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「🎨、これって」
「あぁ、俺の知り合いです。綺麗な方ですよね」
それ以上深く聞けない🥃は、顎を指先で擦りながら、遠くを見つめる。
絵画に描かれていたのは、数年前突然音信不通になった恋人の姿だったから。
「🎨、これって」
「あぁ、俺の知り合いです。綺麗な方ですよね」
それ以上深く聞けない🥃は、顎を指先で擦りながら、遠くを見つめる。
絵画に描かれていたのは、数年前突然音信不通になった恋人の姿だったから。
そう言って笑う⚔️の顔を教科書で塞ぐ。
#brmyプラス
放課後の教室で、私は⚔️を待っていた。友人たちが一緒に帰ろうと声をかけてくれたが、今日だけはごめんと一人、また一人と謝る。訳を話せば、彼女たちは悪戯げに笑ってこう言う。
「付き合って一周年か、おめでとう」
理由を話したのは私なのに、祝われると、どう返せばいいものかと、顔を真っ赤染めて笑われてしまった。
教室に私以外、誰一人残っていない十七時半。遠くから聞こえる足音。⚔️かと思えば、彼より足音が軽い。
「🌸さん」
『あれ、××くん。もう帰ったんじゃないの?』
「あ……えっと、君が今教室に1人だって聞いたから戻ってきて」
そう言って笑う⚔️の顔を教科書で塞ぐ。
#brmyプラス
放課後の教室で、私は⚔️を待っていた。友人たちが一緒に帰ろうと声をかけてくれたが、今日だけはごめんと一人、また一人と謝る。訳を話せば、彼女たちは悪戯げに笑ってこう言う。
「付き合って一周年か、おめでとう」
理由を話したのは私なのに、祝われると、どう返せばいいものかと、顔を真っ赤染めて笑われてしまった。
教室に私以外、誰一人残っていない十七時半。遠くから聞こえる足音。⚔️かと思えば、彼より足音が軽い。
「🌸さん」
『あれ、××くん。もう帰ったんじゃないの?』
「あ……えっと、君が今教室に1人だって聞いたから戻ってきて」
🧹の顔がサッと青くなる。さっきまで軽口を叩いていたのに黙ってしまった。
友人とカフェで話していると、1人の友人が嘆き始めた。「同棲してる彼氏がさ、結婚する来なさそうだし、惰性で付き合ってて」話が長くなりそうだと、カフェオレに口をつける。「私たちの関係って何? って聞いたの」ただの友人にしては告白してもらって付き合っている。一緒に住んでいるけど、それは彼氏としてではなく同居人みたいだと。長々話しているがそういうことが言いたいらしい。
🧹の顔がサッと青くなる。さっきまで軽口を叩いていたのに黙ってしまった。
友人とカフェで話していると、1人の友人が嘆き始めた。「同棲してる彼氏がさ、結婚する来なさそうだし、惰性で付き合ってて」話が長くなりそうだと、カフェオレに口をつける。「私たちの関係って何? って聞いたの」ただの友人にしては告白してもらって付き合っている。一緒に住んでいるけど、それは彼氏としてではなく同居人みたいだと。長々話しているがそういうことが言いたいらしい。
まるでツボを買わせようとする怪しい占い師みたいに🔮は笑った。いや、この人占い師か。
まるでツボを買わせようとする怪しい占い師みたいに🔮は笑った。いや、この人占い師か。
ぶっきらぼうな言い方をする💻に、私は思わず笑ってしまった。
ぶっきらぼうな言い方をする💻に、私は思わず笑ってしまった。
🧩さんと一緒に行けばと渡した2枚の映画チケットを、1枚返して🎞はそう言った。恋愛映画は恋人と行くものだと言ったのに。
いつも通りの時間。私はアポリアに納品をするため訪れる。食材や消耗品をいくつか🎞と確認しながら、漏れがないか確認をして、特に何も無かったので納品書を渡した。
「お疲れ様」
『🎞もお疲れ様。最近納品日に会うことなかったね』
「気づいてたんだ。ちょっと嬉しい」
彼の言葉に思わず頬が染まる。🎞のシフト日と被っている私の方が何倍も嬉しいのに。
『あれ、その映画見たの?』
何とか話題を変えようと、彼が見ている映画のチラシを指さす。有名な恋愛小説が映画化されたもので
