最後、主人公とノスフェラトゥが抱き合うの、ヘルツォークの方は画面がちょっと紫がかってて、髪の黒も肌の白も、まるでスミレのように青みがかってパウダリーに見えたのがとても美しかったんだけど、エガースはパウダリーどころかどろどろのぐちゃぐちゃで、でもちゃんと美しく見えた　リリー・ローズ・デップ、良かったな

新しい方のノスフェラトゥ、伯爵がマジで怖いので、涙目でビビりまくっているニコラス・ホルトが気の毒　借金を返し妻と暮らす家を買わなくてはというプレッシャーと、絶対にサインしないほうが良いような気がする眼の前の契約書と、ここまで来て引き返せないぞという社会通念でいっぱいいっぱいで震えているニコラスホルト

ノスフェラトゥ、ヘルツォークのノスフェラトゥをみたときも思ったけど、やっぱこう、伯爵が船乗ってルーマニアからドイツにやってくるシーンに妙な感動があるのよな　家からずっと出られなかった引きこもりのおじさんが、近代世界にやってくるのよ　ネズミを連れて、愛のために

ノスフェラトゥ、別に私だって何を見ても「これはブラッドボーンですよ」というてるわけではないのだが、雪の降る十字路に夜中、吸血鬼の城から迎えにやってくる、黒い馬引く黒い馬車は、さすがにブラッドボーンすぎる

資本主義大破壊商店、チラシもいい。12/28は破壊された資本主義を供養したりするイベントがあるらしいので、おれもトラブルがなければ行きたいと思います