かべうちする咲紅
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かべうちする咲紅
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なぜかさも三木に転げ落ちつつある現状を置いておくところ。架空のカップリングに対する妄想をとても含みます。

フォローしたり外したり、どうぞお気になさらず。

書くものは限られてるけど読むものは幅広く…とてもよく頻繁にふぁぼらせていただいております…

詳細と住処
https://lit.link/sakikuryo
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ありがとう石巻〜またくるよ。せっかくだから会期中にもう一回くらい来たいよ。
近くの橋から石ノ森萬画館を眺めた写真。夕暮れ時で、画面左側はまだ青空だが、右側の雲には西日が当たっている。右側に川が流れている。写真手前には左門と三木ヱ門のぬいぐるみが写っている。 石ノ森萬画館の正面入り口の写真。ガラス扉の手前側に赤い車が展示されている。 石巻駅の看板と駅構内を背景に、左門と三木ヱ門のぬいぐるみを撮影した写真。
November 3, 2025 at 8:53 AM
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駅から萬画館まで10分ちょっとくらい？

道中もレトロな建物が素敵だったり、街のあらゆるところに仮面ライダーやサイボーグ009がいて、このへん詳しい人はもっと楽しいと思う。

特別展だけで疲れもあって退散してきたけど、常設展も観にまた来たいな。
石巻駅の駅舎入り口の写真。ステンドグラスと屋根の上の装飾にサイボーグ009が使われている。 石巻の街中に佇む仮面ライダーの像。ポーズを決めている。 石巻の街並み。商店の2階の壁に石ノ森章太郎作品のキャラクターが大きく描かれている。 石巻の街並みの写真。レトロな建物が並んでいる。
November 3, 2025 at 8:23 AM
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「缶バッチのラインナップにいない会計委員の後輩たちを匂わせよう」と思ったのでこうなりました…………
色鉛筆なんていったいいつぶりに触っただろうか
色鉛筆で着色した潮江と田村の缶バッジ。潮江の背景には一年生の制服と同じ模様を青で描いてある。田村の背景は淡めの黄緑色。
November 3, 2025 at 8:13 AM
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展示も楽しかったし缶バッチも作ったし、空いてたのでカフェもするっと入れたし美味しかった。普通に常設メニューのパスタとかも美味しそうだったな。3連休ラストの午後なんて逆に近隣の人しかいないわよね……
石巻の落乱原画展の展示。ワク線を破るくだりの原画が展示されている。原画を展示している壁そのものにも、ワク線を破る伊作・雑渡・小平太らのコマが大きくレイアウトされている。 落乱原画展スタンプラリーの台紙、ワークショップコーナーで作成した缶バッチ（潮江・田村）の写真。 落乱原画展のカフェの写真。カレー（伊作のモナカつき）、利吉モチーフのチョコレートパフェ、土井先生の顔が描かれたコーヒー。
November 3, 2025 at 8:08 AM
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石巻の原画展行ってきた！
原画の線がすごい綺麗で、修正の跡もあまり見当たらないことにぷるぷる震えました。ここはトーンだけどこれトーンじゃなくて線引いてるんだ…とか…
左門と三木ヱ門のぬいぐるみの写真。石巻駅の看板を背景に撮影している。 石巻の落第忍者乱太郎の原画展の展示の一部。原作裏表紙のカラー絵の原画6枚を写している。 原画展の展示の一部。壁に原作の白黒原画、手前のディスプレイ棚にさまざまな種類の手裏剣、棒手裏剣が展示されている。 原画展の看板を背景に、左門と三木ヱ門のぬいぐるみを撮影した写真。
November 3, 2025 at 8:00 AM
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さも三木wip
委員会中に大喧嘩して潮江先輩に怒られる話
※ここにはないけど、あとから若干の文仙要素が含まれる予定
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 付記に「さも三木wip」、「無断転載・利用・AI学習禁止」と記載されています。 画像情報：generated by 文庫ページメーカー / Photo by shell_ghostcage on pixabay / フォント：源暎こぶり明朝 以下は本文の内容です。 　目の前に星が飛んだ――――、と左門は思った。 　本当に痛いとき、人は「痛い」とすら言えないのだ。委員長のゲンコツは彼の脳天を直撃していたから、咄嗟にかばうような格好で両手を頭に乗っけたほか、そのままうずくまって声にならない呻きを押しつぶした。帳簿を並べた会計委員会室、左門の代わりに向かい側の団蔵が「いっ……」と声を上げた。時を同じくして「ひっ……」と息を呑んだのは左吉だった。 「いい加減にしろバカタレ」 　精一杯の返事もまだ痛みで声にならないのが左門だったから、か細くとも不満げでも「……申し訳ありません」と呟きを音にできたのは、同じようにゲンコツを脳天へ頂戴した三木ヱ門しかいない。同じ場所へ同じ高さから拳が降ってきても、いくらか平気であるというのが、左門と三木ヱ門の間にある一年という年月の差ではあるのだった。 　ふーっと悩ましげに息を吐いたのは、潮江文次郎会計委員会委員長だった。そこへ反射的にぴくっと肩を震わしてしまうのが左門なら、神妙な顔でこれから始まる説教を受け留める心積もりをしているのが三木ヱ門なのだった。ところが次 に文次郎が口を開いたとき、誰より呆気に取られたのは三木ヱ門だった。 「本日の委員会は終いだ。神崎、おまえはここに残れ」 「ハイ……」 「どうした田村、妙な顔をして」 「さっ、差し出がましいようですが委員長。まだ本日の予定の半分も終えられていないのでは」 「そこまで理解していて、なんだってそう神崎に構う」 「う……」 「団蔵、左吉」 　急に自分たちへ矛先が向き、返事ともつかぬ素っ頓狂な声を上げたのは一年生の二人である。 「おまえたちは田村を送り届けてやってくれ、真っ直ぐに長屋までだ。射撃場にも武器庫にも寄り道させるなよ？」 　二人はこくこくこく、と勢いよく無言で頷いた。声は意外と優しいけど、かえってこわくってチビりそうだ！　と団蔵は思った。僕らに送り届けられるなん て屈辱に違いない、田村先輩の顔が見られない！　と左吉は思った。 　こうまで言う潮江会計委員長も珍しいと言えば珍しく、ここに取り残されて自分はいったいどうなってしまうのだ？　と左門はぶるり、震えた。こういうときの癖で咄嗟に三木ヱ門の顔色を窺ってみたけれど、頭を冷やしてこいと通達された彼はそそくさと後輩を伴っていなくなってしまったので、何もわからなかった。
October 27, 2025 at 12:46 PM
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あらためまして本日は忍FESお立ち寄りいただいたり、原稿応援していただいたり、お話してくださったり、本当にありがとうございました～！

