#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
現地訪問時の写真整理中!!
だいたい(7)までで終わりそう。以下は水牛のヨーグルトが美味だったこと、街の様子、辛すぎる料理ほか
ミュージアムの前に寝ていた犬、何年も前に投稿された写真にも写っていたから、お世話されてそこに住んでいるんだろうなと思った。

雇った運転手が「フレンドリーというか馴れ馴れしかった」のはかなり誤算で、ダルかったです。

【記録(1)】直行便の機内食
www.chinorandom.com/entry/2024/1...
【記録(2)】空港~キャンディ宿泊~博物館
www.chinorandom.com/entry/2024/1...
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
スリランカ一人旅(2) 紅茶博物館で見る過去のマシーナリー - 古都・キャンディと郊外のハンターナ - chinorandom
キャンディ中心部にある古い、英国植民地時代に建てられたコロニアルスタイルの宿泊施設はクイーンズホテルという。個人的に好きな「偽物の自然」の風情ある人工池の周辺を歩き回っていると大通り沿いに見えてきて、外壁が白く、規模も大きいのでよく目立った。有名なエサラ・ペラヘラ祭の時期などは特に予約で溢れ、行列が見える部屋の値段も高騰するのだろう。
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December 31, 2024 at 9:44 AM
そういうわけでこの1か月ほど、旅程をのんびり振り返ってきて……
タグの主旨に該当しない紅茶関係以外の事柄、楽しかったこと・不愉快で嫌だったことも別途ブログに書くのでご興味あったら後日覗いてみてね

最終日に立ち寄ったのはウバの街「バンダラウェラ」のムレスナ・ティーセンター。
ショップの片隅にあるコーナーでBOPを注文。安定のおいしさ、お砂糖を入れて休憩しました。

ムレスナティーは皆様ご存じの通り、日本ではスリランカ本国と異なる独特の展開をしていてすごく面白いんですよね。
現地で買える商品のパッケージ例は写真3枚目を参照、お土産にぴったりの趣がありおすすめ
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
November 10, 2024 at 9:47 AM
上記の様子のように、小規模ながら余裕を持って持続可能な形態を追求するアンバでは、販売するために目標を設けるのではなく「結果的に生産できた量だけ売る」を基本姿勢としている。
製品の味・品質はもちろん、取り組みそれ自体もストーリーとなり高値がつけられ、利益が労働者に還元される。アンバ茶園、の名前を掲げることに意味がある。

一方、前日に見学したペドロ茶園での解説を聞いても思うところはあった。
オークションで買われて以降は茶園ではなく、販売するブランドの名前が使われること。その是非を考えていて、茶園の人気と倒産の関係について初めて調べた。知らなかった世界で……。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
November 4, 2024 at 5:04 PM
茶葉の萎凋を行ったら翌日の朝に「揉捻」の過程に入る。
大きな工場では巨大な機械を使いますが、ここではちんまりしたマシンを用いてゴリゴリ。

茶摘みは同じ20代のスタッフに教えてもらったので余計緊張しました。1時間かけてようやくカゴに370gくらい調達し、それが放置後は水分が飛んで約200gにまで減る。

普段飲んでいる紅茶がどのようにできているのか少しは実感とともに想像できるようになったかな……
なお、手で揉捻するハンドロールも見学させてもらい、売店で完成品を購入。机上の白い花は「お茶の樹の花」で、茶葉とブレンドされた高級なTGOPも買った。いつ開けよう。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
November 3, 2024 at 10:54 AM
以下で言及した、かねてより訪問を希望していたアンバ茶園(AMBA Estate)に宿泊。2日で各種体験を行いました。

本当に誰でも泊まれるのでご興味ある方にはかなりおすすめ。
ただ、どうしても「虫さんが駄目」という方には推薦できません。私は神奈川の緑多き田舎で生まれ育ったため、ギリギリ野生児の意識が失われておらず命拾いしました(それでも結構厳しかったです)

いわゆる大規模プランテーションのやり方とはまったく異なる製造過程や試みを間近で見学し、お話を聞いたり、テイスティングで気になった茶葉を購入したり。
2枚目の棚の葉っぱ見てください。
私が摘みました。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
November 1, 2024 at 3:13 PM
Jetwing Warwick Gardensにおける長屋・ミニ工場見学とティーテイスティング体験の記録。
本当はここに茶摘み体験も含まれる予定でしたが「スズメバチ発生中」でそれだけ中止になりました(10月上旬時点)。彼らも作物の生育に重要なので駆除はされません。

