結局イチャイチャしとるだけっていう…

🦁「お上品なお坊ちゃんは今時ろくにダンスも出来ねぇのか？ダっせぇな」
🐲「こういうダンスなら出来る。……お手をどうぞ？」
最新のダンスミュージックにあわせてワルツのステップを踏む🐲🦁。🦁ももちろん昔、社交ダンスを習わされていたのでステップを知っている。だが当然、曲の拍子も速さも全然合わないから、踊りはどんどんぐちゃぐちゃで、ただ手を繋いで回っているだけみたいな状態に。just move――ただ動いて、揺れて、踊って。子供みたいなふるまいに、自然な笑顔が溢れるふたり。それを、街灯がスポットライトみたいに照らしている……。

🐲「ダンスはよくわからないが、上手いものだな。家を出て、踊りで身を立てたいのか？」
🦁「…別にそんなんじゃない」
🐲「じゃあ何を考えて踊ってる？」
🦁「何も…何も考えてない。踊っているときは……」
踊っているときは何も考えずにいられる。家のことも、色々なしがらみも、自分の将来も。誰のためでもない。ただ、自分だけのために踊ってる――
共感の笑みを浮かべる🐲に、思いがけず誰にも言ったことのないような内心を吐露してしまったことに心揺れて、照れ隠しにあおり言葉をぶつける🦁。

後日、とあるセレブなパーティーに騙し討ちでいやいや出席させられる🐲。周囲からのこびへつらいやおもねりの視線に疲れて、高層ビルの上層の会場から見える夜景を見下ろしながら🦁のことを思い出す。この場所ではとても見ることが叶わない、こちらを挑戦的に睨み付ける🦁の目を――会場を抜け出す🐲。

夜の街。ビルのガラス張りのエントランスを鏡がわりにして一人ダンスする🦁。
(🦁さんは踊るイメージないけど都合上踊ってもらいます)
街をぶらついていたところそこに出くわして(ご都合主義)、🦁が踊るのを遠巻きに見つめる華やかなスーツを着た🐲。🐲に気づきながらもしばらく踊るのをやめない🦁。

お互い避けあってるので、そこまで大きく衝突することはないが、ある時🐲のグループと🦁のグループでいざこざがおき(🍩と🐺が人助けをしてるのを見て絡んでいると勘違いした🐲の取り巻きが正義感から喧嘩をふっかけたとかで)、🐲と🦁が対峙し話をつける。粗野で怠惰なだけのヤツだと思っていたけど、頭がよく周りの人間を思いやることが出来るんだな…と見る目がかわる🐲。気取ってるだけのいけすかないヤツだと思っていてけど意外と話が通じるかも…と🦁。

大財閥の一族の御曹司である🐲。そのライバル財閥の一族の息女の🦁。ふたりは同じ名門お金持ち大学に通っている。しかし名家出身のお上品な取り巻きに囲まれている🐲と、自分は名家の出身でありながら「どうせ継げないし」とその出自を厭い、奨学金で通う貧困家庭出身の🍩やスポーツ推薦で一般家庭出身の🐺など学内では毛色の変わったメンツを周りに置く🦁は、犬猿の仲だった。

そんでもってミッションは成功するけど、何だかんだあって🐲の怒髪天、落雷、お屋敷炎上でオチ
そういうのがみたい

🦁は皿洗いは早々に放棄してパーティー会場のお屋敷の空き部屋で寝てる
🐲は真面目に皿洗いに取り組むけど最初は上手く出来ず使えないバイトとして洗い場の先輩の少年にどちゃくそキレられてる

パーティーが盛況なころ、🦁が寝てるところ部屋にたまたまターゲットがやって来て、持ち前のセクシーと機転でいい感じにミッション成功に寄与する🦁
一方その頃、🐲は少しずつ皿洗いが上達し労働にやりがいを感じていた　先輩の少年と友情を育む🐲

🦁と🐲は、あのー、役目とかは特にないです　バックアップ要員で、臨時皿洗いバイトとして厨房に潜入してもらいます　いざという時に身分がバレたら国際問題になりますし……あと何かあったとき少年法適用されないんでちょっと……

