#死なずの国の小咄
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・飲み物について
こちらも食事と同様、様々な種類があります。
庶民に親しまれているのは葡萄酒(ナヒード)や麦酒(フカー)など、製造が容易な酒類。
富裕層や王族には果実を多量に使う果実水(ブロアー)や、厳格な品質管理が求められる茶が好まれる傾向にあります。
お酒については、度数は高いものから低いものまでピンキリです。蒸留酒は存在しますが純粋に製造コストが高く流通が少ないため高価であるのと、度数が高いことからお酒としてではなく気つけなどの薬として扱われています。

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November 5, 2025 at 11:00 AM
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・化粧について
化粧をするのは主に女性ですが、顔色を整える、戦化粧などは男性もします。
また部族や地域によってはフェイスペイントで所属を識別する文化があり、「密談」で登場したタカの化粧もそれにあたります。

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October 29, 2025 at 11:13 AM
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・精霊使い(イブリース)について
その名の如く、精霊を使役する能力を持つ者です。伝承に名前が残っているだけでほとんどいないため、伝説の存在となっています。
魔法とは違い、精霊を操るのに魔力などを必要とせず、また精霊に好かれる才覚を持つため非常に強力な「個人」となります。ただし人ならざるものと関わることは精神を消耗するので、高い精神力が求められます。

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October 22, 2025 at 9:27 AM
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・料理について
身分や地域によって差はありますが、主食は米やピタパン、おかずは肉料理が多いです。羊肉が多く食べられている他、狩猟も盛んです。
調味料は意外と多く、単純な塩での味付けだけでなく果物や肉類などから作られたソース、醤油に近いものもあります。これは東の国との交易で製法が得られ発展しました。またその交易で植物油の精製も可能となったため、揚げ物もあります。
ニーシュブルは料理の才能があり、感覚で美味しい料理を作れるセンスがあります。そんな彼女が仕事をクビになったのは、完全に不慮の出来事でした。

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October 16, 2025 at 1:43 PM
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・占星術師について
占星術によって国や世界の行く末を占う役職です。占いと名がついていますが、実際には星の動きを読み、その上で政治・世界情勢・経済・精霊学などあらゆる分野から知識を動員し、星の示すものを読み解く、現代で言うところの学者や研究者でもあります。
というのも、マハ国をはじめこの世界の国々で天体の動きを重んじる国は多く、占星術によって政策や法律が決まる・変わることはざらにあります。
そのため、王宮勤めの占星術師はエリート中のエリート。頭の良い人しかいません。

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October 8, 2025 at 12:11 PM
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・マハ国の成人について
男性は18歳、女性は16歳からが成人とされます。飲酒や喫煙の他に結婚などの制限があります。
アフラはこの年の五月の末に成人します。因みにイザナとセリオンはこの年で25歳、アルカイオスは28歳になります。

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October 2, 2025 at 12:57 PM
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・マハ国以外の国について
マハ国は大陸の中央にあり、豊かな国であるため諸外国との交流も行われていますが、西にある国とはあまり交流が無く、また良い噂も聞かないため交流のある国以外を「蛮地」と扱っています。
グラシャは海に面した国で、西の国に向かう船が出ています。『瑠璃の都(ラーザワルド)』の名の通り、首都は美しい青色の建物が並んでいると謳われています。

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September 24, 2025 at 12:30 PM
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・精霊の病について⑵
こちらの答え合わせです。
アフラは西の国の騎士──アルカイオスの体を使って、病から精霊の居場所を逆探知しました。
アフラが覚悟を決めていたのは、この逆探知を行っている間は治療が一切できないためです。病状が深刻であればあるほど逆探知は行いやすくなりますが、アルカイオスがその間に死んでしまう可能性もありました。
その後は“精霊憑き(シャイターン)”であるセリオンに精霊討伐を任せ、撃破。病は無事終息しました。

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September 17, 2025 at 4:11 AM
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・精霊の病について
悪性の精霊はその本能に従い、生きるもの全てに害をなす性質を持ちます。
今回「戦地の病」に出てきた病は、呪いの毒の斑が身体に表れ、その場所を蝕んでいきます。
精霊の病に対処する方法は大きく二つ。ひとつは、呪術医などの特殊な処方を受けること。もうひとつは、元凶である精霊を殺すこと。どちらも簡単ではありません。アフラはどうするのでしょうか。

