ざっくばらん
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ざっくばらん
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‪一般通過バドエン厨
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うぇー…ばる
December 1, 2025 at 7:55 PM
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字がスランプなのでたまには絵をば😃
(全部あかうみさんのせいです)
December 1, 2025 at 7:53 PM
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上野ぶらつきろぬ
November 19, 2025 at 11:28 AM
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もっと他の字書きの脳内知りたいのでまずは自分から…と普段何考えながら書いてるかをちまちままとめています
無意識の脳内での思考を言語化する作業楽しい🎶
November 11, 2025 at 5:05 PM
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この画像にはラベルが必要かも…！で上げ直し
November 10, 2025 at 4:41 PM
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ダンボール置きっぱだしその上にケトル置くしテレビは床直置きでスーツケースも出したまんま
November 9, 2025 at 1:10 PM
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24サさんを荒れた部屋に寝かせるためのアプリだと思ってる
November 9, 2025 at 12:50 PM
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は腹を括って簓の体を引き寄せる。安牌なところは早々になくなって、もう残っているのは際どいところばかり。簓の唇が弧を描くのに気付かないふりをして、服を捲りあげた。 「お？」 　先ほどの鎖骨に比べたらまだ、と言い訳をしながら、腹に口を寄せる。無意識にへこんだ簓の薄い皮膚を追って、臍にキスをした。 「……っ」 　息を飲む音が聞こえる。鼻先に簓の体温が熱い。皮膚一枚向こうに内臓の気配を感じながら、俺はそっと身を引いた。 　呆けたような顔をした簓に鼻で笑ってみせる。すぐに簓は目の奥にひりつくほどの劣情を覗かせた。 　煽って煽られての繰り返しである。互いにもう限界なのだ。今にも零れそうで、零したい。零されたい。しかし今この瞬間が最も楽しい気もする。――なんて言い訳を繰り返してきたから、こんな拗らせ方をしてしまった。 　次、と俺はなんてことないように言う。腹に、キスしてしまった、と暴れそうな心臓を必死に押さえつけて。 　 「……表か。質問はなんや？」 　簓の声が乱暴なのは、もうそろそろ我慢の限界が近いからだろう。それは俺もだった。 　もう既に手や頬は勿論、足先も、旋毛も、それから脇にさえも互いに唇を落とし合っている。逆に言えばそれだけ。沸々と体温が高くなる。腹の底から熱が渦巻く。頭が沸騰しそうだった。酔いが醒めたのか、より回ったのかさえ、わからない。 　俺はそろそろ勝負を終わらせたくなっていた。もう十分楽しんだのではないか。いい加減終わらせてもいいのではないか。 （お前かて限界やろ？　簓） 　もはや欲を隠そうとしない表情の簓に、俺は止めを刺すつもりで聞いた。きっと簓の致命傷になるであろう、今まであえて聞かないであげていた疑問を。 「お前が合鍵も、ＧＰＳも、俺に隠れてこそこそやるんは、なんでや？」 　一瞬、張り詰めた水が、零れた気がした。 　簓の雰囲気が変わった。熱が一気に燃えて、かえって冷たくなったような、静かな視線。 　温度を失くした顔で簓が俺を見る。 「ほんまにそれ、聞きたいん？」 　えっ、と思う間もなく俺は押し倒されていた。 「答えたって、ええけど。ほんまに、聞きたい？」 　一言一言区切るように簓が言葉を吐く。突然変わった視界に目を白黒させているうちに簓が乗り上げてきた。 