こっこ🐣
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薬屋のひとりごと🌱拙い絵と文をかきます✍️
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そうなんです！
「小説作り方マニュアル」だけ440円かかるんですけど、その他の素材資料は全部無料です！！ありがたいですよねー✨
April 6, 2025 at 9:59 AM
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（2/2）
だが、それ以上に「自分の子は死んでいない」という喜びが心の奥底にあることを阿多は気づいていた。 そして、自身が子を産めないことから新しく陽に妃ができたことで、入れ替えた我が子はより『天』から離れていくことができるのかもしれないと。 他人の子が死んだのは、ある意味こんな最低な自分への戒めという名の呪いなのだ。 悲しみなのか、喜びなのかも分からない、ぐしゃぐしゃになった感情を吐き出すように、阿多は泣き続けた。 ◇◆◇ 「…阿多さま？」 不意に、自分を呼ぶ声がして阿多はハッとした。 前を向くと、赤子を抱いた猫猫が怪訝そうな顔をしてこちらを覗き込んでいる。 「ああすまない。少し昔を思い出してな。」 阿多はそう言って、茶を一口啜った。 『人』であることを望んだ我が子は、この度臣籍降下が叶い、想い人であった猫猫と婚姻を結んだ。 それから程なくして生まれたのが、今猫猫の腕に抱かれている子である。 じっと阿多を見つめてくるその子はいつかの息子の面影を感じさせ、阿多は思わず目を背けた。 「体に大事ないか。」 「はい。お陰様で過保護な旦那がいるもので。少々動き足りないくらいです。」 困ったようにため息をつく猫猫を見て、阿多は笑う。 月（ゆえ）が『人』になりたいと知った時は、飛び上がるほど嬉しかった。 そして、それを受け止め一緒に添い遂げていくことを決めてくれた猫猫には感謝してもしきれないくらいだ。 阿多が望んだものがそこにはあった。 甘い乳の香りがする赤子をあやす猫猫の姿が眩しく、羨ましかった。 だがこんな自分が手を伸ばしてはいけない、そんな崇高なものがそこにはあった。 「う」 しかし、不意に小さな手が自身の方へと伸びてきた。 逸らしたはずの目が、無垢な赤子の目に捕えられる。 「う、う」 伸ばされた手が阿多の前で上下する。 驚いて目を見開く阿多をしばらく見つめていた猫猫は、ゆっくりと口を開いた。 「よければ抱いていただけませんか。」 「え…」 阿多の息が止まる。 自然と、昔よりもシワの増えた自分の手に目がいった。 この手は多くの罪を犯しすぎた。到底赤子に触れて良いものではない。 本当の父と母に愛されながら、明るい道を歩んでいくこの子には。 「いや、私は…」 「阿多さま」 今度は猫猫の目が阿多を捉える。 「…瑞月さまが臣籍降下をなさった今、この子には祖父母と呼べる者がおりません。でも私は願うのです。たとえ血は繋がっていなくとも、沢山の人に愛される子であって欲しいと。これは私の自己愛（エゴ）なのです。」 阿多はその言葉に目を見開いた。 猫猫は微笑み、我が子に顔を擦り寄せる。 「親というものは、誰しもが我が子の幸せを願うが故に、自分まがいの愛を押し付けるのです。たとえ本人がそう望まなくとも。でも良いではありませんか。大きくなった我が子が選んだ道を勝手に閉ざすことなどしなければ。」 猫猫は何もかも気づいているのだと阿多は悟った。 そして過去の自分を慰めてくれていると。 自己愛から我が子を縛り付けてしまうと思った阿多は自ら子の手を離す決断をした。それを阿多は子と向き合うことからの「逃げ」だと思っていたのだ。 しかし、猫猫はそれも「愛」だと説いてくれた。 我が子の選ぶ道を閉ざさないためにそうしたのが、阿多なりの子を想う「愛」なのだと。 阿多を、猫猫は初めて母にしてくれた。 「…そうか。」 阿多は笑う。 陳腐な言葉だと誰かは言うかもしれない。 だが、それは阿多の心にストンと落ちてきた。 ゆっくりと猫猫の方へと手を伸ばすと、猫猫はそっとその手に赤子を置いた。 赤子から伝わってくる熱は、じんわりと阿多の中に溶け込んでゆく。 気づけば、阿多の両目からはポタポタと涙が落ち始めていた。 赤子はそんな阿多を不思議そうに見つめたかと思うと、きゃっきゃと無邪気に笑った。 懐かしい重み。あの時とは違う、愛しい重み。 赤子とは本来こういうものであったかと、阿多は孫を抱いて初めて感じることができたのだ。 愛しい愛しい我が子の、愛しい子。 願わくば。 「…大きく育てよ。」 そんな心からの言葉を呟きながら、阿多は赤子をそっと抱きしめるのだった。
March 9, 2025 at 5:25 PM
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（4/4）
January 18, 2025 at 2:21 PM
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（3/4）
January 18, 2025 at 2:21 PM
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（2/4）
January 18, 2025 at 2:21 PM
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（2/2）
December 24, 2024 at 2:57 PM
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（2/2）
December 21, 2024 at 3:28 PM
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ありがとうございます😭
今度また面談なのでもう一度頑張ります、、
December 1, 2024 at 9:24 AM
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実はそうなんです✨
若干の塩っ気やかみごたえが違います☺️
ええーーっひよりさんがだしてくださるんですか！！！
嬉しい😂😂
December 1, 2024 at 9:24 AM