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September 9, 2025 at 11:59 AM
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・ガルガン将軍について
マハ国の将軍のひとりで、“豪剣将軍”の二つ名通りの大剣を持っているのが特徴。妹が一人います。
彼の母親が赤ん坊だったアフラの乳母をしていたため、アフラとは乳兄妹になります。イザナ・セリオンよりも歳上で、三人とは幼馴染みと呼べる関係でした。幼少期から変わらず、豪快で頼れる兄貴分です。

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September 3, 2025 at 2:22 AM
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・ハサン教団について
マハ国で認可されている宗教。開祖サッバーフによって開かれ、ハサン教の僧侶は厳しい戒律を守り修行を積むことが是とされています。
肉食は認められていますが必要の無い殺生は厳禁。またその場合でも一撃で仕留めなければならないという戒律があります。
イザナはハサン教団に預けられ、現在僧正の地位にあります。イザナは呪具を作ることに長けており、様々な呪具が開発されています。アルカイオスが「月の死」で使った影渡りの呪符もそのひとつです。
August 26, 2025 at 10:54 AM
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・精霊憑き(シャイターン)について
そのまま、精霊(ジン)に取り憑かれた人のこと。人に取り憑くのは大抵悪性の精霊で、取り憑かれた人は正気を失ったり力の制御ができず死んでしまいますが、ごくまれに精霊を自分の制御下に置きその力を操れる人がいます。
マハ国王太子のセリオンは左腕に精霊を宿しており、元より天賦の武を誇っていましたが、精霊憑きとなったことで更に手がつけられない程に強くなったといわれています。
August 22, 2025 at 1:45 PM
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・“精霊(ジン)”について
自然から発生する、人ならざるなにか。それが精霊です。
強い力を持ち、様々な魔法や呪術を操ります。善性のものと悪性のもの、また茫漠としたものなどがありますが、いずれにせよただの人間には脅威となるものです。
精霊の中にはかつて神だったものがいることもありますが、行使する力の区別がつかないので“精霊”として一括りにされています。
多くは人の立ち入れない自然の中や廃墟にいますが、特別な素養のある人間に取り憑いたり、また精霊が好ましいと思う「体質」の人間に従うものもいます。
August 20, 2025 at 1:02 PM
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・三兄妹の子育てについて
出自が特殊ではありますが、シャフリーズ三世の方針で王族にしては比較的伸びやかに育てられました。朝晩の食事はできる限り四人で摂り、食べながらその日の予定やあったことを話すのが習慣でした。
食事は大皿から取り分ける形式だったため、兄妹喧嘩はしょっちゅう起きてます。シャフリーズ三世は甘やかすタイプだったので、「足りなければ増やせばいい」と割と際限なく与えていました。その分教育係がしっかりしていたので、躾はちゃんとされていました。
August 14, 2025 at 2:54 PM
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・シャフリーズ三世について
言うなれば前作主人公。明朗快活な性格で、異国の友人も多く若い頃は世界中を旅していました。異国の王女と婚姻を結び、国の発展に尽力し数々の栄光を手にした偉大な王でしたが、子供には恵まれませんでした。
そんな彼の最後の冒険がサガルマータ山登頂。サガルマータ山はこちらで言うエベレストです。紆余曲折を経て無事に三兄妹を連れて帰り、大人になるまで育てました。
そんな彼も病には勝てず、晩年は病床に伏していました。最期まで家族と国民を愛し、また愛された王様でした。
August 13, 2025 at 3:55 PM
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・アフラが王子として扱われている理由について
この世界の価値観が関わってくるので、まずそちらを解説します。
王族は理想として男子は2人、女子は3人以上産むのが理想とされており、姫を他国に嫁がせることで関係を構築し、あわよくば国政に干渉するのが狙いでした。
生まれの位が高い姫であればあるほど利用価値は高いため、場合によっては誘拐されたり暗殺される危険性があります。
August 13, 2025 at 3:43 PM
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こちらで「死なずの国」の小ネタを投げていこうかと思います。

・三兄妹の順番について
アフラ、イザナ、セリオンはマハ国の先王シャフリーズ三世によって王家に迎え入れられています。アフラは当時赤ちゃんだったため末っ子なのは一目瞭然。双子のイザナとセリオン、見た目が瓜二つな二人のうちイザナが兄として扱われたのは、イザナが最初に声を発したからだそうです。
幼い頃は、王家の行事では何をするにしても三人セットでした。国庫に優しい三兄妹。
August 11, 2025 at 9:13 AM