「さ、ささ、」 　先ほどまでの楽しそうに俺を挑発していた簓は消え、もはや怒っているかのような雰囲気に圧倒される。わけもなく、ミスった、と思うと同時に、簓が俺をひっくり返してうつ伏せにした。 「！」 　なにを、と思ううちに服が乱暴に捲られる。脱がされるのかと体を硬くした途端、背中に簓の唇を感じた。 「あっ、……」 　思わずか細い声が出た。慌てて自分の口を押えるがもう遅い。すぐに離れるかと思った簓の口から舌が伸びて、背骨をなぞるように舐められた。 「～～～っ！」 　俺が暴れると簓はすぐに口を離した。うつ伏せのまま首だけねじって、俺に乗り上げたままの簓を見上げる。 「なにすんねんっ！」 「キスしただけやけど？」 　簓は白々しく答えたあと、床に落としてしまっていたコインを拾い上げ、宙に投げてキャッチする。 「裏。俺の質問やね。……盧笙、」 　簓は、声の節々に欲を滲ませ、口を開いた。 　 「――俺のこと、好き？」 　お前、それはもう、お前の負けやないか？ 　しかしやはり、「好き」と言うと負けな気がして、俺は無理に体を持ち上げ簓の頭を引き寄せた。 　初めてのキスは勢いよくぶつかって、僅かに血の匂いがしたことだけ覚えている。
November 8, 2025 at 5:56 PM
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ささろワンドロライでお題「口が裂けても言わない」をお借りしたもの
＋2h
お酒飲んでゲームしながら恋の駆け引きを楽しむ二人……？
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「口が裂けても言わない」、「ざっくばらん」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　手の中のコインが冷たい。俺が緊張してるからなのか、酒で手が燃えるように熱いからなのか。簓がじっと俺の手を見つめている。俺は体を硬くする。どちらともなく、コクリと喉が鳴った。 　俺はそっと右手を外す。左手の上に乗ったコインを見てばれない程度に落胆し、それから口を開いた。 「……裏」 　ふっと緊張が和らいだ気配がした。簓が笑みを浮かべる。その呼気に、酒以外の匂いを感じ取った。 「ほな俺の勝ちやね」 　無言で肯定しながら、俺は息を詰めて身構える。 「……質問は？」 　簓は迷うポーズを見せてから、勿体ぶるように口を開いた。 「盧笙が思う、俺のかわええところ？」 　目をますます細めて挑発してくる簓に、こいつ、と毒づきながら、俺は簓の体を引き寄せ耳にキスをした。 　＊ 　 　真実か挑戦か。 　いわゆる「飲みゲー」の一種で、負けた方が質問に答えるか指示に従うかを選ぶゲームだ。 「挑戦は、普通に酒飲むんはおもろないよな。相手の体のどこかにキスすることにしよか」 　先に仕掛けたのは簓だった。そこに、「同じとこにはキスしたあかん」を付け足して、勝負に乗ったのは俺だった。 　俺たちの関係は一番面白いところに来ていて、それが今夜壊れる予感が確かにあった。簓も同じだったのだと思う。壊したくないし、壊されたい。二人ともがそう思っていた。 「表や。質問な」 　俺が質問する番になると、簓は口角を下げた。取り繕うわけでもなく笑みを消したまま「質問は？」と横柄に振舞う。 　この勝負において、質問されるのは簓の方が不利なのは明確だった。それがわかって いるから不機嫌なのだ。俺は簓が嫌がる質問をいくつも知っている。 「そうやなあ」 　俺はできるだけ鋭く刺さる質問を考える。簓の不機嫌は悪化する。それにほくそ笑みながら、俺は口を開いた。 「なんで解散してからもずっと、合鍵持ってたん？」 　簓は最初からどの質問でも答える気はなかったのだろう。俺が言い終わるや否や体を近づける。 　簓の手が俺の服の襟を掴んだ時、首にキスされる、と思った。 　首はもう俺がしたやろ、と言おうとした瞬間、鎖骨に体温が一瞬触れて、すぐに離れた。 「鎖骨はまだ、やったよな？」 　簓がしたり顔で笑う。俺が鎖骨を触られると弱いと知っていて、わざとやったのだ。 　俺は一瞬で熱くなった体を隠すように、「ほな次」とコインを構えた。 　終わりがないかに見えるゲームだが、二人とも暗黙のうちに明確な勝ち負けを了解し合っている。 　先に「好き」と言った方が負けで、言わせた方が勝ち。 　俺たちは俺たちの関係を変化させる責任を、互いに押し付け合っているのだ。それは臆病さ故というよりは、意地の張り合いだった。 （好きとか、今更恥ずいもんな。俺もお前も） 　しかし健全な成人男性同士、いつまでももだもだモダモダ青臭い恋愛をやっているわけにもいかない。 　触れたくて仕方ない。めちゃくちゃになりたくて仕方ない。そうなる言い訳が欲しい。はやく、早く。 　 　二人分の緊張と、それから隠し切れない期待の眼に揺れて、コインが落ちた。 「裏。俺の番や」 　簓が楽しそうな声を出したが、俺はあまり怖くはなかった。質問なんて痛くない。簓と違って聞かれて困るような疚しさを抱えて生きてはいないのだ。 「何が聞きたいん」 「んー。……俺のネタ、どれが一番好き？」 　答えたって痛くも痒くもないが、しかし、まあ、質問に答えるのは野暮な流れだ。俺
November 8, 2025 at 5:56 PM
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は腹を括って簓の体を引き寄せる。安牌なところは早々になくなって、もう残っているのは際どいところばかり。簓の唇が弧を描くのに気付かないふりをして、服を捲りあげた。 「お？」 　先ほどの鎖骨に比べたらまだ、と言い訳をしながら、腹に口を寄せる。無意識にへこんだ簓の薄い皮膚を追って、臍にキスをした。 「……っ」 　息を飲む音が聞こえる。鼻先に簓の体温が熱い。皮膚一枚向こうに内臓の気配を感じながら、俺はそっと身を引いた。 　呆けたような顔をした簓に鼻で笑ってみせる。すぐに簓は目の奥にひりつくほどの劣情を覗かせた。 　煽って煽られての繰り返しである。互いにもう限界なのだ。今にも零れそうで、零したい。零されたい。しかし今この瞬間が最も楽しい気もする。――なんて言い訳を繰り返してきたから、こんな拗らせ方をしてしまった。 　次、と俺はなんてことないように言う。腹に、キスしてしまった、と暴れそうな心臓を必死に押さえつけて。 　 「……表か。質問はなんや？」 　簓の声が乱暴なのは、もうそろそろ我慢の限界が近いからだろう。それは俺もだった。 　もう既に手や頬は勿論、足先も、旋毛も、それから脇にさえも互いに唇を落とし合っている。逆に言えばそれだけ。沸々と体温が高くなる。腹の底から熱が渦巻く。頭が沸騰しそうだった。酔いが醒めたのか、より回ったのかさえ、わからない。 　俺はそろそろ勝負を終わらせたくなっていた。もう十分楽しんだのではないか。いい加減終わらせてもいいのではないか。 （お前かて限界やろ？　簓） 　もはや欲を隠そうとしない表情の簓に、俺は止めを刺すつもりで聞いた。きっと簓の致命傷になるであろう、今まであえて聞かないであげていた疑問を。 「お前が合鍵も、ＧＰＳも、俺に隠れてこそこそやるんは、なんでや？」 　一瞬、張り詰めた水が、零れた気がした。 　簓の雰囲気が変わった。熱が一気に燃えて、かえって冷たくなったような、静かな視線。 　温度を失くした顔で簓が俺を見る。 「ほんまにそれ、聞きたいん？」 　えっ、と思う間もなく俺は押し倒されていた。 「答えたって、ええけど。ほんまに、聞きたい？」 　一言一言区切るように簓が言葉を吐く。突然変わった視界に目を白黒させているうちに簓が乗り上げてきた。 「さ、ささ、」 　先ほどまでの楽しそうに俺を挑発していた簓は消え、もはや怒っているかのような雰囲気に圧倒される。わけもなく、ミスった、と思うと同時に、簓が俺をひっくり返してうつ伏せにした。 「！」 　なにを、と思ううちに服が乱暴に捲られる。脱がされるのかと体を硬くした途端、背中に簓の唇を感じた。 「あっ、……」 　思わずか細い声が出た。慌てて自分の口を押えるがもう遅い。すぐに離れるかと思った簓の口から舌が伸びて、背骨をなぞるように舐められた。 「～～～っ！」 　俺が暴れると簓はすぐに口を離した。うつ伏せのまま首だけねじって、俺に乗り上げたままの簓を見上げる。 「なにすんねんっ！」 「キスしただけやけど？」 　簓は白々しく答えたあと、床に落としてしまっていたコインを拾い上げ、宙に投げてキャッチする。 「裏。俺の質問やね。……盧笙、」 　簓は、声の節々に欲を滲ませ、口を開いた。 　 「――俺のこと、好き？」 　お前、それはもう、お前の負けやないか？ 　しかしやはり、「好き」と言うと負けな気がして、俺は無理に体を持ち上げ簓の頭を引き寄せた。 　初めてのキスは勢いよくぶつかって、僅かに血の匂いがしたことだけ覚えている。
November 8, 2025 at 5:55 PM
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3/3