やっと出られた忍FES、やっと出せた本だったので、「さも三木を求めてくださる方が実在する」を我が目で確かめられて本当に感無量でした。

そもそもは「自分の読みたい話は自分で書くんだ！」の気持ちが第一というスタンスですが、私の読みたい話を読みたいと思ってくださる方がいるのはとても有難い…うれしい…今日うれしいしか言ってない…。
まだ読みたい書きたい話がいっぱいあるのでがんばるぞ！

添付は無配にしていた「推しカプの好きなところ書きなぐりペーパー」です。
October 19, 2025 at 3:15 PM
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ビッグサイトにしかない空気だいすきだ〜〜〜
東京ビッグサイトを背景に左門と三木ヱ門のぬいぐるみを撮った写真 東京ビッグサイトの写真 手前にピースした手が写り込んでおり、薄いグリーンのネイルをしている
October 19, 2025 at 7:56 AM
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設営完了してます！本も無事に印刷できててハッピー！
October 19, 2025 at 1:40 AM
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無配いけるかなと思って書き始めたけど気の毒になってきた
※後で消すかも
二次創作小説の作業中のスクリーンショットの一部。
October 16, 2025 at 3:59 PM
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そろばん屋さんで作ってらっしゃるイヤリング見つけて絶対イベントにつけたーい！と思って買っちゃったのよねほほほ
左門・三木ヱ門のくるみたぴぬいと、そろばん玉を使ったイヤリングの写真。イヤリングは3種類で左から紫色、通常のそろばんのカラーで３連のもの、薄いグリーン。
October 12, 2025 at 2:21 AM
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お手持ちの文庫本のどこに挟んでも左門が迷子になって話が終わるしおり。

新刊お買い上げに問答無用でつけます。通販でもつけます。

※使用例は他ジャンルの既刊です
くるみたぴぬいの左門・三木ヱ門と、同人イベント用のノベルティしおりの写真 文庫本にノベルティしおりを挟んでいる写真。
October 7, 2025 at 9:20 AM
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どこでも迷子しおり

