夜光貝のプルメリア型のスタッドピアス。バーッと切り出しダイヤモンドビットで彫りこむ。シェルカービングは久々なので、ぼちぼちである。
夜光貝の輝き、好きだ。

ピアスを開けたので、夜光貝のピアスを作りたい。プルメリア型のスタッドピアス。金具買いに行かなくてわー。

なかなかイケメンなんじゃなかろか？
栃スポルテッド、目玉は黒檀。
目玉の仮組み。くっついたらケガキ針でケガキます。

【素材紹介】
羊の角　羊角　ヒツジのツノ　ヨウカク

・前に紹介した半透明の羊角とは別種の羊の角だと思われる。品種は不明。
なかなかぎっしり詰まっていて、そこそこ重みがある。表面のテクスチュアが面白いので、根付にする時はそこを活かしていきたい。ボーンカービングに使うのもいいかもしれない。黒いので象嵌材にも使えるかも。
ただ、繊維質なので彫刻は大変そうだ。

こういうカラフルなTシャツが好きなんだよね。しまむら。

【素材紹介】

・栃スポルテッド　とちすぽるてっど

栃の木に細菌が入り模様が入ったものをスポルテッドと呼ぶ。
栃は、柔らかめでサクサクと彫れる。右刃が得意ではない日向はリューター等で彫り、少し切り出し刀で整えたりする。
もう何年も前にTwitterの懸賞で当たったもの。当時は入院していたのだが、それを不憫に思ってくれたのかな、と勝手に感謝している。

・画像2　栃スポルテッド使用
根付　コウイカ

【素材紹介】
・羊の角　ヒツジの角　または羊角　ヨウカク

羊の角も色々種類があって半透明の羊角がこれだ。根付では象嵌材等に使われる。羊角を圧着した羊角板は昔買ったことがある。繊維質で加工は大変だった思ひ出。羊角、好んでは使わないが、質の良い羊角が素材の羊角はんこを象嵌材にしたところ鼈甲にも負けない色艶が出たことがある。

【素材紹介】
・猪の頭蓋骨　イノシシのずがいこつ

見たまんま、イノシシの頭の骨である。この猪の身体は、100kg超えだったと猟師さんが言っていた。これに突っ込まれたらそりゃ大怪我するよね。

デカすぎるので根付にはあまり向いていないが上手く切り出せば作れるかもしれない。ただその場合、猪の頭蓋骨だとわかるように切り出さなければ、よくわからない骨が素材なのかな、　と思われてしまうかも。日向は悩むタイプなので買ってから手付かずです。

ただ、手作り市などに出店する時に店の前に置いとくと子供が興味しんしんで見たりするので、うちのアイドルである。

スカルカービングにも使える素材。
魅力は尽きない。

【素材紹介】
・黒蝶貝　クロチョウガイ

貝の王様白蝶貝と双璧を成す貝。
灰色の輝きと、唇の部分の色合いがとても美しい貝。この黒蝶貝はタヒチ産だった気がする。大きいものはかなり大きいようでその貝殻は高値で取引される。日向も、象嵌に使ったりシェルカービングしたりしている。黒蝶貝、良い素材です。

【素材紹介】
・マンモスの牙

今は絶滅してしまったマンモスの牙。ロシアの永久凍土から発掘されるらしい。すでに絶滅しているので、ワシントン条約にも触れない。
ただ画像でもわかるように、状態が良いものが少なく根付を彫るボリュームのマンモス牙を手に入れるにはそれなりにお金がかかる。
ちなみにマンモス牙と象牙の見分け方はシュレーゲル線の交差角度で見分けるよ。(象牙識別マニュアル参照)
よくマンモス牙はくさい！と聞くが、日向はまだくさいマンモス牙に出会ったことはない。
くさやに似たにほひがするらしいでゲソ。

【素材紹介】
・蝦夷鹿の角　エゾシカのツノ

北海道に生息している鹿、蝦夷鹿の角。北海道以外の鹿の角より1.25倍くらい大きい。北海道はでっかいどうと言うように、大きさ・荒々しいテクスチュア・スの入り方とワイルドである。
蝦夷鹿の角はサイズとスが大きい事から、根付にはあまり向かないという意見もある。だが蝦夷鹿角の良さを引き出し応用することが出来れば素晴らしいものが出来る事だろう。
ちなみに日向は写真の蝦夷鹿角のように紫色のスが好きだお。黒いスもすき。白いスはあまり好きじゃない。
北海道行ったらいくらとうにと蝦夷鹿角だね。北海道行きてぇ…。

【素材紹介】
・鬼胡桃の実　オニグルミの実

胡桃の中でも殻が分厚い種類の胡桃。
殻が厚く彫刻できる強度があるため根付の素材になったりもする。昔、胡桃の殻に蝶番の金具を付けてピルケースかなにかの入れ物にしてある作品を見た事があって、非常にお洒落だなと。

磨くとトロリとした色艶になり、非常に美しい。ただ彫りすぎると穴が空くので注意して彫らないといけない。

胡桃の実なので果肉が詰まっているので、穴を開ける場合は果肉を全て取り除かなきゃいけない。ちなみに果肉が無い鬼胡桃もありました。

産地によって色や形が微妙に違っていて日向的には黒っぽいのが好み。

安く手に入る素材ではあるが、加工は難しい。

【素材紹介】
・鹿の角(根付師は鹿角(かづの)と言う。だか根付を知らない人に説明する時鹿角じゃ伝わらないので鹿の角と言う時がある。)
・産地…奈良公園の鹿の角。奈良鹿角。

鹿せんべいを食いまくってるからか目詰まりが良いものが多い。奈良公園で購入。最近は需要があるからか値段が高くなっている傾向がある。
ちなみに鹿角の詰まり具合を計るのは、鹿角をもって上げ下げするだけである。鹿角を持っただけで計量する、根付師ならば勝手に身についているスキルなのである。

【素材紹介】
・白蝶貝　蝶番部分

貝の王様(って誰かが言ってた)だよー。白く上品な輝きはとても美しいゼ。螺鈿にも使われるみたいだよー。
日向も螺鈿やろうやろうと思いつつやれてない。この白蝶貝は10個で3000円で買ったワン！　師匠が白蝶貝のクッソ分厚いの見せてくれた時があって、これの何倍もありますた。分厚さは正義。

今日のお昼は行きつけの中華料理屋さんの麻婆茄子で！