みそ
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早く人間になりたい
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急に寒くなりましたね。いよいよこたつを稼働するときがきたかもしれません。
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へなちょこDiary　七頁目　不器用な母娘　その4｜みそ
ラッキーを小屋に繋いで家に入ると、広いキッチンで鈴音さんと例のあの人が向き合っていた。鈴音さんは厳しい目つきで、例のあの人はすまし顔でそれを受け止めている。二人の間に立つ奈美さんは困ったような顔をして、静電気がそこらじゅうに走っているかのようにピリピリした雰囲気が漂っていた。 「だから、何もしないのは気まずいしやることもないから、私が奈美さんに頼んで手伝わせてもらってたの。それなのに奈美さんを責め...
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November 18, 2025 at 9:33 AM
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こうして見ると我ながら酷いタイトルだと思います。センスがないですね。
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姫華ちゃんとエンコー教師　その2　ヘコむエンコー教師｜みそ
童貞エンコー教師磯野益夫、二十三歳。 正確に言うと童貞縁故採用教師なのだが、もう私たちのあいだではエンコー教師で定着してしまっている。パパ活教師だったらさすがにいろいろアウトだけど、エンコーならもはや死語だしいいかなと思う。平成の言葉って感じでレトロな趣があるし。黒電話みたいな感じで絶滅危惧種って感じがするし。 マスオちゃんは私たちのクラス、二年Ｃ組の担任にして現代国語の教師。今のところみんなのフ...
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November 17, 2025 at 9:35 AM
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そう言えば梨を食べずに秋が終わってしまいそうです。食べよう食べようと思っていて忘れていました。
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死にゆく夏　第十二話｜みそ
半年ぶりくらいに会った母さんはショートカットの明るく染めた髪を揺らして、前に会ったときよりも若やいで見えた。年々シワと白髪が増えていく父さんとは正反対に、肌にハリツヤが戻って若返っているようにすら思える。まるで東京からエネルギーを吸い上げているかのように。 首にオシャレなスカーフを巻いてガラガラとスーツケースを引いてくる姿は、すっかり都会のキャリアウーマンといった風情だ。 「チトセさんおひさー」 ...
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November 16, 2025 at 9:26 AM
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もふもふした大型犬には最強の癒やし成分があります。味噌をどれだけ集めて大きく塗り固めても、発酵臭いだけなのに。
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へなちょこDiary　七頁目　不器用な母娘　その3｜みそ
小麦色のもふもふした毛を揺らしながらご機嫌そうに尻尾を振るラッキーのリードを、わたしが持たせてもらっていた。 ラッキーはわたしでも知っているゴールデンレトリバーという犬種で、最初はその大きさにちょっとビビった。なにこの巨大な生き物って。でも大人しくて人懐っこい子で、わたしの手のにおいを嗅ぐとくるんと回ってお腹を見せてくれて、なにこの生き物超カワイイってなった。 お腹を見せてくれる犬は問答無用でカワ...
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November 15, 2025 at 8:20 AM
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これを書くために初めてサザエさんの公式サイトを見ました。興味深かったです。
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姫華ちゃんとエンコー教師｜みそ
私が通う私立ハルモニア女学院、通称ハル学にはエンコー教師がいる。 なんじゃそりゃと思うだろう。そんな危険人物が女子校の教師なんて即刻クビにしろと思うだろう。 だけどこのエンコー教師、人畜無害にもほどがあって生徒たちからナメられまくっている。見ててちょっとかわいそうになってしまうくらいに、ベロンベロンと。 歳は二十三歳。ピチピチの新卒。ボサボサの髪も分厚い黒縁メガネも野暮ったくて、口の悪い友人、翠（...
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November 14, 2025 at 9:41 AM
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屋台のご飯はなんでも美味しくなります。屋台マジックです。
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ココロニジイロ｜みそ
桜が満開を迎えたうららかな春の日。花見の名所の公園は人々で溢れていた。 春の花に心を奪われたり、屋台で買った食べ物を口にしたりしながら、誰もが隣にいる誰かと親しげな微笑みを交わしている。 ビニールシートを広げた大学生くらいの男女のグループ。寄り添って歩く老夫婦。犬を連れた家族連れ。異国の言葉を話して自撮りをする観光客。手を触れ合わせてはにかむ初々しいカップル。 花盛りの公園には、厳しい冬に耐え忍び...
