「……確かに一華さんの歌は、とっても輝いていたよ。それは、紛れもない事実だから。」 「二匹の過去に何があったとしても、俺のこの考えが覆ることはぜっっったいに無いよ！…少なくともマイナスの方には確実にね！」 （……輝く力なんてものは、アタシにもないんだけどな。…勝手なことを言う奴ら...

キラキラ星が終わったかと思えば次は間髪入れずに“クリスマス・イヴ”を弾き始めたウェルカモ。一体どういう魂胆なのだろうか。アタシにはわからないが、なぜか歌いたくて仕方なかった。こんな気持ちになったのは何時ぶりだろう。無意識にもアタシは、歌を口ずさんでいた。コイツのピアノに合わせて歌...