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読書日記2026-9
〈「わたしにとっての課題は、「ケア・フォー」をごく当たり前にできるか、さらっと「手をつないで」歩くことができるか」「自分も「傷」を持っているが、だからこそ、閉じるのではなく「傷」のある他者に開いていくということが大事なのだ」「ツタ力やん。つた力。人と人がくっつく力。」〉『ゆっくり歩く』小川公代、医学書院

外国語教授の著書がパーキンソン病と診断された母と一緒に「ゆっくり歩く」ことを見つけていくにあたり、ボルヘス、ハン・ガンなどの文学や日蓮、フロイト、アントニオ猪木、またオープンダイアログの力も借りながら共に見つけていく記録であり当事者研究。足元から今を見つめる新ケア論だ。
February 6, 2026 at 3:44 AM
読書日記2026-8
〈「面白いことを追う身体感覚を身につけたみたいなんが、たぶん昔からあったんやと思うんです。」「面白いことを追うことが自分の幸せとか、多少なりとも賢くなることにつなかってることを信じてる」「他人がぜんぜん好きじゃないものを自分が好きでも臆さないこと。才能も努力もいらんから追った方がいい。ものにならなくても、その後何かにはなるんです。」〉『ふつうの人が小説家として生活していくには』津村記久子 夏葉社

「ポトスライムの船」「ミュージックブレスユー」しか読んでなかったが、デビュー作から改めて掘ること決定。こんな面白い本にはそうそう出会えるものではない。夏葉社島田さんにも感謝。
February 1, 2026 at 4:35 AM
読書日記2026-7
〈「私でもつくれるんだ」と知ってほしい これまで750冊以上の「自分のためにつくる本」をお手伝いさせてもらってきた。そのつくり手さん全員に共通していたのが、「楽しい!」が溢れ出ているということだった。〉『本が生まれるいちばん側で』藤原印刷 ライツ社』

本をつくる人が増えれば、きっと読む人も増える。と、個人の本づくりに伴走し続ける藤原印刷さん。紙選び、印刷、造本、装丁などなどをこれまでの実例から解説しながら、結局ここにあるのは何かを作って誰かに届けたい!という衝動の面白さだと思う。いつか自分もここから本を出して、印刷に立ち合いたい、という希望を抱かせてくれる豊かな本だ。
February 1, 2026 at 3:25 AM
読書日記2026-6
『アップルエイジ① Arata 小学館』

メイドロボットのエルと復讐を目指すリリのコンビで不条理な未来を賭けるSF紀行漫画。萩尾望都、あだち充が帯に推薦文を寄せていたので気になって読んでみました。激賞、との煽りはあれど個人的には微妙。。。という事で2巻を読むかどうかは保留。
February 1, 2026 at 3:16 AM
読書日記2026-5
〈「『雨が降つてゐる 雨が降つてゐる/雨は蕭蕭と降つてゐる』強風が霧を吹き飛ばし、その合間から達治の詩そのままの光景が姿を現したのである」「近くに住んでいるなら、毎日でも小杉湯に通うだろう。ぬくもりの燃料は、この施設をつくった若い人々なのかもしれない。」〉三歩あるけば、旅の空、平川克美、灯光舎

隣町珈琲の平川さんの温泉紀行、銭湯経済のススメ。「反戦略的ビジネスのすすめ」(洋泉社、のち角川新書「一回半ひねりの働き方」)はビジネスマンのバイブルともいうべき名著。お勧めの温泉にゆっくり浸かってしみじみとしてみたい。さて、何処から訪ねようか。
January 21, 2026 at 11:48 AM
読書日記2026-4
〈「悲しみは、/乗り越えるためにあるのではない/ただ悲しむためだけにある」悲しむソルフェージュ、『鬼は逃げる』ウチダゴウ、三輪舎〉

藤原印刷の展示会が緑地公園のblackbird booksで開催、と知りお散歩がてら出かけて来ました。若くて元気な社員のお二人と楽しくお話しして、私も本が作りたくなりました。黒地の白文字は黒を印刷、とか、小口塗りのやり方、とか面白い!偶然出会ったウチダゴウさんの詩集も、詩のページは黒地に白字でした。梨木香歩さんの帯、そして校正は牟田都子さん。こんな本と出会わせてくれたblackbird booksさん、藤原印刷さんに感謝。良い日だ。
January 18, 2026 at 9:36 AM
読書日記2026-3
〈「どこへ行くのだ?」彼はいった。「わたしの名前をあたえてくれるものたちのところへ。水ではなく火のなかへ。私の一族のもとへ。」「西のだね」彼はいった。「西を超えたところ」と彼女はいった。〉ゲト戦記『ドラゴンフライ』ル・グゥイン、小尾芙佐訳、伝説は永遠に③、ハヤカワ文庫FT 282

2001年米国でシリーズ第5部「アースシーの風」刊行の直前に出た「作品集」の中核をなす中編。日本では岩波書店の外伝(いまは「ドラゴンフライ」)に収録も、これのみグウィンのSFを訳された小尾さんの訳で2000年にハヤカワのファンタジーの殿堂に収録。清水訳との違い、またタイトルの変遷も興味深い。
January 18, 2026 at 9:16 AM
読書日記2026-2
〈「聞くことと話すことを丁寧にわける」「説得、議論、説明、アドバイスをしない」「その人のどんな体験も否定しない」「わかったつもりにならない」「ハーモニーよりポリフォニー(一致しなくても分かり合える)〉『専門家なしでやってみよう!オープンダイアローグ』石田、頭木、鈴木、樋口、晶文社

いま一番興味のある当事者研究とオープンダイアログ。元は北欧発の精神疾患対応の技法だが、対話を続けることだけを目指すオープンな対話で、目から鱗の変化が生まれる(らしい)。読みながら何度か涙腺崩壊したので電車の中などで読む際は要注意。(会社でもやってみたい)
January 13, 2026 at 1:50 AM
読書日記2026-1
〈「ライム・バニラ・アイスを一皿」と彼は言った。〉〈『夢を見るための緑の黄昏印、純粋な北方の空気』〉〈「もちろん、おまえは憶えているだろうよ、トム」と、彼は言った。〉『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ、晶文社

書籍のプロの友人からのお勧めでようやく今頃読了。その昔、「文学のおくりもの」(晶文社)という7冊×4期のシリーズの最初の方でしょっちゅうタイトルは見ていたのに。このシリーズでチャペック、サローヤン、カルヴィーノなどを読み始めたのだった。いまは感動とともに遅すぎる夏休みの宿題を終えたような気分。
January 12, 2026 at 2:53 PM
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【今月末!拡散希望】

中川敬&リクオ

『うたのありか2025』

6/27(金) 愛知県豊橋市HOUSE of CRAZY

6/28(土) 埼玉県熊谷市モルタルレコード

6/29(日) 石川県金沢市もっきりや

breast.co.jp/soulflower/n...

2025年前半期唯一の『うたのありか』ツアー、予約受付中!

全国から大集合!

#soulflower
June 18, 2025 at 12:42 PM
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文学フリマで出品する本その1『學*酵 第一号「器」』が出来上がってきた…!「ある建物の人生」を、オーナーの千々和淳さんによる掌編小説、建築家・加藤比呂史さんと能楽師・安田登さんへのインタビュー、滞留者である僕と千々和さんによる放談、そして風景のグラビアページで語る一冊です。僕にとって、伴侶種のような、とても大事な存在になりつつある場所についての、見たことのない本になりました。120ページ予定。
April 30, 2025 at 2:00 PM