terrytao.wordpress.com/2026/01/22/a...
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ガソリン車エンジン系統の設計者が自らの経験を元に世の有名事故に関する独自の論理的な分析を加えてまとめた初の著書。設計不良・整備不良に関する類書はさまざまな分野で刊行されているが、部品コストの設定や設備投資の失敗まで取り上げた本は、この価格帯の成書では貴重。
(7/7)
ガソリン車エンジン系統の設計者が自らの経験を元に世の有名事故に関する独自の論理的な分析を加えてまとめた初の著書。設計不良・整備不良に関する類書はさまざまな分野で刊行されているが、部品コストの設定や設備投資の失敗まで取り上げた本は、この価格帯の成書では貴重。
(7/7)
原田実『関東大震災「朝鮮人虐殺」否定論を否定する: 偽史研究からの新知見』(星海社新書352) (ISBN978-4-06-540649-6)
斉藤光政氏(東奥日報社)が今年の7月24日に亡くなった追悼がわりに、現代偽史研究の最新刊を取り上げる。著者は斉藤とも知己・因縁ある在野の偽史研究者で、刊行の時宜を得たこともあり、持ち味の特定文献の掘り下げによる俗論への反駁や常識の刷新がこの本では奏功している。
(6/6)
原田実『関東大震災「朝鮮人虐殺」否定論を否定する: 偽史研究からの新知見』(星海社新書352) (ISBN978-4-06-540649-6)
斉藤光政氏(東奥日報社)が今年の7月24日に亡くなった追悼がわりに、現代偽史研究の最新刊を取り上げる。著者は斉藤とも知己・因縁ある在野の偽史研究者で、刊行の時宜を得たこともあり、持ち味の特定文献の掘り下げによる俗論への反駁や常識の刷新がこの本では奏功している。
(6/6)
前身の三浦伸夫(2019改訂)から6年で全面に施された刷新――全時代的に複線進行を意識した構成、時代時代での文化・宗教・哲学との相互関係に目配りする進行、全文献を新訳したという文章――がいずれも出色。岡本久・長岡亮介『関数とは何か : 近代数学史からのアプローチ』(近代科学社、2014; ISBN9784764904590)の前史を、新たな装いで埋めた。
(5/5)
前身の三浦伸夫(2019改訂)から6年で全面に施された刷新――全時代的に複線進行を意識した構成、時代時代での文化・宗教・哲学との相互関係に目配りする進行、全文献を新訳したという文章――がいずれも出色。岡本久・長岡亮介『関数とは何か : 近代数学史からのアプローチ』(近代科学社、2014; ISBN9784764904590)の前史を、新たな装いで埋めた。
(5/5)
固体状態では焼結部品、固まりかけなら砂浜、固まっていない状況ではサイロの中の穀物など、ありふれた粉体ではあるが、単純化・一般化が難しく、物理理論作りは長年手付かずに近い分野であった。粉体の運動論は従来実験大幅先行、理論としても数値解析偏重でまとめられていたが、この本では連続体として根拠づけした定式化を元にレオロジー論に載せる試みをまとめ、ジャミング転移などの取扱も加えて、分野の理解を刷新した。
(4/5)
固体状態では焼結部品、固まりかけなら砂浜、固まっていない状況ではサイロの中の穀物など、ありふれた粉体ではあるが、単純化・一般化が難しく、物理理論作りは長年手付かずに近い分野であった。粉体の運動論は従来実験大幅先行、理論としても数値解析偏重でまとめられていたが、この本では連続体として根拠づけした定式化を元にレオロジー論に載せる試みをまとめ、ジャミング転移などの取扱も加えて、分野の理解を刷新した。
(4/5)
「1:3には気をつけろ」の主要メンバーである「損失回避性」の1:3について、文庫新書の手に取りやすさで詳説した無二の新刊。目当ては損失回避性だったが、最近話題となった分野の研究の再現性危機について広く取り上げた、という文脈で見ても高い水準でまとまっている。
(3/5)
「1:3には気をつけろ」の主要メンバーである「損失回避性」の1:3について、文庫新書の手に取りやすさで詳説した無二の新刊。目当ては損失回避性だったが、最近話題となった分野の研究の再現性危機について広く取り上げた、という文脈で見ても高い水準でまとまっている。
(3/5)
7年ぶりのシリーズ第7作にして7回コールドの最終巻。シリーズ既出のテーマを節々で再現変奏する循環形式を活かしつつ、ζ函数の複素平面上の振舞いに挑む。水準に達している解析性の説明法など、複素函数論の類書と比較しつつ味読されたい(本ごとに前提条件が少しずつ異なるので優劣はつけ難い)。ライトノベルとしての大団円も図られている――この意味でも本巻のみの完結感は薄め。
(2/5)
7年ぶりのシリーズ第7作にして7回コールドの最終巻。シリーズ既出のテーマを節々で再現変奏する循環形式を活かしつつ、ζ函数の複素平面上の振舞いに挑む。水準に達している解析性の説明法など、複素函数論の類書と比較しつつ味読されたい(本ごとに前提条件が少しずつ異なるので優劣はつけ難い)。ライトノベルとしての大団円も図られている――この意味でも本巻のみの完結感は薄め。
(2/5)