吉田 喜貴
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吉田 喜貴
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個別企業への長期投資が信条の個人投資家。広い視野で意思決定をするため、古今東西あらゆる書物の読破がライフワーク。
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佐々木敦「書くことの哲学」
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少し変わった文章指南書。
上手な文章を書く技術を学ぶ以前に、書きたくても書けない人が多いのでは? だから文章を書ける状態にするための思考法を記す。

個人的には著者が引用している村上春樹「風の歌を聴け」の最初の一文がいちばん大切な心得のように感じた。

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
「書くこと」の哲学 ことばの再履修 (講談社現代新書 2777)
読み終えると、なぜか「書ける自分」に変わっている! 37年間、書くことで生きてきた著者が明かす、技術よりも大事な思考と実践。 書くことは考えることーーあなたはなぜ「書けない」のか? 千葉雅也氏、推薦! 「より自由に書くための基礎理論がここにある。 僕も何度も読み返すことになるだろう。 何かを書こうとするすべての人にお薦めする」 <本書の内容> 第一部 「書けなさ」から脱出するためのマイン...
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January 9, 2026 at 11:57 AM
河浪武史「円ドル戦争40年秘史 なぜ円は最弱通貨になったのか」
amzn.to/4qK59Mf

アジア通貨危機(1997)前後に、いつまでたっても不良債権処理を進めない日本に嫌気がさしたクリントン政権が、日本をあきらめ中国重視の外交姿勢(中国のWTO加盟の後押し等)を強めていく。それが後に中国台頭の一因になったという話に…そうなのかーと天を仰いだ。
円ドル戦争40年秘史 なぜ円は最弱通貨になったのか
Amazonで河浪 武史の円ドル戦争40年秘史 なぜ円は最弱通貨になったのか。アマゾンならポイント還元本が多数。河浪 武史作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また円ドル戦争40年秘史 なぜ円は最弱通貨になったのかもアマゾン配送商品なら通常配送無料。
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January 9, 2026 at 12:55 AM
アグネス・アーノルド=フォースター「ノスタルジアは世界を滅ぼすのか: ある危険な感情の歴史」

amzn.to/49dEtMU

今、ノスタルジアといえばトランプの“Make America Great Again(MAGA)”。そんなノスタルジアの歴史を17世紀頃から辿った1冊。
欧州の人々の中世への関心を記した小見出しに「異世界転生なろう系願望」というのがあったが、ちょっと意訳しすぎで日本のラノベとは意味合いが違う印象を受けた。
ノスタルジアは世界を滅ぼすのか: ある危険な感情の歴史
Amazon.co.jp: ノスタルジアは世界を滅ぼすのか: ある危険な感情の歴史 : アグネス・アーノルド=フォースター, 月谷 真紀: Japanese Books
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January 1, 2026 at 11:52 PM
山野弘樹「20代からの文章読解~人文学的思考を鍛える「読み方」10講」
amzn.to/48lQI9G

40代後半の私が読んでも勉強になりました。文章読解のテキストに、E.H.カー「歴史とは何か」、ハンナ・アレント「人間の条件」を利用しているのが、簡単すぎず難しすぎず絶妙な難易度で、かつ普及の名著であるところがいい。
20代からの文章読解~人文学的思考を鍛える「読み方」10講
「読む」ことに慣れないまま、ポイントだけつまみ食い。 ファストに、従属的に受信する快楽に身を任せてしまう。 …考えさせない時代に抗して、「批判的読解」をいかに取り戻すか? 注目の若き俊英が、深く精緻に書き尽くした 「誠実に読む。いま、時代に必要なのは、言葉に対して時間をとって向き合うことだと思う。本書は、いわば「誠実な読解力」のための優れたガイドである。」 【おもな内容】 ・解釈と...
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November 27, 2025 at 1:07 AM
別冊ele-king「アメリカ──すでに革命は起こっていたのか 新反動主義の時代におけるカルチャーの可能性」

「ele-king」という音楽雑誌があるらしく、そのスピンアウト企画の別冊誌がおもしろい。石田健さん、大澤真幸さん、岡本裕一朗さん、三牧聖子さんなどなど、アメリカで今何が起きているのかを探るべく読んできた本の著者のインタビュー記事がたくさん!

