が、発砲音が、怒声が上がる。
壁の向こうは紛れもない、人間が作り上げた地獄。極めて無感情にシステマチックに100万人以上の人間を殺したアウシュビッツなのだと、気付く人は気付く。
1945年、アウシュビッツ収容所と壁一つ隔てた家で、その一家は幸せに暮らしていた。
エグい作品だった。いろいろな意味で。
描かれているのは収容所所長であるルドルフ・ヘス(副総統ではない)一家の風景。自然に囲まれた理想的なアーリア人の生活。
一見すると特に何かが起こるわけではない。ある裕福な一家の日常だ。
しかし、そんな日常の背景にある壁の向こう側からは黒煙が上がり、吠えかかるような犬の鳴き声が、発砲音が、怒声が上がる。
壁の向こうは紛れもない、人間が作り上げた地獄。極めて無感情にシステマチックに100万人以上の人間を殺したアウシュビッツなのだと、気付く人は気付く。
大戦下の中国。諜報員のフーとイエは国民党の勝利のため、日本軍に接触し、日々諜報活動を行っていた。そんな中、とある女諜報員を助けたことで事態は動き出していく…。
友人中で今一番熱い俳優が出演とのことで観てみた本作。想像よりもずっと物語が重厚で、アクションも良く、トリックが幾重にも張り巡らされていて良かった。
中国について、この頃は国民党と共産党がドンパチやってたくらいの知識しかなかったので、最初にフーが同じ党のはずの女諜報員に蒋介石が如何にダメか語ってる理由がよく分からず、初見は混乱したまま終わってしまい…色々理解できたのは、あれは何だったんだ?とあちこち調べてからでした
大戦下の中国。諜報員のフーとイエは国民党の勝利のため、日本軍に接触し、日々諜報活動を行っていた。そんな中、とある女諜報員を助けたことで事態は動き出していく…。
友人中で今一番熱い俳優が出演とのことで観てみた本作。想像よりもずっと物語が重厚で、アクションも良く、トリックが幾重にも張り巡らされていて良かった。
中国について、この頃は国民党と共産党がドンパチやってたくらいの知識しかなかったので、最初にフーが同じ党のはずの女諜報員に蒋介石が如何にダメか語ってる理由がよく分からず、初見は混乱したまま終わってしまい…色々理解できたのは、あれは何だったんだ?とあちこち調べてからでした
人間の心の声を聴き、苦悩に寄り添う天使・ダミエルは永遠であることを厭い、人間になりたいと考えていた。ある日、ダミエルはサーカスのブランコ乗り・マリオンの孤独を知って恋に落ち、天使としての死…人間になることを決意する。
観る機会がなく先延ばしになっていた作品。午前10時〜はこういう名作を上映してくれるので心の底からありがたい。
まるで詩集を映像で読んでいるような感覚だったが、それはそのはず、劇中の「子供が子供だった頃〜」から始まる独白は本物の詩人に依頼しているらしい。
この詩、これそのものでなくても、似たようなことを考えていた。そんな子供時代を思い出した。
人間の心の声を聴き、苦悩に寄り添う天使・ダミエルは永遠であることを厭い、人間になりたいと考えていた。ある日、ダミエルはサーカスのブランコ乗り・マリオンの孤独を知って恋に落ち、天使としての死…人間になることを決意する。
観る機会がなく先延ばしになっていた作品。午前10時〜はこういう名作を上映してくれるので心の底からありがたい。
まるで詩集を映像で読んでいるような感覚だったが、それはそのはず、劇中の「子供が子供だった頃〜」から始まる独白は本物の詩人に依頼しているらしい。
この詩、これそのものでなくても、似たようなことを考えていた。そんな子供時代を思い出した。
今回は午前10時の映画祭から、ヘップバーンの代表作のひとつ。これも通して観たことのなかった作品。
ニューヨークで奔放に生きる女性・ホリーはある日、同じアパルトマンに引っ越してきた「作家」のポールと出会う。ふたりは惹かれ合うのだが、ホリーは「ティファニーに住むような生活」を夢見ており、何年も作品を出せずにいるポールとすれ違ってしまう。
オープニングの朝食シーンが有名。スレンダーな曲線を引き立てるジバンシィの黒いドレスに、共布のロンググローブ、そしてティファニーのショーウィンドウを見つめながらデニッシュを頬張るヘップバーンの愛らしい所作には思わず目を奪われる。
今回は午前10時の映画祭から、ヘップバーンの代表作のひとつ。これも通して観たことのなかった作品。
ニューヨークで奔放に生きる女性・ホリーはある日、同じアパルトマンに引っ越してきた「作家」のポールと出会う。ふたりは惹かれ合うのだが、ホリーは「ティファニーに住むような生活」を夢見ており、何年も作品を出せずにいるポールとすれ違ってしまう。
オープニングの朝食シーンが有名。スレンダーな曲線を引き立てるジバンシィの黒いドレスに、共布のロンググローブ、そしてティファニーのショーウィンドウを見つめながらデニッシュを頬張るヘップバーンの愛らしい所作には思わず目を奪われる。