November 5, 2025 at 6:13 PM
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2/3
November 5, 2025 at 6:13 PM
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サさん特大遅刻誕生日(ささろ)
1/3
November 5, 2025 at 6:13 PM
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含まれるプレイの内容はセンシティブかつかなりハードですが基本的には心情描写が見事な恋愛小説です
October 28, 2025 at 6:56 PM
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October 28, 2025 at 5:29 PM
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October 28, 2025 at 5:18 PM
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あかうみさんちからやってきたうちのさぬ
October 28, 2025 at 5:18 PM
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フリー素材ささろ
ご自由に続きをかいてください
October 28, 2025 at 4:41 PM
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「あの女、ここ最近しょっちゅう見るで。大方投資話……カフェ行くとこやった？」 　盧笙はたじろぎながら「そこのサ店に」と言った。 「ＳＮＳで知り合ったり？　あかんで、ネットでお金の話持ちかけてきたやつに会うたら」 　図星だったのか盧笙は戸惑って俺を見ていた。会ったばかりの俺を信じるか悩んでいるらしい。「でも、」と手を固く結んで言い淀む。 「まあまあ。今出てってもあの女まだそこら辺におるやろうし。時間あるんならこの後公演見て行かへん？」 「公演？」 　俺は正直、かなり興奮していた。血がばくばくと巡るのを感じながら、なんとしてもこの手は離したくないとだけ心に決めて言い繕う。 「俺芸人やねん。今から出るから、見てってや」 「白膠木簓や」と言いながら手を差し出す。おずおずと手を差し出しながら「躑躅森盧笙です」と答える盧笙と握手しながら、俺は、嬉しくもあり悲しくもあり、叫び出したいような感情を必死に飲み込んだ。 　＊ 「お……、」 　連絡先は交換しなかった。俺はまだどうしたらいいかわからなかったから。どちらでもいいと思った。賭けに出たのだ。 　公演を終えてほとんど祈るような気持ちで劇場を出た時、勝った、と思った。暗くなった道でひとり佇んでいた盧笙は、出てきた俺を見た途端に顔を輝かせた。 「白膠木、さん！」 　盧笙はすっかり興奮しきった赤い顔で俺に話しかけてきた。慣れない風に俺の名前を呼んで、目を輝かせている。 「あの、俺、初めてお笑い見たんですけど、おもろくて、その」 「初めて見たん？　テレビでも？」 「あ、俺の家、母親が厳しくて……」 　興奮冷めやらぬ様子で俺を見つめる盧笙は、どこか純粋で屈託がない。随分久しぶりにこんな顔を見た。頬に朱が差しているのを微笑ましく思いながら、俺は素知らぬ顔で嘯く。 「なんや他人行儀やね。歳一緒くらいちゃう？　俺二十六なんやけど」 「え、俺も二十六で」 「ほな敬語使わんでええで！　気に入ったんならまた来てくれる？」
October 27, 2025 at 11:06 AM