amzn.to/4r2rSo0
別冊ele-king アメリカ──すでに革命は起こっていたのか 新反動主義の時代におけるカルチャーの可能性 (ele-king books)
トランプ大統領と彼のチームは時代を読んでいた── カウンター・カルチャーに対するカウンター そしてアメリカ右派における革命とは……? インタヴュー:渡辺靖、大澤真幸、酒井隆史、三牧聖子、岡本裕一朗、石田健 コラム:イアン・F・マーティン、水越真紀、緊那羅:Desi La、三田格、ジリアン・マーシャル、二木信、土田修、木津毅
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November 13, 2025 at 5:34 AM
加来耕三「立花宗茂-戦国「最強」の武将」
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立花家ゆかりの地(柳川の御花)で結婚式をさせていただいたこともあり、戦国武将の中からひとり好きな人を選ぶなら、断然、立花宗茂!

新書で宗茂単体で書かれている本があるんだ!と喜んだけど、加来耕三さんでさえ、まるまる一冊宗茂の記述でまとめるのは難しかったようで…。大友宗麟や二人の父(立花道雪、高橋紹運)の記述も多かった。関ヶ原後、柳川藩に復帰するまでの20年間に興味があるけど、記録があまりないのかな…
立花宗茂-戦国「最強」の武将 (中公新書ラクレ, 712)
Amazon.co.jp: 立花宗茂-戦国「最強」の武将 (中公新書ラクレ, 712) : 加来 耕三: Japanese Books
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October 12, 2025 at 1:55 AM
ナオミ・S・バロンの「書くことのメディア史」
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著者の主張が端的にまとまった一節をメモしておくと、

「書くことは重要な人間のスキルであり、この技術があってはじめて、考えが明確になり、感情を表現し、知識や経験を他者に分け与え、新しく世界を見る方法を作り出すことができるのだ、と。現代のAI言語能力とは、人間が何を、いかに、どうして書くのかを評価するために鳴らされた警鐘であるべきなのだ。」
書くことのメディア史 AIは人間の言語能力に何をもたらすのか
Amazon.co.jp: 書くことのメディア史 AIは人間の言語能力に何をもたらすのか : ナオミ・S・バロン: Japanese Books
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September 2, 2025 at 4:15 AM
伊原康隆、藤原辰史「学ぶとは 数学と歴史学の対話」
amzn.to/4oL9sXC

老数学者・伊原さんと40歳近く年下の歴史学者・藤原さんの往復書簡。

藤原さんが伊原さんの知の方法をまとめた一節をメモ。

「伊原さんの思考の中には、第一に、簡単にわかった気になるな、大きな物語や権威筋の理論に同調しない、納得するまで問い続ける、第二に、定義があいまいなまま大手を振って流通する言葉に注意せよ、そして第三に、レトリックに溺れることなく、実体験に根ざした論理を模索せよ、という態度が存在する。」
学ぶとは 数学と歴史学の対話
*** 4/17(木)リアル書店先行発売! *** 火花が散る、頭は沸騰する、 人間は、ここまで考えられる。 2015年に歴史学者が出会った、学問に取り憑かれた数学者。 生涯学びつづける者同士が28通にわたり繰り広げた、 予定調和のない、最高に規格外の往復書簡集。 数学、歴史学、文学、音楽、絵画、外国語… あらゆる角度から、徹底的に「学ぶ」を考え抜く。 ●目次 は...
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August 22, 2025 at 5:06 AM
トマ・フィリポン「競争なきアメリカ――自由市場を再起動する経済学」
amzn.to/4f8Gpcd

豊富なデータをもとに先入観を打ち砕いてくれる一冊。
アメリカ国内では市場競争が減少し、国内消費者は割高な料金を強いられている。こうして生まれた余剰利益は雇用や投資ではなく、配当や自社株買いに流れている。こうしたアメリカと比較すると、ヨーロッパの方がよっぽど自由競争市場として正しい姿。
競争なきアメリカ――自由市場を再起動する経済学
Amazon.co.jp: 競争なきアメリカ――自由市場を再起動する経済学 : トマ・フィリポン, 川添節子: Japanese Books
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July 26, 2025 at 1:12 AM
大人気という噂を耳にして読んでみた、ファンタジーミステリ「誰が勇者を殺したか」。
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努力が成功と正比例の世界であってほしい。著者と読者の願いが一致するのことで人気化したのかな。
誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)
勇者は魔王を倒した。同時に――帰らぬ人となった。 魔王が倒されてから四年。平穏を手にした王国は亡き勇者を称えるべく、数々の偉業を文献に編纂する事業を立ち上げる。かつて仲間だった騎士・レオン、僧侶・マリア、賢者ソロンから勇者の過去と冒険話を聞き進めていく中で、全員が勇者の死の真相について言葉を濁す。「何故、勇者は死んだのか?」勇者を殺したのは魔王か、それとも仲間なのか。王国、冒険者たちの業と情が入...
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July 24, 2025 at 1:48 AM
土屋大洋「海底の覇権争奪」
amzn.to/3FZtyvH

