王勇「中国史の中の日本」（『日本にとって中国とは何か』 講談社 ２００５年）に中国の史書の中での徐福伝説がまとめられている。それによると、始皇帝が徐福を東海の蓬莱島に不老不死の仙薬を求めに行かせた記事は「史記」の各所に散見され、それがいつのまにか日本と結びつき、徐福渡日説となっていった。
November 19, 2025 at 7:22 AM
王勇「中国史の中の日本」（『日本にとって中国とは何か』 講談社 ２００５年）に中国の史書の中での徐福伝説がまとめられている。それによると、始皇帝が徐福を東海の蓬莱島に不老不死の仙薬を求めに行かせた記事は「史記」の各所に散見され、それがいつのまにか日本と結びつき、徐福渡日説となっていった。
学生ではなかったが佐賀大学生協食堂にはよく通った。当初は食堂のおばさんたちに学生扱いされていたが、何年かたったある日「先生の分はこちらです」と言われた。青春が終わったような気がした。
生協食堂といえば、かつて私と同業で、それをやめて司法試験の勉強に専念していた方と偶然、生協食堂で会ったことがあった。いきなり、「君もここの図書館で勉強しているの？僕もだよ」と言われた。いろんな意味で私を誤解していたようだ。
生協食堂といえば、かつて私と同業で、それをやめて司法試験の勉強に専念していた方と偶然、生協食堂で会ったことがあった。いきなり、「君もここの図書館で勉強しているの？僕もだよ」と言われた。いろんな意味で私を誤解していたようだ。
November 11, 2025 at 7:56 AM
学生ではなかったが佐賀大学生協食堂にはよく通った。当初は食堂のおばさんたちに学生扱いされていたが、何年かたったある日「先生の分はこちらです」と言われた。青春が終わったような気がした。
生協食堂といえば、かつて私と同業で、それをやめて司法試験の勉強に専念していた方と偶然、生協食堂で会ったことがあった。いきなり、「君もここの図書館で勉強しているの？僕もだよ」と言われた。いろんな意味で私を誤解していたようだ。
生協食堂といえば、かつて私と同業で、それをやめて司法試験の勉強に専念していた方と偶然、生協食堂で会ったことがあった。いきなり、「君もここの図書館で勉強しているの？僕もだよ」と言われた。いろんな意味で私を誤解していたようだ。
北宋では、東京開封府（開封）、西京河南府（洛陽）、南京応天府（宋州）、北京大名府（魏州）を四京とした。
百文に満たない数量を百文とみなすのは前近代の東アジア全域で行われ、北宋末の開封のことを記録した「東京夢華録」では、官用が７７文、街市通用が７５文、魚肉・野菜が７２文、金銀が７４文でそれぞれ１００文として支払にあてていた。
以上、小島毅『中国思想と宗教の奔流』（講談社 ２００５年）で得た知識。
南京応天府は東京開封府より東に位置する。
日本の九六銭も東アジア全域の伝統の一環なのだろうなと学ぶ。
百文に満たない数量を百文とみなすのは前近代の東アジア全域で行われ、北宋末の開封のことを記録した「東京夢華録」では、官用が７７文、街市通用が７５文、魚肉・野菜が７２文、金銀が７４文でそれぞれ１００文として支払にあてていた。
以上、小島毅『中国思想と宗教の奔流』（講談社 ２００５年）で得た知識。
南京応天府は東京開封府より東に位置する。
日本の九六銭も東アジア全域の伝統の一環なのだろうなと学ぶ。
November 8, 2025 at 11:08 PM
北宋では、東京開封府（開封）、西京河南府（洛陽）、南京応天府（宋州）、北京大名府（魏州）を四京とした。
百文に満たない数量を百文とみなすのは前近代の東アジア全域で行われ、北宋末の開封のことを記録した「東京夢華録」では、官用が７７文、街市通用が７５文、魚肉・野菜が７２文、金銀が７４文でそれぞれ１００文として支払にあてていた。
以上、小島毅『中国思想と宗教の奔流』（講談社 ２００５年）で得た知識。
南京応天府は東京開封府より東に位置する。
日本の九六銭も東アジア全域の伝統の一環なのだろうなと学ぶ。
百文に満たない数量を百文とみなすのは前近代の東アジア全域で行われ、北宋末の開封のことを記録した「東京夢華録」では、官用が７７文、街市通用が７５文、魚肉・野菜が７２文、金銀が７４文でそれぞれ１００文として支払にあてていた。