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印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「転生パロ」、「ざっくばらん」と記載されています。 以下は本文の内容です。 記憶あり簓×記憶なし盧笙転生パロ 　あの頃の俺たちの恋は普通ではなかったから、普通の恋がわからない。 　ビルの隙間を縫って秋風が通っていた。道端に枯れ葉が層を成し、世界がくすんで見える季節だ。俺は予定より少し早くついたから、目に付いたコーヒーショップでコーヒーをテイクアウトした。 　大きな駅特有の、所在なさげな人がまばらに立つ光景。俺はその中のひとつになってじっと改札口を見守る。見逃さないように。観察するように。 　あたたかいコーヒーを買えばよかったと少し後悔する。でもそれはいつもだ。俺は語感のよさだけでいつも冷コーを注文する。そうやって手を冷たくさせて、言い訳の様にして手をつなぐのが好きだった。 　十五分ほどそうやって待っていた。いよいよ手がかじかんで、コーヒーの氷も解け始めた頃、ようやく待ち人が改札を通り抜けて駅から出てくるのが見えた。俺はわざとらしく視線を外す。 　待ち人が駆け寄ってくる気配を感じる。最初の言葉は何だろう、と予想する。『すまん簓、待たせた』とかだったりして。 「すまん簓、待たせた」 （ほらな） 　俺は顔を上げて、今気付きましたよ、という顔をつくりながら「盧笙！」と笑いかけた。 「待ってへんよ！　今来たとこや」 　ばればれな嘘も俺が言えば信じるだろう、と思ってそう言った。案の情盧笙は「ほんまか」と安堵した顔を見せる。 「ん、でも間違うて冷コー頼んでもたから手冷たなってん」 　俺はできるだけ同情を引く甘ったるい声を出す。 「せやから手、繋いでくれへん？」 　盧笙はたじろいで「いや、でも、外やし、」と顔を赤くする。 「恋人やから。ええやろ？」 　盧笙は暫くうろうろと視線を彷徨わせたあと、俺が引かないと察してか、意を決して手を繋いだ。 （なーんも変わってへんね。このあとは『寒いのに冷コーなんか頼むなや』やろ？） 「寒いのに冷コーなんか頼むなや」 　ほらな、とほくそ笑んで、俺は、ご満悦に盧笙の手をぎゅっと握って歩き出した。 　＊ 　出会って三か月。付き合い始めて一か月。 　俺と盧笙の「お付き合い」は順調で、それはもう「ラブラブ」なのだった。 「お付き合い」も「ラブラブ」も盧笙の言葉だ。今の盧笙はそういう言葉選びをする。そういう違いはなんだかおもしろい。 　今の盧笙と出会ったのは劇場の前で呼び込みをしていた時だった。真夏日で水を撒いていた俺は、本当に、偶然、女と並んで通り過ぎていく盧笙を発見した。 　ほとんど雷に打たれたような衝撃だった。俺は生まれてからその日までずっと盧笙を求めていたから。いつか来る日にと心構えしていた行動全てがすっぽ抜けて、俺はただ「盧笙！」と叫ぶことしかできなかった。 　俺の声があまりに大きかったから、街行く人全員が振り返った。もちろん盧笙も。俺 たちは目が合って、でも、盧笙の瞳には困惑の色しか見えなかった。俺はすぐに全てを察した。 「兄ちゃん！　もう開演時間やで！」 　ずかずかと近寄って俺は盧笙の腕を引っ掴む。盧笙は困惑したまま抵抗はしなかった。そのまま劇場の裏手まで引っ張っていくと、尻目に連れの女が歯噛みしているのが見えた。 「なんなんですか？」 　敬語使われるんは初めてかも、と俺は苦笑する。薄暗い路地裏で、眼鏡のない盧笙の顔は迫力がある。盧笙は困惑を通り越して少し怒った様子だった。 「俺、あの人と話してたところだったんですけど」 　俺はどう切り出したものか、わからなかった。何を話せばいいのだろう。俺相手に初めましての盧笙に。 「……何もないなら戻ります」 　そう言って表の通りに出て行こうとする盧笙の手を引いて「でもあれ詐欺やろ」と告げた。 「……え、」
October 27, 2025 at 11:06 AM
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秋サロに向けての原稿集会！でした
終わりの進捗😇
October 27, 2025 at 10:49 AM
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わたしもなんか、いちゃらぶ書くつもりなのに、なんか、え？
October 27, 2025 at 10:26 AM
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October 27, 2025 at 10:07 AM
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終わりの進捗
October 27, 2025 at 8:41 AM
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没供養
無自覚に巣作りしちゃうロョが…書きたかった…😠
October 26, 2025 at 9:43 AM