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November 13, 2025 at 7:46 AM
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コーギーを書いていると友だちの家にいたコーギーを思い出します。彼は元気に暴れ回っていました。
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死にゆく夏　この子はパン｜みそ
特に繋がりのない出来事であっても、偶然それが起こった時期が重なると何か特別な意味があるのではないか、と運命めいたものを感じてしまうことってあると思う。 アユムくんの家からお母さん、チトセさんが出ていったその翌週、私の家にコーギーの子犬がやってきた。 私はそれを運命だと思った。このパンみたいな毛色をしたもふもふの子で、チトセさんが出ていって沈んじゃったアユムくんを元気づけろ、という神様の名采配に違い...
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November 12, 2025 at 9:46 AM
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小学生のころ友達の家で飼っていたゴールデンレトリバーに憧れたものです。めっちゃもふもふでした。
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へなちょこDiary　七頁目　不器用な母娘　その2｜みそ
「ええー、豪邸じゃないですか…」 高速を下りてから少し走ったところにある住宅街に、鈴音さんの実家はデンと居を構えていた。 立派な門構えに、見るからに高級そうな車が並んだ車庫。門の横にあるインターホンを鳴らすと女の人が対応してくれて、門が自動で開いた。門の上には監視カメラがあって、それでこっちの姿が見えているのだろう。 笹美ちゃんはわたしたちを降ろすと重厚なエンジン音を響かせて走り去っていった。何か...
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November 11, 2025 at 11:08 AM
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見切り品、値引き品、セール品、見るとお得じゃんと思ってつい買ってしまいます。
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私の証｜みそ
スマホの横にある電源ボタンに親指で触れて、ロックを解除する。プツッと音を立ててかすかに振動して画面が明るくなり、私が受け入れられる。 私が私であることを、この子はそうして認識してくれる。人間の目には違いがわからない指の紋だけで、私が私であることを証明してくれる。 大葉カヨという一人の人間であることを、認めてくれる。 それが心地よくて、安心する。 プログラマーとして勤める職場で喋るのは必要最低限の挨...
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November 10, 2025 at 9:48 AM
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町の本屋さんってもうほとんど見かけなくなってさみしいです。小学生のころとかガンガンを買いに行ってたのが懐かしいです。
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死にゆく夏　第十一話｜みそ
平日昼間とあって、新幹線が止まる駅であっても利用者の数はまばらだ。活気がなく、うらさみしい雰囲気の漂う駅構内。 数年前に新幹線が止まることになったというのに、そのためのホームが新設されただけで、新しく施設が増設されるということは特になかった。全体的に小綺麗にはなったものの、新幹線を使わないのなら変化はそれくらいなもの。 公共交通機関が貧弱な田舎の車社会なので、駅の利用客は主に通学のための中高生。ぼ...
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November 9, 2025 at 9:26 AM
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サービスエリアってテンション上がりますよね。いくつになっても大好きです。
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へなちょこDiary　七頁目　不器用な母娘　その1｜みそ
笹美ちゃんの運転するゴツい車が高速道路をビュンビュンと走っていく。オフロード対応車らしく、どんな悪路でも走れるという笹美ちゃんご自慢の愛車。 「あっ、県境越えた。これであと一時間くらいってとこかな」 助手席に座った鈴音さんがそう言ってふぁーと大きなあくびをした。四時間の道のり、運転をしているわけでもないのに座っているだけでもちょっと疲れてきてしまう。 「そうだな。玲夢、トイレは大丈夫か」 後部座席...
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November 8, 2025 at 9:20 AM
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前に書いたものを改訂してみたシリーズ第二弾。年単位で時間を置いて読み直してみると、当時ハマってたものとかを思い出せたりして面白いです。
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はじめての家出｜みそ
五月の連休の始めの今日は冷たい雨が降り、季節が逆戻りしたかのような寒さだった。 それにも関わらず観光客風の家族連れやカップルで賑わう駅の待合室の中、わたしは気配を殺すようにすみっこのベンチに座っていた。朝からそうしていても、入れ代わり立ち代わりになる人々から見向きもされない。まるで道端に転がる石ころにでもなったような感覚。 全面がガラス張りになった待合室からは駅のホームがよく見える。電車が行ったり...
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November 7, 2025 at 12:07 PM
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瓶の飲み物って二割増くらいで美味しく感じます。あったかい軽食の自販機はテンション爆上がりです。
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死にゆく夏　第十話｜みそ
オーシャンビューを臨める一面のガラス張りを雨が濡らしている。天気のいい日なら日本海に沈んでゆく夕陽を眺められる、と説明書きがあったが今日は生憎の雨でとてもそんなものは拝めそうもない。 シーバカンスなぎさの二階にある、畳敷きになった広い休憩スペース。人はまばらでなんとものんびりとした時間が流れている。 貸し出しのクッションを枕にして窓辺に寝そべるミコトちゃんは、道中のテンションがウソみたいに見事なま...
