わんころもち
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子宮体がんII期 TC療法6クールが終了 経過観察中
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ビアトリクス・ポター作・絵、いしいももこ訳『グロースターの仕たて屋』読了。

クリスマスに読むのにぴったりな絵本。
緻密で美しい挿絵をパラパラ眺めるだけでもうれしくなる。

物語は一言でいえば、ねずみの恩返し。熱を出して寝込んでしまった仕立て屋の代わりに服を縫うねずみたちがかわいいし、あな糸を隠す意地悪をしてしまった猫のシンプキンが自分のしたことを反省するところも良い。

実話に基づいてポターが創作した童話であり、ポター自身がお気に入りのお話だと語っていたそうです。
#読了#読書
December 23, 2025 at 10:07 PM
朝井リョウさんの『風と共にゆとりぬ』読了。
エッセイ『ゆとりシリーズ』の第二作目。

相変わらず、そこまで考えなくても…と思わせる作者の卑屈っぷりが面白い。

「肛門記」での闘病記録は、笑えるのにぞっとする。
#読了#読書
December 21, 2025 at 10:06 PM
みおりんさん監修『まんがでSTUDY おうち勉強パーフェクトBOOK』を読む。

語りかけるやわらかい語り口、かわいいイラストと漫画で女子小学生向けの本なのですが、中身はなかなか硬派な勉強法の本です。
資格の勉強のページなどは大人も参考になります。

かわいいステーショナリーでテンションを上げたり同系色のマーカーでノートをまとめて見やすくしたりというのは、今どきの女の子向けだなあと。

しかし、紹介されている勉強法やノートの取り方は王道。基本的な部分は、中学高校でも通用すると思います。
#読了#読書
December 20, 2025 at 11:24 PM
『薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳21巻』『葬送のフリーレン15巻』『ウマ娘シンデレラグレイ22巻』『龍と苺23巻』『珈琲時間』をKindleで読了。

今週末は漫画三昧。
#読了#読書
December 20, 2025 at 3:48 AM
河合隼雄・梅原猛編著『小学生に授業』読了。

国際日本文化研究センターに勤める先生達による小学五、六年生への授業の記録。

語り口はやさしいのに、教えている内容はレベルが高く全く易しくはない。それでも、当時の小学生が真剣に話を聞いて授業に参加していたことが端々に表れている。

専門家がどんな研究や仕事をしているかを知ることができた子供達は、本当に良い経験をしたと思う。子供騙しではない、大人が真剣に取り組んでいる課題を垣間見るのは貴重な体験だっただろう。

大人になった私も知的好奇心をかき立てられました。(蝶の話と道徳、交渉の授業が面白かった)
#読了#読書
December 19, 2025 at 9:36 AM
原田マハさんの『ゴッホのあしあと』読了。
自身の作品である『たゆたえども沈まず』の補足と解説。

現地での取材からどのようにインスピレーションを受け、創作されたのかがわかります。史実と創作された部分の違いも書かれていて、読んでいてゴッホのイメージがまた変わって見えました。
狂気の人ではなく、インテリで繊細な人だったんだなと。
#読了#読書
December 17, 2025 at 8:41 AM
谷口ジローさんの『歩くひと 完全版』をMUJI BOOKSで購入。

緻密な背景と、セリフがなくても伝わる微妙な表情の変化。主人公はのんびりと、静かに街並みを散歩する。

谷口ジローさんといえば、久住昌之さんの原作『孤独のグルメ』や『散歩もの』。
『歩くひと』は、近所を散歩する男性という意味では『散歩もの』と似ているんだけど、『散歩もの』の方は、久住さんならではのぼやきの入ったセリフ回しがたくさんあって面白い。対する『歩くひと』は、ほとんどセリフがなく、表情のみで語られる。
#読了#読書
December 14, 2025 at 10:10 PM
原田マハさんの『たゆたえども沈まず』読了。

画商林忠正とその助手加納重吉、画家フィンセント・ファン・ゴッホとその弟テオ。

歴史上のifで綴られたアート小説。前半は重吉がメインで画商という仕事を、パリで日本人が商う大変さが描写され、次第にテオの物語が入り込み、兄フィンセントに振り回されつつも献身的なテオと重吉の友情が描かれる。

