ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！無能！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

ハッと気づいて確信するんだよね
ガラ悪い人たちが探してるの、ここだ……！！って
んでどうにか見つかる前に隠さなきゃ……ってオロオロしてたらもう遅くて、柄悪い人たちは崩落したアパートの地面に気づいちゃうんだよね　
んで２人、３人……って集まってきて、このままじゃたんこ～も子供たちもあぶない……！！って思ったからどうにかして欲しくて、さっき電話してた⚔️の所に走っていって「⚔️！！！」って呼ぶんだよ
んで⚔️はその呼びかけに反応しちゃって、一瞬ハッとなって「貴様、なんで知ってる」って言われて「そんなことよりたんこ～があぶない……！」みたいな言ってる所で目が覚めた

んで『おじさん』こと⚔️の電話も聞いちゃうんだけど、⚔️はどうやらK察で、このあたりうろうろしてるガラ悪いのの目的を探ってるらしいんだよね　
たんこ～と出会ったのは偶然で、公私混同的な感じにアパートに住み着いてたんこ～を守ってたらしいんだけど　
でもうちはすぐに子供たちに遊びに誘われて、そっちに行かなきゃいけなかったからなんも話せなかったんだけど　
んで子供たちとアパートの回りであそんでたら、１階のはずなのに地面が崩落してそのしたに地下室みたいなんがあるのが見えたんだよね
たんこ～もやってきて「わ……なんだこれ……」って全員で妙に明るい、電気ついてる地下室みたいなのを見てたら

なんか事情あって隠してるのかなっておもってスルーするんだけど　でもなんかたんこ～に話聞くと親から受け継いだアパートなんだけど、めちゃ格安で譲ってくれた人が居たらしくて感謝してるって言うんだよ
へぇ～って思ってたら　あんまりガラ良くない人がアパートを目的にしてってわけじゃないんだけど、うろうろしてるのに気づいてコワ……って思ってたら子供たちが「おじさんがやっつけてくれるよ！」「ままとパパもそうやって出会ったんだよ」って興奮気味に言うの　
そっか～って思ってたんだけど、ガラ良くない人たちの会話が聞こえちゃって、「この辺の建物の地下に死体を埋めた」って言ってるんだよな　どうやらそれを探してるらしいの

んで自室に帰った後応🌟に電話かけて「そんなつもりじゃなかった！！！！！」ってたんふ〜はビエビエ泣くんだよね
応🌟は電話の向こうで苦笑いして「ハハハ……」って言ってるし
「余は！！余のわがままか何かでそなたの弟をつまはじきにしてしまったのだと思って！！自由に家に来たりしたらいいと言うつもりで！！そこに交際の許可などの意図はなくて！！そんなつもりではなかったのに！！！たんこ〜にあぁ言われたらそういうことにするしかないだろう……！？？！」
ってたんふ〜が泣いてると、応🌟は「まあ俺はあいつらの関係、歓迎だけどな……たんこ〜が家から出て行ったらお前、抜け殻になって……仕事しかしなくなっちまう」って言うの

んで、家帰るとたんこ〜が「たんふ〜」って声かけてくるんよね
「どうした？」って言うと、たんこ〜はちょっと言いにくそうにした後「俺と⚔️との関係を、認めてくれたんだな」ってホッとした顔してるの　
たんふ〜がエ？？ってなってると、「前に猛反対されたから、⚔️と二人で話し合っていたんだ。たんふ〜や親元に頼り切らなくても俺たちで生きていけるんだと証明したかったから料理も洗濯も、朝起きるのもがんばっていた。……たんふ〜は、認めてくれたんだな」ってたんこ〜が言ってくるの　
「え、待……」って冷や汗流しながら言ってもたんこ〜は「ありがとう、たんふ〜」って抱き着いてきて、「……」ってなるしかなかったんよね