以上、小島毅『中国思想と宗教の奔流』（講談社 ２００５年）で得た知識。
南京応天府は東京開封府より東に位置する。
日本の九六銭も東アジア全域の伝統の一環なのだろうなと学ぶ。
「北京ヴァイオリン」の中国語の題名は「和你在一起」。「北京ヴァイオリン」で、主人公の少年は隣人のテレサ・テンを聞かせてくれとの求めに応じて「月亮代表我的心」をバイオリンで弾いた。
November 7, 2025 at 11:12 PM
「北京ヴァイオリン」の中国語の題名は「和你在一起」。「北京ヴァイオリン」で、主人公の少年は隣人のテレサ・テンを聞かせてくれとの求めに応じて「月亮代表我的心」をバイオリンで弾いた。
杜甫「春望」の「白頭掻」は「詩経」の「掻首踟蹰」（首を掻きて踟蹰す）を取り入れたもので、いらいらした気持ちをあらわす動作らしい。
November 7, 2025 at 12:05 AM
杜甫「春望」の「白頭掻」は「詩経」の「掻首踟蹰」（首を掻きて踟蹰す）を取り入れたもので、いらいらした気持ちをあらわす動作らしい。
魯迅は「阿Ｑ正伝」を北京八道湾胡同に住んでいたときに執筆した。八道湾胡同は西城区新街口交差点の西にある。
November 6, 2025 at 1:13 AM
魯迅は「阿Ｑ正伝」を北京八道湾胡同に住んでいたときに執筆した。八道湾胡同は西城区新街口交差点の西にある。
「下町の太陽」の舞台の最寄駅は京成荒川駅（現八広駅）。
November 5, 2025 at 2:56 AM
「下町の太陽」の舞台の最寄駅は京成荒川駅（現八広駅）。
岡山から多度津までの鉄道距離は博多から佐賀とほぼ同じ｡
November 1, 2025 at 11:52 PM
岡山から多度津までの鉄道距離は博多から佐賀とほぼ同じ｡
明治５年１０月２日太政官布告第２９５号
「娼妓・芸妓等年季奉公人一切解放可致。右ニ付テノ貸借訴訟総テ不取上候事。」
明治５年１０月９日司法省第２２号
「同上ノ娼妓・芸妓ハ人身ノ権利ヲ失フ者ニテ牛馬ニ異ナラズ｡人ヨリ牛馬ニ物ノ返弁ヲ求ムルノ理ナシ。故ニ従来同上の娼妓・芸妓ヘ借ス所ノ金銀並ニ売掛滞金等ハ、一切債ルベカラザル事｡但シ本月二日以来ノ分ハ此限ニアラズ。」
このときの司法卿は江藤新平｡
「娼妓・芸妓等年季奉公人一切解放可致。右ニ付テノ貸借訴訟総テ不取上候事。」
明治５年１０月９日司法省第２２号
「同上ノ娼妓・芸妓ハ人身ノ権利ヲ失フ者ニテ牛馬ニ異ナラズ｡人ヨリ牛馬ニ物ノ返弁ヲ求ムルノ理ナシ。故ニ従来同上の娼妓・芸妓ヘ借ス所ノ金銀並ニ売掛滞金等ハ、一切債ルベカラザル事｡但シ本月二日以来ノ分ハ此限ニアラズ。」
このときの司法卿は江藤新平｡
October 29, 2025 at 11:13 PM
明治５年１０月２日太政官布告第２９５号
「娼妓・芸妓等年季奉公人一切解放可致。右ニ付テノ貸借訴訟総テ不取上候事。」
明治５年１０月９日司法省第２２号
「同上ノ娼妓・芸妓ハ人身ノ権利ヲ失フ者ニテ牛馬ニ異ナラズ｡人ヨリ牛馬ニ物ノ返弁ヲ求ムルノ理ナシ。故ニ従来同上の娼妓・芸妓ヘ借ス所ノ金銀並ニ売掛滞金等ハ、一切債ルベカラザル事｡但シ本月二日以来ノ分ハ此限ニアラズ。」
このときの司法卿は江藤新平｡
「娼妓・芸妓等年季奉公人一切解放可致。右ニ付テノ貸借訴訟総テ不取上候事。」
明治５年１０月９日司法省第２２号
「同上ノ娼妓・芸妓ハ人身ノ権利ヲ失フ者ニテ牛馬ニ異ナラズ｡人ヨリ牛馬ニ物ノ返弁ヲ求ムルノ理ナシ。故ニ従来同上の娼妓・芸妓ヘ借ス所ノ金銀並ニ売掛滞金等ハ、一切債ルベカラザル事｡但シ本月二日以来ノ分ハ此限ニアラズ。」
このときの司法卿は江藤新平｡
江戸川乱歩が昭和４年に発表した「何者」の舞台は湘南海岸。登場人物は寂しい片瀬海岸よりもにぎやかな由比ガ浜を好んだとの記述がある｡当時は由比ガ浜が海水浴場としてメジャーであった｡
October 25, 2025 at 11:05 PM
江戸川乱歩が昭和４年に発表した「何者」の舞台は湘南海岸。登場人物は寂しい片瀬海岸よりもにぎやかな由比ガ浜を好んだとの記述がある｡当時は由比ガ浜が海水浴場としてメジャーであった｡
Reposted by 無色
The fantastic Cyd Charisse and Fred Astaire in Band Wagon.
