一昨年は現代最高のイケオジピアニストに違う世界に連れて行ってもらったというかんじだったのだけれど、今回はピアノがうまくてかわいいおじいちゃん家に遊びにきたら「こんないい曲もあるんだよ〜」って小品をたくさん弾いてくれた、みたいな感じ。
2年で急に衰えたのか、調子が悪いのか。直前まで選曲が発表されず、発表された曲も全て小品、指が回ってない感じも(ショパンのOp.28-16とかかなりカオス)、表現が練られてない感じもあって調子良くないのかモチベーションの問題かはありそう。
一昨年は現代最高のイケオジピアニストに違う世界に連れて行ってもらったというかんじだったのだけれど、今回はピアノがうまくてかわいいおじいちゃん家に遊びにきたら「こんないい曲もあるんだよ〜」って小品をたくさん弾いてくれた、みたいな感じ。
2年で急に衰えたのか、調子が悪いのか。直前まで選曲が発表されず、発表された曲も全て小品、指が回ってない感じも(ショパンのOp.28-16とかかなりカオス)、表現が練られてない感じもあって調子良くないのかモチベーションの問題かはありそう。
youtu.be/WN2WT5I1t-E?...
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今回はショパン全曲演奏会の一つでメインはソナタ2番「葬送」と24の前奏曲。ソナタはエラールの音色に引っ張られてかルバート多めで好みとは少し違ったけど、エラール✕川口さんのファンタジックな世界をしっかり堪能できた。面白かったのは軍隊ポロネーズがドレスを着た貴婦人のようだったこと。
ショパン自身はプレイエルが好みで、エラールは簡単に良い音が出てしまうから気分が優れないときに弾くのに良いなんて言ってたみたいだけど。素敵な音色だった
今回はショパン全曲演奏会の一つでメインはソナタ2番「葬送」と24の前奏曲。ソナタはエラールの音色に引っ張られてかルバート多めで好みとは少し違ったけど、エラール✕川口さんのファンタジックな世界をしっかり堪能できた。面白かったのは軍隊ポロネーズがドレスを着た貴婦人のようだったこと。
ショパン自身はプレイエルが好みで、エラールは簡単に良い音が出てしまうから気分が優れないときに弾くのに良いなんて言ってたみたいだけど。素敵な音色だった
最晩年の作品は筆致も荒くて目の病気のせいで色も独特なのだけど、実物を見たら光が反映する水面が描かれてるのがはっきりわかった。死ぬまで凄い人だよ。
意外と国内所蔵の作品にもいいものが多くてびっくり。
最晩年の作品は筆致も荒くて目の病気のせいで色も独特なのだけど、実物を見たら光が反映する水面が描かれてるのがはっきりわかった。死ぬまで凄い人だよ。
意外と国内所蔵の作品にもいいものが多くてびっくり。
作品を作らずにはいられない切実さがヒリヒリするくらい伝わってくる。家族というものに対する恐怖とそれでも愛情を求めたくなってしまうアンビバレントな気持ちと。その切実さがなんとも悲しくて。
男性器に対する恐怖と愛着が草間彌生にも通じるし、前に同じ森美術館でやってた塩田千春につながる『しがらみ』の表現も見つかる気がした。
作品を作らずにはいられない切実さがヒリヒリするくらい伝わってくる。家族というものに対する恐怖とそれでも愛情を求めたくなってしまうアンビバレントな気持ちと。その切実さがなんとも悲しくて。
男性器に対する恐怖と愛着が草間彌生にも通じるし、前に同じ森美術館でやってた塩田千春につながる『しがらみ』の表現も見つかる気がした。
見る前はコンテンポラリーとか強めの役が多そうな菅井さんのジゼルどうなんだろうって思ったけど素晴らしかった。
1幕の村娘の時は春風のような軽やかさに日本の女の子みたいなキュートなリアクション。陳腐な表現だけど妖精みたい。2幕は重さを全く感じない軽さ、超絶なのに技巧感も雑味もない、魂そのものが踊ってるみたい
見る前はコンテンポラリーとか強めの役が多そうな菅井さんのジゼルどうなんだろうって思ったけど素晴らしかった。
1幕の村娘の時は春風のような軽やかさに日本の女の子みたいなキュートなリアクション。陳腐な表現だけど妖精みたい。2幕は重さを全く感じない軽さ、超絶なのに技巧感も雑味もない、魂そのものが踊ってるみたい
川口成彦さんのコンサートが、またしても千葉県の小さなホールでやるので行ってきた。今回はバッハ・コレギウム・ジャパンのコンミス若松夏美さんがゲストで、モーツァルト、ウェーバー、シューベルトのヴァイオリンソナタと、それぞれの同時代の女性作曲家のピアノ曲の組み合わせ。
後半に使ったグレーバーが面白かった。5本のペダルで音色を変えられて、ハープみたいな音とかファゴットみたいな音になったりする。
このあいだ聴いたモンポウみたいな凄みはなかったけど、幸せ感のあるシューベルトが良かったなぁ。
相変わらず演奏姿もチャーミングで、おばさまキラーなのがよくわかる(笑)
川口成彦さんのコンサートが、またしても千葉県の小さなホールでやるので行ってきた。今回はバッハ・コレギウム・ジャパンのコンミス若松夏美さんがゲストで、モーツァルト、ウェーバー、シューベルトのヴァイオリンソナタと、それぞれの同時代の女性作曲家のピアノ曲の組み合わせ。
