千変万華よりかなり激しいダンスだったよね

無限に想像できちゃうお別れの曲…

◾️結論
吟子が、自身の夢について梢との関係性による後悔に向き合い、そんな過去さえも"今"という立場から肯定・補完し、昇華させたような曲。
かつての梢も自身の悩みや迷いと同じものを抱えていたのではないか、ということを吟子が受け入れられた、そんな制作だったのではないでしょうか。

以上です

(二人)さぁ 風と行け 花と咲け
君のいる世界がいつだって
(花帆)過ぎ去った過去さえ
(吟子)遠い(?)まだ見ぬ未来(あす)だって
(花帆)私たちの今がずっと
(吟子)輝くように

→「君のいる世界がいつだって輝く」ためには、私たちの今が輝き続ける必要がある。過去を肯定し昇華できるのは今。未来へ進めるのも今。すべての時間軸は、いつかの"今"であるから、今が永遠に輝くように、何度も咲き誇ろう。

(花帆)共に (吟子)永遠に (二人)乙女たちよ

→そしてそれは、吟子だけの想いではない。きっと梢先輩だって、同じように思い悩んだ時があるだろう。そして、いま吟子と同じ花を見てくれている人々も、そうだろう。果ては、吟子が生まれる前から、吟子がいなくなった後も、永遠のように繋がれていく。"乙女たち"は、あらゆる時代で、それぞれ花咲こうともがく少女たち全体を指すのだろう。

(吟子)空を見上げ願ったことは？
(花帆)恋焦がれ眠れぬことは？

→ 「空を見上げ願ったことは？」→LttFの坂道のシーンを想起させる、あるいは大三角への想い
「恋焦がれ眠れぬことは？」→今年の夏、"恋"を学んでいたことを想起させる

(吟子)心根は変わらない

→吟子がこれまで抱えてきた想い、そして今抱えている想い、それから何かに恋焦がれる想い。その想いの形というのは、実は同じなんだということ。花咲きたいという想い。それぞれの自己実現の形。

(花帆)黒いシミを落とした 拙い文字ばかりだ
(吟子)夢を見れば涙も笑みも
ほら、ほら……

→ 雨と太陽
どちらかだけじゃ　虹は出ない
笑い合って　泣いてきたから
輝いてるんだよね
(千変万華)

(花帆)きっと きっと 繋いでくって難しいけど
(吟子)もっと もっと ありったけの覚悟で
ここで……

→「始めることよりも、続けることの方が、よっぽど難しいんだって」

(二人)さぁ 風と行け 花と咲け

→ 「花を連れて、風よ行け」(花帆カードボイス)
今年咲いた花が落とした種が、次の(来年の)夢を叶える場所へと、風が運んでくれますように。
繰り返し咲き誇れるために。

(二人)君のいる世界がいつだって
(吟子)輝くように

→個人的にはスリーズブーケそのものの在り方を指す言葉のように思った。みんな(君)の世界を、華やかなさくらんぼ色の花束として彩れるような存在へ。吟子がいなくなってしまうようなはるか未来へも想いが届くように(君"の"いる世界)