月街 愁
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月街 愁
@tsukimachi13.bsky.social
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物書き/一次創作/25↑
"日常寄りの不思議な世界"をテーマに、物語を書いています。

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素敵なアイコン:幽も〜のさん
@ononosousaku2

主な生息地
https://lit.link/tsukimachi13
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【14】墓標のような花
あるとき、旅の人が通りかかったのは、あたり一面、白で埋め尽くされた、花の丘でした。 白い花……と言っても、それぞれの花に違いがあり青に近い白や純白、灰に近い白など、様々な個性を持つ花々が咲いていました。 その風景を目にしたとき、かつて、この国に生きていた人々の墓標のようだと旅の人は感じたそうです。
November 6, 2025 at 1:48 PM
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【13】愛のかたちをした花
「愛」のかたちをした花があるとすれば、それはどのような見た目だと思いますか？ 丸みを帯びた可愛らしい花でしょうか、それとも余計なものを寄せ付けない、刺々しい荊がある花かもしれません。もしくは……凛々しい姿をした美しいシルエットでしょうか。 あなただけの花を、想像してみてくださいね。
November 5, 2025 at 1:46 PM
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【12】朝焼けの色を覚えている花
その国は、かつて朝夕と昇っていた太陽の光が届かなくなる位置にありました。度重なる地形の変化や災害により数十年、数百年と経つごとに、だんだん太陽の恩恵から離れていってしまったのです。 しかし夜が訪れた国にも、朝焼けの美しさを覚えている者がおりました。 その花は、何世代も前の先祖より遺伝子を繋ぎ、今も夜の国に、朝焼けの色を伝え続けています。
November 4, 2025 at 3:05 PM
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【11】花弁を千切っても無くならない花
花弁を千切っても、無くならない花を知っていますか？　恋煩い……というのでしょうか。人も、妖精も、同じように花占いをすることがあります。すき、きらい、と順番に花弁を千切っていくのですが、その答えには辿り着けない花があるそうです。 愛のかたちは、それぞれと言いますが、相手の気持ちを試すようなことは、ほどほどにしておいたほうが良いかもしれませんね。
November 3, 2025 at 2:06 PM
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【10】本当の美しさが隠された花
寒い国の森の中、白い木々に囲まれた土地で、唯一色を持っていたのが、鮮やかな一輪の花でした。それを見た人は、赤色だった、いいや青色だった。もしくは、形容しがたい氷のような……それとも、虹色だったんじゃないか、という議論ばかりしていました。 その話を聞いていた旅の人は、色の話ばかりすることを不思議に思い、確かめることにしたのです。その花の、本当の美しさを。
November 3, 2025 at 2:04 PM
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【9】美しく透き通った海色の花
その猫は、格子状のフェンスに、ツルが絡んだ植物をじっ、と見つめていました。 それは、海の底から見上げたときの、月のように朧げでツルも、花も、美しく透き通った、海色をしています。 その植物が存在する様子は、まるで波打ち際のようでしたが、この日上がった土地では、唯一の恵みでした。花を、そっと舐めてみると、優しい塩味が潤いを求めた小さな身体に染み渡ります。
November 3, 2025 at 2:02 PM
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【8】キャンディのような実がなる花
キャンディのような、実がなる花を知っていますか？　トリックオアトリート！　なんて言葉を聞く季節にはあの実のことを思い出します。 小さい頃に貰うと嬉しかった包み紙の、甘い飴の形をしていて、それを食べたことがある人も居て、美味しかったという言い伝えが残っています。今は神様の国にしか、存在しないかもしれませんね。
November 3, 2025 at 2:00 PM
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【7】育てる人の気分によって、色が変わる花
育てる人の気分によって、色が変わる花を知っていますか？　楽しいときの色や、嬉しかったり、悲しいときの色。赤や緑、黄色や青色。まるで鏡のように、投影される不思議な花です。 あなたが花を育てるなら、何色になるのでしょう。好きな色になってくれると良いですね。
November 3, 2025 at 1:58 PM
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【6】振ると音が鳴る花
振ると音が鳴る、不思議な花を知っていますか？　音符のように曲がりくねった茎を持ち、それをそっと振ると、しゃらしゃらと美しい音が鳴るのです。見かけたのは、旅先の小さな花屋で、珍しいと言われながら一輪だけ買ったことを覚えています。もし草原に、たくさん自生していたら、すばらしい演奏が聞こえてくることでしょう。
November 3, 2025 at 1:56 PM
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【5】鉱石にも似た花
雨が降った後の月夜。大きな葉に残った、しずくが鉱石にも似た「花」に変わっていることがあるようです。 その花は、空から降ってきたように、根も、茎もなくただ、葉に受け止められ、月のもとで輝くそうです。
November 2, 2025 at 3:25 PM
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【4】雨のしずくのような花
誰かの手から差し出された、それは……雨のしずくのように、繊細な造形をした花でした。それを渡してくれた人が誰だったのかは、もう思い出せませんが、その花のカタチだけは、なぜか自分自身の記憶に、しっかりと刻まれて離れないのです。
November 2, 2025 at 3:22 PM
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【3】秋を感じる色の花
その花は、落ち葉を陽に透かした時のような、秋を感じる色を持っていました。 風の冷たさも増す季節の中で、あたたかみを見つけられたことは、旅人にとって心安らぐ瞬間でした。 ながい旅の中で、自分の心はとうに疲れてしまっていると思っていましたが、その健気に咲く花を見ていると、月明かりに照らされているような気持ちを取り戻せそうでした。
November 2, 2025 at 3:20 PM
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【2】星のような花
八芒星に、よく似た花を知っていますか？ そう、そらに浮かぶ……星のようなかたちです。きらきらと、まばゆい光を放ちながら咲くそうですよ。 ある学者は、あれは花ではなく、実だと言いますが本当は何なのか、わからないそうです。神のみぞ知る、ということかもしれませんね。
November 2, 2025 at 3:17 PM
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【1】月に咲く花
月に咲く、金木犀に似た花を見たことがありますか？　幻のように繊細で、夢のように美しい小さな花は可憐な香りを纏って、そらへ降り注いでいるとか。ほら、こちら側からは流れ星に見えますが、あれは花が散っている様子だと伝えられています。本当の散り際が、どんなものかは、きっと神様たちだけが知っているのかもしれませんね。
November 2, 2025 at 3:09 PM
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「存在しない花」シリーズ