🧩さんと一緒に行けばと渡した2枚の映画チケットを、1枚返して🎞はそう言った。恋愛映画は恋人と行くものだと言ったのに。
いつも通りの時間。私はアポリアに納品をするため訪れる。食材や消耗品をいくつか🎞と確認しながら、漏れがないか確認をして、特に何も無かったので納品書を渡した。
「お疲れ様」
『🎞もお疲れ様。最近納品日に会うことなかったね』
「気づいてたんだ。ちょっと嬉しい」
彼の言葉に思わず頬が染まる。🎞のシフト日と被っている私の方が何倍も嬉しいのに。
『あれ、その映画見たの?』
何とか話題を変えようと、彼が見ている映画のチラシを指さす。有名な恋愛小説が映画化されたもので
そう言って、幼馴染の🔮は私に合鍵を渡した。付き合ってる訳でもないのに、目が離せないからって。
何度も置いて帰ったのに、合鍵は必ず私の手に戻ってくる。
🔮から合鍵を貰ったのはずっと前。きっかけは私の働きすぎ。荒れた部屋と、なかなか合わないスケジュールに、何となく察したのか🔮は「しばらく面倒を見たい」と言ってきた。
もちろん断った。いくら幼なじみとはいえ、30を過ぎた成人女性の面倒を見てもらうなんて恥ずかしくて申し訳なかったから。
「わかった。もし、困ったことがあったらうちにおいで。いつでも話し聞くから」
そう言って合鍵を無理やり持たされた。
そう言って、幼馴染の🔮は私に合鍵を渡した。付き合ってる訳でもないのに、目が離せないからって。
何度も置いて帰ったのに、合鍵は必ず私の手に戻ってくる。
🔮から合鍵を貰ったのはずっと前。きっかけは私の働きすぎ。荒れた部屋と、なかなか合わないスケジュールに、何となく察したのか🔮は「しばらく面倒を見たい」と言ってきた。
もちろん断った。いくら幼なじみとはいえ、30を過ぎた成人女性の面倒を見てもらうなんて恥ずかしくて申し訳なかったから。
「わかった。もし、困ったことがあったらうちにおいで。いつでも話し聞くから」
そう言って合鍵を無理やり持たされた。
元彼から私を庇うように前に立った🌏は、躊躇うことなく言い放った。
カフェのヘルプに入った私は、いつも通り🌏と締め作業を始める。とは言っても、🍴くんが「できる所まで片付け終わってるので、今日は早めに帰ってください」と、ほとんどの作業を終わらせてくれていた。
「家まで送る」
『ありがとう。でも今日、寄りたい場所あるからいいよ』
最後の鍵締めをした🌏は驚いたように私を見つめる。いつもなら、このまま家まで送って貰っているのだが、今日は用事がある。そう、ハピドの新作販売が今日なのだ。この時間にビルを出れば、閉店までには間に合うことは計算済み。
元彼から私を庇うように前に立った🌏は、躊躇うことなく言い放った。
カフェのヘルプに入った私は、いつも通り🌏と締め作業を始める。とは言っても、🍴くんが「できる所まで片付け終わってるので、今日は早めに帰ってください」と、ほとんどの作業を終わらせてくれていた。
「家まで送る」
『ありがとう。でも今日、寄りたい場所あるからいいよ』
最後の鍵締めをした🌏は驚いたように私を見つめる。いつもなら、このまま家まで送って貰っているのだが、今日は用事がある。そう、ハピドの新作販売が今日なのだ。この時間にビルを出れば、閉店までには間に合うことは計算済み。
「も〜!! 聞いてます?」🐍くんの声に思わず視線が彼に戻る。全然聞いていなかった。
『ごめん……』
「確かに、さっきの店員さん。かっこいいですよね」
『え? あ、さっきのお兄さん?』
さっきまで話していた会話の前後が思い出せず、飲んでいたアイスコーヒーの氷を揺らす。確かに、初恋のあの人と面影が似ているような。
「従兄弟のお兄さんでしたよね、初恋の人。雰囲気似てませんか?」
『よく覚えてるね……確かに』
「覚えてますよ〜! 🌸さんの好きなタイプ知りたいんで」
🐍くんの声に、飛び出そうになった
「も〜!! 聞いてます?」🐍くんの声に思わず視線が彼に戻る。全然聞いていなかった。
『ごめん……』
「確かに、さっきの店員さん。かっこいいですよね」
『え? あ、さっきのお兄さん?』
