息はとまり、近づくことも、
声を出すこともできないまま。
ああ、わたしの推し──
百帰夜行 第四幕「お狐様」より
浦部と鬼蔵
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息はとまり、近づくことも、
声を出すこともできないまま。
ああ、わたしの推し──
百帰夜行 第四幕「お狐様」より
浦部と鬼蔵
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此岸の送り火が遠ざかってゆく。
ひとつ送れば、ひとつ消え、
また送れば、もうひとつ。
AI掌編小説「おくり火と」
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此岸の送り火が遠ざかってゆく。
ひとつ送れば、ひとつ消え、
また送れば、もうひとつ。
AI掌編小説「おくり火と」
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――さて、木葉天狗である。
鳥以上、天狗未満と言うべきか。
その顔には、かつて鳥であった名残を残し、
往々にして山へ立ち入る者を惑わせ、弄ぶ。
かような者であると、伝え聞く。
掌編【境鳥】
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――さて、木葉天狗である。
鳥以上、天狗未満と言うべきか。
その顔には、かつて鳥であった名残を残し、
往々にして山へ立ち入る者を惑わせ、弄ぶ。
かような者であると、伝え聞く。
掌編【境鳥】
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御先はまた尻尾をぷらり――
「せや、いっそ野狐の真似して
木の葉を化かした銭で酒を買おう。」
吹田民話【小女郎稲荷】
※本作は、吹田の民話をもとにした私的解釈です。
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御先はまた尻尾をぷらり――
「せや、いっそ野狐の真似して
木の葉を化かした銭で酒を買おう。」
吹田民話【小女郎稲荷】
※本作は、吹田の民話をもとにした私的解釈です。
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鳥よ 鳥よ
墨染めの羽で何処へ行く
欠けたその身は何を求め
夜を越えて往くのか
詩「羽の行方」より
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note.com/0bi/n/n473f3...
▼SUNO
suno.com/s/9ydsn2T81g...
鳥よ 鳥よ
墨染めの羽で何処へ行く
欠けたその身は何を求め
夜を越えて往くのか
詩「羽の行方」より
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▼SUNO
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こうして年に一度、童心に還りて
歳神の来訪を喜ぶことぐらい許されても良い。
拙はそっと、童どもの寝顔を思い出し
からになった財布に笑みひとつ。
──来たれ、聖なる夜よ。
幽世畸人伝【徳歳神の夜】より
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note.com/0bi/n/nc2a87...
こうして年に一度、童心に還りて
歳神の来訪を喜ぶことぐらい許されても良い。
拙はそっと、童どもの寝顔を思い出し
からになった財布に笑みひとつ。
──来たれ、聖なる夜よ。
幽世畸人伝【徳歳神の夜】より
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――私はもう戻らない。
ここで、推しを見つけるのだ。
ようこそ、隠り世。
さらば、現実。
百帰夜行 第三幕「異品改方の女」より
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note.com/0bi/n/n73979...
――私はもう戻らない。
ここで、推しを見つけるのだ。
ようこそ、隠り世。
さらば、現実。
百帰夜行 第三幕「異品改方の女」より
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忘れられない音楽がある。
それは、耳よりも深く、胸の奥に沈み込む。
誰かの心臓がかき鳴らした旋律。
言葉にできない想い。
或いは、ありし日の思い出。
浦部玲香
異品改方捕物帳 第五話【針のゆくえ】より (再掲)
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note.com/0bi/n/n0c5e7...
忘れられない音楽がある。
それは、耳よりも深く、胸の奥に沈み込む。
誰かの心臓がかき鳴らした旋律。
言葉にできない想い。
或いは、ありし日の思い出。
浦部玲香
異品改方捕物帳 第五話【針のゆくえ】より (再掲)
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ぼんやりと雲がかる空。
朝か夜かもわからない。
ふと薫る、どこかカビ臭いにおい。
立ち込める、ぬるい靄。
ここは現実、——いや、隠り世なのだと、
じわじわと思い知らせてくる。
百帰夜行 第二幕「邂逅」より
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note.com/0bi/n/n3922c...
ぼんやりと雲がかる空。
朝か夜かもわからない。
ふと薫る、どこかカビ臭いにおい。
立ち込める、ぬるい靄。
ここは現実、——いや、隠り世なのだと、
じわじわと思い知らせてくる。
百帰夜行 第二幕「邂逅」より
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川は流れる。
灯は消えていない。
わたしたちはまた、
この川のどこかで出会うのだ。
安曇川アズミ
短編集「川面の果て」より(再掲)
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note.com/0bi/n/n900c6...
川は流れる。
灯は消えていない。
わたしたちはまた、
この川のどこかで出会うのだ。
安曇川アズミ
短編集「川面の果て」より(再掲)
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「……朱の……盤……?」
呻くように言葉を洩らしたその刹那、
闇の奥から、声がする。
「……わりぃこと、してきたんだべ?」
それは少女の声。
朱乃(あけの)
短編集「朱の盤 ~奥州変化の先達~」より(再掲)
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note.com/0bi/n/n9388e...
「……朱の……盤……?」
呻くように言葉を洩らしたその刹那、
闇の奥から、声がする。
「……わりぃこと、してきたんだべ?」
それは少女の声。
朱乃(あけの)
短編集「朱の盤 ~奥州変化の先達~」より(再掲)
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あのさざなみも、小さく、小さくなってゆく。
やがて、耳から音は消えた。
消えゆく意識の中で、
かくして、わたしは死んだのだ。
百帰夜行 序幕「特異点」より
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note.com/0bi/n/nea3d2...