Xへ投稿したものを花束に……💐

#掌編小説
#一次創作
#憂愁の廃書庫
存在しない花
November 2, 2025 at 3:07 PM
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「存続する夏」

妖精シリーズ二巡目、梅雨から夏へ移り変わる話です。

#憂愁の廃書庫
July 6, 2025 at 9:11 AM
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夢喫茶 雨の海のサンドイッチは、ハム、チーズと、レタスたっぷりです。ミミまで美味しい食パンも、お楽しみください。

#憂愁の廃書庫
May 11, 2025 at 5:15 AM
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「去り行く春」
#憂愁の廃書庫
April 6, 2025 at 7:05 AM
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「花芽吹く季節、どうかあなたと」

梅のつぼみが綻ぶ気候になったら、どうか思い出してください……という言葉に囚われて。

画像の続きは下記リンクから読めます。
novelup.plus/story/401312...
March 7, 2025 at 9:42 AM
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「夜の窓辺」

眠れない夜にぴったりなお話で
参加させていただきます……！

#文字書きの風景
夜の窓辺 月明かりが浮かんでいる。夜を知らせる音がしていた。それは隣人が奏でる楽春の音だった。柔らかく……けれど、しなやかに演奏されるそれはコントラバスの音色だ。この音楽学校は専攻する楽器によって大まかに祭が分けられている。 もちろん部屋の防音設備は万全だが、今日のような夜風に当たりたい日は、窓を開けると彼らの練習する音や、涼しい空気が入ってくる、そんな窓辺が僕は好きだ。目を閉じて課題の小夜曲を思い出す。練習、練習また繰り返し練習ばかりする日々の疲れを癒すには、この寝室がぴったりだと僕は思っている。ふかふかのベッド、いくつかの枕、お気に入りの星形クッション。少し開けた上げ下げ窓のガラスには、暖かな色合いの間接照明が仄かに反射している。ベッドに座るのも良いけれど、と横目でそれらを見ながらも、まだ眠くないという気持ちで僕は1人掛けのソファに横向きで座っていて、お行儀が良いとは言えたものでは無かった。寮の狭い一室に楽器とソファ、小さな机とベッドを置いて、もはや袋室と呼んで良いのかさえ疑問に思う自分の部屋をぐるりと見回す。それでも、その狭さが心地良い。広々とした実家には無い安心感を、この部屋から得ている。そう納得して僕は、そっと目蓋を閉じた。まだ彼の練習も終わらないらしい。 @tsukimachi13
March 2, 2025 at 1:54 PM
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#冬の創作クラスタフォロー祭り
#三連休はフォロワーさんが増えるらしい

普段、小説や台詞を書いたり、写真を撮っている者です。つきまちしゅう、と読みます。

画像は自創作、冬の四選❄️⛄️
全反応、巡回予定です。
February 24, 2025 at 3:55 AM
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とある寒い日のリディア様とシルディアの会話
#憂愁の廃書庫
February 6, 2025 at 3:58 AM
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12月も、ありがとうございました！！
December 31, 2024 at 12:54 PM
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日記のような。
March 27, 2024 at 1:16 PM
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自己紹介のようなもの。
March 21, 2024 at 2:01 PM