"ファーラーは日本が自らを「移民国家」と考えない理由として、制度としての国家と特定のエスニック集団を同一視するエスノナショナリズムが強いことに加え、
移民国家をアメリカやオーストラリアのような伝統的な移民国家（入植型の移民国家）のイメージで理解しているからであるとする"

ただ、日本の労働ルートの移民政策は、制度的意図の入口での流入数管理ではなく、資格切り替えで「結果的に」永住型が増えていく形になるため、増え方が予測し辛い。
よって、永住者増加による統合インフラ整備（言語・教育・地域支援・差別対策）が、各自治体任せで後手後手に回ってしまう問題点がある。

日本の労働移民の永住型（OECDの定義の場合）は、他の先進国とは異なり、最初or早期から選抜しての永住移民は少なく、一定期間働いた結果/実績で選抜する資格切り替えパターンが多いのが特徴。
・留学→就労→永住
・技能実習→特定技能→永住
・家族滞在→配偶者/定住→永住

日本は、移民は認めない建前の制度設計で労働移民の入口を一時的なものにしているが、人手不足で労働移民を必要とする企業ニーズは、継続化＝永住型による定着志向が強いことから、実態として資格切り替えによる永住を結果的に容認している。
つまり、労働ルート移民が主として成立している日本は、欧州とは歴史・環境・制度・結果が根本的に異なる。

なお、ツタンカーメン（トゥトアンクアメン）の父のアクエンアテン（アメンホテプ4世）の方が、アマルナ時代として歴史学的にも考古学的にも非常に重要な王（かつただ一人一神教を推進した歴代でもキャラ濃い目の異端の王）なので、展示の歴史ネタはツタンカーメンよりもアクエンアテンが多め。

「ツタンカーメンミュージアム」展示の有名なミイラの棺は、棺×3・大きな箱×3のマトリョーシカ方式で、箱の方は一部屋くらい大きい。もちろん金ピカ。
展示の最後には、墓の玄室を再現した部屋まであった。
直近で作りや素材感までじっくり見られるのが、スーパーレプリカ展示の大きなメリット。

映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」の興行収入は、12/5公開の12/14 10日目時点で、おそらく1.9〜2億円くらいっぽい。
全国300館超え公開作品の興行収入としては、大苦戦レベルなので、年末前に終了はしないにしても、公開館数は大きく減りそう……。
年末の帰省時に観に行きたいのだが……。

チンパンジーの件に限らず、広報/広告・マーケ/メディアなど表現業務に関わるなら、表現に関する国内外の倫理基準やガイドライン、社会通念の動向などは押さえておく必要があるだろう。
この点で、この手の動向を軽視する単純なポリコレ嫌いの人は、表現を生業とするのに致命的に向いていないと思う。

チンパンジーの件への反応は、個人の感想は肯定否定のどちらでも良いのだが、
広報・広告・マーケ業の人だと、さすがに「自身の個人視点でしか」対象を見ることができていないのは、従事業務的に相当マズイ姿勢だと思う。
「一定数の」否定反応を受け止めずに、自身の感覚だけで無視している訳なので。

例えば、ある表現に対して100人が反応して、そのうち1人が否定的反応なのと、20人が否定的反応な場合とでは、表現が意味するところは、大きく異なるということ。
この点においては、反応結果が全てで表現者の意図は関係ない。
否定20%もだと、一般的に一定数に否定解釈される要素を含むと言え、真摯に受け止めるべきと言える。

自身の感覚に囚われない指摘。

"こうした倫理判断を“勘”や“炎上しそうかどうか”だけでやる時代は終わった」と認識してほしい。
歴史と国際ガイドラインに裏打ちされた、明確な線引きを共有するところから、やり直す必要があると思います"

→「チンパンジーが配属されてきたら」問題は、なぜ「誤読」ではないのか──HRTechが踏まえるべき国際的な倫理ライン note.com/tanabata_lab...

昨年の12/1〜8は情報量多過ぎだったな。
特に韓国とシリア。

ジョージア：EU加盟交渉停止に対する大規模デモ
ルーマニア：ロシアの介入認定で大統領選無効判決
フランス：不信任決議案可決で内閣総辞職
韓国：半日非常戒厳→大統領弾劾決議否決
シリア：アサド政権が僅か11日で崩壊