TL占領して申し訳ないです🥺🥺
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世間は今日、明日と浮き足立ってるってのに、どうして私はこんな時間まで仕事なんだ……と呟いてみる。「こいつなら暇だろ」的な基準の人選なら絶許ものだ。
合間にピコポを確認してみても、🛒くんからの連絡はない。きっと今日あたりから稼ぎ時なんだろう。
今年の汚れはなんとやら。
とりあえず労いの一言だけでも、と短いメッセージを送って、再び業務に戻る。よし、とりあえず今日は落ち着いてる。皆様、お手柔らかに。
勤務終了後にまたピコポを確認してみるけど、返信はない。うわ、ガチで忙しいやつじゃん、これ。
カードキーを使って外に出ると、目の前に見覚えのある車。
🛒(🦾)🌸
※モブいます
※ほんのり🌃注意
『あれ?今日香水つけてる?』
飲み会で隣の席に座った先輩♂に話しかけられた。先輩♂は元々私の教育係で、今でも業務で分からないことがあると色々教えてくれる。童顔で話しやすい、柔らかい雰囲気の先輩♂は職場の密かな人気者。
🌸「気付きました?そうなんです」
『なんか、🌸さんっぽくない香りじゃない?こういうのも好み?』
🌸「あー、まあ、はい」
『ふーん……フフッ』
口角を上げてニヤリと笑うと、この人本当に年齢不詳だな……と思う。いやいや、そんなこと考えてる場合じゃない。ニヤリってなんだ、ニヤリって。
📺🌸
えー!彼氏さん厳しーい!
完全におちょくった口調でそんなセリフを言うのは、目の前にいる📺くんだ。
📺「えー、🌸ちゃん彼氏いるの?」
🌸「あー…まあ、いますね」
📺「へえ」
心底面倒くさそうな返事。だったら聞かなきゃいいのに。なんて心の中で悪態をつく。
でもまあ、どうせ聞いてないなら独り言とでも思ってもらおう。
🌸「私がちょっと忘れ物したりミスしたりすると、すっごいおっきいため息ついちゃって……お金も時間もキッチリしてるし。まあ、私がそそっかしいのが悪いんですけど」
私の口は止まらなかった。暗く、ならないように。明るく、明るく。
📺「あーもう!🌸ちゃん聞いてる!?」
🌸「聞いてる聞いてる」
えっと、優しくて?穏やかで?…うん、手は綺麗。顔は……液晶?ブラウン管?よく分かんない。
今は……怒ってる。たぶん。
📺「だから言ったじゃん!風邪だのなんだの流行ってるよ、って!」
🌸「聞いてた聞いてた」
38.5℃。体温計に表示された私の体温。うわ、久しぶりにこんな数字見た。だからお布団の中で大人しくしてる訳なんだけど。てか頭にガンガン響くからやめてほしい。
仕事中もマスクだってしてたし、なんなら手洗いうがいもしてましたよ。こんな時期ですからね。なのに、この有様ですよ。
🎁🎉🎂❤︎ 𝐇𝐀𝐏𝐏𝐘 𝐁𝐈𝐑𝐓𝐇𝐃𝐀𝐘 ❤︎🎂🎉🎁
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🛒(🦾)🌸
遅くなりそうだから寝てていいよ、なんてメッセージが届いた。こんな時間なのに帰れないオシゴトってなんなんだろう。あと数時間したら🛒くんの誕生日になっちゃうのに。まあでも、🛒くんはきっと自分の誕生日なんて気にも留めていないんだと思う。
この前だって、もうすぐ誕生日だね!なんて言えば、「🌸ちゃんの?」って返ってきたくらい。その時は、毎年、妹さんからの手紙で自分の誕生日を思い出す、なんて話をしてくれた。手紙……手紙かあ。
よし。
ベッドに潜り込んでしばらくすると、玄関のドアの鍵が開く音がした。うとうとする目をなんとか開けて
仕事終わりに🌸ちゃん(純/人.間)のお家に来た📺くん
🌸「化粧落として来るからちょっと待ってて」
📺「うん」
🌸「……なんで付いてくんの、」
📺「いやぁ?なんか新鮮じゃん?お化粧落とすのとか、化粧水?つけるのとか」
🌸「分かんないなー…ドーテーじゃあるまいし」
📺「🌸ちゃんお下品ー。それは🦏ボーグじゃなくても失礼だよ?🍤くんじゃあるまいし」
🌸「うーわ、そこで🛒くんじゃなくて🍤くん出てくるのグロいわぁ」
📺「お褒めに預かり光栄だなー」
🌸「褒めてないんだけどな」
📺「それ、痛くないの?おでこ」
🌸「あー、ちょっとしみるけど平気」