海底ケーブル開通する2017年以前のパラオは、国全体で30Mbps未満というインターネットの速度(人工衛星通信)。これだけでも海底ケーブルの重要性が分かる。
アメリカや日本のような海洋国家は海底ケーブルが生命線。一方の大陸国家、中国やロシアは海洋ケーブルを失っても大きな影響はない。
海底の覇権争奪 知られざる海底ケーブルの地政学 (日本経済新聞出版)
Amazon.co.jp: 海底の覇権争奪 知られざる海底ケーブルの地政学 (日本経済新聞出版) eBook : 土屋大洋: Kindle Store
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June 15, 2025 at 12:06 AM
ヘレン・トンプソン「秩序崩壊」
amzn.to/43WXvVo

エネルギー地政学の本。1956年のスエズ危機から2022年のロシアによるウクライナ侵攻までのエネルギー確保を巡る歴史が描かれている。
ちょっと難しくてどれだけ頭に残ったか微妙。もう少し易し目の本がないか探したい。これからはAIにどれだけ電力を食わせられるかが国家の強弱を決める時代だから。
秩序崩壊 21世紀という困難な時代
Amazon.co.jp: 秩序崩壊 21世紀という困難な時代 電子書籍: ヘレン・トンプソン, 寺下 滝郎, 中野 剛志: Kindleストア
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June 6, 2025 at 6:47 AM
池田光史「歩く マジで人生が変わる習慣」
amzn.to/45caDYP

私たちの全身の骨の数は206個。そのうち足の骨の数は左右合計で56個なんだって。これだけでも足の重要さが分かる。ベアフットシューズが欲しくなったので、このあと見に行ってみる。
歩く マジで人生が変わる習慣
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June 5, 2025 at 11:39 PM
社會部部長「あの国の本当の思惑を見抜く 地政学」
amzn.to/43rcnuD

米ソ冷戦終結後の20年間は、グローバル化や経済成長が最重要視された時代だったように思う。ここ数年で安全保障が経済よりも重視され始め、それとともに地政学に関する書籍が多く出版されるようになった。

これまで何冊か関連書を読んできたが、この本は入門書として特に分かりやすく、ぜひ一読をおすすめしたい。
あの国の本当の思惑を見抜く 地政学
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May 25, 2025 at 12:48 AM
ダン・デイヴィス「金融詐欺の世界史」
amzn.to/3Yn8AwZ

めちゃくちゃ期待の持てるタイトルだったが、あまりの読みにくさに悶絶。歴史だから古い事例を扱うのは当然だが、金融の話になると何かピンとこないというのが正直なところ。
金融詐欺の世界史
――フィナンシャル・タイムズ ――ダイアン・コイル   経済学者。マンチェスター大学教授『GDP――〈小さくて大きな数字〉の歴史』の著者 ポンジスキームから架空取引、金利の不正操作、ホワイトカラー犯罪まで、金融のスペシャリストが教える詐欺師たちの歴史とからくり ■□――――――――――――――――――――――――――――――――――□■  本書はこんなふうに読んでほし...
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April 30, 2025 at 9:40 AM
デーヴィッド・マークス「STATUS AND CULTURE」
amzn.to/3ELKvJp

人間社会には時代によって異なる階級「ステイタス」があり、現代では富、経歴、名声が重要なステイタスの基準になっている。そして私たちのステイタスへの欲求が文化の流行り廃りが生まれる。

