飛んできた椅子が今もなお空中に縛り付けられていた事に。
ご丁寧に紫のオーラをまとっているものだから、"サイコパワーだ"と超速理解した。
流れるように、しかし確信めいた何かをもってリビングにあったテレビに視線を移した。
そうして、ポケモンのロトムが左から右へと液晶内を移動していたのを視認した。
その辺りで夢から覚めた。
あの連続で意識が途切れ途切れになる状況はやけにリアルだった。あの体験をむりょーで身体に異常を出さずにできる睡眠ってやはり娯楽として最高なんだ。
飛んできた椅子が今もなお空中に縛り付けられていた事に。
ご丁寧に紫のオーラをまとっているものだから、"サイコパワーだ"と超速理解した。
流れるように、しかし確信めいた何かをもってリビングにあったテレビに視線を移した。
そうして、ポケモンのロトムが左から右へと液晶内を移動していたのを視認した。
その辺りで夢から覚めた。
あの連続で意識が途切れ途切れになる状況はやけにリアルだった。あの体験をむりょーで身体に異常を出さずにできる睡眠ってやはり娯楽として最高なんだ。
目を覚ましたら子どもとスマホが消えていたから、少しの焦燥感を感じて辺りを見渡した。
立ち上がろうとした瞬間にまた、意識が刈り取られていた。
現実との境がうやむやになっていく最中、右側から机と椅子が飛んできて体はフローリングの床に投げ出された。
浮遊する椅子に攻撃され続ける中、気絶と意識の浮上を繰り返した。
何故だか分からないけれど、この状況を作り出したのはあの子どもなんだと思い、彼の姿を必死にとらえようとした、けれど見つからない。
その弛緩した空気を待ってましたかと言わんばかりに視界の上方から覗き込むようにあの顔が脅かしてきたんだ。
目を覚ましたら子どもとスマホが消えていたから、少しの焦燥感を感じて辺りを見渡した。
立ち上がろうとした瞬間にまた、意識が刈り取られていた。
現実との境がうやむやになっていく最中、右側から机と椅子が飛んできて体はフローリングの床に投げ出された。
浮遊する椅子に攻撃され続ける中、気絶と意識の浮上を繰り返した。
何故だか分からないけれど、この状況を作り出したのはあの子どもなんだと思い、彼の姿を必死にとらえようとした、けれど見つからない。
その弛緩した空気を待ってましたかと言わんばかりに視界の上方から覗き込むようにあの顔が脅かしてきたんだ。