んでそのあと⚔️はスマホすこしポチポチしてメッセージ送った後手伝って、部活終わりの時間に⚔️のスマホ鳴って読みながら「……時間だ。俺は帰らせてもらう」って立ち上がるんだけど
たんふ〜も応🌟からの「たんふ〜？靴あるが、もしかしてまだ校内にいるのか？」ってメッセージが来るんだよね
「余も帰る。応🌟からのメッセージだ」って言うと、生徒会長が「そうか。二人ともありがとう」って自分残ってまだやります的な雰囲気出したんだけど、⚔️が「……下校時刻を守らない気か？」って睨むと生徒会長アセ……ってして帰り支度はじめるんよな　
んで一緒に昇降口までいくと応🌟とたんこ〜がいてちょっとひと悶着あるんだけど

生徒会長はびっくりしてて「応🌟の弟か？一年の⚔️と言ったか」って名前呼んで、たんふ〜はそこで初めてこの男が⚔️って名前であることを知るんだよな
たんふ〜は「助っ人だ。暇そうにしているから呼んできた」って言うんだよな　めっちゃ嫌そうな顔を⚔️はしたけど、その仕事量と山積みになった紙見てハァ……ってため息ついて手伝うんだよな　
⚔️も「他の役員はどうした」ってちょっとイラついた声しながら会長に言うんだけど、帰ってきた答えはやっぱ同じで、「三年の引退の時期も近いし部活の中心的人物だ。そちらに行っている」って聞くと⚔️は「…わかった」って言うんだよな　
「……そちらがその気ならこちらも打つ手がある」って

んでまた『思い出す』『思い出さない』って選択肢が浮かんでくるんだけど、応🌟「こっちだろ？」って腕掴んで『思い出さない』を選ばせたのを覚えてたから、たんふ〜は震える手で『思い出さない』を選ぶんだよな
その瞬間生徒会長が「どうした？」ってはなしかけてくるから「……いや」ってごまかすんだけど
んで、それからも黙々作業してたらふとさっき廊下で暇そうにしてた応🌟そっくりさんを思い出すんだよな　
「しばし待て」って生徒会長に行って、またあの廊下に行くとまだ野球部してるたんこ〜見てたから「そなた暇だろう」って声かけて「ハ？」って顔するのを生徒会室まで連れて行って手伝わせるんだよな

そしたらその男は「……そうか」ってまた校庭のたんこ〜を見てるんよな　
何があったかわからないが、記憶のない時の自分はこの…多分応🌟の弟に悪いことしたなぁって反省するんよな　
んでブラブラしてたら生徒会長に捕まり、学園祭の資料作りに駆り出されるんだけど　
生徒会長ひとりにしては作業量が多くて「他の役員はどうした」って尋ねたら「優秀なのを集めただけあって、各自部活の主要人物で忙しい。本来優先すべきは生徒会の活動であるとされているが、俺がやれば済む話だ。他の者は部活に行かせている」って言うんだよね
たんふ〜はそれ聞いて、なんかフラッシュバックするんだよな　
『余が眠らずにやれば済む話だ』って情景が

そしたら男は本当にびっくりしたようにたんふ〜を見てるんだよね　
「……それは、今までのように家に行ったり、呼んだりしてもいいという事か」って言ってくるんよね　
たんふ〜はそれ聞いて、たんふ〜の記憶にないことだけどこの男を除け者みたいにしたのは自分だったのか！！ってめっちゃ気の毒になってしまうんよな　
なんか言動見るにたんこ〜を心配してるみたいだし、応🌟が過保護なのも本来この男がたんこ〜担当だったのを余のわがままで二人分みなきゃいけないプレッシャーもあったのかもしれん……って反省するんよな
「たんこ〜が嫌がらないならという但し書きはつくが……」ってもそもそしゃべるんだよ　ちょっと可哀想になって

17歳の自分であれば溺愛する弟に近づく男なんて「キー！！」となったかもしれないけど、自認28歳のたんふ〜はまあそんな一回りくらい年下の高校生に「近づくな～！！」とか言う気なんかさらさらないんだよな
それになんかこの世界のたんこ〜、たんふ〜よりもなんだかしっかりしているし、料理もできるし朝も起きれるしすごいなって毎日思うんだよ　
たんふ～はよくわからないけど朝起きれないし……起きれないっていうのはその字の通り目が覚めていても身体を起こせないんだよね　なんでか知らんが　起き上がり方忘れちゃったみたいに　眠りから目覚めた後が顕著なんだけど　
だからまあ、たんこ〜の意思を尊重する感じなんだよな

