クリスマス回。いい塩梅にバカな内容でスマイルプリキュアやトロプリみたい肩の力の抜け具合。クレジット見たら全部カバーしてて得心がいった!(コンテ:土田豊、演出:岩井隆央、脚本:横谷昌宏)。こういうのたくさん見たい。
クリスマス回。いい塩梅にバカな内容でスマイルプリキュアやトロプリみたい肩の力の抜け具合。クレジット見たら全部カバーしてて得心がいった!(コンテ:土田豊、演出:岩井隆央、脚本:横谷昌宏)。こういうのたくさん見たい。
映像もお話も音楽も全て文句なしの最終シーズン。最終決戦後にまだ3話控えていて大丈夫か?と心配したが、これまでの話をまとめるために必要なものどあったし、なにより敵を倒してそれでおしまいとはならないのがヒーローの仕事であるということを描いていたのでこれはもう完璧な結末でしたよ。
今年のスーパーマンと同じく、良き隣人であること、もっと言うと親切とか寛容性とか、そう言うものの尊さをまっすぐに語るのが主な視聴者である子供にとって素晴らしい姿勢であったと思う(うちの子にもグサグサ刺さっていた)。
映像もお話も音楽も全て文句なしの最終シーズン。最終決戦後にまだ3話控えていて大丈夫か?と心配したが、これまでの話をまとめるために必要なものどあったし、なにより敵を倒してそれでおしまいとはならないのがヒーローの仕事であるということを描いていたのでこれはもう完璧な結末でしたよ。
今年のスーパーマンと同じく、良き隣人であること、もっと言うと親切とか寛容性とか、そう言うものの尊さをまっすぐに語るのが主な視聴者である子供にとって素晴らしい姿勢であったと思う(うちの子にもグサグサ刺さっていた)。
それでも仙台消失までは集中して見ていたのだが、以降は少し落ち着かない様子になって画面に対する真剣さが明らかに落ちていた。わかる。自分もガメラの敗北までは物語も映像も完璧で最高の面白さだと思うのだけど、以降はのっぺりした印象を初見時からもっていた(とはいえあくまで大傑作の一作目と比較した場合の話であって、本作は佳作かそれ以上の出来であると思う)。
それでも仙台消失までは集中して見ていたのだが、以降は少し落ち着かない様子になって画面に対する真剣さが明らかに落ちていた。わかる。自分もガメラの敗北までは物語も映像も完璧で最高の面白さだと思うのだけど、以降はのっぺりした印象を初見時からもっていた(とはいえあくまで大傑作の一作目と比較した場合の話であって、本作は佳作かそれ以上の出来であると思う)。
三橋達也演じるポン引きが元上官を脅迫して大金をせしめようとするが、思わぬ事態が起きて最終的に破滅していく様を描いた犯罪映画。
岡本喜八の陽性な演出とテンポのいい編集のおかげで悲劇的な結末を迎えるにしても気が沈まず、時には笑いながら見てしまう。喜八映画の中ではあまり言及されないけど、個人的にはトップクラスで好きな作品。
三橋達也演じるポン引きが元上官を脅迫して大金をせしめようとするが、思わぬ事態が起きて最終的に破滅していく様を描いた犯罪映画。
岡本喜八の陽性な演出とテンポのいい編集のおかげで悲劇的な結末を迎えるにしても気が沈まず、時には笑いながら見てしまう。喜八映画の中ではあまり言及されないけど、個人的にはトップクラスで好きな作品。
映画が大傑作であることはもはや繰り返すまでもない。8歳の娘からするとガメラの瞳は可愛いものだそうで、作中のガメラはとてもかわいそうな存在だったそうだ。自衛隊の砲撃を受けつつギャオスに空中から襲われる富士の裾野のシーンで、娘が思わずかわいそうだよ!と漏らしていた。鑑賞中目を逸らさずに釘付けで最後までほぼまんじりともしなかった。側から見ても夢中になって見ているのがわかった。30年前の怪獣映画がどこにでもいる普通の女の子の心を掴んではなさなかったことに感動してしまった。