坂本龍一氏が亡くなったので、最近戦メリと一緒に再上映されていることが多い気がする。何故か今まで通して観たことがなかったのと、シネスイッチは金曜レディースデーが950円と破格なため、一念発起、行ってきた。
清朝最後の、そして満州国の皇帝・愛新覚羅溥儀の生涯を、自伝をベースに脚色を加えて描いている。
イタリア人監督の映画って、何かイタリアだなって分かるよなあ。画角、かな?不思議だ。
実際に故宮で撮影されたというだけあって、それらのシーンは壮大で美しい。映像美。
坂本龍一氏が亡くなったので、最近戦メリと一緒に再上映されていることが多い気がする。何故か今まで通して観たことがなかったのと、シネスイッチは金曜レディースデーが950円と破格なため、一念発起、行ってきた。
清朝最後の、そして満州国の皇帝・愛新覚羅溥儀の生涯を、自伝をベースに脚色を加えて描いている。
イタリア人監督の映画って、何かイタリアだなって分かるよなあ。画角、かな?不思議だ。
実際に故宮で撮影されたというだけあって、それらのシーンは壮大で美しい。映像美。
原作未読だし、平安も陰陽師も全く興味ないのに何故観に行ったのかというと、単純に染谷さんが好きだからというのと、いつもは観ないジャンルに手を付けてみたかったから。
有名な陰陽師・安倍晴明の若かりし頃、笛の名手にして時の朝廷の権力者・源博雅との馴れ初めが、とある事件を絡めて描かれる。
孤高の天才とそれを精神的に支える凡人という構図のバディものが好きな方には響くのでは。
また題材の特性上、CGがふんだんに使用されており、その草木花の彩りの鮮やかさが印象に残る。個人的には徽子女王の屋敷の床に散らされてる花弁がとても美しかった。
原作未読だし、平安も陰陽師も全く興味ないのに何故観に行ったのかというと、単純に染谷さんが好きだからというのと、いつもは観ないジャンルに手を付けてみたかったから。
有名な陰陽師・安倍晴明の若かりし頃、笛の名手にして時の朝廷の権力者・源博雅との馴れ初めが、とある事件を絡めて描かれる。
孤高の天才とそれを精神的に支える凡人という構図のバディものが好きな方には響くのでは。
また題材の特性上、CGがふんだんに使用されており、その草木花の彩りの鮮やかさが印象に残る。個人的には徽子女王の屋敷の床に散らされてる花弁がとても美しかった。
ローマ〜に続くヘップバーン作品。
心躍るミュージカル映画という特集でいくつかの映画館が上映しているので、ちょうどいいスケジュールのこちらを鑑賞。
ロンドンの下町の花売り・イライザを貴婦人に仕立てるという賭けをした言語学者のヒギンズ教授。ひどい訛りの彼女に猛レッスンを始めるが…。
劇中歌はまさに心躍るという風でリズムも言い回しも聴いていて楽しい。有名なセシル・ビートンのドレスは、ヘップバーンといえば思い浮かべる人も多いほど人気が高い。家具や調度品なども如何にもビクトリア朝で惹かれる。そのあたりは観ていて楽しい。
ローマ〜に続くヘップバーン作品。
心躍るミュージカル映画という特集でいくつかの映画館が上映しているので、ちょうどいいスケジュールのこちらを鑑賞。
ロンドンの下町の花売り・イライザを貴婦人に仕立てるという賭けをした言語学者のヒギンズ教授。ひどい訛りの彼女に猛レッスンを始めるが…。
劇中歌はまさに心躍るという風でリズムも言い回しも聴いていて楽しい。有名なセシル・ビートンのドレスは、ヘップバーンといえば思い浮かべる人も多いほど人気が高い。家具や調度品なども如何にもビクトリア朝で惹かれる。そのあたりは観ていて楽しい。
言わずと知れた名作。昨年、4Kレストア字幕版を観たけれども、吹替はテレビでさえ今まで観たことがなかった。
凛々しくも愛らしいオードリーに池田昌子さんの品のいい声がとてもよく合っている。
テレビでカットされたシーンの追加吹替に山寺さんがいるのは気付かなかった。
コメディ風味だからか、正体に気付く前のジョーの、王女への扱いの冷たさに、いつも若干引く…笑
そして、いつも、ラストの記者会見のシーンでの「会話」に胸を打たれ、哀愁を讃えたジョーの表情と、静寂の中である種の音楽のようにも聴こえる足音が、美しい余韻と共にいつまでも脳裏に残る。
言わずと知れた名作。昨年、4Kレストア字幕版を観たけれども、吹替はテレビでさえ今まで観たことがなかった。
凛々しくも愛らしいオードリーに池田昌子さんの品のいい声がとてもよく合っている。
テレビでカットされたシーンの追加吹替に山寺さんがいるのは気付かなかった。
コメディ風味だからか、正体に気付く前のジョーの、王女への扱いの冷たさに、いつも若干引く…笑
そして、いつも、ラストの記者会見のシーンでの「会話」に胸を打たれ、哀愁を讃えたジョーの表情と、静寂の中である種の音楽のようにも聴こえる足音が、美しい余韻と共にいつまでも脳裏に残る。