中心にいるのは、生前は理解されなかったと言われる天才画家ファン・ゴッホ。弟テオを通してその精神的苦悩が浮き彫りにされている。

私は、ゴッホの絵では『星月夜』が好きなので面白く読みました。(『ローヌ川の星月夜』の方が好みですが)
#読了#読書
December 14, 2025 at 5:07 AM
平尾アウリさんの『推しが武道館いってくれたら死ぬ』12巻読了。

『推し武道』もこれで完結。推しのために全てを捧げるTOえりぴよ達の姿もこれで見納め。

比喩的な意味で昇天しかけるのだとばかり思っていたら、まさか、武道館ライブの前に本当に死にかける話とは‥。

www.reads.jp/posts/661962
わんころもち "推しが武道館いってくれたら死ぬ(12)" on 2025年12月13日 - Reads
推しが武道館いってくれたら死ぬ(12) "
www.reads.jp
December 13, 2025 at 11:35 PM
久しぶりの本屋で購入した2冊。
これから読みたいと思います。
#読書
December 13, 2025 at 9:01 AM
藤原伊織さんの『テロリストのパラソル』読了。
アル中のバーテンダー島村が、新宿中央公園での爆弾テロに巻き込まれる。

爆発に巻き込まれた人々のグロテスクな描写にひええ、と思っていたのに気付いたらページを繰る手が止まらなくなっていた。
爆弾事件とともにヤクザやホームレス、被害者家族へと拡散した物語が一気に収束していくのは見事。

主人公が関わる人々からノーテンキだの骨董品だのと貶されつつも愛されているように見えるのは、自分に苦難が待ち受けているにも関わらず、他人のことを思いやってしまう心根のためなのだろう。
「私には彼と彼の自尊心を傷付ける権利などなかった」
#読了#読書
December 13, 2025 at 5:31 AM
長月天音さんの『キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ』読了。

『キッチン常夜灯』の新刊。このシリーズ、お仕事小説としてもグルメ小説としても抜群に面白い。

「今を楽しめてこそ、労働意欲も湧いてくるのだ。老後の自分を養うために働いているわけではない。」
今作の主人公いつきが、自分と同じ世代だからか、この言葉が沁みます。
親の「老い」を実感するところもまた、身につまされる話題でした。

そしていつも通りに、料理の描写がたまらなく美味しそうで、読んでいてお腹が空いてきます。
#読了#読書
December 10, 2025 at 9:52 PM
水凪トリさんの『しあわせは食べて寝て待て』1〜6巻を読了。

薬膳がメインテーマ?の癒やしの漫画でした。
主人公は病気のためにフルタイムで働けず、週4日勤務で体を労りながら生活している。
体を労わる薬膳料理が、というか野菜が、食材が美味しそうに見える。

自分を省みて、身体に良いものを食べてないことを反省しています。
#読了#読書
December 9, 2025 at 1:32 PM
奥村くみさんの『私たちは本でできている』再読。

アートアドバイザーの奥村さんによる本の紹介。
やさしい文体も相まって、こちらは読みたくなる本が増えていく。

読んだことのない本は言わずもがなで、自分の読んだ本の紹介がされていれば、「うんうん、わかる〜」となったり「へえ、この本そんなふうに読むんだ」とまた読み返したくなったり。
#読了#読書
December 7, 2025 at 1:56 AM
原田マハさんの『総理の夫』読了。
時事的に今読んでおくといいかな、と思い読み始めました。

物語には、途中で面白さのギアが一段階上げられる場面があると思う。起承転結でいえば転に当たる部分か。
この本でいえば、総理夫婦の馴れ初めが語られた後の、倒すべき相手が明らかになる場面。

ラストまで読む間、語り手であり総理の夫である日和さんとともに何度も目を潤ませてしまいました。
#読了#読書
December 6, 2025 at 6:34 AM
高野文子さんの『るきさん』読了。
高野文子さんといえば『絶対安全剃刀』だと思いますが、前に読んだときそれほどハマらず。

しかし、この『るきさん』にはがっつり心を掴まれました。るきさんとえっちゃんの独身女性2人の友人関係がとても良い。

るきさんの大雑把さが清々しくて、好感がもてます。
1993年に刊行されているので、話題が古く感じることもありますが、それも今の社会や考え方との違いを感じられて面白いですね。もちろん、変わらない部分も。
#読了#読書
December 3, 2025 at 8:25 AM
樺沢紫苑さんの『勉強脳』読了。
樺沢先生は、どの著書でもアウトプットの重要性を説いている。
学生時代にもっとアウトプットを意識していればなあ。教科書を読んだり単語帳を眺めて勉強した気になっていたことを反省してます。