たんふ〜が「いや、応🌟もそうだがこのガタイで高校生って」って思ってたらその男が言うんよな　
「今日はおとなしいな。たんこ〜に近づくなと言わなくていいのか」ってちょっと小馬鹿にした感じに言ってくるんよな　
たんふ〜はただ見てただけなら…って思うけど昨日テニス部だった事を知ってるくらいだしもしかして毎日見てるのかって思ったら流石にストーカーじみてるけどこうして見ているだけであれば実害もないだろうし……応🌟の弟か…家族ぐるみの付き合いだったと言われていたが何故こいつだけ除け者のように…？とか色々思ったけど「……たんこ〜が嫌だと言ったらそう言うが、本人が嫌がっていないのなら…」って最終的に言うんだよな

ちょっと困ってしまって、その男が見てたであろう校庭に視線を落とすんだけど、そしたら多分たんこ〜が野球部のところでまめまめ動いてるのが見えるんだよね　
「野球部なのか」って呟くと、男は「今日はそうらしい」ってボソッと言うんだよね　
「昨日はテニス部だった」って　
たんふ〜はそれ聞いて「余の弟なんでもできるな…応🌟を待つ時間もあるし、余も何か部活をやるべきか？」って言うんだよな　
そしたら男は「……やめておけ、応🌟がうるさい」って言うの　
んでたんふ〜はピンと来るんだよな　
こいつ、応🌟の弟か兄じゃないか？って　
んで制服のネクタイ見たらたんこ〜のと一緒だったので一年だ…！！って思うんだよな

たんふ〜はふと、たんこ〜が一年生として通ってるはずだが見かけないな？って思って、帰ってくる時間的には部活でもやってそうな時間帯だから、どこかの部活にいるのかってたんこ〜を探そうとするんだよね　
なので『校内をうろつく』を選ぶんだけど、廊下にじっと立って校庭を見下ろしてる長髪の男子生徒に出会うんだよね　
そして一瞬スルーしかけるけど、その顔が応🌟にそっくりなのを見て慌てて「？！？」ってなってしまうんよな　
そしたらその男子生徒は校庭に向けてた視線をたんふ〜に移して「たんふ〜か。どうした」って応🌟そっくりの声で言うの　
その言動であこれ知り合いだ…って思うんだよな　たんふ〜の記憶にない人物だけど

「ともかく、これで応🌟はコンクール作品を手掛けるようになり、余はあの小うるさい一年からキーキー言われることも無くなったわけだ」ってたんふ〜が言うと、応🌟はバツが悪そうにするんだよな　
「……俺が美術部に出ない事が一番アレからお前を遠ざける近道だったんだが。まぁ、このぶんならあいつには行かんだろ。むしろ最も警戒すべきはあの教師……あいつほんと高確率で…」みたいな事を応🌟は言ってるんよね　たんふ〜はよくわからんのでスルーしといたんだけど　
んでその日から応🌟は放課後美術部に行くようになり、たんふ〜の前に選択肢が出てくるんだよ　ひび割れてない普通の選択肢　
『一人で帰る』『校内をうろつく』って

イケメン教師は「……なるほど」って言って応🌟に視線向けると「コンクールの提出の際、俺が立ち会って作品の送付手続きを見張るって方向性でいいのか？流石に保管まではしてやれんが、探り入れていつ手続きするのかきいてやるよ。その日の朝に俺に提出しろ」って言うんだよね　
応🌟はすごくびっくりしてて、「……わかった」って言うんよ　
たんふ〜は教師にお礼言って職員室出て「良かったな、応🌟」って言うんよね　
応🌟は呆然としながら「……お前、凄いな…確かに、あの教師はお前に頼まれたら裏切れない。…お前の人を見る目が正確すぎて俺は怖い」って言うんだけどたんふ〜は首傾げるんよな…