これ探しに行くキャラ変えてバージョン違い作ってもいいな〜次回やろう
二次創作グッズのしおり作成中画面のスクリーンショット
September 27, 2025 at 9:07 AM
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おでかけの記録③
これは…10キロそろばん…！？
1メートル以上ある大きなそろばんを背景にしたくるみたぴぬい（左門・三木ヱ門）の写真 大きなそろばんの上にくるみたぴぬい（左門・三木ヱ門）がちょこんと乗っている写真。そろばんは1メートル以上の長さがある。 小ぶりなサイズのそろばんとくるみたぴぬい（左門・三木ヱ門）の写真 一般的な卓上サイズのそろばんとくるみたぴぬいの（左門・三木ヱ門）の写真。
September 23, 2025 at 1:54 AM
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おでかけの記録②
レトロな街並みとぬいちゃん
骨格標本のコーちゃん（？）にもご挨拶
昭和レトロなタバコ屋の店頭とくるみたぴぬい（左門・三木ヱ門）の写真 赤い提灯を背景にしたくるみたぴぬいの写真。提灯には大きく黒い字で「ラーメン」と書いてある。 学校の理科準備室風の施設にて、骨格標本を背景に、くるみたぴぬい（左門・三木ヱ門）を撮影した写真。
September 23, 2025 at 1:47 AM
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さもみきぬいちゃんおでかけの記録①
・お台場
・ごはん
・横浜を見下ろす
おにぎりは鉄粉じゃないよ
お台場の景色を背景にしたくるみたぴぬい（神崎左門・田村三木ヱ門）の写真。青空と海が広がり、遠くに白い橋が画面を横切るようにかかっている。 三種類のおにぎりとくるみたぴぬい（神崎左門・田村三木ヱ門）の写真 サンドイッチとくるみたぴぬい（神崎左門・田村三木ヱ門）の写真 横浜みなとみらいのロープウェイの車窓をバックに、神崎左門と田村三木ヱ門のくるみたぴぬいを撮影した写真。窓の外に観覧車が見えている。
September 23, 2025 at 1:39 AM
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これで一緒におでかけできるよ！
くるみたぴぬいの神崎左門と田村三木ヱ門がクリアポーチに並んで入った写真
September 19, 2025 at 1:34 PM
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かくかくしかじかで左門がうちにきた！か　か　かわいい〜〜！
ぬいぐるみ（くるみたぴぬい）の神崎左門と田村三木ヱ門が並んだ写真
September 19, 2025 at 1:30 PM
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さも三木wip
※成長＋1年
※さも三木における左門は守一郎のことまっすぐでいい人だと思っていてほしいし、そんな人が田村先輩と同室になってよかったなあと思っていてほしいんだけど、それはそれとして懸想してる相手と同じ部屋なのをちょっぴり羨ましく思ってもおり…みたいなことを…こう……（でもそういうのぜんぶ浜先輩は笑って受け止めてくれそうだとも思っている）
二次創作小説の原稿の一部スクショ 内容は次のとおり 「いいいいえ大丈夫です忍者たるものいつでもどこでも池でも木の上でも眠れますから着替えなど不要です」 「……」 　思い切りはどこへやら。眠れないのだと駄々をこねていたのは一体だれだったかしら。『考える前に決断してしまっているのか？』とは迷い癖とまで言われる思慮深い先輩の談だが、なりふり構わず部屋へ押しかけた先のことをどこまで考えていられたものか。なにしろ左門はなりふり構っていられないのである。委員長代理はますます仕事の鬼と化し、実践的な課題と本格的な忍務へ身を投じていく傍らで、自分はそれを止められもせず、助けにも行けず。案じているのも本当なら己が身のもどかしさも本当で、 （しかし。浜先輩の布団を使わせていただくのか……？） 　一抹の後ろめたさも本当なのである。 　――彼らの名誉のために言い添えておくと、左門は浜守一郎のことを悪しざまに言いたいのでは断じてない。