講演やセミナーで質問がないというのは、わからないことがないのではなく、理解が浅い証拠というのはとても耳の痛い話でした。

・「気づき」こそが、最強の学び
・勉強とは、「体を動かすこと」
#読了#読書
November 30, 2025 at 10:02 PM
#11月の読了本
#読了#読書

今月は24冊。
前半は森博嗣さんにどっぷりハマって、後半はエッセイを中心に読んだ11月でした。
November 30, 2025 at 12:24 PM
さくらももこさんの『たいのおかしら』読了。

初期のエッセイ3部作の最終巻。この本もクスッと笑える話がたくさんある中で、「ミーコの事」「父ヒロシ」ではなんだかしんみりさせられる。
#読了#読書
November 29, 2025 at 11:46 PM
杉井光さんの『世界でいちばん透きとおった物語2』読了。

二作目は硬派な良質のミステリー。本編の謎解きも、作中作の謎解きも、そうきたか、そんなふうに解決するのかと感じ入った。

ビブリオミステリー、大好きなジャンルなのですが、難点は読みたい本が増えてしまうことですね。今作のおかげで藤原伊織さんの『テロパラ』を読みたくなりました。
#読了#読書
November 29, 2025 at 6:57 AM
さくらももこさんの『さるのこしかけ』読了。

インド旅行の話や漫画家デビューの電話、子供時代の思い出など、笑ってしまうエピソードがたくさん。
巻末の対談で周防正行さんが言っていたように、さくらさんは子どもの頃のことをよく覚えているなあ。そして、さくらさんの家族がみんな面白い。(さくらさんがそういう視点で家族を冷静に見ているからこそなのでしょう)
#読了#読書
November 28, 2025 at 5:03 AM
杉井光さんの『世界でいちばん透きとおった物語』読了。

これがあの話題になった「紙の本でしか体験できない感動」と言われた作品か。

ジャンルはビブリオミステリー。亡くなった父の遺稿を探す主人公。父と言っても会ったこともなく、むしろ良い感情を抱く相手ではなく…。

「世界でいちばん透きとおった物語」の意味がわかった瞬間に思わず今までのページを確認してしまいました。…すごすぎる。やられたなあ。

まさか、物語としての感動だけでなく、文庫本のモノとしての感動もあったとは。このアイデアに脱帽です。
#読了#読書
November 26, 2025 at 10:03 PM
吉村昭さんの『昭和歳時記』読了。
昭和2年生まれの筆者が戦前戦中を過ごした東京下町での思い出を綴る。
昭和の文化史や世相を知るという意味で、とても興味深い本だった。戦前から戦争が始まってすぐまでの、庶民ののんびりした雰囲気が伝わってくる。
昭和の時代は、ラジオや演芸が盛んだったんだなあ。

吉村さんも書いているが、江戸時代から続く日本の様々な習慣が昭和で消えているのを感じます。昭和の初めはまだ江戸時代の名残りを感じるのは、池波正太郎の食エッセイを読んでもよくわかるので。
#読了#読書
November 24, 2025 at 9:54 PM
さくらももこさんの『もものかんづめ』読了。

面白い。さくらさんの独特なユーモアと言葉選びに感心してしまう。
「週刊誌のオナラ」での書きぶり、珍しくさくらさんの怒りがにじみ出ていて笑ってしまう。「女性器隠語名週刊誌」って…。

家族のことや友人のこと、さくらさんの周りに面白い人が集まるのか、さくらさんがその人の面白い部分を見つけるのが上手いのか。
#読了#読書
November 24, 2025 at 4:19 AM
朝井リョウさんの『時をかけるゆとり』読了。

大学生時代のあれこれやら痔の話など。あやうく噴き出しそうになるエッセイが23編。
自分自身の姿を冷静に、そして面白おかしく捉えるセンスと文章力、もっともっと読みたくなります。

朝井リョウさん、今年デビュー15周年だそうで。デビュー作の『桐島、部活やめるってよ』が面白くて何度も読み返した記憶があります。
#読了#読書
November 22, 2025 at 10:43 PM