ataru
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@mmokoo.bsky.social
年季の入った成人BL好き 猫さいこうモフモフ万歳
お安く出来上がった最高の男を連れ、おれのツガイが一人分の席を追加した店へと向かった。
その移動中、なんでもいいから早く帰ってきてやれ。おまえのアルファの男ぶりが下がっているぞと、連絡も忘れない。
数秒もしないうちに返信がきているが『お前どこに目を付けてるんだ。俺が選んだ相手だ。あいつほど最高の男はどこにもいないぞ』 から始まる長文のノロケが延々と垂れ流されているのをおれは知っている。
そうして、返信を打ちながら一番早い帰国の手配をしているだろうことも、予測している

ほんと、頼むからさ。
たまにはおれたちベータを休ませてくれよ
June 27, 2025 at 10:28 AM
そうだな。かわいそうだな。
お前が許すならオレも許そう。アルファに対する苛立ちはなだめられ、心は穏やかなに満ちあふれる。

許可が出たんだ。お前も行くぞ。支度しろ。

ガッツリ絡むたくましい腕を外し、厚い体をしゃっきり座らせる。人の腹になついていたから、髪の毛はぼさぼさで、鼻も目元もまだ赤いが顔を洗って、髪には櫛を通せばたちまちイイ男の出来上がりだ
June 27, 2025 at 10:28 AM
ふざけんなよ。何を勝手に俺の相手に電話をしてるんだ。お前もお前だ、なんでそこで断らない。
アルファの肩越しに声を上げれば、突きつけられた受話器の向こうから穏やかな声で
かわいそうじゃないかと言い返された。

こんなとき。俺はツガイとなれたことに深い感動を覚えてしまう。
アルファにもオメガにもない、この包容力と深い愛情。場を和ませる柔らかな暖かさ。
俺のツガイはすばらしい。こんなにも素晴らしい人と巡り会えた幸せが胸を打つ。
June 27, 2025 at 10:27 AM
どいてもらえませんかね

とりあえずお伺いを立ててみた。無言で腕の力が強くなり、ぐえと変な声が出た。
僕がこんなに悲しんでいるのに君はどこへ行くんだ。なんだって?ツガイと食事にいく?確かに相手を待たせるのはよくないな。わかった、僕も一緒に行こう。知らない仲じゃないし、別に構わないだろう?

おい待て。どこをどうやったら、一緒に食事をすることになるんだ?
June 27, 2025 at 10:27 AM
ああ、それにしてもどうしてくれよう。このアルファ
あと十五分で定時だ。今日は自分のツガイと久しぶりに外で食事をする約束をしているのに…。

ツガイ関係は、アルファたちだけの特権でない。ベータである自分たちにも運命のツガイは存在するし、出会う確率も高いため、アルファに匹敵するベータも多くいる。
ぶっちゃけ、ベータで世界は回っている。
June 27, 2025 at 10:26 AM
ちなみに、オメガはとても執念深い。必ず相手を陥れ、再起不能にするまで徹底的に叩きに叩く。
肉体的・精神的の両面から叩くだけでは足りず、社会的にも殲滅する。
俗にオメガが通ったあとは、岩石砂漠だけが残ると言われるが、嘘ではないだろう。

あんなの、希少種でほんとによかった。
オメガがごろごろいたら、世界はとっくに荒廃した世紀末を迎えている。
アルファだけだったら、まあ平和だろうが肝心なときに心が折れるので、世界は今ほど目覚ましい技術革新はしていないだろう。
June 27, 2025 at 10:26 AM
しかも番を選ぶ権利はオメガにしかないので、強制的にうなじを噛もうとしようものなら、間近からすさまじい臭気を浴びせられる。
その匂いは瞬時に皮膚の奥までしみこんで、一生涯わすれることはできない臭いとなるらしい。

再現することは敵わないが、聞き取り調査ではとにかく生理的に受け付けない臭いだと言われている。
調査中に対象者が思い出すだけで具合が悪くなり、続行不可能となりながら、多くの証言を集めた結果はひどく曖昧だ。ただ、何年を経ようとも二度とそのオメガにアルファは近づかず、うっかり間違えて姿を見てしまうだけでパニック状態になったことは事実だ。
June 27, 2025 at 10:25 AM
遠い昔は悪魔の生まれ変わりと恐れられていたらしいが、さもありなん。
基本的には単独行動を好み、つがいですら場合によってはプライベートからはじき出す。
放っておけば無害だが、うっかり絡んでしまおうものならボコボコにされてしまう。
オメガたちは自分の身を護るため、一撃必殺の暗殺に通じる攻撃術を持っているうえに気性が荒い。
関節技は子供のころから仕込まれて、筋がいいのか才能がありまくるのか、六歳にもなれば大人を片手で倒せるのが当たり前だ。
June 27, 2025 at 10:25 AM
おまえにとっては可愛いんだろうが、オメガってだけで周囲は警戒しかしないのが世の常だ。
もともと、アルファだけでなくオメガも数が少ないうえ、表立つことを嫌うバース性だ。

