家が霞むほどの霧、灰に近い水色の世界、肌寒いが凍えるほどでない空気。
全てが春の朝だ。

学生の時は毎日電車に乗ったのに、最近は季節に1回ほどになってしまった。
久々に電車に乗ると、前に立っていたヘッドホンした女性が鼻歌を歌っていた。走行中の電車ではっきり聞こえるのだからそれなりに大きな鼻歌なのだが、ちゃんと音程が取れていて耳障りには感じなかった。
それよりその女性がヘルプマークをつけていることが見に止まった。職業病でもあるし、自分の生まれつきからしょうがないのだが、つい余計な想像をしてしまう。ヘルプマークがなければ、ただいい事があったのか、これからあるのだろうぐらいにしか思わないだろう。

雨が降ってきたようで傘をさしたり、あるいは濡れたりして人々が駅に入ってくる。
祭りに雨とは残念だが、通る人々を眺めていると案外時間が過ぎるのが早いものだ。
子どものはしゃぐ声など、雨を忘れさせてしまう。

半年ぶりだと思っていたら3ヶ月程度の話だった。もしかしたら2ヶ月かもしれない。車窓を流れる街を眺めていると、ついつい人物に目が止まる。おそらく子どもであり、おそらく主婦であり、おそらく勤務中の大人である。何がしかのカテゴリーに当てはめることができ、おおよそしていることが分かる。一瞬で流れて行ってしまうのだが、その人物に仮定を付けて、色々動かして見るのである。

Bluesky のユーザー数は現在 1,000 万人を超えており、私は #5,100,780 番目でした。

しかし、Return to Kyotoするには前作に『Pure Land Buddhism』が必要なのだ

タイトルだけ新シリーズ
『Pure Land Buddhism －Return to Kyoto－』

タイトルだけ三部作『パーメリー＝フォンメルンの憂鬱な朝』断片集

『パーメリー=フォンメルンの憂鬱な朝』『陽のいと高きガラディアーノ』『エメネス夜行船』タイトルだけ三部作を思いついた

図書館でカモを食べるにはどうしたらよいだろうか。まず、カモを確保しなければならない。鴨肉でよければ肉屋なりスーパーなりで買って図書館に行けばよいが、それでは図書館でカモを食べる、という意味が無い気がする。図書館に池があればそこにカモも来るであろうから、図書館に"行って"カモを食べる理由になる。池に来たカモを獲って、食べるのである。そうすると図書館に似つかわしくないように思うが、図書館の本でカモの獲り方や、捌き方、調理方法を知る必要があるから、やはり図書館でなければならない。

図書館でカモを食べる話、了