October 14, 2025 at 4:16 AM
The fantastic Cyd Charisse and Fred Astaire in Band Wagon.
Reposted by 無色
Fred Astaire could float but Gene Kelly could FLY.
October 15, 2025 at 3:39 AM
Fred Astaire could float but Gene Kelly could FLY.
明治２０年刊の本富安四郎「地方生指針」に、「東京府下ニ居留スル者ノ中ニ四大種族アリ。書生、官員、車夫、兵隊是ナリ。（中略）東京ノ繁栄ハ実ニ此四種族ノ為ニ成立ス者ト云フモ不可ナルベク……」とある。
October 17, 2025 at 5:59 AM
明治２０年刊の本富安四郎「地方生指針」に、「東京府下ニ居留スル者ノ中ニ四大種族アリ。書生、官員、車夫、兵隊是ナリ。（中略）東京ノ繁栄ハ実ニ此四種族ノ為ニ成立ス者ト云フモ不可ナルベク……」とある。
林正登『炭坑（ヤマ）の子ども・学校史』（葦書房 １９８３年）に掲載されている筑豊のエネルギー革命時にはやったという炭坑の子守唄（俗称ザリガニの歌）（作詞作曲森中鎮雄）
父ちゃん今日も帰らんき 母ちゃん廃坑（やま）にボタひろい
秀坊のおもりはうちばっかり ふみちゃんと縄飛びしたいとに
兄ちゃんどこまでザリガニ取りに 学校やすんでいたやろ
ザリガニ取ってなんにする ゆうげのカユのサイにする
夕やけ雲はあかいのに あしたも学校にゆかれんと
父ちゃん今日も帰らんき 母ちゃん廃坑（やま）にボタひろい
秀坊のおもりはうちばっかり ふみちゃんと縄飛びしたいとに
兄ちゃんどこまでザリガニ取りに 学校やすんでいたやろ
ザリガニ取ってなんにする ゆうげのカユのサイにする
夕やけ雲はあかいのに あしたも学校にゆかれんと
October 15, 2025 at 12:14 AM
林正登『炭坑（ヤマ）の子ども・学校史』（葦書房 １９８３年）に掲載されている筑豊のエネルギー革命時にはやったという炭坑の子守唄（俗称ザリガニの歌）（作詞作曲森中鎮雄）
父ちゃん今日も帰らんき 母ちゃん廃坑（やま）にボタひろい
秀坊のおもりはうちばっかり ふみちゃんと縄飛びしたいとに
兄ちゃんどこまでザリガニ取りに 学校やすんでいたやろ
ザリガニ取ってなんにする ゆうげのカユのサイにする
夕やけ雲はあかいのに あしたも学校にゆかれんと
父ちゃん今日も帰らんき 母ちゃん廃坑（やま）にボタひろい
秀坊のおもりはうちばっかり ふみちゃんと縄飛びしたいとに
兄ちゃんどこまでザリガニ取りに 学校やすんでいたやろ
ザリガニ取ってなんにする ゆうげのカユのサイにする
夕やけ雲はあかいのに あしたも学校にゆかれんと
東京の三鷹に昔住んでいた。
最寄りバス停は三鷹農協前。二部屋に８人で住み、それが二つ〔合わせて１６人〕ごとに共有の畳部屋一部屋がある月額三百円。畳の部屋は８畳で、ここにテレビがあり、靴を脱げる唯一の部屋なので宴会集会もここであっていた。８畳に１６人なのでもんごもんごして、あれはあれでおもしろかった。
吉祥寺駅から井の頭公園を通って太宰治が入水した玉川上水を越える緑道が通学路だった。九州にはなかなかないケヤキの林や落葉樹の並木道の雰囲気が好きだった。
最寄りバス停は三鷹農協前。二部屋に８人で住み、それが二つ〔合わせて１６人〕ごとに共有の畳部屋一部屋がある月額三百円。畳の部屋は８畳で、ここにテレビがあり、靴を脱げる唯一の部屋なので宴会集会もここであっていた。８畳に１６人なのでもんごもんごして、あれはあれでおもしろかった。
吉祥寺駅から井の頭公園を通って太宰治が入水した玉川上水を越える緑道が通学路だった。九州にはなかなかないケヤキの林や落葉樹の並木道の雰囲気が好きだった。
October 12, 2025 at 10:33 AM
東京の三鷹に昔住んでいた。
