という映画に張り合おうとするスパイカークランド。
カークランドは本田に心底惚れている(自分ではそこまで気づいてない)
本田はまじでただの一般人。スパイとか機密組織かっこいいと思ってるただの男性。カークランドが大好き。

本田は目をキラキラ輝かせて「かっこいいですね…っ！」なんて言ってる。
馬鹿あんなもんフィクションだでもまあ俺だってやろうと思えばあれぐらい出来るさスパイ道具だって沢山持ってるし、今まで俺は沢山の任務をこなしてきた。時には命が危ない時だってだ。が、俺は優秀なエージェントだから任務は全て成功させたんだ。
本田が俺の仕事を知ったら今以上に目を輝かせて凄い凄い！かっこいいです！流石はアーサーさん！とべた褒めするだろうな映画のフィクションスパイなんてすぐ忘れてさ。
まあ言えないんだけど。
だからそんな熱心に偽物のスパイを褒めるなよ馬鹿。

もっと呼んで欲しいと思ってしまう。仕事で数週間会えないだけで本田に会いたくて仕方ない。なんだこれは本田はもしかしたら俺にハニトラを仕掛けるために相手が送り出した刺客か？と本田を探っても全くの白。ホッとした自分がいる。
今日は二人でサブスクで配信している映画を観る。
「スパイ映画っていいですよね」なんて言いながら本田が選んだ映画にドキッとする。まさに隣にはそのスパイ活動をしている俺がいるのだ。映画はまぁなんというか誇張されてる。スパイなんて大概が諜報活動で地味だ。映画みたいなドンパチしたりミッションの為にそこまで体を張らない。
だが、

(2/2)
#askkきみばら