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November 6, 2025 at 9:33 AM
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作品に出した食べ物はやたらと食べたくなってしまいます。食べるラー油を久しぶりに買ってしまいました。美味しい。
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へなちょこDiary　六頁目　誕生日大作戦　エピローグ｜みそ
「ただいまー」 「誕生日おめでとう！鈴音さん！」 「三十路にようこそ！」 金曜日の仕事帰り、帰ってくるなりクラッカーの弾ける音と満面の笑みに迎えられた。片方の笑みにはちょっと悪意が見え隠れしてるけど、まあいいだろう。 「ありがとう、玲夢ちゃーん！」 おめかししてくれている玲夢ちゃんを抱きしめて頬を寄せると、仕方のなさそうな顔でよしよしと頭を撫でてくれた。いつもなら秒で引き剥がされるのを、誕生日だか...
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November 5, 2025 at 9:27 AM
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昔書いたものをそれなりに書き直して載せました。リサイクルです。
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スノードーム｜みそ
ケイコちゃんの家はお金持ちだった。 有名な建築家に設計を依頼したのだと自慢していた家はモノクロのモダンな外観で、一階と二階の間にあるひし形に切り取られた採光用の窓がオシャレで印象的だった。家具も高級感漂うものが揃い、家電も最新家電の見本市のように充実したいた。ケイコちゃんの家に遊びに来るたびに、私は自分の家と比べてため息をついていた。 家の中に入るとふんわりと良い香りがして、ケイコちゃんちだなあと...
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November 4, 2025 at 10:20 AM
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ときどきプールで思いっきり泳ぎたくなるときがあります。出無精なのでなるだけです。
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死にゆく夏　第九話｜みそ
仕事を続けると辞めるの間で揺れ動くシーソーはずっとミコトちゃんの中にあった。 続ける理由は金銭面や体面といった生活のため。辞める理由は市民の皆様方やお局様から与えられるストレス。 ぼくが思うに、これまでのミコトちゃんは与えられていたストレスを、あの四文字の言葉を惜しみなく口にすることで発散していた。それを急に封印したせいでストレスがマッハで積み上がってシーソーが傾き、辞めるまでに至ったのではなかろ...
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November 3, 2025 at 8:11 AM
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こたつを出しました。これでもう無敵です。
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へなちょこDiary　六頁目　誕生日大作戦　その７｜みそ
街灯の明かりが照らす静かな商店街を、鈴音さんと並んで歩いている。二人分の足音が誰もいない商店街に響いて、石だたみのに落ちて吸い込まれてゆく。 鈴音さんが駆けつけてきてくれたのは透羽先輩のおかげだった。友だちに連絡を返すと言って、実は八代先生に連絡していた。大雑把なようで意外と抜け目がない。 わたしがいなくなったのを心配して、念のため八代先生にも連絡していた鈴音さん。先生から家庭科部のメンバーに...
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November 2, 2025 at 8:49 AM
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お久しブリーフの短編です。
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孤独と名付けた夜の歌｜みそ
俯きがちになりながら夜道を歩いていると、どこからともかく音楽が聴こえてきた。 夜を照らす甲高いトランペットの音色、踊るように軽やかなアコースティックギターの旋律、ねっとりと耳を撫でるベースの重低音、心地良いビートを刻むドラムの躍動感。 商店街のはずれにある駐車場の屋上がライトアップされ、そこからアップテンポなジャズと人々の賑わいが耳に届いてくる。 別れを済ませてきたばかりの私には、ちょっと明...
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November 1, 2025 at 9:36 AM
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新幹線とか飛行機とか、ああゆう流線型のものを見るとワクワクします。私もああゆうフォルムになりたいものです。
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死にゆく夏　第八話｜みそ
母さんから家を出ることを告げられたのは、小学校の卒業式の日だった。ぼくの卒業祝いのちょっと豪華な晩御飯が並ぶ食卓で、いきなり言われた。 「あっ、そう言えば母さん、来週から東京で暮らすから」 明日のご飯カレーにするからと同じようなトーンで。 何を言っているのかまるでわからず、隣でご飯を食べていた姉ちゃんと顔を見合わせて、首を傾げた。 「えっ、ちょっと待って、どういうこと？なに、父さんと母さん...