というのが論点だったのかな。ちょっとよく分からなかった。
STATUS AND CULTURE ――文化をかたちづくる〈ステイタス〉の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか? (単行本 --)
ひとは自分の〈立ち位置〉を気に掛ける。 本書は私たちの文化的生態系を解明し、 その「呪縛」から解放してくれる。 ――栗野宏文(ユナイテッドアローズ上級顧問) かつてビートルズの〈マッシュルームカット〉と呼ばれた長く、だらしない髪型は各世代から反発を招き、社会を分断するほどの騒動を全世界に巻き起こした。 しかし現在では受け入れられ、むしろクラシカルな髪型となっている。トレンド...
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April 30, 2025 at 9:35 AM
冨山雄一「今、ラジオ全盛期。」
amzn.to/4iF8adh

「声のメディア特有の効果として、不特定多数に向けた話であっても「自分に向けて語られている」という「1対1」の関係性を感じやすいメディアであることは昔から言われてきました。…1人のリスナーが、その人なりに置かれている気持ちによって、パーソナリティの言葉を受け取り、「1対1」の結びつきを感じる時間。…ラジオがネット記事やテレビと比べて「炎上しにくいメディア」と言われるのは、リスナーとの関係性が「1対多数」ではなく「1対1×多数」の形で成り立っているからだと思います。」P143
今、ラジオ全盛期。 静かな熱狂を生むコンテンツ戦略
Amazonで冨山雄一の今、ラジオ全盛期。 静かな熱狂を生むコンテンツ戦略。アマゾンならポイント還元本が多数。冨山雄一作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また今、ラジオ全盛期。 静かな熱狂を生むコンテンツ戦略もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
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March 24, 2025 at 12:09 AM
河野龍太郎「日本経済の死角」
amzn.to/3EY4QLg

1998~2023年に日本の生産性は3割上昇したが実質賃金は横ばい。→収奪的な社会制度のもとで国は衰退する。「国家はなぜ衰退するのか」

「日本の長期停滞が続いているのは、①儲かっても大企業が溜め込んで、賃上げや人的投資が長く疎かにされてきたこと、②社会情勢が大きく変化して、家計の直面するリスクが大きく変化したにもかかわらず、それに応じた社会保障制度のアップグレードを政府が怠り、セーフティネットで包摂されない人が増えていること。」
日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす (ちくま新書 1840)
(丸善丸の内本店、丸善日本橋店調べ 2025年2月6日~2025年2月12日) === □ReHacQ「あつまれ!経済の森」前編(2/27)著者出演 □週刊新潮2/27号(2/20)林操さん書評 □財界ONLINE(2/24)著者寄稿 □TBS CROSS DIG with Bloomberg「エコラボ」後編(2/23)著者出演 □SYNODOS(2/19)吉田徹さん書評 ...
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March 2, 2025 at 7:59 AM
齋藤ジン「世界秩序が変わるとき」
amzn.to/3EWhXg0

副題の新自由主義からのゲームチチェンジを最も平易に説いた一文。

「「市場が一番よく知っている」から「政治家が一番よく知っている」へ、「何が重要? 経済でしょう!」から「何が重要? 地政学でしょう!」へと人々の世界観が変わりつつある。
世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ (文春新書 1478)
あのジョージ・ソロスを大儲けさせた〝伝説のコンサル〟初の著書 ヘッジファンドが見すえる 中国の衰退、そして日本復活 資産運用業界の〝黒子〟に徹してきた私が、なぜ初めて本を書くことにしたのか。 それは、日本の方々に伝えたいメッセージがあるからです。 ひとことで言えば、日本は今、数十年に一度のチャンスを迎えているということです。 東西冷戦後の世界秩序を支えてきた「新自由主義」が崩壊し、勝者と敗者が...
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March 2, 2025 at 7:53 AM
松岡正剛「編集宣言」
amzn.to/40waCLt

「本」という一字は象徴的である。おそらく「手本」という言葉が昂じて書物の意味を獲得するに至ったのだとおもわれるが、この「本」の一字を組みこんだ熟語にはギクリとさせられるボキャブラリーが並んでいる。たとえて、本物、本気、本心、本文、本論、本能、本意、本来。いずれをとっても本づくりをする者の威儀を正させるにふさわしい。ようするに「書物」ではなく「本物」をつくりなさい、と言われているような気にさせられる。
編集宣言—エディトリアル・マニフェスト
編集とは世界と向き合うことである。そこには方法の発見があり、関係の発見がある——。 2024年8月に逝去した工作舎初代編集長 松岡正剛が、『遊』時代に綴った編集エッセイを緊急追悼出版。 [目次] H芸からE闘争へ/マントラの出現/類と例/埒の内と外/書物と本物/間と対/見当と見分/プリヘンジョン/間違い/顔と背中/見返り美人/目次読書法/本文組/声字実相/両観音/ナリユキ/ルビと...
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January 26, 2025 at 12:47 AM
岡本裕一朗「戦争と哲学」
amzn.to/42nNvFf

