試し https://xfolio.jp/portfolio/AmagaL
本年もありがとうございました!(お仕事気を付けていってらっしゃいませ🥹
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#社畜アニメカウントダウン
「……座標の確定、物質の質量計測、転移における位置の誤差調整と自動変換、時間軸の固定と境界の融合防止……」
「イスト!」
「世界を繋ぐための魔力量の増幅呪文とそれを補う魔石の位置、それから……」
「イスト!!」
「…………うるさいなぁ」
「うるさいではないわ!この馬鹿者が!」
ポカンとなにかの書類で頭を叩かれて、イストはようやくその顔を上げた。どこか乱れたピンク色の髪、けれどペリドットの瞳は熱を帯びてギラついている。
平民出身の宮廷魔導副官・イストは六日後に迫る聖女召喚のための魔法陣を描く事に夢中になっていて、
カウントダウン7
一年前、国の威信をかけて行われた『聖女召喚』。見事に成功し、異世界から『転移魔法』で呼び寄せられた。しかし、その際オマケとしてひとりの男も来てしまった。
「近藤さんって、なんで望みを聞かれて経理課で仕事をしてるんです?」
『聖女』として召喚された少女、白石優愛が、『聖女のオマケ』こと近藤誠一郎に、今更ながらに訊ねてみた。
カウントダウン7
一年前、国の威信をかけて行われた『聖女召喚』。見事に成功し、異世界から『転移魔法』で呼び寄せられた。しかし、その際オマケとしてひとりの男も来てしまった。
「近藤さんって、なんで望みを聞かれて経理課で仕事をしてるんです?」
『聖女』として召喚された少女、白石優愛が、『聖女のオマケ』こと近藤誠一郎に、今更ながらに訊ねてみた。
あと安定のイケメン好き🥹
#社畜アニメカウントダウン
優愛は一年ほど前から時々不思議な夢を見ていた。あるときは一面の花畑であったり、あるときは空の上だったり、またあるときは海外の街のような場所が見渡せるとことだったり。
その夢に共通するのは、必ず一人の青年がいることだ。
金髪碧眼で、まるでハリウッドスターのような容貌なのに普通に日本語を話す彼。その彼に世界の危機を救ってほしいと頼まれる夢なのだ。
はじめて見たのは本格的に受験勉強を始めた頃で、『疲れてるのかなぁ、私』って思っていたけれど、あまりにも頻繁だともう変だなって思うこともなくなっていた。
あと安定のイケメン好き🥹
カウントダウン8
「殿下。そろそろ昼餉の時刻でございます」
第二騎士団団長ラディム=マコフスカーが時刻を確認し、侍女に指示を出しながら、ロマーニ王国皇太子であるユーリウスに告げた。
ユーリウスも区切りが良かったのだろう、軽く伸びをしてから
「わかった。ところでユアはどうしている?」
ユアとは『聖女召喚』で異世界からやって来た白石優愛のことなのだが、ユーリウスは『聖女崇拝』が強く、聖女と当時の王子との昔話に憧れがあり、当時から優愛のことしか見ていない。
#社畜アニメカウントダウン
宮廷魔導長官が聖女召喚の儀式の最終確認と称して王太子宮に足を運んで来ていた。その手には今回の儀式における最重要な鍵として、魔導課にて制作された古代語で描かれている魔法陣があった。
「こちらが最終的に完成した魔法陣でございます、殿下」
「うむ」
「現在は王家の教会の床にこの魔法陣を描いているところです」
「……間に合うのか?」
「はい、必ずや。このゾルターンにお任せを!」
この魔導長官に前長官ほどの魔力も知識もないのは知っていた。だがユーリウスのために魔導士をまとめ、動かし、そして一年で古代語で描かれた魔法陣の解読をやり遂げた。
無理なのは承知だけど平行して推しを描きたい💙💚
無理なのは承知だけど平行して推しを描きたい💙💚
#社畜アニメカウントダウン
聖女を崇拝するユーリウス王子と、聖女の所在を予言したアブラーン神教会が結託して法務部に来たのは一年半前だった。
宰相職を務めるカミル=カルヴァダはその聖女を召喚するという儀式にはずっと反対だった。
聖女がいなければ解決しない厄災と言われているが、本当に?
この世界に生まれた聖女ですら国に招致するのは難儀するというのに、異世界にいる聖女を召喚するリスクはないのか?
本当に聖女が召喚できたとして、教会が力を持ち過ぎたりはしないのか?
悩みが尽きない。
「宰相閣下。国王陛下への謁見のお時間です」
「……わかった」
#社畜アニメカウントダウン
聖女を崇拝するユーリウス王子と、聖女の所在を予言したアブラーン神教会が結託して法務部に来たのは一年半前だった。
宰相職を務めるカミル=カルヴァダはその聖女を召喚するという儀式にはずっと反対だった。
聖女がいなければ解決しない厄災と言われているが、本当に?
この世界に生まれた聖女ですら国に招致するのは難儀するというのに、異世界にいる聖女を召喚するリスクはないのか?
本当に聖女が召喚できたとして、教会が力を持ち過ぎたりはしないのか?
悩みが尽きない。
「宰相閣下。国王陛下への謁見のお時間です」
「……わかった」
#社畜アニメカウントダウン
聖女を崇拝するユーリウス王子と、聖女の所在を予言したアブラーン神教会が結託して法務部に来たのは一年半前だった。
宰相職を務めるカミル=カルヴァダはその聖女を召喚するという儀式にはずっと反対だった。
聖女がいなければ解決しない厄災と言われているが、本当に?
この世界に生まれた聖女ですら国に招致するのは難儀するというのに、異世界にいる聖女を召喚するリスクはないのか?
本当に聖女が召喚できたとして、教会が力を持ち過ぎたりはしないのか?
悩みが尽きない。
「宰相閣下。国王陛下への謁見のお時間です」
「……わかった」
カウントダウン9
ロマーニ王国宰相カミル=カルヴァダは、来年度の予算組(仮)を眺めながら口角を上げていた。
「失礼します」
秘書官がカミルお気に入りのお茶とケーキを右手側に置き、
「閣下、顔が緩んでますよ」
カウントダウン9
ロマーニ王国宰相カミル=カルヴァダは、来年度の予算組(仮)を眺めながら口角を上げていた。
「失礼します」
秘書官がカミルお気に入りのお茶とケーキを右手側に置き、
「閣下、顔が緩んでますよ」