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October 31, 2025 at 9:31 AM
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あの名作、信長のシェフがLINEマンガで今だけ無料！愚にもつかないみその駄文の数々はnoteでいつまでも無料！
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へなちょこDiary　誕生日大作戦　その６｜みそ
「道場行ってきた帰りでさ、親からはあの道通んなって言われてるけど、あそこ通ると近いからつい使っちゃうんだよねえ。あっ、これ親には内緒ね」 いたずらっぽく笑う透羽先輩につられて、わたしもちょっと笑えた。 わたしが落ち着くと透羽先輩は手を引いてあの場所から連れ出してくれた。今は透羽先輩の家である、お寺のベンチに二人並んで座っている。横道を抜けたらそこはもう知っている道で、わたしは何をあんなに怯えて...
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October 30, 2025 at 9:22 AM
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謎のインドカレー屋でナンを食べると半分くらいの確率でお腹が痛くなったり気持ち悪くなったりします。たぶんなにかしらのアレルギーがあるのかなと思います。
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第一話 - ＲＥＭ | TALES 物語・小説
飲み屋街にひっそりとそびえ立つ古びた四階建ての雑居ビル。戦前から建っていると言われても不思議ではないレンガ調の壁にはひび割れが目立ち、建物全体がくすんだ雰囲気を醸し出している。レトロと言えば聞こえはいいが、オンボロとも言える古臭いビル。「ここ、だよな」ビルの前に立つ大柄な男、若宮和俊かずとしは眉をひそめた。見上げたビルの屋上にはけたたましく鳴くカラスが飛び交い、足元を我が物顔で肥え太ったネズミが走...
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October 29, 2025 at 10:55 AM
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長かったお話もこれで最後です。プロットって作らないとだめなんだなあと、染み染み思いました。反省です。
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痛み　エピローグ｜みそ
大学も二回生ともなれば楽な講義の取り方がわかってきて、ある程度時間の調整ができる。 僕はなるべく空き時間をまとまって取れるようにして、塾講師のバイトに入れる日を増やしていた。奨学金を借りているとは言え、父さんからの毎月の仕送りなしには生活が厳しい。 父さんは返さなくていいと言ってくれたが、それは僕が嫌だった。なので出来るだけ早く返せるようにとバイトに精を出していた。社会人の稼ぎには及ばないがこ...
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October 29, 2025 at 9:34 AM
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雨の日には傘をさすように、寒い夜にはお味噌汁です。
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死にゆく夏　雨とシロツメクサと私　後編｜みそ
雨がシトシトと降る中を私は走っていた。長靴で雨粒を蹴り上げて水溜りを蹴散らしながら、苛立ちをぶつけるようにしながら。 途中でアユムくんちに傘を忘れてきたのを思い出したけど、マリアとホノちゃんにデレデレしているあいつの姿を思い出して、引き返す気になれなかった。 後ろを振り向いてもゲコゲコとカエルが鳴くばかりで、アユムくんが追いかけてきてくれたりはしていない。雨の中を勝手に飛び出したのは私なのにな...
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October 28, 2025 at 9:41 AM
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お店で朝まで飲み明かすという経験がないままこんな歳になってしまいました。もう少し若気の至りがあってもよかったかなと思います。
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六頁目　誕生日大作戦　その５｜みそ
夜の道を笹美ちゃんの操るバイクが疾走していく。ビュンビュンと流れていく車のライトや道沿いのお店の明かり。わたしは大きな背中に引っ付いて風よけにしながら文句を言った。 「もう、なんで寝ちゃってるのよ笹美ちゃん」 『すまん、締め切りが近くて最近あんまり寝ていなくてな』 あの後、わたしは試作二回目のケーキをふっくらと焼き上げることが出来てご満悦で、笹美ちゃんに見てもらおうと仕事部屋に呼びに行った。...
note.com
October 27, 2025 at 9:31 AM
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都市伝説的なのを書きたくて始めてみました。この先は五里霧中ですが対戦よろしくお願いします。
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プロローグ - ＲＥＭ | TALES 物語・小説
これは友だちの友だちから聞いた話です。睡眠導入アプリのＲＥＭってありますよね。有名人とかインフルエンサーとかが宣伝してて、使うと本当によく眠れるって評判のやつ。耳に心地良い自然の音と一緒に、耳では拾えないけどリラックスさせてくれる効果のある音波を出して、快眠させてくれるっていうアプリです。もちろん私も使っています。使い始めてからはもう毎晩ぐっすりです。それでですね、このアプリで流せる音源って三種類...
tales.note.com
October 26, 2025 at 12:23 PM