🎵うん…うれしいよ…うれしいけど…
🐲(その程度のダンジョン攻略、僕には他愛もない……が、少々骨が折れそうだな……。わざわざ何の目的があって行くんだ？)
🎵ちがう…嫌いとか　そんなんじゃなくって
🐲(いや、一緒に旅行したくないなんて一言も言ってない)
🎵すきだよ…すきだけど…
🐲(……)

🎵トロピカル恋してる　格安ふたり旅
🐲(実家には内緒だから飛行機はエコノミーだと……足がおさまらないぞ？！🦁スカラー？！)
🎵トロピカル夢の島　彼は本気らしい…
🐲(無人島にある800年前の魔法士がつくった致死性のトラップが何重にもかけられたダンジョンを攻略する……だと……？！せいぜいしっかり弾除けになって俺を死なせないことだな……って、正気か🦁スカラー？！)

学園対抗戦が開催されたらRSAは『恋するﾌｫｰﾁｭﾝｸｯｷ～』を無難に歌って「かわいい～！」「なつかしいね、子供のころ踊ったな～！」って歓声が上がるけど、NRCには『愛の園　～ﾀｯﾁﾏｲﾊｰﾄ！～』を謎に全力で歌って「モ娘。おとめ組…ってそんなんあった？！」「聞いたことないけど…迫力すごいね？！」って会場を絶句させてほしい　二番サビの「千年たって宇宙で暮らしても～」はもちろん🐲に歌ってもらうね

一話完結の事件もので、細々した調査を🦁さんのポケットマネーで請け負う便利屋の🍩がいたり、芸能界の事件で👑がゲスト出演したりする。シーズンを通して、🐲が捕まることになった事件の真相と🐲の真意が少しずつ明らかになっていく。そこには🐲の🦁への思いが隠されていて……

っていう、海外ドラマ仕立ての🐲🦁がみたい……
コメディよりかと思いきや、檻の中からでも強力な魔法が使えることを顕示して🦁をゾッとさせるシーンとかもあるといい……羊たちのちんもく的な……

🐲「強力な妖精の爪は錬金術の材料にもなり高値で取り引きされることもままある。そのため貴族の妖精たちでも従者に爪の手入れをさせることはしない。爪を手入れを任せることは強い愛情表現の一種で……」
🦁「(お前の爪を切ってやろうとかほざいてなかったか？)」

潜入先の舞踏会に何故かいる🐲
🐲「お前が妖精をたぶらかさないように監視しにきた」
🦁「しれっと脱獄してんじゃねぇ」
事件解決のあとはちゃんと檻の中に戻っている🐲

🦁「今度、妖精が多い国の社交界に潜入捜査に行く。文献には乗らないような妖精の貴族社会特有のマナーや風習を教えろ」

🐲「妖精の耳は音だけではなく微細な魔力の揺れをも感知している非常に繊細な器官だ。そのためこんな風に……相手の耳を抑えようとするジェスチャーは『私だけをみて欲しい』という求愛表現の一種で……」
🦁「(こいつ俺の耳を撫で付けたら云々とか言ってなかったか？)」

妖精絡みの事件の調査で度々面会に来る🦁
安楽椅子探偵な🐲になるかと思いきや、全く参考にならない
🐲「密室のトリック？魔法で一度屋敷を全て粒子単位に分解してからまた再構成すればいいだけの話では？」
🐲「おとり捜査か。ふん、いいことを教えてやろう。相手の位置情報を常に知ることが出来る妖精の魔法道具がある。それを使えば……じーぴーえす？」
🦁「(こいつ使えねぇな……)」
結局直接的に参考にはならない🐲だったが、学生時代の思い出話をきっかけに、解決へのヒントをひらめく🦁

🦁「何の目的で捕まったフリをしている？そもそもお前があんな事件を企てるはずがない」
🐲「さあな。別にどうでもいいだろう」
🦁「自分の国をほったらかしといていいのかよ」
🐲「お婆様はまだしばらく健在だし、帰っても元老院の奴らがうるさい。100年もすれば今いるヒトはほぼ皆死んでほとぼりもさめるだろうからその時に出てく」
🦁「(家出……？反抗期か？)」