最寄りバス停は三鷹農協前。二部屋に８人で住み、それが二つ〔合わせて１６人〕ごとに共有の畳部屋一部屋がある月額三百円。畳の部屋は８畳で、ここにテレビがあり、靴を脱げる唯一の部屋なので宴会集会もここであっていた。８畳に１６人なのでもんごもんごして、あれはあれでおもしろかった。
吉祥寺駅から井の頭公園を通って太宰治が入水した玉川上水を越える緑道が通学路だった。九州にはなかなかないケヤキの林や落葉樹の並木道の雰囲気が好きだった。
最寄りバス停は三鷹農協前。二部屋に８人で住み、それが二つ〔合わせて１６人〕ごとに共有の畳部屋一部屋がある月額三百円。畳の部屋は８畳で、ここにテレビがあり、靴を脱げる唯一の部屋なので宴会集会もここであっていた。８畳に１６人なのでもんごもんごして、あれはあれでおもしろかった。
吉祥寺駅から井の頭公園を通って太宰治が入水した玉川上水を越える緑道が通学路だった。九州にはなかなかないケヤキの林や落葉樹の並木道の雰囲気が好きだった。
ミュンヘンは北緯４８度にあり、稚内より北にある｡稚内は北緯４５度。
October 11, 2025 at 11:29 PM
ミュンヘンは北緯４８度にあり、稚内より北にある｡稚内は北緯４５度。
１太陽年は３６５．２４２２日。陰暦は１年を３５４日としているため、毎年１１日ずつずれる。
１９年で２０９日が不足するため、この間に７回の閏月がおかれる。
一方、二十四節気は冬至を１１月中気として起点とし、以後、小寒（１２月節気）、大寒（１２月中気）と、約１５日ごとに節気と中気を繰り返して１太陽年を巡る｡閏月はこの中気を含まない月とする。
１９年で２０９日が不足するため、この間に７回の閏月がおかれる。
一方、二十四節気は冬至を１１月中気として起点とし、以後、小寒（１２月節気）、大寒（１２月中気）と、約１５日ごとに節気と中気を繰り返して１太陽年を巡る｡閏月はこの中気を含まない月とする。
October 8, 2025 at 9:49 AM
１太陽年は３６５．２４２２日。陰暦は１年を３５４日としているため、毎年１１日ずつずれる。
１９年で２０９日が不足するため、この間に７回の閏月がおかれる。
一方、二十四節気は冬至を１１月中気として起点とし、以後、小寒（１２月節気）、大寒（１２月中気）と、約１５日ごとに節気と中気を繰り返して１太陽年を巡る｡閏月はこの中気を含まない月とする。
１９年で２０９日が不足するため、この間に７回の閏月がおかれる。
一方、二十四節気は冬至を１１月中気として起点とし、以後、小寒（１２月節気）、大寒（１２月中気）と、約１５日ごとに節気と中気を繰り返して１太陽年を巡る｡閏月はこの中気を含まない月とする。
佐賀県内の鉄道の駅（九州旅客鉄道、松浦鉄道、甘木鉄道）の各駅間の営業キロ数（最短距離）を見ると、鹿児島線けやき台駅と松浦鉄道福島口駅間が一番長く、ちょうど１００ｋｍである。
October 7, 2025 at 6:23 AM
佐賀県内の鉄道の駅（九州旅客鉄道、松浦鉄道、甘木鉄道）の各駅間の営業キロ数（最短距離）を見ると、鹿児島線けやき台駅と松浦鉄道福島口駅間が一番長く、ちょうど１００ｋｍである。
吉川幸次郎『「人間詩話』」によれば、「詩話」とは欧陽修がはじめて書いた体裁の文章で、評論ではなく、詩人の逸事、すぐれた句、ないしは滑稽な句についての話など、短い一条一条が雑然と並んでいる著述をいうそうだ。
September 30, 2025 at 2:30 AM
吉川幸次郎『「人間詩話』」によれば、「詩話」とは欧陽修がはじめて書いた体裁の文章で、評論ではなく、詩人の逸事、すぐれた句、ないしは滑稽な句についての話など、短い一条一条が雑然と並んでいる著述をいうそうだ。
「口笛が流れる港町」の劈頭のアキラと錠のからみは阿蘇が舞台｡本編は宮崎の山間部にある鉱山が舞台。浅丘ルリ子はその後継ぎ娘。一切、港町は出てこない｡口笛も聞こえてこない｡
佐渡を舞台の渡り鳥シリーズ「渡り鳥いつまた帰る」では、こまどり姉妹が「浅草姉妹」を歌う｡
佐渡を舞台の渡り鳥シリーズ「渡り鳥いつまた帰る」では、こまどり姉妹が「浅草姉妹」を歌う｡
September 28, 2025 at 11:17 PM