何が楽しくて”みんな仲良く”なんてしなくちゃいけないんだ。信頼できるやつしか用はない。ほかは使えるか使えないかだ。違うだと?それならなんだ。30文字で言ってみろ。

眼光鋭く、おそろしい声音と冷気のようなものをくゆらせ詰め寄るオメガのどこに、可愛げがあると?
June 27, 2025 at 10:24 AM
そんな最弱アルファ男性は、最近オメガと会えていない。どこにいるのと連絡をしたら、今は海外だ。料金が高くつくから切るぞ とあっさり通話を切られた。
そこからだ。ねえどうしよう。僕の愛する人が外国にいる!あんなにキレイで魅力的で素敵なんだ。きっと誰もが彼に夢中になって、僕のことなんて忘れてしまうんだ
こんなに愛しているのに…!!!

そう叫んで、膝に倒れこんできたのが小一時間前。でかくてゴツイ大男にダイブされ、石を抱かされている気分だ。速攻で払い落としたい。その気持ちを抑えつけ、耐えているおれは表彰されてもいいはずだ。
それにしても、いつまで泣いているつもりだ。
June 27, 2025 at 10:24 AM
対するオメガは、アルファと真逆の性と気質を備えている。
生命をはぐくむ器を備えている彼らは、とんでもなくタフだ。鋼の精神力に、底知れぬ生命力。
雪山で三つのバース性がいたら、生き残るのは確実にオメガだと例えられているが、事実である。
特に女性のオメガは最強で、最弱なのは男性アルファと言われている。
June 27, 2025 at 10:23 AM
だがしかし、アルファのプライベートは勝手に自分でやってもらいたい。オメガと喧嘩したとか、帰ってこない怒らせてしまったのだろうかとか、会いたいのに会えない。もう明日になったら僕は寂しさとストレスで息をしていないとか、まあ面倒くさい。もういっそ、この場で息絶えてくれと半分くらいは本気で願ってしまう。

どこにいるのか連絡はしてくるし、電話をかければよほどのことがない限り、無視することはない。
意外とそれなりに小まめに対応をしている。あんなにおおざっぱなオメガにしては、破格の扱いをしているのに、このアルファは自分のことはまるでわかっちゃいなかった。
June 27, 2025 at 10:23 AM
対して、いまここでシクシクと泣き出しているアルファは、オメガがいないと心がすぐに折れる。ついでに、アルファを支えるの基本的構造は、ひとりのオメガと百人のベータが最低限必要だ。
対外的には有能なので、人を育てるのもうまい。アルファの代理がつとまるベータが10人いる。
逆にいえば、十人分の働きを一人でこなしている。そしてアルファの穴埋めも十人がおこなう。持ちつ持たれつやっている。
June 27, 2025 at 10:22 AM
群れのトップであり、統率者として率いる立場のアルファは、いまや見る影もない。
ちなみに、こいつのツガイのオメガは、現在は海外旅行中だ。ヒート?そんなもん薬と気合と根性とスポーツでどうとでもしてくれるわと言ってのける、可愛げのひとかけらもない男だ。

まあ、そこそこの背丈があり、筋肉もそれなりにあるアイツは元から体を動かすのが趣味で、使える筋肉を育てるのも大好きとくる。思考回路は筋肉に回されて、とてつもなくポジティブだ。
June 27, 2025 at 10:22 AM
「十五年」という期間は、二人にとって何を意味するのか。

年月を経る中で、二人は互いの本当の姿を知り、共に成長していく。最初は義務感や偶然に感じた契約が、やがて「自分たちが選んだ絆」へと変わっていく様子を描く物語。

十五年後、契約解除の時が訪れたとき、二人が下す決断とは?
その答えは、ツガイという絆が運命に縛られたものではなく、自分たちの意志で選び取ったものだと証明するかのようなものになるかもしれない。

契約という制度の中での個人の自由や愛の在り方、運命と選択の葛藤をテーマにすることができます。どのような詳細を加えたいか、または別の視点が必要か教えてください!
January 16, 2025 at 1:27 PM
二人は最初の一年間、距離を保ちながらも少しずつ日常を共有していった。しかし、契約に縛られた関係は、自然な絆とは言いがたかった。互いの心に芽生えるのは、疑念と葛藤だった。

五年が経ち、レオンはある日、契約を解除することを決意した。しかしその時、契約の「十五年」という期限を知る。解除を望むなら、その期間を待たねばならない。彼はその現実に苛立ちながらも、「これが運命だ」と自分を納得させようとする。

一方のエリオもまた、自分が「選ばれた番」であることへの重圧に苦しんでいた。しかし、彼がふと気づいたのは、十五年という時間が「絆を築くための猶予」なのではないかということだった。
January 16, 2025 at 1:26 PM