あのさざなみも、小さく、小さくなってゆく。
やがて、耳から音は消えた。
消えゆく意識の中で、
かくして、わたしは死んだのだ。
百帰夜行 序幕「特異点」より
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頬にひとすじ、雫は流れゆく。
わたしの胸には、一輪の桔梗。
袖を涙に染め、この身は信太の森へ沈みゆく。
白狐 お葛
短編「くずのは」より
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note.com/0bi/n/n6609d...
頬にひとすじ、雫は流れゆく。
わたしの胸には、一輪の桔梗。
袖を涙に染め、この身は信太の森へ沈みゆく。
白狐 お葛
短編「くずのは」より
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ふと茜に染まる空を仰ぎ、
シュウは、どこか呆れたように――
そして、心底楽しげに笑った。
「あんなん、山にはおらんかったで……」
山童のシュウ
短編「山童の子」より
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note.com/0bi/n/n263d2...
ふと茜に染まる空を仰ぎ、
シュウは、どこか呆れたように――
そして、心底楽しげに笑った。
「あんなん、山にはおらんかったで……」
山童のシュウ
短編「山童の子」より
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夜霧よりふぅと空を眺める。
遠く、瞬く星々。
わたしと同じ。
消えまいと、わたしはここにいるのだと、
語らぬ星々がぽつり、ひとりごちるように──
辻霧 諷子
短編「つじり」より
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note.com/0bi/n/n4d836...
夜霧よりふぅと空を眺める。
遠く、瞬く星々。
わたしと同じ。
消えまいと、わたしはここにいるのだと、
語らぬ星々がぽつり、ひとりごちるように──
辻霧 諷子
短編「つじり」より
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甘さで満たした日々は
白磁の底に沈んだまま。
今は剝き出しの苦みだけが、
胸の奥を燻っている。
烏丸 黒衣(からすまる くろえ)
短編集「烏丸黒衣 ~香のかげり~」より(再掲)
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note.com/0bi/n/n7b212...
甘さで満たした日々は
白磁の底に沈んだまま。
今は剝き出しの苦みだけが、
胸の奥を燻っている。
烏丸 黒衣(からすまる くろえ)
短編集「烏丸黒衣 ~香のかげり~」より(再掲)
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べん――
最初の一音が、夜の静寂を打つ。
それはまるで、水面に落ちる一滴。
波紋のように、静かに、やわらかく広がってゆく。
朝宮 飯尾狸(いおり)
短編集「琵琶狢々」より(再掲)
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note.com/0bi/n/nd85f6...
べん――
最初の一音が、夜の静寂を打つ。
それはまるで、水面に落ちる一滴。
波紋のように、静かに、やわらかく広がってゆく。
朝宮 飯尾狸(いおり)
短編集「琵琶狢々」より(再掲)
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――よもや夢が這い出たのであろうか。
あの女性こそ、かのびいどろの姫であったのか。
気がつけば、夕空にはアホウアホウと念仏烏。
伴 久筆——
幽世畸人伝「びいどろの夢」より
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――よもや夢が這い出たのであろうか。
あの女性こそ、かのびいどろの姫であったのか。
気がつけば、夕空にはアホウアホウと念仏烏。
伴 久筆——
幽世畸人伝「びいどろの夢」より
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真名の火は墜ちて、空に一筋 赤毛の狐。
逢魔が時、鉦の音。闇路にあやかし。
三峰 阿小町──
狐火ひとつ、夜空を裂いて御先稲荷がまかり通る。
短編集【阿小町】より(再掲)
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note.com/0bi/n/n5e461...
真名の火は墜ちて、空に一筋 赤毛の狐。
逢魔が時、鉦の音。闇路にあやかし。
三峰 阿小町──
狐火ひとつ、夜空を裂いて御先稲荷がまかり通る。
短編集【阿小町】より(再掲)
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──それは、小鬼の知るどんな花よりも瑞々しかった。
なにより、そのまばゆさに胸はくぅと鳴る。
うつつ漁りの小鬼・さの字。
現世に咲く白い花、そのまばゆさに魅せられた小鬼の物語。
短編【うつつの花】より。
▼本文はこちら
note.com/0bi/n/n251e1...
──それは、小鬼の知るどんな花よりも瑞々しかった。
なにより、そのまばゆさに胸はくぅと鳴る。
うつつ漁りの小鬼・さの字。
現世に咲く白い花、そのまばゆさに魅せられた小鬼の物語。
短編【うつつの花】より。
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白磁を湛えた一枚の貝殻
風にさらわれ、この身はいづこ
夜を湛えし一枚の貝殻
半身を失ったその夜、雨の中、泥に沈みゆく
右白と左黒、
互いに欠け、求めあう二つの影──貝合わせの怪
短編集【右白と左黒~貝殻の夢】より
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note.com/0bi/n/n5459d0c…
白磁を湛えた一枚の貝殻
風にさらわれ、この身はいづこ
夜を湛えし一枚の貝殻
半身を失ったその夜、雨の中、泥に沈みゆく
右白と左黒、
互いに欠け、求めあう二つの影──貝合わせの怪
短編集【右白と左黒~貝殻の夢】より
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