さっきまで話していた会話の前後が思い出せず、飲んでいたアイスコーヒーの氷を揺らす。確かに、初恋のあの人と面影が似ているような。
「従兄弟のお兄さんでしたよね、初恋の人。雰囲気似てませんか?」
『よく覚えてるね……確かに』
「覚えてますよ〜! 🌸さんの好きなタイプ知りたいんで」
🐍くんの声に、飛び出そうになった
私は幼馴染である🎧からお使いを頼まれていた。このゲームだけはパッケージで欲しいと言っていたが、体調崩してしまったようで、私が予約していた店舗に行って受け取る。全くメッセが入らない。今日は本当に動けないみたい。
『当日に欲しいって言ったから、届けるのも今日中がいいよね』
冷たいスマホを握りしめて、私はゆっくりとハウスへ向かった。
----------
大きな音を立てないように🎧の部屋がある2階へ向かう。シンと静まり返った廊下に、ゆっくりと足をつける。
私は幼馴染である🎧からお使いを頼まれていた。このゲームだけはパッケージで欲しいと言っていたが、体調崩してしまったようで、私が予約していた店舗に行って受け取る。全くメッセが入らない。今日は本当に動けないみたい。
『当日に欲しいって言ったから、届けるのも今日中がいいよね』
冷たいスマホを握りしめて、私はゆっくりとハウスへ向かった。
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大きな音を立てないように🎧の部屋がある2階へ向かう。シンと静まり返った廊下に、ゆっくりと足をつける。
⚔️の言葉に思わず体がはねる。タバコを吸ったのは外の喫煙所。そしてその後シャワーを浴びて、服を着替え、歯磨きをしてガムを噛んだ。完璧だと思っていた隠蔽工作はどうやら意味がなかったらしい。
「その反応、図星か」
『ごめん……吸いました』
タバコを吸い始めたきっかけはよくあるもので、昔付き合っていた男から勧められて吸い始めた。少し素行に問題のある男だったから、もう別れている。別に未練がある訳じゃない、どちらかと言えば別れてせいせいしている。しかし、タバコの味だけは忘れられず、思い出してはすってしまう。
「……まだ好きなのか」
⚔️の言葉に思わず体がはねる。タバコを吸ったのは外の喫煙所。そしてその後シャワーを浴びて、服を着替え、歯磨きをしてガムを噛んだ。完璧だと思っていた隠蔽工作はどうやら意味がなかったらしい。
「その反応、図星か」
『ごめん……吸いました』
タバコを吸い始めたきっかけはよくあるもので、昔付き合っていた男から勧められて吸い始めた。少し素行に問題のある男だったから、もう別れている。別に未練がある訳じゃない、どちらかと言えば別れてせいせいしている。しかし、タバコの味だけは忘れられず、思い出してはすってしまう。
「……まだ好きなのか」
職場の同僚から合コンの数合わせに何度誘われただろうか。そろそろ片手で数えられない回数になってきてから、私はどう断るかをようやく考え始めた。30代も遠くない。世の中や、同年代がそろそろ身を固めて結婚すべきでは? と言い始めているではないか。残酷な程に時は過ぎていく。私の中では少し前に成人式があったよなぐらいの感覚で、20代後半に差し掛かっているとSNSの広告で現実を突きつけられた。なんで婚活の広告ばかりなんだよ……。マッチングアプリだからいいという話ではない。出会いから始めるのなんてめんどくさい。
職場の同僚から合コンの数合わせに何度誘われただろうか。そろそろ片手で数えられない回数になってきてから、私はどう断るかをようやく考え始めた。30代も遠くない。世の中や、同年代がそろそろ身を固めて結婚すべきでは? と言い始めているではないか。残酷な程に時は過ぎていく。私の中では少し前に成人式があったよなぐらいの感覚で、20代後半に差し掛かっているとSNSの広告で現実を突きつけられた。なんで婚活の広告ばかりなんだよ……。マッチングアプリだからいいという話ではない。出会いから始めるのなんてめんどくさい。