手前のカップからグリーンティー、シルバーティー、紅茶のOPからBOPF……と順に並ぶ。
最もストロングに抽出される1杯ですら渋い・苦いと感じないのは、やはり「水質」に依るところが大きい。全然違う

そして他に参加者がいないので、旧農園主の屋敷でたったひとりで昼食をとることに。豪華な拷問だった。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
November 1, 2024 at 2:40 PM
基本的に「建築萌え」の人間で、国内の近代化産業遺産も大好きで関心がある。
宿泊できる場所では横浜のホテルニューグランド、倉敷のアイビースクエア……と気に入っている場所があるけれど、今回利用したヘリタンス・ティー・ファクトリーもかなり良い改装のされ方をしていて。

ただし、元紅茶工場だった建物は最高だった半面、サービスの方向性はことごとく自分に合わなかったので再訪は微妙。
決してホテル側が悪いわけではなく、ただ私の性格に合わない。これについてはどこかにメモします。

客室に備えられているのはティーバッグではなくリーフティー2種類なのが嬉しい。しかも牛乳付き!
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 26, 2024 at 10:57 AM
標高1800mを超える場所に位置するヌワラエリヤ。
セイロンティーの中でもここで産出された紅茶はかなり好きで、現地の寒暖差とめまぐるしく移り変わる気候が風味に影響しているのだと、歩きながら考えられて良かった。

何より美しかったのは夕空を裂く稲妻である。
さっきまで青かった空がにわかに曇り始め、やがて大雨になるのだけれど、降水に伴う閃光は「縦」ではなくて「横向き」に走って見える。地に落ちない雷……心を奪われて。

貴重な晴れ間に見学したペドロ茶園。
ラヴァーズ・リープという意味深な別名は、周辺に残る伝説に基づく。このおいしいお茶がここから来たのだなと思う。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 26, 2024 at 9:57 AM
ラブーケリー茶園は以前マクウッズという会社が所有しており(と、ドライバーに教えてもらう)現在は家具会社ダムロに買収されたので名前が変わっているとのことらしい。
こちらの工場は入場無料、ガイドとの見学と内部の写真撮影と1杯のBOP&お試し茶葉もついて追加料金なしというオープンさで、初心者の見学第一号には適した施設でありました。

そのかわり最後に紅茶を飲むとき有料でケーキを注文できるため、そこでおやつにするのもあり。
私は満腹だったので売店で茶葉を買うことに。サンプルの香りが最高すぎて値札を見ずに買ったお茶、想定の5倍くらいのお値段で、お財布が超軽くなった。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 23, 2024 at 4:03 PM
古都キャンディで1泊した翌日はセイロンティー博物館を見学後、さらに山の上を目指し車を走らせてもらって、道中でダムロ・ラブーケリー紅茶工場(ティーセンター)に立ち寄る。
ここは今回初めて内部を覗いた実際に稼働している施設。

茶葉が敷き詰められたフロアはむせかえるような青い葉っぱの匂いで満ちていた。
約20時間の萎凋(withering)を行っているところ。

ついてくれたガイドの職員さんはサリーを着ていて、服の話をしていたら「日本のドラマ『おしん』を見ました」と言われ(私は未視聴です)この人はその登場人物たちが身に纏っていた普段着の着物が好きだったらしい。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 23, 2024 at 3:47 PM
セイロンと呼ばれたこの国では18世紀にオランダがコーヒー栽培を始め、19世紀にイギリスも農園を開いた。
でも成長著しかった珈琲産業が頓挫し、紅茶の生産へ舵を切るきっかけになったのが1867年に発生した「さび病」。

……と、このあたりはいつも耳にする歴史の経緯で。
その路線変更についても、仕方なく紅茶を導入したのではなく反対で、需要の高まりと生産にかかる労力の軽減からイギリスにとってはむしろ歓迎される動きであった。

考えれば考えるほど「セイロンにおけるさび病の大流行って本当に意図しないものだったんですか? 本当に?」と特定の方角をジッと見てしまいますよね
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 19, 2024 at 6:09 AM
かつて存在したキャンディ王国の古都、その中心部から移動してハンタナへ。