「口笛が流れる港町」の劈頭のアキラと錠のからみは阿蘇が舞台｡本編は宮崎の山間部にある鉱山が舞台。浅丘ルリ子はその後継ぎ娘。一切、港町は出てこない｡口笛も聞こえてこない｡
佐渡を舞台の渡り鳥シリーズ「渡り鳥いつまた帰る」では、こまどり姉妹が「浅草姉妹」を歌う｡
佐渡を舞台の渡り鳥シリーズ「渡り鳥いつまた帰る」では、こまどり姉妹が「浅草姉妹」を歌う｡
福沢諭吉は明治１４年１０月２４日から地方凡例録を読んでいる。
September 28, 2025 at 7:53 AM
福沢諭吉は明治１４年１０月２４日から地方凡例録を読んでいる。
「人生不可解」と明治３６年に華厳の滝で自殺した藤村操は、自殺の数日前に英語の下読みを怠けて、講師の夏目漱石から叱責されたという｡
September 21, 2025 at 1:57 AM
「人生不可解」と明治３６年に華厳の滝で自殺した藤村操は、自殺の数日前に英語の下読みを怠けて、講師の夏目漱石から叱責されたという｡
芥川龍之介が大正１１年の学習院での講演で、学習院の場所を知らなかったので目白駅から人力車に乗ったと言っている｡彼は当時田端に住んでおり、また、本郷の大学に通った代々の江戸っ子である｡この発言は本当のことを言っているのだろうか｡仮に知らなかったのが本当であるならば、学習院という存在が華族以外の者にはまるで縁がなかったというべきか、目白というのが東京の範疇をはずれたようなところだったのだろうか。
September 17, 2025 at 11:39 PM
芥川龍之介が大正１１年の学習院での講演で、学習院の場所を知らなかったので目白駅から人力車に乗ったと言っている｡彼は当時田端に住んでおり、また、本郷の大学に通った代々の江戸っ子である｡この発言は本当のことを言っているのだろうか｡仮に知らなかったのが本当であるならば、学習院という存在が華族以外の者にはまるで縁がなかったというべきか、目白というのが東京の範疇をはずれたようなところだったのだろうか。
林修三『法令用語の常識』 （日本評論社 １９５８年）によると、「……の規定は、……の場合に適用があるものとする」という用例は、そこで問題になっているある規定が、ある場合に適用があるのは、解釈上あるいは論理上当然のことであるが、解釈上の疑義を避け、法文の理解を容易にする意味で、念のために規定を設けるというような趣旨の場合に使われる｡これを「適用する」と言い切ってしまうと、本来適用のないところを、この規定で適用するようにしたという創設的意味が加わってくるので、単なる解釈的意味であることをあらわす趣旨でこのような表現が使われる｡
September 16, 2025 at 11:23 PM
林修三『法令用語の常識』 （日本評論社 １９５８年）によると、「……の規定は、……の場合に適用があるものとする」という用例は、そこで問題になっているある規定が、ある場合に適用があるのは、解釈上あるいは論理上当然のことであるが、解釈上の疑義を避け、法文の理解を容易にする意味で、念のために規定を設けるというような趣旨の場合に使われる｡これを「適用する」と言い切ってしまうと、本来適用のないところを、この規定で適用するようにしたという創設的意味が加わってくるので、単なる解釈的意味であることをあらわす趣旨でこのような表現が使われる｡
アーネスト・サトウは、大西郷の印象を、「この人物は甚だ感じが鈍そうで、一向に話をしようとはせず、私もいささか持てあました。しかし、黒ダイヤのように光る大きな目玉をしているが、しゃべるときの微笑には何とも言い知れぬ親しみがあった。」と書いている｡慶応２年、兵庫で会ったときの印象である｡
September 15, 2025 at 4:54 AM
アーネスト・サトウは、大西郷の印象を、「この人物は甚だ感じが鈍そうで、一向に話をしようとはせず、私もいささか持てあました。しかし、黒ダイヤのように光る大きな目玉をしているが、しゃべるときの微笑には何とも言い知れぬ親しみがあった。」と書いている｡慶応２年、兵庫で会ったときの印象である｡