途中編入という条件下ながら懸命に知識を学ぶ姿勢は尊敬できるし、時に収拾のつかないほど笑い上戸ではあるけれども、それだってクセの強いあの学年の中で比べたらまだ付き合いやすい部類だ（なんなら田村先輩の方がよほど面倒くさい、と左門は心底思っている）。左門が同室の富松作兵衛から聞いたところによれば、用具委員会では時に、作兵衛の委員としての経験を立てて判断を委ね、そうかと思えば責任は年長者として自身が取るのだとか。「そんな風に振舞われちゃあ誰も嫌いになれねェよなあ」とは作兵衛の談である。だからこそ左門は後ろめたさを拭えない。かの人の不在を半ばダシにしてここまで転がり込んでいるのだ、そんなことを気にされるような浜先輩ではなかろう、とは思いつつも。 （……というか、浜先輩が編入してくださったおかげで、田村先輩も一人部屋に帰らず済むようになったわけで） 　そもそも、汗臭いままで他人の布団をお借りするのは非常に申し訳ないことではないだろうか。風呂に入りたいのは山々だったがすでに時間も遅くて叶わなかった。そうだ、せめて自分の布団と寝間着を取ってくればよいのではないか？　しかし今からそれをやるには方向音痴が出るかもしれない、出ないかもしれないが、出た時に結局田村先輩を寝かさないことになってしまうし、そうでなくても今から部屋に戻ると言ったら田村先輩は僕を送ると言ってきかないだろう、一体どうすれば――。 「どうした、間男のような顔をして」 「どんな顔ですかそれ。というか、間男じゃありませんよ」
September 8, 2025 at 3:17 PM
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原稿進めてる
ゲキの一場面にちょっと影響は受けてることは否定できない
※めっちゃ成長if（＋1年）
二次創作小説の原稿作業中のスクリーンショット。記載の文章は次のとおり。 「こちらの確認はあと少しですが、先輩は」 「委員長代理と呼べ」 「失礼しました。田村委員長代理はそろそろ終えられそうなのですか」 　わずかなやり取りの間にも手が休まることはない。ひっきりなしにパチ、パチと鋭い音の鳴るたびに冷えた空気がぴしゃりと叩かれて、冴えた冬の夜を曇りのない明瞭なものへと研ぎ澄ます。なにしろ断熱も高気密も床暖房もない頃の話である、火鉢を借りてくればいくらか緩和はされても、夜更けの隙間風は忍たまたちの頬を刺す。 「もうへばったのか、そんな時間じゃないだろう」 「……昨日まで何日もここで夜を明かしていらっしゃるのはどなたですか」 「おまえだな」 　寒さに目をこじ開けながら、玉を弾くたびに夜の静けさが輪郭を鋭くして、代わりに瞼は淀んだ色をのせてゆく。上座に腰を下ろしてから一歩も動いていない委員長代理、五年ろ組田村三木ヱ門の目の下には、隈がすっかり染み付いて久しい。 　左門は最後の一行の確かめ算をパチンと終えると、帳簿を閉じて居住まいを正した。 「私と、先輩です」 「委員長代理」 「委員長代理、今日はもうお休みになってください」 「休みたければ勝手に休め」 「へえ！　よろしいんですか。勝手に部屋に戻りますよ？」
September 1, 2025 at 3:03 PM
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予習がゲシュタルト崩壊
小説同人誌の原稿作業中のスクリーンショット。 書いてある本文は次のとおり。 　食堂では四年生がおばちゃんに怒鳴られる寸前となっていた折。朝食を終えて廊下を歩くのは、三年は組の浦風藤内と、同じく三反田数馬である。 「今日は天気が良くって、絶好の予習日和だな～！」 「でも藤内。昨日寝る前に『明日の予習はばっちりだ！』って言ってたじゃないか？」 「それが聞いてくれよ！　俺としたことが『宿題を提出する予習』を忘れてたんだ！」 「藤内……」 「だから数馬には、先生の役をやってほしいんだ。俺は俺の役をやって、宿題のノートを持っていくから」 「ハァ……。いいけど、肝心の宿題は持ってきたの？」 「あっ！　机の上に忘れてた！」
August 28, 2025 at 4:34 PM
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結局予定していた感じの3話目になりそう。四年生と三はから見た行き倒れ会計三年四年の話…