セイロンティーミュージアムでは過去のマシーナリーや、実際に稼働する工場のミニチュア、各種資料をガイドと見学できる。朝早かったので「あなたが今日最初のゲスト!」って言われた。
近代遺産&機械萌えの私にはかなり楽しい施設でしたが退屈と感じる人がいるのも理解でき、アンティークな雰囲気を好む方へ特におすすめしておきます。

入場料は1000ルピー(2024年10月時点)で1杯の紅茶付き。私は追加料金を払って画像のTea Thaliも試してみました。味はさておき(お察しください)今後の参考に。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 19, 2024 at 5:42 AM
あとはなんだろう、例えば「以前であれば国会議員が裁判沙汰になったとき、議員であるという理由のためまず負けなかった」みたいな事例を聞かされ色々考える。

スリランカは多民族多宗教が特徴の国、ここで茶園にて紅茶生産に携わる方々は、多くがタミル語を話すヒンドゥー教徒のインド系タミルの人達。英国植民地時代の19世紀、島に渡った(連れて来られた人も移住してきた人もいる)
このあたり、自分の土地を得て農園主となった人物の子孫の方とも後でお話した。

2009年に終結した内戦は、反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」と、多数派・シンハラ人の間に起こったものでした。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 13, 2024 at 4:37 PM
(承前)今回の運転手氏は投票日、自分のホームタウンにわざわざ3時間半かけて帰省し、祈るように1票を投じたと言った。
2022年に経済破綻し、デモ隊に追い詰められたラジャパクサ前大統領が国外逃亡を行い退陣、政権交代したことを喜んだ。

日本でも紅茶が好きで、特にセイロンティーを購入される方は、この前大統領があまりにも急速に推し進めようとした「極端なオーガニック農業促進政策」の影響が記憶に新しいと思います。
これについてもやはり良くなかった、と語る。

選挙に際して、候補を選ぶのに友人達と集まり議論を続け、今回必ず投票すると誓い合ったのだとお話してくれましたね
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 13, 2024 at 3:27 PM
渡航する直前の9月下旬、大統領選挙の結果が出たと知る。
当選したのはディサナヤケ氏だった。
【新大統領は“マルクス主義者”?スリランカで何が? | NHK | WEB特集】 www3.nhk.or.jp/news/html/20...

せっかく運転手を雇ったので上に関しても質問しようと思い、外で紅茶を飲みながら話しました。ふちが欠けたカップにハラパなるお菓子。
あんこに似た甘いものが葉っぱで包まれている。

この人も新大統領に投票をした。
もと農村育ちの庶民、ディサナヤケ氏なら、以前より国民の意識を反映してくれるはずという期待の大きさが伺えた。(続)
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 13, 2024 at 3:24 PM
「近いうちにインドかスリランカか中国の茶園を見学しに訪れたいと思います」
……と、ブログに書いていた。実はそれより前から少しずつ計画を進めていて、捻出できる時間と相談し、通帳とにらめっこを繰り返し、他に考えられる要素もすべて加味して選んだ場所がスリランカでした。

1983年に勃発し約26年にわたって続いた内戦の背景、民族間の対立は、紅茶の生産とも深く大きく関係します。
今回の茶園見学では基本的に訪れる機会のない、島の北部や東部の一部地域には未だに地雷が埋まっており、撤去作業が継続中。

さあ、初めて利用するスリランカ航空の機内でもおいしい紅茶が出ました。
#紅茶を巡るスリランカ一人旅2024
October 11, 2024 at 7:55 AM
そういう感じで現地滞在5日間と短いですが全旅程終了です~

無事に帰宅できており、また明日から会社の仕事をする日々に戻ります。
面白かったこと、皆と話したいことなどポツポツ投稿したいので、他の話題の合間に #紅茶を巡るスリランカ一人旅2024 みたいなタグをつけて振り返りやすくしようかなと思ったり……

嬉しい誤算? は、現地の方々だけでなく、他の国から来た旅行者とも会話する機会が沢山あったこと。
移動のためにドライバーさんを雇いましたが基本的に私ひとりだけなので、もっと黙々と予定をこなす日々になるかと思いきや、面白い人間との出会いがわりとあった。コミュニケーションに疲れつつ満足もできました
October 6, 2024 at 1:50 PM