大義のために戦う戦争と、大義を問い直して提示する哲学は、根底でつながっている。戦うべき大義を提示するのが哲学という見方が私には新鮮だった。
戦争と哲学 (マイナビ新書)
ウクライナ侵攻などの影響で、最近は戦争関連のニュースを耳にしない日が少なくなりました。 一方で哲学において、戦争がどのような問題になりうるか、あるいはどのような問題になってきたか、あまり論じられることがありませんでした。 例えば、プラトンについて教える際、プラトンと戦争の関わりについては、ほとんど語られることはありませんでした。 “ 永遠平和主義 ”のような文脈でしばしば語られるカントについ...
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January 22, 2025 at 12:14 AM
グレゴリー・ベイトソン「精神と自然 生きた世界の認識論」
amzn.to/4hc5gM3

「自分のよって立つところが誤っている可能性に意識が及ぶことのない人間は、ノウハウしか学ぶことができない。」

わたしたちは多くの場面で、ある分野に精通していると思い込み、断片的な知識で結論を出そうとしてしまいがち。考えることをやめたら、ノウハウと戯れるばかりの人生になってしまう。
精神と自然 生きた世界の認識論 (岩波文庫 青N604-1)
私たちこの世の生き物すべてを、片やアメーバへ、片や統合失調症患者へ結びつけるパターンとは? 日常の思考の前提を問い直し、二重記述、論理階型、散乱選択といった道具立てによって、発生も進化も学習も病理も包み込むマインドの科学を探究したベイトソン(1904-80)。そのエコロジカルな認識論の到達点を自ら語った入門書。
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January 14, 2025 at 12:22 PM
ロラン・バルト「物語の構造分析」
amzn.to/41BE1pI

「テクストは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」

完全にオリジナルな文章や言葉なんて存在しない。
物語の構造分析
「物語はまさに人類の歴史とともに始まるのだ。物語をもたない民族はどこにも存在せず、また決して存在しなかった。あらゆる社会階級、あらゆる人間集団がそれぞれの物語をもち、しかもそれらの物語はたいていの場合、異質の文化、いやさらに相反する文化の人々によってさえ等しく賞味されてきた。物語は、良い文学も悪い文学も差別しない。物語は人生と同じように、民族を越え、歴史を越え、文化を越えて存在する」 フランスにお...
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December 15, 2024 at 10:03 AM
塩崎剛三「198Xのファミコン狂想曲」

著者は1985年の「ファミコン通信」創刊に携わった人物。
あの頃は「ファミリーコンピューターマガジン」「ファミコン必勝本」「マル勝ファミコン」とゲーム専門誌が乱立していた時期。最後発の「ファミ通」がどのようにして発行部数トップになったのか。その裏側を知ることができる貴重な記録。
amzn.to/49ianaJ
198Xのファミコン狂騒曲
かつてのファミコン専門誌編集長が語る貴重な歴史証言――ここに刊行!! 天才編集者、小島文隆に 「お前はこれからプログラム禁止になったからね」と言われ、 プログラマーではなく編集者としての第一歩を踏み出した僕(東府屋ファミ坊)。 『ログイン』のアルバイトを始めた僕は、 「ビデヲゲーム通信」の弟分として 「ファミコン通信」の記事をスタートさせる。 水野店長、ゲヱセン上野という編集者仲間や ゲームデザイ...
amzn.to
December 4, 2024 at 1:13 PM
スチュアート・リッチー「あなたが知らない科学の真実」

科学者の研究のあり方、科学論文発表のプロセスの不備を指摘し、どう完全していくかを説いた一冊。カーネマン「ファスト&ロー」」第4章のプライミング効果の記述が、再現性に問題ありの具体例として紹介されていた。

amzn.to/4i1AoPq
Science Fictions あなたが知らない科学の真実
Science Fictions あなたが知らない科学の真実
amzn.to
November 21, 2024 at 12:18 PM