久々にハウスを訪れた。かなり前、⚔️の忘れ物を届けに行ったっきりだ。私は📘さんに例の手紙を渡すと、彼は何か面白いものを見つけたと言わんばかりに密かに笑った
久々にハウスを訪れた。かなり前、⚔️の忘れ物を届けに行ったっきりだ。私は📘さんに例の手紙を渡すと、彼は何か面白いものを見つけたと言わんばかりに密かに笑った
「……誰のですか」って言われるから、「誰だといい?」って言うと「……からわかわないでください」って言われる。
その後付き合うこともなく卒業式を迎えて、同級生に「記念にやるよ」って第二ボタン貰って帰ろうとしてるところに「花婿の候補は決まってるんですか」なんて言われて、こっちは全然覚えてないから(進路先のプリントについて)「幸せになるよ」ってふざけて言い返すと🌙に逃げられる。その後何の連絡もなく疎遠になってしまう。久しぶりに再開した先で「え……結婚してないんですか?」って言われるから
「……誰のですか」って言われるから、「誰だといい?」って言うと「……からわかわないでください」って言われる。
その後付き合うこともなく卒業式を迎えて、同級生に「記念にやるよ」って第二ボタン貰って帰ろうとしてるところに「花婿の候補は決まってるんですか」なんて言われて、こっちは全然覚えてないから(進路先のプリントについて)「幸せになるよ」ってふざけて言い返すと🌙に逃げられる。その後何の連絡もなく疎遠になってしまう。久しぶりに再開した先で「え……結婚してないんですか?」って言われるから
珍しく酔って帰ってきた彼を出迎えると、そのまま玄関に押し倒される。「何」「かわいい」「はいはい」酔った⚔️はしつこい。翌日には記憶が消えていることが多いから、あまり相手にしないようにしている。⚔️を引っぺがして、とりあえず鍵を閉めると足が宙に浮く。抱き上げられているからだ。半分言葉になっていない口説き文句を囁かれながら寝室に運ばれていく。短く首筋や唇、おでこにキスをされて、彼はぐっすり眠ってしまう。私が相手にしないのはときめいて仕方が無くなってしまうから。大男が小さな私にメロメロになってしまう貴重な瞬間だから。心臓が持たない。
珍しく酔って帰ってきた彼を出迎えると、そのまま玄関に押し倒される。「何」「かわいい」「はいはい」酔った⚔️はしつこい。翌日には記憶が消えていることが多いから、あまり相手にしないようにしている。⚔️を引っぺがして、とりあえず鍵を閉めると足が宙に浮く。抱き上げられているからだ。半分言葉になっていない口説き文句を囁かれながら寝室に運ばれていく。短く首筋や唇、おでこにキスをされて、彼はぐっすり眠ってしまう。私が相手にしないのはときめいて仕方が無くなってしまうから。大男が小さな私にメロメロになってしまう貴重な瞬間だから。心臓が持たない。
目の前で彼氏に最悪なフラレ方をして🍩が助けてくれる話。
元からいい人ではなかった。たしかに昔は好きだったし、その好きが全ての欠点を隠してくれるから馬鹿みたいに好きだった。
百年の恋も冷める。その瞬間は簡単に訪れる。
「最悪な女だな。別れてやるよ、俺の言うこと聞けないなら」
びしゃり。グラスに入った液体を頭から投げかけられる。最悪、これ多分何かの飲み物が入ってたな。液体を振り払う指先がベタベタする。
『……』
「気持ち悪いんだよ。重いし」
なんでこの男が好きだったんだろ。頭が物理的に冷えた今、そんな考えでいっぱいになる。
「大丈夫……?」
負の感情が腹の底でぐつぐつと
目の前で彼氏に最悪なフラレ方をして🍩が助けてくれる話。
元からいい人ではなかった。たしかに昔は好きだったし、その好きが全ての欠点を隠してくれるから馬鹿みたいに好きだった。
百年の恋も冷める。その瞬間は簡単に訪れる。
「最悪な女だな。別れてやるよ、俺の言うこと聞けないなら」
びしゃり。グラスに入った液体を頭から投げかけられる。最悪、これ多分何かの飲み物が入ってたな。液体を振り払う指先がベタベタする。
『……』
「気持ち悪いんだよ。重いし」
なんでこの男が好きだったんだろ。頭が物理的に冷えた今、そんな考えでいっぱいになる。
「大丈夫……?」
負の感情が腹の底でぐつぐつと