後半に使ったグレーバーが面白かった。5本のペダルで音色を変えられて、ハープみたいな音とかファゴットみたいな音になったりする。
このあいだ聴いたモンポウみたいな凄みはなかったけど、幸せ感のあるシューベルトが良かったなぁ。
相変わらず演奏姿もチャーミングで、おばさまキラーなのがよくわかる(笑)
バッハ・コレギウム・ジャパンが素晴らしいのはいつものことなのだけど、今回は古楽器のワイルドなイメージではなくて、音と曲が溶け合うようなスムースで締まった演奏だった。
第四楽章はnicht diese Töne(こういう音ではなくて)と歌われてそれまでの3つの楽章を否定して始まるなんて言われるけど、「人間讃歌なんだから、人の声も入れて歌い上げようぜ」くらいの意味なんじゃないのかなぁって思ったよ。
ベートーヴェンあまり生で聴くことないけど、いいね。鈴木さんの指揮も面白かった。
バッハ・コレギウム・ジャパンが素晴らしいのはいつものことなのだけど、今回は古楽器のワイルドなイメージではなくて、音と曲が溶け合うようなスムースで締まった演奏だった。
第四楽章はnicht diese Töne(こういう音ではなくて)と歌われてそれまでの3つの楽章を否定して始まるなんて言われるけど、「人間讃歌なんだから、人の声も入れて歌い上げようぜ」くらいの意味なんじゃないのかなぁって思ったよ。
ベートーヴェンあまり生で聴くことないけど、いいね。鈴木さんの指揮も面白かった。
前半のショパンを1843年製プレイエル
後半のモンポウを1912年製スタインウェイ
作曲者が弾いたであろう年代の楽器で奏でるプログラム。
ショパンは音の中に過去の時が閉じ込められて前に進めないような不思議な感覚があった。
モンポウは微温的にならず、悲しさ怒りを感じさせ、反戦の意図のようなものも感じさせる演奏が素晴らしかった。特に凄かったのは某胃薬のCMで有名な曲が主題の『ショパンの主題による変奏曲』。あまりの感動で涙でぐちょぐちょになってしまった。主題から悲しみに溢れていて怒りと時に幸せな記憶が蘇る人生のような演奏。この曲がこんなに凄い曲だとは。
前半のショパンを1843年製プレイエル
後半のモンポウを1912年製スタインウェイ
作曲者が弾いたであろう年代の楽器で奏でるプログラム。
ショパンは音の中に過去の時が閉じ込められて前に進めないような不思議な感覚があった。
モンポウは微温的にならず、悲しさ怒りを感じさせ、反戦の意図のようなものも感じさせる演奏が素晴らしかった。特に凄かったのは某胃薬のCMで有名な曲が主題の『ショパンの主題による変奏曲』。あまりの感動で涙でぐちょぐちょになってしまった。主題から悲しみに溢れていて怒りと時に幸せな記憶が蘇る人生のような演奏。この曲がこんなに凄い曲だとは。
竹久夢二って「油絵とか屏風とかこの路線のファインアート的な作品もっとたくさん作ってれば世界的な人気になったかもしれないのになぁ」っていうような作品もちらほらあるんだけど、そういう作品は数が少ないんだよね。商業作品の方が多いんだろうけど。なんか惜しいなぁって思う。
都会に憧れる田舎の少女とかに人気だったんだろうけど、展覧会の客層もそういう感じの旧朝香宮邸には似つかわしくないかつての少女といった高齢の女性が多かった。
竹久夢二って「油絵とか屏風とかこの路線のファインアート的な作品もっとたくさん作ってれば世界的な人気になったかもしれないのになぁ」っていうような作品もちらほらあるんだけど、そういう作品は数が少ないんだよね。商業作品の方が多いんだろうけど。なんか惜しいなぁって思う。
都会に憧れる田舎の少女とかに人気だったんだろうけど、展覧会の客層もそういう感じの旧朝香宮邸には似つかわしくないかつての少女といった高齢の女性が多かった。
一度は聞きたいと思っていたフォルテピアノの川口さんの、好きだけどまとまった作品を生で聴ける機会の少ないモンポウ(1912年製のスタインウェイ)!!とショパン(1843年製のプレイエル)
9月が楽しみすぎる。1列目あいてたから1列目にしちゃった♪
www.city.funabashi.lg.jp/event/concer...
一度は聞きたいと思っていたフォルテピアノの川口さんの、好きだけどまとまった作品を生で聴ける機会の少ないモンポウ(1912年製のスタインウェイ)!!とショパン(1843年製のプレイエル)
9月が楽しみすぎる。1列目あいてたから1列目にしちゃった♪
www.city.funabashi.lg.jp/event/concer...
ペドロ・パスカルさんがとても愛らしくてそれを堪能するためだけのような映画なのだけど、中年男性も愛らしいと思えるゲイ以外にもこの感覚って通じるのかなぁと思ってしまった。
ペドロ・パスカルさんがとても愛らしくてそれを堪能するためだけのような映画なのだけど、中年男性も愛らしいと思えるゲイ以外にもこの感覚って通じるのかなぁと思ってしまった。