小説同人誌の原稿作業中のスクリーンショット。 内容は次のとおり。 ～～～ 　その夜、四年ろ組の浜守一郎は大きな音に驚いて目が覚めた。 　なんだ敵集か！　と跳ねるように飛び起きて、すぐ、今は籠城戦の最中ではないのだった、と息を吐く。それにしてもすごい音だったのである。書き表すなら、ドシーン！　とか、ズシーン！　とか、あるいは、バターン！という具合の。夢の中では砲弾が城壁を打ち破ったところだが、落ち着いて考えると、何かが倒れたような音である。雨戸が外れるような嵐でもないし、そんな気配があれば、用具委員会は昨日からあちこち板を打ち付けて回らねばいけなくなる。年中無休で四六時中さわがしい忍術学園だけれど――そしてそれにようやっと慣れてきたところだけれど、よく遊びよく学んだらよく眠るのも忍たまらしいところで、こんな時間に（少なくとも空が白むような明け方でないことだけは確かだ）いったいなんだと首を傾げ、守一郎は慎重にあたりを伺いながら長屋の戸を細く開けた。目に入ったのは、星明りでも目に付く明るい髪。 「……三木ヱ門？」 　そうしたらなんのことはない。 　何徹目かの会計委員が自室まで辿り着けず行き倒れているだけであった。 （いや、なんのことはない、ってことはないか……） 　思わず独り言ち、守一郎は苦笑いでぽりぽりと頬を掻く。慣れてしまったのもどうかと思うし、当人たちは必死なのだから、それも学園のためにやってくれていることなのだから、あんまり粗末に言っては悪い。それにしても、慣れざるを得ないくらいに同室の深夜帰宅は当たり前になりつつある。最初は誰かと布団を並べて眠ることに、そわそわと落ち着かなかったものだけれど、長屋暮らしに慣れると今度は、ひとりで眠るのが寂しく感じるようになった。……さらに最近は普通に心配になってきた。予算会議が迫る最中（もちろん守一郎は自分も用具委員として、会計委員会とは戦わねばならぬ立場にあるのだが）、このところ、同室の目の下の隈の、まあなんと真っ黒なこと。それでも三年の富松作兵衛に言わせれば「おれも最初は気を揉んだモンですが、委員会で世話になってるとわかりゃあかえって安心なくらいですよ、ハハハ」になるらしいが。 （なんて回想してるバヤイじゃなかった！） 　ともかく自分を起こした音は、人が倒れた音だったわけだ。守一郎はさっと戸を開けると、部屋まで担ぎ入れてやらなくっちゃと思って、 （……ウン？） 　人間ひとり分にしては、やけに山が大きいと気付く。 　戸の隙間からでは判らなかったが、なんと三木ヱ門だけでなく、やはり会計委員会の三年ろ組神崎左門も一緒に行き倒れていたのであった。 「やれやれ……みんな本当に大変なんだな」 　さて、ここで面倒だとか億劫だとか、ちっとも思ったり言ったりしないのが浜守一郎である。困ったように眉を下げて、しかし柔らかく口角を上げた表情の、心根のやさしさが滲み出たところなんか見れば、この戦乱の世になんて良い奴なんだと人は言っただろうが、そこは生憎と月もない夜の四年の長屋の一角。彼がいそいそと二人を順に担ぎ上げて、というか、半ば引きずるようにして、まったく目を覚ます気配のないのを、自室の布団に寝かせてやって、二つの布団に三木ヱ門、左門、自分が並んでなんだかこういうの兄弟みたいだなあ、なんて穏やかな気持ちで眠りについたことなんて、雲間の星がやっと見てくれていたかどうかの一場面なのだった。 　＊＊＊ 　それよりも少し前、四年い組の平滝夜叉丸は風呂場にいた。 　もうお湯を抜かれてしまうかどうかのそれなりに遅い時間であるが、同室の綾部喜八郎が全身泥だらけで（今日も今日とて穴掘りに勤しみまくって
August 26, 2025 at 2:19 PM
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さもみき原稿中　お気に入りの箇所　左門2年時
小説原稿の作業中のスクリーンショットの一部。 記載テキストは次のとおり。 「　だんまりを決め込んだあたまの上で、三木ヱ門が盛大に溜息を吐いた。 　反射的に左門は肩を縮こまらせる。ゲンコツを予期して身構えた。思うに、自称アイドルの過激なグーパンチに比べたら、同室のそれはそよ風のように優しいし、よっぽど話が通じていた。」
August 21, 2025 at 2:37 PM
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モブ同級生の登場はこれくらいになりそうというサンプル？なのだけど、それにしてもこの一年さもんめっちゃかわいいな。
