MORI KAKU
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森 覚|Ph.D. 博士(文学)|比較文化|童話作家|仏教絵本|地域絵本|商業美術|仏教文化|絵本学者|イデオロギー批評|森 覚/大澤絢子編『読んで観て聴く近代日本の仏教文化』|森 覚編『メディアのなかの仏教—近現代の仏教的人間像』|仏教文化におけるメディア研究会|仏教資源研究会|仏教表象学会
私の表象文化研究はメディアのグラフィックス(視覚表現)に反映された各時代の思想・価値観・通念・習俗・世相などを読み解く試みです。

そして、各時代の思想・価値観・通念・習俗・世相などがいかにビジュアル化されているのかを明らかにする取り組みでもあります。

作者は、国家・民族・文化など、特定の共同体に帰属する社会化された存在なのです。
December 14, 2024 at 12:26 AM
図像をいかに読み解くかについては様々な手法が存在します。

なかでも用いられるのはシニフィアン(記号表現)とシニフィエ(記号内容)の結びつきが生じさせる意味の生成に着目した記号論です。

しかし欠点は記号内容(意味)の読解に偏り、記号表現の分析が不十分になるところです。

そこで注目するのがゴットフリート ベームの『図像の哲学 いかにイメージは意味をつくるか』です。

本書は「図像」(ビルト)を何らかの手法によってそこに呈示されたイメージだと定義します。

図像というイメージは視覚的に〈提示〉されることで何かしらの意味を生成する性質を持ちます。

→つづく
December 14, 2024 at 12:10 AM
いわき湯本温泉の「旅館こいと」に投宿してきました。

個人的見解ではありますが、源泉59度の天然硫黄泉を濃厚スープで味わえます。

すでに女将さんやスタッフの皆様に覚えられており、「ご無沙汰しております」とご挨拶されます。

温泉むすめですが、温泉にんげんこと潤目アリアが増えていました。

「旅館こいと」の向かいにある「延喜式内 縣社 温泉神社」には温泉むすめの最上級神のスクナヒコが鎮座しています。

温泉むすめの世界観では潤目アリアとお友だちです。

したがって、あくまで個人的見解ですが、「旅館こいと」に温泉にんげんが増えたと考えられます。

神社と旅館がつながる世界観です。
November 24, 2024 at 7:41 AM
11月16日(土)に開催される2024年度絵本学会研究会で研究発表「大淵小華『おしやかさま―誕生物語―』の研究―岐阜県大垣市における児童伝道と仏教絵本―」をします。

これに関連して、国立国会図書館で大淵小華の文献調査をしたところ、真宗大谷派の僧侶として児童伝道教材を開発し、仏教日曜学校出席スタンプを考案して法藏館から売り出すだけでなく、京都を中心に写真や俳句の懸賞に応募するなどクリエイティブな才能に長けた人だと判明しました。

また、おとぎ話の会というグループを運営した小華は、法藏館二代目西村七平の婦人布教や児童伝道に協力したことも児童伝道教材の開発に結びついたようです。
October 26, 2024 at 6:35 AM
帝京大学短期大学の「絵画Ⅱ」では、日本という国家意識、日本人という国民意識、日本史・日本文化という伝統意識を創り出す政治宣伝の手段として成立した美術の概念・用語・ジャンルについて話しています。

政治宣伝の美術史には、キリスト教の宗教画、メディチ家コジモ一世の宮廷パラッツォ・ヴェッキオ、ブルボン王朝のアカデミー制度、ナポレオン一世の美術政策などがあげられます。

明治政府の西洋化政策により成立した「日本美術」「日本画」「歴史画」は〈日本らしさ〉を創り出すための裏づけとなる意味・考え方・表現です。

国家思想を広める美術表現の政治的利用は、画家が活躍した商業出版の雑誌・絵本へも拡大していきます。
October 23, 2024 at 2:02 AM
公開シンポジウム「メディアから生成される仏の姿と信仰―地獄と極楽の表象―」が公開されました。

森 覚編『メディアのなかの仏教—近現代の仏教的人間像—』(勉誠出版、2020年)と森 覚/大澤絢子編『読んで観て聴く近代日本の仏教文化』(法藏館、2024年)の問題意識を中心に、現在進めている共同研究についても語ります。

◯リンク:2024年 常磐短期大学 渡辺賢治研究室 オンデマンド公開シンポジウム「メディアから生成される仏の姿と信仰―地獄と極楽の表象―」
youtu.be/Yw6OqO2xMEc
2024年 常磐短期大学 渡辺賢治研究室 オンデマンド公開シンポジウム「メディアから生成される仏の姿と信仰―地獄と極楽の表象―」
YouTube video by 常磐短期大学 渡辺賢治研究室YouTubeチャンネル
youtu.be
October 20, 2024 at 9:57 AM
東京三鷹にある「ぎゃらりー由芽のつづき」の中村昇・辻政博二人展「ゆるりトークショー 美術 de 表す・学ぶ・生きる」に行きました。

元帝京大学教授の辻政博先生がコーディネーターとなり、美術教育の現状と課題についてゲストと語るトークショー。

ゲストの穴澤 秀隆氏(國学院栃木短期大学、松本学会会長代理、詩人)、山廣 茂夫氏(美術家、元全高美工研副会長)、高橋 香苗氏(美術家、元都図研会長)からは「造形遊び」「高校の美術教育」「美術教育の重要性」とそれぞれの視点からの提案がされました。

フリートークでは参加者から様々な意見が出され、私も翻訳語である「美術」「図工」の成立について話しました。
October 20, 2024 at 4:13 AM
人間は自分の意志で自由に生きられません。

なぜならば、私たちは制度として社会に定着し、様々な思想や価値観を伝えるメディア表現から様々な制約を受けているからです。

表現には物事に対する特定の見方や考え方を個人に植えつけ、人々の思考・行動・感情を操作する作用があります。

また、メディアの表現は、社会を映し出す鏡です。

メディア表現の創り手たちは、同時代の思想・価値観・習慣・世相などから様々な影響を受けて個性や才能を確立していく社会化された存在です。

ゆえに表現には、創り手を通してその時代の社会が反映されているのです。

私はそうしたメディア表現の機能を研究している一個人になります。
October 20, 2024 at 4:09 AM