映画が大傑作であることはもはや繰り返すまでもない。8歳の娘からするとガメラの瞳は可愛いものだそうで、作中のガメラはとてもかわいそうな存在だったそうだ。自衛隊の砲撃を受けつつギャオスに空中から襲われる富士の裾野のシーンで、娘が思わずかわいそうだよ!と漏らしていた。鑑賞中目を逸らさずに釘付けで最後までほぼまんじりともしなかった。側から見ても夢中になって見ているのがわかった。30年前の怪獣映画がどこにでもいる普通の女の子の心を掴んではなさなかったことに感動してしまった。
初見時はとにかく終盤の長々と続く斬り合いにうんざりしてしまい、大好きな岡本喜八の映画群の中でも改めて見ることがなかった作品。手元の仲代映画から供養にと思ってdvdのケースを漁っていたら黒澤作品ではみないタイプの薄気味悪い顔をしている写真や不穏なスチルがジャケットの裏表に使われていて見ずにいられなくなった。
刀がむき身で彷徨ってるような凄みが最初から最後まで。濃厚な仲代時間を満喫。人間性のかけらもない机龍之介と新撰組のエピソードの合間に西村晃の優しい盗人や三船敏郎の説教シーンと贅沢な作品だった。でもやはり最後の斬り合いは長いよ。
初見時はとにかく終盤の長々と続く斬り合いにうんざりしてしまい、大好きな岡本喜八の映画群の中でも改めて見ることがなかった作品。手元の仲代映画から供養にと思ってdvdのケースを漁っていたら黒澤作品ではみないタイプの薄気味悪い顔をしている写真や不穏なスチルがジャケットの裏表に使われていて見ずにいられなくなった。
刀がむき身で彷徨ってるような凄みが最初から最後まで。濃厚な仲代時間を満喫。人間性のかけらもない机龍之介と新撰組のエピソードの合間に西村晃の優しい盗人や三船敏郎の説教シーンと贅沢な作品だった。でもやはり最後の斬り合いは長いよ。
劇場の暗闇の中で大勢の熱気に身を委ねていれば気にならない部分も、家で落ち着いてみると冷静になる一瞬が生まれてしまう。この映画でいえば"硬直"のシーンがそれで、ハードボイルドカンフー映画と(勝手に)思っていた内容が変な映画になった。いや、それでダメになったとかいうわけではなく、むしろ味わい深い映画になったなとは思うのだが、少し薄ら笑いが出る一瞬というか、君!しっかりしたまえ!と正気を疑う一瞬というか。
劇場の暗闇の中で大勢の熱気に身を委ねていれば気にならない部分も、家で落ち着いてみると冷静になる一瞬が生まれてしまう。この映画でいえば"硬直"のシーンがそれで、ハードボイルドカンフー映画と(勝手に)思っていた内容が変な映画になった。いや、それでダメになったとかいうわけではなく、むしろ味わい深い映画になったなとは思うのだが、少し薄ら笑いが出る一瞬というか、君!しっかりしたまえ!と正気を疑う一瞬というか。
鑑賞後に持った1番近い感触はクレヨンしんちゃんの映画版、それも丹波哲郎が出てた怪獣映画”温泉わくわく大決戦”だな。つまり傑作(怪作)。ゾンビのバンド映画で真っ当な侵略SF見るとは思わないもん。
そうは言ってもちゃんとゾンビランドサガでもある。こういうところもクレヨンしんちゃんの映画版に近い。どんなに話がテレビシリーズから逸脱していても大事なポイントで話は佐賀からぶれないし、いつものメンバーに戻ってくる。そしてゾンビであることの残酷な現実からも目は逸らさない。楽しくて笑えて心に残るところもある作品だった。
鑑賞後に持った1番近い感触はクレヨンしんちゃんの映画版、それも丹波哲郎が出てた怪獣映画”温泉わくわく大決戦”だな。つまり傑作(怪作)。ゾンビのバンド映画で真っ当な侵略SF見るとは思わないもん。
そうは言ってもちゃんとゾンビランドサガでもある。こういうところもクレヨンしんちゃんの映画版に近い。どんなに話がテレビシリーズから逸脱していても大事なポイントで話は佐賀からぶれないし、いつものメンバーに戻ってくる。そしてゾンビであることの残酷な現実からも目は逸らさない。楽しくて笑えて心に残るところもある作品だった。