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 付記に「さも三木wip」、「無断転載・利用・AI学習禁止」と記載されています。 画像情報：generated by 文庫ページメーカー / フォント：源暎こぶり明朝 以下は本文の内容です。 ※三木ヱ門二年生時点で同室がいた前提で、名もなき二年生同室くんの登場はこれくらいだよというサンプル※ 　さて、二人のぎこちないやり取りがなんとなく決着したところで、同室の二年生が衝立からひょっこり顔を出す。――三木ヱ門もコッチに寄れよ。二人で一つの布団よりは、三人で二つの布団の方が楽だろ。などと言いながら、衝立をさっと部屋の隅へ寄せた。 「ありがとうな、助かるよ」 　ほらおまえも、と促された神崎も慌てて身体を起こし、頭を下げる。いいから二人とも風邪引くなよと、布団を三木ヱ門の側にくっつけてくれるので、それに甘える形で三木ヱ門は身体の位置をいくらかずらした。ちいさな肩が（三木ヱ門に言わせれば自分より小さな肩が）冷えないように、布団をきちんとかけ直してやる。 「田村先輩は去年から会計委員会なのですか？」 　ほどよい具合に三人分の身体が納まったところで、ふと神崎がそんなことを言った。 「ん？　ああ、そうだな」 「先輩はすごいです。たった一年で、もうあんなに仕事ができるなんて」 「へ……」 　一年生が、きらきらとした目で、自分をすごい先輩だと言っている。「僕もそんなふうにできるかな」と後輩は口をもごもごさせたのだが、そのあたりは三木ヱ門の耳にはもう入らなかった。 「わ、わたしは、火器が特別にすきだからな！　予算だけでなく、弾を命中させるにも算術は大切なのだ。委員会の仕事がこなせるようになったのも、トーゼンと言えばトーゼンだ。そうだ。火器と言えば、ユリコをまだ紹介していなかったな。今度の委員会にはユリコと、さち子も連れていってやるから挨拶しろよ。ユリコの威力を発揮するにはな、弾道を――」 　――あー、いいか。そろそろおれも寝るぞ～。 　もう一人の二年生が返事も待たずに灯りを消したのは、三木ヱ門と後輩のやり取りが多少うらやましかったためかもしれないし、長くなる気配を察したためかもしれない。
August 18, 2025 at 4:16 PM
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さも三木10月新刊wip
※書きかけ原稿からの抜粋
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 付記に「さも三木wip」、「無断転載・利用・AI学習禁止」と記載されています。 画像情報：generated by 文庫ページメーカー / フォント：源暎こぶり明朝 以下は本文の内容です。 「いいか神崎左門。おまえは私の後輩なのだから、なにも遠慮することはない。先輩が一年生の面倒を見るのは、ここでは当然のことなんだからな」 　なるべく優しく聴こえるように努めてそう言うと、触れた手がすこしばかり緩んだ。 「それに、だ。おまえが風邪を引いたら、私が委員長や潮江先輩たちに叱られてしまうだろう？」 「あ……」 　そこまでは気が付いていなかったという感じに、目と口がまるく開いた。上級生の名前を出したのがよかったのか、目の前のひとが代わりに叱られるのは忍びないと思ったのか。今度こそ神崎は大人しく布団に入り、それから少し言いにくそうに、実際言いにくいことを言った。 「ぼく、ちょっぴり潮江先輩のことがこわいです」 　わからいではない。三木ヱ門とて『ちっとも怖くない』と言えば嘘になるし、学園内でも相当数の下級生に怖がられているのを知っている。だが、 「潮江先輩はな、ご自分にちょっと厳しくていらっしゃるだけなんだ」 　そう言って三木ヱ門は、いつか自分がしてもらったように相手の前髪を撫でてやった。 「左門のことだって元気がいいとほめていたぞ」 「ほんとうですか？」 　頬をふっくらとさせてにまにまと笑う顔を、三木ヱ門は目の前に眺める。えへへ、うれしいな、と呟く口はずいぶんと大きかった。 「ぼく、いっしょけんめい勉強して、早くお役に立ちたいです」 「左門は覚えが早いからな、きっと大丈夫だ」 「そうでしょうか」 「ああ。学園内の道だって、すぐに覚えられるさ」
August 18, 2025 at 4:05 PM